次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館でおこないます。7月に内容をお伝えします。
  • 2017-04-30

    『学び合い』仙南の会

    06:45

    ■『学び合い』仙南の会

     学校教員だけでなく,多様な人が集まるのが,この『学び合い』仙南の会。そういう位置づけが固まってきたなあ,という印象。

     『学び合い』のシステムは社会全体に広がるもの,というどなたかの言葉に,

    「まさに」

    と思った。

     今回は教員も小,中,高,大,専門学校,社会教育関係。加えて,地域のお母さん(小学校で読み聞かせもなさっているとのこと),介護職,行政職,図書館職員の方々,など多様。多様な方々と「よりよい社会の実現に向けて」話すと,自然に視座が上がっていくよね,というのを実感する。自分のエリアだけでなんとかできることではないから。

     異業種の方々の話や問題意識は,私に気がつかない視点を与えてくれる。

    うん,外の世界は,面白い。なんだかよく分からないことがなんだか面白い。

     介護職の方の話から。

    「学校は,子どもが成長していく,いわば右肩上がりに向けて働きかけていける。介護の仕事は,いわば緩やかに死に向かう。その中でどうしていくか。」

    みたいなことだったと思うし,その話題で話していたグループもあったようだ。

     理学療法士の方は

    「生まれてから死ぬまでをカバーします。」

    とおっしゃっていた。

     生まれてから死ぬまで。そこまでの範囲を3時間も語り合える,教室・学校から端を発した教育の考え方が『学び合い』。「一人も見捨てない」というシンプルな考え方のなせることだなあ,と思う。

    2017-04-29

    焦った,焦った…。みなさん,ありがとう!

    10:41

     来週地域の山,硯上山(けんじょうさん)に行こうと計画し,市にバスの申請もし,職員会議でも伝え,さあ,来週はいくぞ~ってなっていたのですが…。


    「え?そこまでの道が工事中で通行止め!?えええええーーーー,いけないじゃん…」

    ってことが直前に判明…。どうする…,となって急遽計画変更,もしくは中止…を余儀なくされました。

    「あの…,誠に言いにくいのですが,カミングアウトすると…」

    と皆さんに打ち明け(当たり前ですが),作戦会議(というか,立ち話)。

    「学校の近くの別な山にすっか。」

    「トイレが心配だよねー」

    「いっそ,山やめてさ…」

    「あー,灯台いいじゃん。歩いて行けるし,海がすごく見える!」

    「あー,いいかもー。」

    「大須の集落を歩きながらさー」

    「んで,縦割り班で探検!!」

    「トイレは,いざとなったら貸してくれる家がたくさんあるよね!」

    「雄勝地区の子が大須を歩くのに良い機会になるね!」

    などなど,急遽作戦変更!


     大須地区の探検マップも,大須の調査をしている東京のNさんが原型となる大須地図データを送ってくれ,たまたま学校に訪れたKさんというおじいさんは,

    「んで,地区の老人会にしらせっからさ~」

    と言ってくれ。

     本当に皆さん感謝です!


     度重なる学校統合により,全校児童が通学バスによる登校。学校のある地区に実際に住んでいる子どもはごくわずか。全校5人の大須小も今春雄勝小と統合して全校20人に。子どもたちが大須地区をあるきながら地区の方々にご挨拶する機会にもなりそうです。

     大浜に建設中の新校舎に2学期から移ることになるので,だからこそ,いまのうちに大須三区の方々とつながりをつくれるチャンスに生まれ変わりました。

     縦割りグループ毎にウォークラリーin大須。子どもたちには「ブラタモリ」×「鶴瓶の家族に乾杯」みたいなかんじで楽しんでほしいです。ゴールは大須崎灯台!


     なんとかなりそうで良かったけど,でも,焦ったなあ…。皆さんのおかげで,助かりましたー。普通なら,責められるところ,サポートいただき感謝です。

    2017-04-28

    スタート,その( )

    06:39

     モリウミアスとの総合的な学習がスタート。http://moriumius.jp/

    「森と,海と,明日へ」。

    森や海に触れて,明日を創る,未来を創る学びの場所として開設された複合体験施設。そこは,元雄勝町立桑浜小学校。震災前に閉校になった校舎を,震災後支援に入ってくださった多くの方々の手で生まれ変わりました。

     ここは,雄勝地区にとって,一般的な体験施設とはちょっと違うと考えています。

     ①あの震災を経ての今,ということ。

     ②地元の旧校舎を使っていること

     ③旧校舎の改装までに多くの地元の方がかかわっていること

     ④スタッフにも,地元の方がいること。

     ⑤体験活動プログラム講師に地元の方々も加わっていること

     ⑥都会でも普通はなかなか交流数するチャンスがない方々と出会い学び合える機会がある。

     ⑦民間の教育施設と学校が地元の子どもたちの成長に向けて,同じ子どもたちを目の前にして,協働的継続的にカリキュラムを考えることができる。

     ⑧雄勝地域の課題解決と再生を目指す,ことを通して日本や世界の課題解決まで視野に入っている。

     ⑨その他,続く…

     

     一つ一つに物語あり,です。「物語」は,前に進む大きなエネルギーになります。


     モリウミアスの設立にかかわった立花さんが,その著書の中で

    「震災地の問題は,実は震災前からあった日本の地域課題なのかもしれない。この地は課題解決の先進地なのかもしれない。」

    と言っています。

     「震災地の課題は,日本の課題でもある」

     なるほど,です。

     震災もあり,過疎化もありで,かつては多数あった地区内の学校が今春1つになり,新しくスタートしました。

     ピンチをチャンスに。まだまだ,本当に始まったばかりだし,いや,まだ始まってもいないかもしれません。でも,ここまでも物語,ここからも物語。

     震災地に支援をしてくださっているのは,もちろんモリウミアスだけではありません。震災直後の緊急支援から始まり,その後の,本当に本当に多くの方々の様々な助けによって今があります。こと学校サポート,ということに限って考えても,私の思うことだけで山ほど数え切れないくらいあります。そこをぜんぶつなげて考えての今。

     そして,震災で命を失った多くの方々の犠牲の先にある今,でもあります。

     だからこそ,次につなげたい。

     地域の方々,子どもたち,今までもこれからも支援してくださったたくさんの方々の物語を次につなげていく,そんな気持ちでやっていきたいです。私ができることなんて,ほんとほんとほとんどない。だから,できることを少しずつやり続けて,多くの方々の力を発揮してもらいながら一緒にやるしかないのです。考えてみれば,今までやってきた「教室」づくりと根っこは同じです。

     「妄想がすぎる」と笑われるかも知れません。(笑)

    でも,案外,妄想も,し続けると現実に近づくものです。また一つのスタートを切ります。スタート,その( )です。

    2017-04-26

    「運動会の本番も楽しかったけど,それ以上に練習が楽しかった!」そんな感じかな

    06:38

     「学校教育目標を絵に描いた餅にしないように」

    とは,職員会議での校長先生の話。

     そこに向けて,具体的にどう動いていくかは,私たちの役目。

     教育目標の具体のイメージをお互いに共有し,目の前の事実と照らし合わせながら,次は…,とやっていく。その繰り返し。それを教員同士でも子どもたち同士でも。教員と子どもたちと一緒に。


     それが達成されたときのイメージをもちながら。達成させる,達成しなくては,でなく「達成したいなあ」に。


     「達成するプロセスが楽しかった」だといいな。


     運動会も,

    「運動会の本番も楽しかったけど,それ以上に練習が楽しかった!」

    だとすてき。

     きっと学校教育目標への道のりもそんな感じになるはずだよね。


     教務主任の仕事もなかなか楽しいことに気付ける。


     

    2017-04-24

    ミニフォーラムin白石?

    09:19

     昨年度,教室『学び合い』フォーラム2016in宮城を東松島市で行いました。テーマは「『学び合い』から描こう,これからの学校」。

     教室や学校は社会とつながっている,『学び合い』の「一人も見捨てない」という考え方は,教室から地域へと広がっていく(その逆もあるし)という発信をこめたテーマでもあったと理解しています。

     だから,継続的に何かをし続けないと,どうにもなりません。なので昨年度の『学び合い』フォーラム2016in宮城実行委員会は,そのフォーラムをきっかに今後もテーマにそって自分たちのペースで動き続けることにしています。

     11月には,会場を東松島市から今度は白石市に変えて『学び合い』ミニフォーラム2017in白石(仮称)を行います。

     で,昨日は第3回実行委員会。実行委員会自体が『学び合い』の会になります。

     ミニフォーラムのイメージをもう少し深めたい,という提案もあり,しばらく発散というか放談(笑)。

    「教育×地域」っていうけど,実際のイメージは「学校(教師)×地域」みたいなことって多い。そういうことに気が付くのもまた面白かった。

     誰かをとか組織をとか,習慣をとか「変えよう」,なんてことは難しいし,無理。そう思ってしまうと対立も生まれます。人にはそれぞれ事情ってものがあるから。だから,それぞれが思い描く「変わりたい」(もしくは「変わりたくない」)「もっと良くしたい」「もっと楽しくしたい」という思いを確認し合い,お互いがお互いの願いをサポートする,そんな関係性の種ができればいいんだなあ,と思う。チャレンジの幅や内容の選択は,こちらが決める事ではなくて各々が決めることだから。

     だから,楽しいことをやりたい人が先に楽しいことをはじめる,それで良いんじゃない,と思う。一緒にやりたい人はどうぞ!一緒にやりましょーって感じ。

    「なんだ,楽しいって思うことをやっていんだー」

    って人に感じてもらえばそれでいいってこと。

     「自由の相互承認」ってそういうことじゃないのかな?

     じゃ,楽しいってなんだ?ってこと。

    楽しく無いってどういうこと?ってこと。

     その両方を考えていくことは大事にしたい。

     でもどーせ,考えるなら「楽しくなく,なければいい」だけだと,やっぱりつまんないんだよなあ,そこは最低ラインだよね。やっぱり,人に元気を与えるのは「楽しいこと,やっていいよ,やってみよう!」だと思う。「楽しいことをしなくてはならない」では,もちろん,ない。

     だから,11月のミニフォーラムは,「学校と地域でもっと楽しいこと,しよう!どんなことしたい??できそう?どうやってやる?まずここからやるかー」そんな思いをもっている人が集まって,よい悪巧みをする,そんな場になるといいんじゃないの~って思う。


     午後からはishinomaki2.0のSさんをお招きして,その活動方針と内容についてお話していただき,またみんなでフリートーク。

     ここでの話も,すごーーーーく面白かったんだけど,それはいずれ。

    http://ishinomaki2.com/

    2017-04-22

    モデル

    05:56

     特別な用事がなくても学校に来てくれ,子どもたちや校長先生,私たちとおしゃべりしたりしていくおじいさんが地区にいらっしゃる。

     昨日も来てくれて

    「新しい校長先生に挨拶していないから」

    と校長室にやってきた。

     

     本当にありがたい。

    こういうふうに学校に来てくださる方がさらに2~3人増えるといいなあ,と実は思っている。このおじいさんは「モデル」

     子どもや孫が学校にいなくても学校に来るのは,それでもなかなかハードルが高いと感じる方も多いのも事実。「雄勝復興応援隊」という,地域コミュニティ新聞も発行している方もちょうど来ていたので,おしゃべり。

    「こんなふうに地域の人が,日常的に出入りできるといいよね。」

    みたいな話をお互いで。

    「学校の中に,公民館があって,そこに地域の人が通ってきていてそのついでに子どもたちとも自分のちょうどいい距離感でかかわってくれるようになるとかね。」

    なんて話を二人でしていた。

     言葉にすると,現実に向けて動き出すかもしれないね。

     学校教育目標の中の大きな柱も,「地域の中の学校」だし。地域に唯一残った学校の使命でもでもある。

    2017-04-21

    中学生と

    06:28

     廊下を歩いていたら,理科室で中学生が実験をしているのが見えた。

    (何してんのかな~)

    と思って,ふらっと入っていって尋ねてみると,水の電気分解の実験だった。

    「これ,何の実験?」

    とちょっと尋ねたりなんかして。

     昼休みに,さっき実験していた生徒さんたちに出会ったので,

    「あれからどうなったの?」

    と尋ねると,

    「まあまあです。」

    と笑って応えてくれた。

    「予想通りにいかなかったところもあって,明日そこんところはもう一度やるんですよ。また見に来てくださいね~」

    とお誘いまでかけてもらった。なんかうれしい(笑)


     こうやって,中学生ともちょっとしたおしゃべりもできる環境にある。

     

     担当,とか校種とか,年齢とかを越えて,お互いがお互いのことにちょっとずつ好意的な関心の態度を向けている,そんな学校になっていくといいな。みんなでやればできるなあ。

     

    2017-04-20

    みんなで

    06:16

     本校では全校体育がベース。全校で20人なので。

     昨日は体育担当の先生が

    「あ,みなさーん,事務仕事とかその他やることがたくさんある人はこの時間それをやっていていいですよ~。体育はぼくがしますんで~」

    と言っていた。

     だから,その時間に,A先生は花の苗が早く届いて急遽前倒しになった花植えの活動計画を立て準備ができたし,B先生と私は避難訓練の打合せができた。

     体育ではこれができる学校。

     だから,算数や国語だって,できる時がくるよなあ。


     担任とかそうでないとか関係なしで,みんなでみんなが伸びていくようにみんなでやっていく,そんなイメージ。

     教職員も子どもも,みんなでみんなをサポート。

    2017-04-19

    「富山型デイサービス」

    06:32

     「富山型デイサービス」の運営に尽力されている方とお話しする機会を得ました。

     ここでのスタンス,考え方。


     教室,学校とつながっていると感じる。

     

    2017-04-18

    聴き合う

    06:16

     手帳のなかのことば

    「根本的に人はどういう人を好きになるかっていうと

     話を聞いてくれる人が好きなんです。

     ほとんど,そうです。」


     そうだなあ。この聴き合う経験の蓄積を毎日の授業の中で,っていうイメージ。

    2017-04-15

    ことば

    07:15

     気になる言葉。

     例えば,人手がたくさん必要な作業を,みんなでやるような場面で

    「では,その作業は,子どもをつかって…」

    なんて言い方を耳にすることがあります。

     (ん?)

    と思ってしまいます。

     一方で

    「子どもたちの力を借りて…」

    「子どもたちに手伝ってもらって…」

    という言い方をする人もいます。


     また,稀ですけど,児童生徒のことを

    「あいつら」「おまえら」(愛着をこめて,の場合も含めて)

    って言ってしまう人もかつて出会ったことがあります。


     あ,

    「やつ」

    って言葉も気になります。


     それは,大人同士の関係の中でも同じ事。

     どういう言葉をつかっているか,自己点検しないとな,と思いました。

    2017-04-14

    ヒーロー

    10:04

     先日,ある方と話しながら,思ったこと。

     「どこどこの」ものすごい取組,「だれだれさんの」すばらしい実践,と「どこどこ」「だれだれ」のことを直接知らない多くの人やマスコミが賞賛し出すと,

    (ちょっとまてよ)

    とアンテナをもう一本立てること。



     確かにものすごいのだろうし,すばらしいのだろう。きっとそう。でもそこに固有名詞がつきだして勝手に走り出すと,大元のところが崩れてしまうこともあるということを,リアルに感じた訳でした。


     その内部では「すばらしい」と感じる人ももちろん多く,どんどんいけいけ,となる。だって「すばらしい」んだから。でもそうなればそうなるほど,

    (え,ちょっと待ってよ。)

    (え,それでいいの?)

    って思う人も出てくる。


     勢いに任せて,そういう小さなつぶやきを拾わずに,ある面

    「いいじゃん,すばらしいだろー」

    っていっちゃうと,残念な感じになっていくんだなあ。


     「どこどこの」とか「だれだれの」なんていうのが付かなくても,そこにいる人たちが

    「まあ,なんとなくうまくいってるよねえ。」

    「ごたごたも,そりゃああるんだけど,それでもなんとかしてきているよね,あははは」

    「ま,ふつう,よりちょっといいくらいかなー」

     それくらいが,ちょうどいいんだと思う。学校,教室,職員室もそう。

    当たり前のなかに,一人残らずみんなの居心地のよさがある。「一人残らずみんなの」を考えれば,相対的には「そこそこ」がバランスのとれるところだろうなあ,と感じる。


     緊急事態にはヒーローは必要だけど,いつもはいらない。ずっといられると困る(人もいる)笑い

    「3分間しか活躍しないで,去って行く」ヒーローってつまりそういうことだったんだあ,なるほどー!」

    と,勝手に思いついて,一人感心していた(笑)

    2017-04-13

    いまここ,つぎあそこまで

    06:27

     学校教育目標は「自ら考え,共に歩み,未来を拓く子どもの育成」。

    これを小中9年間で目指していくもの。

     「自ら考え」って?

     「共に歩む」って?

     「未来を拓く」って?

     具体的にどうすること?教科学習の中では?この行事の中では?どんなイメージ?

     「こたえ」はないかも知れないけれど,いまここでの活動が,「自ら考え,共に歩み,未来を拓く子どもの育成」につながっているか,と自問自答することって大事。

     完全にできていなくても別にいい。大人だって,そりゃあ,完全にできているんていえないし,そもそも完全はない。

     だから「いまここ」でいいんだよなーって思う。

    「いまここ」で「つぎあそこまで」があればいい。

    2017-04-12

    校舎に子どもの声が戻ってきた

    06:21

     昨日,入学式を終え,本校のオールメンバーがこれでそろいました。

    本来なら新校舎で統合校としてスタートするはずが,その完成がおくれ,旧校舎で(それでも新品なんですが)まずは1学期を過ごします。

     昨年度は,小学生5人,中学生7人だったので、学校はかなり「静か」でした。今年度からは小中合わせて41人。かなりにぎやかになり,校舎もなんだかうれしそう?

     放課後,3人の一年生を連れて中学校フロアに「たんけん」に行ったのですが,中3生の教室を覗きこむ彼らに気付き,中学生も出てきてくれました。小1と中3の,ちょっとしたおしゃべり。

     こんな日常が始まるなあ,と感じました。

    校舎に子どもの声が戻ってきた,そんな感じです。

    2017-04-11

    小学生,中学生がいっしょに

    06:07

     手中合同の入学式の後の,会場片付け。下校バスまでの限られた時間の中,小学生中学生がみんなで会場の片付けをしました。

     フロアに敷いてあった赤絨毯を,中学生と小3年生が一緒に巻いている,中学生が小学生に

    「じゃ,これ,向こうに運んでもらえる?」

    「ありがとー」

    とか言っている場面。

     小さな子から中3まで,年齢もばらばらだから,そもそもが違って当たり前,だから余計それぞれの役割を自分で選択できる,している,そんな感じ。

     今回は,片付け作業だったけれど,これを学習活動でも継続的にできるようになったら,それこそ,これからの地域を支えるコミュニティづくりに,さらにつながていくよなあ。

     そして,そこに地域のすてきな大人も参画する,教師はそのコーディネーター役…。 

    2017-04-10

    「温故創新」

    06:10

     小中併設統合新設校スタート。

    始業式の中で,校長先生が子どもたちに伝えた言葉。

    「温故知新からの温故創新。一歩前に,創り上げるということ」と話された。この言葉は,最初の職員会議において職員全員に伝えたことと同じ。

    「今までの雄勝小,大須小。雄勝中,大須中の歴史を引き継ぎながら,新しい雄勝小・中学校の歴史をこれから創っていく」ということ。「今まで」に固執するのでもなく,かといって「今まで」を捨てる訳ではない。「今まで」をベースにしながら,「これから」をていねいに創っていく,そういうことだとおもっている。

     一人一人に育ってきた歴史,背景や経験,環境が違うからいろんなことが違うのが当たり前。価値感や考え方も違って当然。それが学校の統合,となると,その一人一人の様々な違いに被さって,学校文化の違いやら地域性の違いやらで,極端なことを言えば「異文化」が混じり合うようなもの。そこに,本校のように小学校と中学校も校舎一体となると,さらに。


     「温故知新からの温故創新」。「今まで」をベースにしながら,「これから」をていねいに創っていく」このことは,子どもたちも教師,地域の方も含めた大人も大事にしたいことだなあ,と思う。決して急がず,丁寧に。

     丁寧,とは,私にとっては「聴き合うこと,対話すること」。この間,それができたときもあったができないこともあったように思う。反省。

    「それもあるけど…。川って,一つの方向にしか流れないじゃない。山の方から海の方にって,目の前を通りすぎちゃたものは,もう二度と戻ってこないでしょ。なんかね,それよりも,ゆーっくり,波が来て,引いて,潮が満ちて,引いて…。そういうほうがいいなあ,って」(重松清:「ポニーテール」より)

    波が来て,引いて,潮が満ちて,引いて…。そんな感じで,ゆっくりと丁寧にコミュニケーションを図っていく感じ。そういえば,そんな風にして地層もできるんじゃなかったっけ?急流では,小さな砂や小石は押し流されて,削られて行くばかり。

     そうか,「温故創新」は地層を積み上げるイメージなんだな。

    2017-04-09

    聴き合う,温め合う,尊重し合う

    06:07

     地域の教員の学習会に参加してきました。その時に考えていたこと。

    「まずは失敗0にする」「まずは心を温める」

     新学期はここからスタートしたい。

     一般的に「4月の1週目が肝心」なんてことが,職員室で会話されることがあります。その本当の意味は,お互いの信頼関係を構築するベースをつくる,という事だと私は思っています。

     新しく出会う先生と子ども,子ども同士,お互いが「聴き合う」関係を一緒につくっていこう,そして一緒に力を合わせて前に進んでいこう,そういうことをお互いが体験を通して確かめ合う時期という意味での「4月の1週目が肝心」ということ。お互いに尊重し合うことで,お互いの心を温め合う,そんなイメージ。

     それをはき違えてしまって,「しつけるため」「先生の言う通りにコントロールするため」の「4月の1週目が肝心」と捉えてしまうと,決めたルールを守らせる,一方的に言うことを聞かせる,言うことを聞かせるために「ほめる」,「権力構造」を暗に示す,などということにつながっていく気がします。そして「ルール」を徹底させるために,「怒ることの公平性」でもってクラスを安定させようとしてしまいがち。心が冷えます。

     6月くらいから,どうもクラスがうまくいかない,となるのはこういうスタートの仕方をしてしまうことに根っこがあるような気がしています。

     大人も子どもも同じ。自分だったらどういう集団やクラスだと居心地がいいか,どんなリーダー(担任)だったら信頼できるか,そんなことをみんなで対話しながらスタートしたい新学期。

    2017-04-08

    急に仲良くならなくていいんだよ

    10:29

    3/31をもって閉校した勤務校であった大須小学校は4/1より,雄勝小学校と統合し,新・雄勝小学校となりました。雄勝小学校も,震災前に私が7年間お世話になり,とても思い出深い大切な学校です。

     昨日は,9日の開校式・始業式を前に,開校式のリハーサルや通学バスの乗り継ぎ等,登校の仕方などのシュミレーションのための予備登校でした。予備登校日とはいえ,実質的には,統合小学校の初日です。だから,子どもたちの不安を少しでも和らげ,これから始まる新しい学校生活に「大丈夫そう」「やっていけそう」「なんか楽しいかも」みたいな感覚を感じてもらうことは,大切なことと考えていました。

     教務主任をさせていただいてる関係上,私が初っぱなに20人の子どもたちに話す機会をいただきました。これからの行う開校式リハーサルのことと4/10の入学式について。時間を40分もいただいていたので,そういう説明は最初の10分くらいで終わりにし,その後はお互いにコミュニケーションのきっかけをつくる時間に。

     ①ウブンツカードを使ってのカード交換の「練習」

     ②ウブンツカードを使ってのカード交換の「本番」笑

     ③ウブンツカードを使ってのカード交換(「やろう!」と声をかけてみる,名前を呼びかけてみる,ハイタッチをしてみる,などのチャレンジ選択バージョン)

     ④ウブンツカードを使ってのカード早見付け

     ⑤やってみてどうだった?とお近くの人と軽く振り返り

    みたいな感じで。


     子どもたちに言葉を変えて,何度も伝えたのは

    「急に仲良くなろう,としなくていいんだよ。お話してみたり遊んだり勉強したりしながら,ちょっとずつ仲良くなればいいんだ。いま,カード遊びをしたときみたいにね。」

    ということ。


     統合したから,といって

    「はい,今日からいっしょです!仲良くしましょう」

    で,できる人もいるし,そんなすぐにはできない人だっています。大人も子どもも。だから,ゆっくりゆっくり,コミュニケーションを少しずつ積み上げて行けばいいよ,焦らなくていんだよ,自分のペースでいいんだよ,ということを伝えたかったわけです。

     統合校実質初日。それぞれの一日はいろいろでしょうが,ここからスタートすることにします。



    【おまけ】

     活動と活動の合間に

    「はい,ちょっと集まって~。腰をおろしてくれる?」

    という場面が何度かありました。その度に,子どもたちは

    「きちんと,学年ごと」

    に並びます。

     だから,今度は

    「はーい,ごちゃごちゃにここに集まって~」

    と言っても,また並ぼうとするので

    「あはは,『並んではいけません』!」

    と言ったら

    「そんなの,初めてきいたー」

    って笑われました。

     

    2017-04-06

    「共生型ケアを広める会」

    07:01

     「共生型ケアを広める会」という,地域の学習会に参加させてもらっています。

     社会的に困窮している方の支援を継続して行っている方々とお話しました。

     都会とかで起こっていそうなことが,地方でもどんどん進んでいる現実が伝わってきます。

     ますます,『学び合い』の考え方は,大切になってくると感じます。

    2017-04-05

    余裕を持とう,という気持ちだけでも

    06:37

     考えたの相違はあっても,お互いに聴き合える,そんな土壌を作っていきたい。

     だから,自分から。

    小中学校4校が合わさっての本校。立場や役割も変わったりして,実感として見えないこともたくさん。

     職員室も子どもたちも,それこそ自分の居場所を作るところからのスタート。自覚している,自覚していないにかかわらず,不安がそれぞれにあるというのは,前提。

     いろいろやることが満載になる時期で,気持ちも焦ってしまいがち。そうなると,普段はどうってことがないことでも,気持ちががさついたり,落ち込んだり,いらいらしたりしがち。あぶないあぶない。だからこそ,どこかに「余裕をもとう」という気持ちをもっていないとなあ,と感じます。

     余裕を失うと,いろんなところでほころびがでてしまいますから。

     大人も子どももおなじ。

    2017-04-04

    価値観の相違

    23:14

    物事の価値観が異なることは,ままあることだから,それ自体は悪いことじゃない。

     むしろ,価値観が異なるんだね,と気付けるところまでコミュニケーションがとれれば,それはそれでチャンスになり得ると思うんですよね。

     異なる価値観に触れたときに,どういう態度で接するといいのか,それが結構難しくもあり,肝でもあるなあ,と思ったのでありました。

     価値観が異なる,なんてそりゃあ当たり前なんだから。

    2017-04-03

    今年度の1年は

    06:16

     昨日,1年間の行事予定を,手帳に書き込んでいった。

     なかなかの時間がかかった。

     途中,疲れてきて

    (この年間行事予定表をはればそれでいいかなー)

    と思いつつ,それでも

    (でもなー)

    と思いつつ,最後まで書いた。

     1年間の流れがだいたいこんなふうになっていることを感じ取ることができた。


     私の1年間は,こんなふうに全体の流れをみていったりつくっていたりする役目に専念する,そんな1年なんだな。

     私にできるかな…。不安だ。苦手分野。

     それでも,それができたら,学校全体をバックアップできることにつながったり,担任の先生方の強みを活かすことにつながっていくなあ。

     ちょっとしたチャレンジだなあ。

    2017-04-02

    メッセージ

    09:50

     他の学校の若い先生の結婚式に招待されて参列してきました。

     研究サークルで一緒に学んでいる先生。



     席にメッセージカードがあって,そこには過分なお言葉。

     素直にうれしいです。

     やりたくてやってきたことが,誰かの役に立つ「かも」しれないし,誰かに何かのメッセージを伝えることになる「かも」しれないし,それでいいのだということだと思います。

     全ての人に伝わらなくていいし,伝えようとしなくてもいい。伝わる人に伝わればいい,どんなふうに伝わっているかも分からなくていい,そういうことだと思います。



     私にも,強烈なメッセージを受け取った方が複数います。私にとってのガイド役。直接会った方がほとんどですが,会ったことのない方もいます。あなたは私のガイドです,なんて伝えることも特にありません。


     私は私のアンテナで,その方々からメッセージを受け取ったわけです。私以外の人は,また別な方をガイドにしていることでしょう。それでいいんだと思います。


    「自分の思いに正直になり,他者の思いにも関心をもつ」

    これがなかなか難しいのですが,これからはここを根っこにもってやっていきたいなあ,と思っています。

    2017-04-01

    3月31日

    11:50

    ■閉校

     3月31日。石巻市立大須小学校閉校。

    どんな風に,この日を過ごすのかなあ,と思っていました。

     実際は,春から一緒に働く旧雄勝小学校のメンバーと同じ職員室で新年度のことをあれこれ相談したり準備したりする慌ただしい日になりました。あれこれ錯綜し,自分の仕事も進んだのか進まないのか,そんなこともよく分からないうちに終わりそうでした。

     たくさん助けていただいた,転任する用務員さんを見送って,職員室に残ったのは,新雄勝小にいく教頭先生と事務の先生とわたし。

     「大須が終わるね。」

    という教頭先生の言葉。

    17時を過ぎてから,「旧」大須小の同僚の先生からLINEのグループに届く,メッセージ。

     全校5人,職員8人。まるで「うち」みたいな学校の1年が終わりました。

    もう,このメンバーで過ごす1年はありません。

     楽しいことが圧倒的に多かったですが、毎日が笑顔,というわけではもちろんなく,ぶつかったりしたこともあった日日。

     だからこそ,貴重にも思います。

     地域の方々も含め,みなさんに感謝です。

    学校が閉じるのは寂しいですが,次にいきましょう。

     次は「雄勝地区全部」が地域です。

    新しいステージ序章。