次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2016-07-18

    準備不足,立て直し。

    10:51

    「自分の個性はこれです!」なんて自分だけで主張するものではないような気がする。個性とは,自分独自のものでもあるんだけど,他者からみた「自分らしさ特性」みたいなものでもありそう。他者から認められたり感謝されたりすることで,自分でも納得できたり,なかなかいい気分でいられるようなことかなあ?とも思っている。独りよがりの「個性」も,押しつけらた「個性」も,それだとなんか違う気がするから。「そこ,見ていてくれているんだ。分かってもらっているんだ」と実感できることでもある。

     他者から自分は認められているのか,いないのか。認められているとしたらどんな点を認めてもらっているのか?それを確かめ合うってけっこう大事なんじゃないかと思っている。そういうことが自信だったり勇気だったりにつながって行きそう。それは本校みたいにな小規模校でも,1学年何学級もある大規模校でも同じことでしょう。

     そう感じての,道徳「個性伸長」での「ハートカードプロジェクト」。

    「ぼく,わたしのいいところ,ステキなところ,得意なこと」について,思うところ感じるところを他者からハートカードに温かいメッセージを書いて贈ってもらうというもの。

     まずはクラスメートのYとCさんと私でハートカードを書き合い,贈り合うことから。Yくん,Cさんから書いてもらい,その内容も温かく「よく見ているなあ」と感じられる内容。Y君照れまくり。笑。

     その姿をみて気をよくした私は(そう,気をよくした,のだ・・・)

     「じゃ,小学校と中学校の全部の先生にもハートカードを書いてもらおう!」

    と2人に呼びかけた。

     2人はまず小学校の校長室に。(本校は小中併設)校長先生はにこやかに迎えてくれ,2人を大いに励まし,ハートカードにメッセージを書いてくれました。ここまではよかった。ここまでは。


     (この調子で,小中全員の先生方からハートカードをもらえたら,いいよね!)

    と,思った・・・・・のですが。

     

     続いて彼らは用務員さんのところへ。子どもたちは

    「ぼくたちのいいところ,ステキなところって何ですか?」

    と尋ね,ハートカードを手渡します。用務員さん,

    「え?今ここで書くの?」

    とちょっと困った感じに。メッセージを大事に考えるからこそ,安易に書けない,そんな感じでした。それでも用務員さんは,しばらく考え丁寧に2人にメッセージをくださいました。

     しかし,その様子を見ながら,私は自分の雑なプロセスの作り方に気付かずにはいられません。明らかに準備不足。

    (校長先生は,いつも彼らを教育的視点からよく見ていてくれるからさっと,ハートカードが書けた。そして,今までの経緯やおしゃべりから,おそらく私の趣旨もなんとなく理解してくれたから上手に対応していただけた。だけど,誰でもがそうとは限らない・・。「いいところ,すてきなところと言われてもなあ?」と悩む方もいるはず。実はそれくらい難しいテーマである。よく見ていないと書けないことである。また,この活動の趣旨がお願いする相手に伝わっていないと不適切な反応を,悪気なくしてしまう場合も考えられる。それに,そもそも,「小中の先生全員」からハートカードをもらう必要があるか,というのもある・・・。学級ではないのだから。)

    なんてことを思ったのです。

     よく見ていて,これからもずっと見ていることができて,かつその人と良い関係をを築きたいとか,成長を願うとか,そういうベースがお互いにあって初めて「ハートカード」は教師が期待する「ハートカード」の役目を果たす。

     今回は,はっきり言って私の思いつきの雑な取組。幸いまだハートカードは私と子どもたち3人と,校長先生,用務員さんまでしか頼んでいないし書いていない。

     来週立て直しだな。