次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-06-23

    場をつくる

    06:46

    クラスをもっていると,子ども同士の人間関係が気になってしまうこともある。

    「あの子とあの子,どうも気が合わないんだよなあ」

    みたいに。

     そういうのは,大人だってあるんだから,そういうこともある。



     私は,人間関係なんてこちらが変えようと構えていっても変えられる訳はないし,変えようと思って臨むとかえってあまりいいことない,と思っている。(仲良くする「ふり」はしてくれるかもしれないが)。ただそれは放っておく,というのではなくて,いい関係が作れる場をつくることを考えるっていうイメージ。ピンポイントにその関係だけにとらわれない,ということ。

     「気が合わない」と思っていた人とも,一緒に楽しむこともできる経験があるだけで,自分の中の意識って変わることもある。いつの間にか一緒に話していた、いつも間にか一緒に作業していた,考えていたみたいな感じ。

     例えばオニミチをしながら,いつの間にか一緒に笑い合っていたとか。


     学習の中でも,自分だけでなくみんなが課題を達成することを求める(みんなが楽しく安全に学べることを求める)となると,今まで「気が合わない」と思っていた人とも,自分からかかわってみよう,自分の距離感の中でかかわってみよう,という意識と場が生まれてくる。できる範囲で協力したり話したりすることができる。急に「仲良く」なれないし,「仲良く」を強要されるのも困る。でも,できたら,たくさんの人といい関係がつくれたほうがやっぱりいいよね?。どうしても気が合わない,というのなら時と場に応じて自分で間合いを作ればいいよ,でも最低限「相手を傷つけない」ということはまもってね,みたいに伝える。そういう逃げ場もあれば,思いっきり仲良くはなれなくても,そこそこ付き合えるようにはなるんじゃないかな。


     自分で決めて,自分で距離感を調節できる,ってこと。相手を傷つけるのはそれはだめ。

     すぐにうまくいかなくても,人間,できることなら他者といい関係を作りたいと願うものだと思うから,そうしやすい場を作って,委ねてまつ。ある面,子どもたちの力を信じる。期待し応援しながら待つ以外に,そんなにこちらにできることってないんじゃないかな。というよりも,そういう場づくりに力を入れる。ちょうどいい距離感を決めるのは子どもたち自身しかできないんだから。