次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2016-08-04

    「第31回共生型ケアを広める会」での『学び合い』×信頼ベースの学級報告

    01:02


     『学び合い』フォーラムの準備に取り組む過程で,お付き合いが始まった「共生型ケアをひろめる会」

    福祉や就労支援方面の方々,障がいのある方のサポートをされている人などの集まりにお招きいただき,昨年度の実践と,地域につながる学校・学級のイメージをお話させていただく機会をいただきました。あ,そうだ,目の不自由な方と一緒に石巻初の盲導犬(本物!)も来てくれました。盲導犬にも発表したのは,日本ではきっと私だけだと思う。笑

     聞き手が教員以外の方々に,クラスのことをお伝えするのは4月のSNJ(せんなん地域づくり勉強会)以来2回目。教員以外の方々にはどういうふうに受け取ってもらえるかを楽しみにしていました。

     約30分ちょっとのプレゼン。前半は,ホワイトボードミーティングの「ヒューマンスキルとしてのファシリテーション」(心の体力)のインストラクションチャレンジ。この考え方があっての,授業も含めたクラスづくりだから。

    キーワードは「自己選択」「自己決定」「基本的人権」「エンパワメント」「日常のコミュニケーション」。ここを説明してから,クラスの日常を見てもらったほうがより理解してもらえるかな?と考えたので。

     クラスの日常をムービーで。サークルタイム,『学び合い』,ミニホワイトボード,ホワイトボードミーティング,遊び,会社活動・・・。写真だったり動画だったりだから日常を切り取ったものであることには変わりがないから,クラスの全てを表しているものではない。ごたごたしたりうまく行かなかったりもするのが当たり前。それも含めての日常。その積み上げ。

    「こんなふうに,毎日の授業を中心とした学校生活の中で子どもたちはトライアンドエラーを繰り返しながら,経験を積み上げてきたんです,くらいはお伝えできているとうれしい。

     その後,私の報告を聴き,クラスの用紙を見てのみんなでおしゃべりタイム。教員じゃないにしても,普段から人にかかわるお仕事をされている皆さん,共感しながら受け取ってもらえたようでうれしい。

    「職場のように学ぶ」

    姿に,特に興味を持っていただいたように感じました。

    1つ

    「これは理想の教育だとは思う。しかし理想だけではうまくいかないはず。大きな学校ではもっと苦労しているはず。このような理想の取組が市内の大きな学校でできるのか?」

    という問いもいただきました。

     私は

    「できます。」

    と。

    「理想だけ追えばいいわけではないのでは?」

    という問いに

    「私たちが理想を追わないでだれが追うのでしょう。」

    と,すっと自分で言えたことが,以前とは違った確信。


     しかし,一方で理想を追えないくらい大変な状況にある先生もクラスもあることを同時に認識していないといけないことはもちろんのこと。その意識は一緒に話し合うときには必要な視点なんだと今は感じることができる。

     今回「共生型ケアをひろめる会」の方々と,「地域と学校」「就労と学校」のようなテーマで意見交換でき,またまた新しいつながりも生まれたことに本当に感謝したい。そして次の会の話もちょっと進められたこともうれしい。


    会の代表の方がお話しされたのは「住み慣れた地域社会で,みんなで幸せに生きることを目指したい」ということ。

     立場の弱い方々を,どうみんなで守りながら(その結果守られながら)生活していく社会。学校・社会はその縮図でありトライアンドエラーを繰り返せる練習の場,という意識を強くしました。