次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-01-15

    「表現することを通して,子どもたちが社会につながっていくことのお手伝いがしたい。」

    08:38

    【石巻日日こども新聞 太田倫子さん インタビュー】



     普段お世話になっている「一般社団法人 キッズメディアステーション(石巻日日こども新聞)」の代表,太田倫子さんにお話を伺いました。

    http://kodomokisha.net/



    「新聞記事づくりを通して,子どもたちが社会につながって行くきっかけをつくりたいのです。」

    「今の世の中は,変化が激しい。常に社会に目を向けていく必要を感じます。世の中にはどんな人がいて,どんなことがあるのか,とか。『知る』って大切です。」

    と話します。

     新聞は3ヶ月に1回の発行。その期間の中に,子どもたちは取材をし,原稿を書き,紙面作りをする。だから,その「3ヶ月に1回」という発行の間隔にも意味があります。プロセスを積み上げ,次につなげます。

    「初めは恥ずかしがってモジモジしていた子どもも,取材経験を積むことで実に堂々と人とかかわれるようになっていくんですよね。話しかければリアクションがある,という成功体験がその子の自信につながっていくのかもしれませんね。」

    と笑う。

    「新聞をつくるまでのプロセス,新聞の発行,そしてその後。そこにまつわる様々な出会いや経験が,子どもたちの将来につながっていくといいな,と思っています。」



     石巻地域は震災で大きな被害を受けました。学校にも多方面からたくさんの支援の手が差し伸べられました。だからこそ,子どもたちが震災を乗り越えて,これからの人生を力強く生きていけるように,できるサポートをすること。様々な人とのつながりの中で,「自立と共生」を目指していくこと。学校教育でもそこを目指したいし,地域の諸団体,地域の方々と手を携えてやっていきたいと思うのです。


     太田さんは,最後に

    「私たちは,子どもと社会のコーディネーターになりたい。その子の将来に役立ちそうなものをテーマにしたり,子どもの興味関心を広げたり伸ばしたりしていきたい。」

    と話してくれました。

     

     学ぶべきことは実は身の周りにたくさんあるんだ,知れば知るほど分からないことが出てくる,それを楽しむ。子どもたちは,体験を通してそんな感覚を身に付けてほしいなあ,と思います。


     表現することを通して社会とつながる,子どもたちの将来につながる,という太田さんの思いは,まさに『学び合い』だと感じます。社会のなかに『学び合い』のマインドはあるなあ,と感じます。そういう方々と,子どもたちを出会わせたい,と思っています。