次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-06-17

    話し合えればうまくいくし,話し合えなければうまくいかない。きっとそう。

    07:34


     今年の運動会は,新校舎移転直後の9月9日(土)。小中合同とスポレク祭(地区民運動会)が合体したパターンで行われる。

     地域イベントとして開かれる,ということでもある。「地域と共にある学校」を目指す本校にとっては,新しい場所での新しいスタートにふさわしい運動会の開催の仕方,とも言える。

     とはいえ,「新しい」ことが多いと不安も高まる。

    ○小中統合後の新しいメンバーで

    ○運動会を初めて担当する体育主任で

    ○新しい場所で(まだ完成していないので,どんな校庭なのかも分からない)

    ○初めての地区民運動会(市役所地域振興課)との共同開催で

    ○他県からのボランティアさんも競技参加するらしい?

    などなど,「新しい」ことだらけ。どうなるのか見えないから,不安も高まる。


     条件が「新しい」のだから,せめて中身は「いつも通り」やったほうが安心・安全…。だから

    「いつも通りやろう」「無理しなくていい」

    となることもある。それも,ある面「正しい」。変化は少ない方が「安心」だから。

     「いつも通り」の中身と「無理しなくていい」の中身の問題。同じ言葉でも描いている意味はきっと違う。だから,それぞれ,どういう背景があって,どういうイメージをもっているかすり合わせ,それを共有してから

    「で,どうしたらいいかな?」

    にする。

     すぐに,焦って,簡単に「決めて」しまわない。

     小中の体育主任さんと一緒にホワイトボード・ミーティング®企画会議。

    「どんな運動会になるといい?どんな運動会にしたいと思う?」(発散)

    「特に大事にしたいことは?」(収束

    「今後の準備計画と役割分担」(活用)

     イメージの共有と,今後の大まかな準備計画を立てる。

     「地域の人と一緒に盛り上がれる運動会に」「地域の方がスパイスになるような」「プロセスを大切にした,楽しい」「新しい学校ができてよかったなあ,と思えるような」「児童生徒が増えたので,紅白対抗で盛り上がれる感じ」「応援合戦なんかも,小中の子どもが工夫しながら,思いっきり楽しめるような」

     そんな基本方針が確認できれば,

    「では,具体的にどんな内容だといいかな?」

    「生徒と考えるのもいいよね」

    「でも,校舎移転後すぐの運動会。時間ないんじゃない?」

    応援合戦は大事にしたいなあ。じゃ,7月に入ったらまず中学生と相談を開始するといいかな?」

    と,これから具体的にすることが見えてくる。

     そうなると

    「では,本番までの大まかな準備計画をたてましょうか」

    となり,することと時期,役割分担等を決めていく。

     全体像が見えて,することがはっきりしてくれば不安はぐっと軽減される。自分たちがやりたいこと,楽しいことに向けて,ちょっと動き出す感触。

     お互いの思いや考えを聴き合いながら,楽しいことに向かって,みんなで一歩を踏み出す。それができればいいのだなあ。

     

     ちゃんと話し合えれば,一見

    「たいへんそう…」

    「めんどうくさい」

    「やりたくない」

    ことも,「おもしろそう」に変わっていく。だってネガティブな言葉は,

    (不安なんだよね)

    ということだから。

     不安の解消は「対話」で。

    ちゃんと話し合えればうまくいくし,話し合えなければうまくいかない。きっとそう。