次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-06-14

    「そういえば…」

    19:45

     レッジョエミリアアプローチ実習を「結のいえ」保育所で,の続き。

     ワークが終わった後,保育士の皆さんと一緒に振り返りをしていたとき,ある保育士さんが

    「そういえば…。今日はものの取り合いやもめごとがなかったですね…。」

    と口を開きました。

    「普段だとですね,自分が使いたいおもちゃを誰かが使っていると,取り合いになることもあるんです。でも,なぜか,今日はそんなことありませんでしたね…」

    「たっぷり楽しむ,十分楽しめているからなのかな?満足していたからかな?」


     もめごとが起こらなかったのはなぜか,「こたえ」はわかりません。この日,私たちスタッフを含めて保育士さん方が大切にしようとしたことは,

    子どものはじめて,を奪わないこと。」

    子どもの『楽しい』『おもしろい』『やってみたい』を邪魔しないこと」

     かっこうよく言えば「探求をサポートする」,くだけて言えば「子どもの邪魔をしない」(笑)でした。

     基本,「だめ」はなし。危険なこと以外はOK。ワーク中は子どもたちは,楽しいこと,やってみたいことにたっぷりチャレンジできる時間にしようということ。


     満足したり,思いっきりしたいことができていたりすると,子どもも余裕が生まれるのかもしれませんね。だから,ものの取り合いなんてする必要がない。そんなことしていたら,楽しくなくなってしまいます。ちょっと待っていたり,その間に自分がしたい別なことをしていれば,じきに自分もまたできる,そんな安心感があったのかもしれないなあ,と思います。


     ワークが終わってみんなで話していた時に

    「だめ,っていうのはなんか,たいてい大人の都合なんだよね~」

    と,どなたかが。

     うーん,そうだなあ。ありがち,ありがち。


     ドキュメンテーションをとるために,子どもたちの姿をじっと見ていた大人たち。いろいろ考えることもあったのです。