十人十色・宮城

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 今年度からは全校児童5人の学校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでみたいと思います。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを計画中です。
  • 2017-03-16

    卒業式予行練習

    06:21

     「どんな卒業式にしたい?」「どんな卒業式になるといい?」

    と時々問いかけながら,卒業式の練習をしてきた。

    「Mさんがうれしくなるような卒業式」

    練習も楽しい卒業式」

    「縛られない卒業式」(笑)

    「悲しくなる卒業式」

    「終わった後に,『あー,終わった,終わった』みたいなんじゃなくて『あー,終わったなあ…(じーん)』みたいな」

    などなどが今まで出てきたもの。

     特に,スローガンぽいもの1つに絞ることもせず,それぞれの思いを出し合い,共有することだけにしてきた。私は担任ではないから,あまりしつこくならないように,問いかけだけにした,というのもあるかな。

    「どんな卒業式にしたいか,なるといいか,自分や自分たちで願っていないと,『言われた通りにやればいい』とか『きちんとしていればいい』とかになっちゃう時があるんだよね。それでは残念だよね。卒業式の主人公はMちゃんであり,君たちだから。私たち大人も全力で手伝うからね。」

    と話してきた。


     予行練習。校長式辞のところでは,校長先生が卒業生MちゃんとMちゃんと一緒にずっと歩んできた4人の在校生に向かって「卒業式を前にした今」の思いをしっとりと語っていました。心にしみます。

    (Mちゃんも,みんなもうれしいだろうなあ)

    と。

     入場から退場までの一通りの流れを行ったあとの休憩時間。体育館のストーブを囲んで今日の練習の振り返り。

    「おーい,みんなも集まってくれる~?」

    子どもたちにも集まってもらって,職員子どもたちで一緒に予行練習の振り返り。

     実は,これがしたかった。行事の振り返りを教員だけで,とか,子どもだけでやるんじゃなくて,一緒に。卒業式という学校の大きな行事の目標を考えたり振り返りをすることを「子どもと大人で一緒にやる」ことが,お互いがお互いの立場で主人公になるってことの一つにつながるんじゃないかなあ,と思っていたので。

    「やってみてどうだった?」

    「まだ不安なところは?」

    「先生たちからのアドバイスは,これなんだけど,どう?」

    みたいな感じで。子どもたちと先生方でストーブのまわりで。

    「じゃ,残った時間は,さっきのところに絞って練習するか」

    「はーい!」

    みたいな感じ。時間にしては10分もないんだけど,なんかこれがやれたのがうれしかったなあ。

     振り返り後の練習のあとには,6年担任のY先生から子どもたちへのメッセージ。最後に卒業生Mさんからみんなへのメッセージも伝えてもらう場面も。


     ともすると,「こうしなさい」「ああしなさい」ということに陥ってしまうんだけど,卒業式を作っていくみんなの思いを共有し,それぞれが自分の立場で主人公になるプロセスを私なりに考えてつくってみた,ということ。

     どうだったかな?

     卒業式前日の16日は「練習」はなし。Mさんと子どもたちが,ゆっくり楽しく1日を過ごすことが,「自分たちが願う卒業式」に向けての最後のピースになる,と思うなあ。