次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2016-01-30

    「学級づくり」

    11:13

    ある集まりで,「学級づくり」についてお話させていただく機会を得ました。

     そういうこともあって,ここ最近「学級づくり」とは何か?を考えながらクラスの子たちを見ています。

     先日,ファシリテーターの長尾彰さんと中川綾さんから「チームビルディング」について学ぶ機会を得ました。

     まさに。私が思う「学級づくり」はその「チームビルディング」。

     「チームビルディングとは『自立した人たちが,それぞれの強みを活かして,一緒に楽しく目的や目標を達成するための集団づくり』のことを言います。」(中川綾)

     そこには,始まりがあって解散もある。

     目的や目標でつながる。

     自立した人,であること。ひとりひとりが。

     それぞれの強みを活かすこと

     一緒に,楽しく。そう楽しくなのだ。

     

    やっぱり,ここに大事な要素はつまっています。

    「そんなの私も大事にしているし,やっているよ。」

    と誰でもが思うことばかり。

    しかし,うまくいくときといかないときがあるのはどうしてか。

    「始まり」って?「解散」って?

    「目的」とは?「目標」とは?

    「自立」って?

    「強み」って?「活かす」とは?

    「一緒に」っていうけど,本当に一緒に,になっている?

    「楽しく」楽しいってどういうこと?

    などなど。

     そのあたりをしつこく問い続ける(自分にも集団にも)ことだと思っているんだなあ。

     「こうだ」

    「こうすればいいんだ」

    なんて無いんだから。

     みんなで求めて,みんなで考えるしかないんだよね。



    完全フリートーク…にするのは無理があるかなあ。

    その方がいいとは分かってはいるけれど。

     

    行事をつくること と 地域をつくること

    09:39

     先日,職員室でおしゃべりしていたときのこと。

    「もうすぐ2月だよね~,早いよね~」

    「あっという間に卒業式とかなるよね,きっと。」

    ・・・

    「5年生も2月になると卒業式に向けてぐんと忙しくなるよね。卒業式のサポート役だからね。」

    「卒業式の会場が設定されたら,6年生が練習で使わないときにそこで5年生が,『5年生修了証書』みたいな授与式やるの,おもしろそう!証書も自分たちで作ったりして。1年間,どんなことを学んだかも発表したりして!」

     このアイデアってすごく面白いし斬新!だなあ。

     

    ①自分たちの1年,を振り返るステージを「卒業式」会場で行うプロセスが作れそう。

    ②来年の自分たちの卒業式も今からイメージできる。

    ③自分たちも卒業式のステージに立ってみることで,6年生の卒業式をサポートする意識が高まりそう。

     大切にしたいことは,全校のみんなで卒業式をつくっていくプロセスに参画すること。

     

     自分たちの仲間(6年生)の晴れの舞台を,学校のメンバーの一員として支えるために,参画する。その経験を5年間かけて積み上げ,そして自分の卒業式を迎える。そんなイメージ。

     一つの行事をつくるプロセスを,子どもたち自身が体験的に学ぶことは,そのまま地域づくりにつながる力になるはず。しかしながら現実はどうしても教師主導になってしまうことも少なくありません。

     教育計画の中に,全校による行事づくりのプロセスが確立できるといいんだけど。6年間を通して,というイメージよりも「この1年」という意識が一般的には強いもんなあ。

     学級担任制,がそれをじゃましているのかもな。いや,同一年齢同一学年制,かな。

    2016-01-28

    毎日毎時間

    20:25

    自分で決めて,自分でやってみるということは,簡単なようで案外難しいことかもしれません。

     「~していいですか?」

    なんて聞かれたら,私はたいがい

    「だめ」

    ってふざけて言います。

    「本当にする必要があるなら『~します。』って言ってね。」

    って普段から言っているからです。

     最後は自分で決める。これが当たり前にできるようにすることを大切にしたいです。


    「○○がいったから」

    とか

    「○○って言われたから」

    ではなくて,(たとえ,そうだとしても)

    最後に決めて行動するのは自分ですから。

     他者との折り合いも含めて,自己選択と自己決定。その経験を毎日毎時間。

    2016-01-27

    勉強しないと,なんだよね

    23:21

    今日は,原子力災害避難訓練。(数年前なら,いいのか悪いのかこのような避難訓練はなかったのですけどね…)

     

     体育館での全体指導のあと。

     

     クラスの子たちに,そのまま体育館の後にサークルであつまってもらって

    「ね。だから勉強ってしないとね。」

    と話しました。

    2016-01-25

    幼稚園の取組から 研究主任者研修会2

    23:29

     毎年行われるこの時期の研究主任者研修会は,年間の中で唯一,幼稚園の先生方とも一緒になります。

     毎年そうですが,幼稚園からの報告はとて興味深いです。

    【M幼稚園の報告】

    ◯主題は「進んで友達とかかわって遊ぶ幼児の姿を目指して」

    ◯幼児の実態…個々で遊ぶ姿、一人遊び、自信がないような様子も

    ◯好きな遊びの中で,友達と共通の目的を見出し,工夫したり協力したりする「協同する経験」を通して

    ◯環境構成や教師の援助の工夫

    ◯自分から興味をもち,繰り返したり試したり経験したりできるような環境構成や援助

    ◯共通のイメージをもち目的に向かって考えを出し合て協力できるような援助

    ◯思ったことや考えたことを自ら行動に写し,みんなと一緒に楽しく遊ぶ幼児の姿を目指す。

     私の関心事と近いからか,

    (なるほど,そうだよね)

    と思いながら聞くことができました。

     学校の報告になると,主題の文言は幼稚園とかなり近いものがあるのですが,論調ががらっと変わるイメージです。

     そのイメージの違いは,幼稚園は「遊び」を通して,学校は「学習」を通して,であるところに原因があるように感じました。

     どうしても「学習」となると「~させる」とか「身に付けさせる」みたいな言葉がでてきて,そういう言葉が耳に引っかかって来てしまうのです。

     「遊び」も「学習」も本来同じじゃないの?って思うのですが。

     させられたら,「遊び」でも「遊び」にならなくまってしまいますよね。

    研究主任者研修会

    22:33

     指導主事の先生が,閉会の挨拶で。


    「2030年,どんな時代を日本がむかえるか。そこを想定しながら,新しい学習指導要領は準備されている。今の子どもたちが,就職する頃には…。『これから何ができるか』が求められる時代になるでしょう。それに合わせて授業は…」

     (ついに,時代はここまできたんだなあ。)

    と思いました。

    期せずして,受付には以下の案内も置かせていただきました。

    http://wbmf.info/20160211/

     同じ会場で,夏には「第12回教室『学び合い』フォーラム2016in宮城」。「子どもの権利条約フォーラムin石巻」から,「第12回教室『学び合い』フォーラム2016in宮城」へ。そしてその先。

     いろんなことがちょっとずつ関連しながら進めるといい。

     

    2016-01-24

    卒業式に向けて

    09:00

    1月も後半に入り,そろそろ卒業式に向けての取組が本格的にスタートします。

     順番を付けるわけではありませんが,それでも卒業式は学校で一番大事にしたい,してほしい行事です。だからこそ,そのプロセスは子どもたち,教員集団で丁寧につくりたい。

     うちの職員室がすごいところは,「どんな卒業式にしたい?」を職員会議で話せること。今回はホワイトボードミーティングの「発散」「収束」「活用」のフレームを使ってペアトーク。

     

     出された思いを共有しながら,卒業式までのプロセスをみんなで作っていきたいです。そこまでのプロセスが,教員集団の『学び合い』。


    @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

    【発散】

    「どんな卒業式にしたい?」

     (省略)

    【収束】特に大切にしたいことは?

    ○在校生が6年生に思いを向けられること。思い出,エピソードを思い出せること。

    ○6年生以外の他の学年が「6年生ありがとう」の気持ちが持てること。自分たちが送られる時の気持ちをもって。

    ○気持ちと行動が伴った感じ。気持ちがそろうと行動に表れる。声が出ている。(歌声や呼びかけ)

    ○別々の中学校に進む子もいるので,思い出に残るものにしたい。4年生はお世話になった6年生に感謝の気持ちが態度で表せるようにしていきたい。

    ○「よく分からず卒業した日がきていた」ではなく,卒業の区切りを付けさせたい。今の6年生は大丈夫そう。「終わり」という意味があるんだよ,という意識を持たせたい。

    ○6年生にお世話になっていることを気付かせ,どんな態度で卒業式に参加するかを考える。大きな声で歌を歌わせたい。

    ○一人一人の思いを大切にする。形式だけにとらわれず,思い出を振り返り,思いを高めていく。在校生,教師も,みんなで盛り上げる。

    ○教師から押しつけられない卒業式にしたい。「声,低いぞー」とか,どなられるような雰囲気にしたくない(練習中)。雰囲気づくり。「こういう式にしたい」という子どもの思いを引きだし,子どもの意向をいかす。

    ○5年生は最高学年になる。姿勢,目線など6年生のためのよい雰囲気作りをする。拍手はその人を見て。全校(1~5年)心を合わせる。

    ○6年生に感謝を伝える。拍手,目線,姿勢,歌。6年生への思いを高めていく。

    ○最後の授業に。門出の言葉,聞いている人に伝えられる(声の大きさ,発音,抑揚)

    ○一つ一つに児童も教職員も心を込めて取り組む。

    【活用】これからどうしたい?どうする?

    ○在校生と6年生とのかかわる場面を積極的に作っていく。

    ○「自分たちが送られる時の気持ち」は,訴えるだけで意識できるのか?はまだ疑問。自分たちが「参加したい」と思う気持ちをどこかでつくる。

    ○少しずつ全体(朝会,練習)で語る。 礼→数を数えるとか

    ○6年生にかかわっていきたい。4年生には歌の下のパートを頑張らせたいです。

    ○委員会などで,6年生から5年生へのひきつぎのお手伝い。6年生へ「ご苦労様」

    ○マナー(ルール,ではなく)

    ○日々の中で今までの振り返りを大切に,一人一人の思いも…。

    ○教師の共通理解を図る。担任と卒業式のイメージづくり

    ○日ごろから授業で。あいさつは形式的でなく,自然と心をこめて。

    ○授業の中で,何につながるのかを伝える。

    ○その気に!なっていくように声を掛けていく。教職員の気持ちを高めていく。

    ○担当の先生方が主体的に責任を果たせるように,進捗状況の確認,声掛けを行っていく。

    2016-01-22

    「ふれあい広場」

    23:16

     今日は「ふれあい広場」という名の,「生活科・総合的な学習の合同発表会」でした。

     各コーナーには,各学年で趣向を凝らした発表形式で,来てくださるお客様をもてなそうとしていました。

     

     参加者も保護者の方々はもちろん,おじいさんおばさん,この一年間で生活・総合にかかわってくださったお店の方々や介護士さん,保育士さん,農家の方々,警察官,保育所の子どもたち,とバラエティー豊か。

     また,ここそこでは,教師と保護者の方々のちょっとしたおしゃべり。学級懇談より有意義な情報交換ができたかも知れません。

     子どもたちを目の前にして,学校や子どもにかかわる大人が集い,しゃべるいい時間だったなあと感じました。

     PTA総会や学校懇談(学級懇談会をやめて)もこんな感じえやればいいんじゃないのかな?こっちの方がいいよね?なんて思いました。


     今までの「慣習」を捨てれば,やれる気がします。

    2016-01-19

    体育

    00:01

     体育は,O小の先生と私と特別支援の担任の先生と支援員さんの4人で見ています。

     子どもたちの活動の様子を見ながら,

    「あ,前はああだったけど,近頃はこうだねー」

    とか

    「何で彼は,いまこうしたのかなあ?」

    とか,お互いで話ながらやっている。この時間がとてもいい。

     授業研究会よりも,こうして一緒に授業をし実際に子どもたちの姿を見ながら話す方がどうやら勉強になるような気がするなあ。

    2016-01-18

    「指示」と「命令」

    23:01

    「指示」と「命令」

    「指示」は,出した方に責任が生じる。

    「命令」は,相手方に責任を負わせる。

    「指示」はguide,「命令」はorder

    指示って好きなタイプじゃないけど,guideと考えれば,必要な場面も出てくる。

    「指示」と「命令」を一緒くたにしてしまうことが,ダメなんだね。

    2016-01-16

    「そう考えれば,地域を育てるために学校があるんだね」

    08:31

     昨日は,地元の研究サークル「あすみの会」の1月例会。

    今月は,中学校の教務主任の先生をお招きして「教育課程について考える」がテーマ。

     年度末,各学校では次年度の教育課程について話し合いが行われます。その教育課程,実は学校の枠組みを決める大事なものであるにもかかわらず,細かいところは別にしても,意外と「そういうものだ」「まえからそうしているから」「それは学校では当たり前だ」ということで,何となくやりにくさを感じていてもそのままだったり,どうかすると子どもより大人の都合で決めてしまったりすることも多い場合も,あります。

     いつもだと,小学校の教務主任の先生と小学校の教育課程を考えるのが例年の1月例会なんですが,今年は「中学校」。

     教科担任制だったり,特別支援の関係でのTTだったりとで,細かなタイムテーブルの作成が本当に大変そう。出張や年休などが入るとその時数の調整が本当に細かくて,そこにずいぶんと労力を割かれそうです。

     初めはそんな「時数調整」の話からスタートしたのですが,次第に学習の中身,授業と部活,高校入試と進路指導,ドロップアウトしていく子の存在,などなどへ。

     私の中では,最近西川先生を中心に流れてくる,「これからの未来や雇用体制と今の進路指導がかみ合っていない,そこに危機感を感じている」胸の情報と現在のリアルな進路指導とそこに流れていく生徒たちの姿が,なんかリアルにシンクロしました。

     10年後,20年後,子どもたちが大人になるときの世の中を実は多くの教員はあまりイメージしていません。もちろん,未来がどうなるかは分かりませんが,「未来はどうなるのか」という視点でも職場ではあまり議論されずに日々の学習指導だったり,学習課程が組まれています。

     

     今回,その討議の流れから,ちょうどこれからの予想される未来社会と今の学校の役割について,私が知り得る情報を混ぜながら小中の教員で話し合うことができました。

     その課程の中で,出てきたエピソード。


    「いやさ,いっつも学校ばっくれていたA君っていたのさ,何とか地元の底辺校に入ったんだけど,結局やめたんだって。それで,地元の建築現場でバイトしているうちに,なんかそういうのに興味もったらしいんだよね。で,大工になるっていうのかと思ったらそうじゃなくて,そっから勉強を始めて2級建築士の資格を取ったらしいんだよね。それで仙台の建築事務所で働きながら勉強を続けて,ついに1級建築士になったんだってさ。いまじゃあ,自分の事務所もってるらしいからねえ。どうなるかわからんよね。『え?あいつが?』みたいな話なんだよ~」

    「こないだ,かつての教え子の同窓会があったんだけどさ,もう全然勉強とかだめだった子も,いまじゃあしっかり稼いでいいるんだよね。そうなるとさ,他の勉強できた連中とももう,まったく対等にやりとりするわけさ。それ見ていたら,かつてでは考えられないな~,って思ったな。」

    「中学校って地域のコミュニティをつくる上で,とっても大切なんじゃないかって思ったよ。」

    「そう考えれば,地域を育てるために学校があるんだね。」

     勉強は大事。勉強ができるように努力を続けることは大事。そのプロセスの中に,将来世の中で生きていくためのスキルを身に付けられるだけの経験をどの子にも安心安全な環境の中で与えられる可能性があるのが学校。

     例会が終わったあとの帰り道。

    「いやあ,きょうの例会はおもしろかったね。生き方の話になったよね。」

    「ホントはこういう話を職場でしなくちゃいけないんだよね。」

    と話ながら。

    2016-01-13

    楽しい

    23:27

     今日は,2学期にお世話になった,地域の特養老人ホームにお礼かたがた,「総合的な学習の時間」発表会にもあたる行事の参加をお願いに伺いました。

     

     介護士さんのチーフにあたるKさんとは,この数年様々なことを相談させて来ていただいています。

    「子どもたちにも介護の仕事に興味をもってもらいたい。」

    という思いも,これまでの打ち合わせを通しても感じてきました。

     そういうKさんの思いにも支えられての2学期の総合でした。

     今日の,またKさんたちとお話をしながら,次年度以降のまた新しい総合のプランがむくむくと思いついてしまい,Kさんと

    「うん,それいいね!」

    「じゃ,こんなこともできるよね!」

    なんて話もできました。その計画を立てるのも実に楽しみになってきました。

     いつのころからかな?こんなふうに教員以外のかたと授業プランを作れるようになってきたのは。

     学校や教室の学びが子どものこれからにどうつながっていくのか…そんなことをより考えるようになって,それを思いながら目の前の学習を捉えようとしてしてきたからかな。

     今やっていることは,未来に少しずつつながっている,そう感じられることは楽しい。

    2016-01-11

    リーダーシップ

    23:14

    https://www.facebook.com/En.Kesen

     学校の教員以外から学ぶことの必要性を感じ始めて,約2年くらいでしょうか。

     この2年で,そう思っていたことがちょっとずつでも継続してやれていることがまずうれしいなあと思います。

     先日は「被災地プロジェクトEn」という,震災後長くこの地域の学習支援に入っていただいている団体の方々とお話しするチャンスをいただきました。 お話した方は団体の中心となって活躍していらっしゃる方と大学生の方。


     そこでのお話の中に,Enの考える「リーダーシップ」の話がありました。

    Enの考えるリーダーシップは

    「チームの目的のために自ら率先して動くことができる」

    ということのようです。話のニュアンスからは,「どう」動くかとか「何を」するか,ということは自己選択に任してくれてくれているようでした。それは

    「これができる人は,全員がリーダーである。」

    という捉えから感じたこと。

     目的を見て,そこに向かって自ら行動すること。

     だから,リーダーは,目的を語れないといけません。目的は何かを繰り返し伝え続ける。

     世の中で大切なことは,学校・教室でも大切。学校・教室で大切なことは世の中でも大切。

     しつこく目的を伝えよう。誰でもが自分に合ったリーダーになれるし,ならないといけません。

    2016-01-10

    女川ぶらぶら

    21:30

    今日は,ちょっと考えることがあって,宮城県女川町を歩いてみました。

    いつもなら,車で動くのですが,今日はあえて歩いてみたいと思いました。

     駅を出ると,まっすぐ東に,海に向かうプロムナードができています。その両側には素敵な商店街。

     「今まで,女川駅は仙台や東京に出て行く駅だった。これからは迎える駅になる」

    というのが,そのまっすぐ東(日の出の方向)を向いたプロムナード設計の意図だった,と確かラジオで聞いたことがあります。

     日の出の方向にまっすぐ伸びた道。その通りでした。

    「私たちは,海と生きる  女川町」

    という大きなポスター。漁師町として今後も進む,という決意でしょうか。

    降り立つとすぐに海が見えるように設計されている駅にもその決意が込められているのでしょう。

     街の中心部はほとんど津波でやられているので,再開発のためにダンプや建機が入っています。高台に建物は残っているとはいえ,街の大部分がやられてしまっています。

     いったん0から始める,それを余儀なくされている現状かも知れません。

    それでも「私たちは,海と生きる」にあるように,女川としての立ち位置はぶれないんだなあ,と思いました。

     石巻地区,特に沿岸部の学校は震災時に大きな被害を受けました。内陸で直接鵜津波の被害は受けなかった学校でも,度重なる余震や続く停電,水不足,被災された方の受け入れなどで非常事態でした。

     生きて学校に通える,そのことが本当に尊いことだと感じざるをえない状況でした。非常事態ですから,みんなで力を合わせないとやっていけません。学校に中にも,様々な外部の方が入るのが当たり前の状況です。そうでないとやっていけませんでしたから。

     石巻地区を始め,震災で大きな被害を受けた東北の学校は,3.11以後今までの学校文化を,いったん0にリセットせざるを得ない状況になったのだと思います。

     ずっと昔は「未来は学校にあった」のでしょう。しかし,今は「未来は,学校の外にある」のかも知れません。子どもたちがモデルにすべき大人は,実は周り・地域にたくさんいるんだ,そう思います。

     いったん危機的状況に陥った東北の学校だからこそ,次の新しい(というか,本当に大切なことを大切にする)学校を再提案できるベースがあるんじゃないか,と思った今日一日。


     

     

    2016-01-09

    新しい出会いに,今日も感謝

    22:45

     『学び合い』フォーラムを宮城で準備することになって,一番得をしているのは,宮城実行委員のメンバーであるなあ,と本当に思う。

     準備のプロセスの中で,今日もまた新しい出会いがあった。フォーラムまでのプロセスが,そのまま『学び合い』。毎月の準備会はもちろん,フォーラムに向けて思いを巡らし,よかれと思うことに付いて情報を集めアクションを起こす,そして共有すること自体,自分自身の学びになっている。こういうことが無ければ,きっと出会ったり言葉を交わすこともできない方々と出会わせてももらっている。ありがたいことだなあ,と思う。

     今日は,話していて本当に気持ちが良かった。私たちの考えていることに,別な角度・経験から言葉を与えてもらっている感じ。『学び合い』の考え方は,なんだ,世の中にちゃんとあるじゃないか,と思った。

     学校と地域をつなぐ,場をつくる,そんなコーディネーターとしてのあり方にもあこがれる。

     今日もまた,新しい出会いに感謝。これからに生かさないと。

    2016-01-08

    3学期,良いスタートがきれたなあ。

    23:15

    今日は3学期の始業式。でもあり,仮設校舎から本校舎に初めてうつる日でもあります。

     2学期末に,それぞれの机や椅子を体育館に運んで置いたので,始業式後は机や椅子を運ぶいよいよニリューアルした校舎・教室にということでした。

     荷物を運び,ダンボールを開け,物をあちらこつらに入れたり,並べたりといった一日。

     (初日だから,新春カルタ大会とかもしたいよね~)

    なんて思っていたのですが,子どもたちは休憩時間に既に大勢集まって,カルタだのトランプだの,ジェンガなど始めているではないですか。なんだ,別に私が時間をつくってあげる必要はないじゃないか。

     「なんか,みんな楽しそうだから,もう少し続けなよ~」

    と休憩時間も10分ほど延長しました。

     あつまってわいわいと遊ぶ姿を見るのは好きだなあ。3学期,良いスタートがきれました。

    2016-01-06

    「第12回『学び合い』フォーラムin宮城」の後援申請の書類を出しました

    00:23

    https://www.facebook.com/groups/183520491979381/

     今日は午後から休みをいただいて,近隣の教育委員会に出かけ,「第12回『学び合い』フォーラムin宮城」の後援申請の書類を出してきました。


     実施計画書に,フォーラムの目的とか内容を記す訳ですが,『学び合い』の「学校観」「子ども観」「授業観」も記載しておきました。

     学校観や子ども観はともかく,授業観はもしかすると未だ抵抗を感じる(教委としては)のかもしれないなあ,と思いながら。

     私の身の周りでは「アクティブラーニング」という言葉は盛んに言われ,「なんのためのアクティブラーニングなのか」なんていう議論もされるわけですが,身の周りの現場では,まだそれほど,という感じです。

     それでも東京や仙台の書店に行けば,それ関連の本は急に出始めています。

    ここ宮城県でも大いに関係がある内容(あるどころか早急に対応しないとならない問題)です。

     数年前なら,『学び合い』の授業観だけで誤解を受ける場合もあったかもしれませんが,今ならどうかなあ?とちょっと気になります。

     説明が必要ならば,真意をお伝えすればいいか,と思っています。

     さて,フォーラム。これからの地域を支える子どもたちを育てるための学校・教室のあり方を,教員と地域の方々と共に考えるきっかけになるといいなと願って準備しています。

    (1)すべての子どもが安心して楽しく学び続けられる教室・学校の在り方

    (2)地域の中の学校の在り方

    (3)地域創生(まちづくり)につながる学校教育の在り方

     上記を中心テーマに行うフォーラム。いじめや不登校など学校が抱える諸問題はここ宮城でも同じ。上記のテーマはここ宮城でも全国でもおそらく共通のテーマになり得ます。

     教師だけでなく,多様な参加者(保護者,児童生徒,学生,まちづくり関係者,子どもと地域の未来に関心をよせるすべての人…)が共に考え,結果として今後の連携のきっかけになるといいなあ,と願っています。

     そこで完結するのではなく,そこがまた始まりになるような。

    2016-01-05

    自分の席ってあったほうがいいのかな?なくてもいいのかな?

    23:47

     今日,職員室である先生と話していて,

    「じゃあ,机と椅子,別に全員分無くてもいいんじゃないの?」

    という話になりました。

     というのも,仮設校舎暮らしも2学期末で終わり,3学期からは本校舎に戻ることになるのです。それはどういうことかというと,今現在子どもたちの机と椅子は仮設校舎から運び出し,いったん体育館に置いてあるわけで,つまり本校舎の教室は机と椅子がまだ入っていないのであります。

     それが何で冒頭の話につながるかといいますと,うちのクラスにはベンチと畳が教室の真ん中にありまして,それはクラスに取っては重要なスペースになっております。ただ,そうなると(仮設の教室は若干狭い関係もありますが)やや教室内の往来がしにくいというデメリットもありました。それにけっこう掃除をするのも大変。

     そんなことを話していたら,

    「じゃあ,机と椅子,別に全員分無くてもいいんじゃないの?」

    って言う話になった訳です。

     そういうアイデアは今まで考えなかった訳では無いんですが,

    (とはいえなあ…)

    と思っていました。しかし、私以外の方がそういうので

    (ああ,それもありかあ…)

    と思った訳です。(笑)

     実際問題,いつでも全員が自分の机と椅子を使っている時は一日のうちでそんなにありません。給食の時だって,座敷で食べてたり椅子を動かして集まって食べてたりするので余っている机や椅子はでます。

     学習にしても,座敷(座卓)でやる子もいれば,といろいろな方が多いですから。

     なら,使うときだけ机を出せばいいか?長机を2,3台置いておいてその時々にアレンジする?もちろんベンチを無くして,という選択肢もあるけど。

     そのあたりも含めて

    「どうしたら,過ごしやすくて,勉強しやすい?」

    って聞いてみるかなあ。



     自分の机,椅子がないと落ち着かないものなのかな?どうだろう。ちょっとそのパターンでお試し期間をしてみたいなあ。そもそも大学は「自分の席」なんてないし。『学び合い』は勉強の部活ならば,部活にも「自分の席」はない,よね?


     どっちでもいいことなんだろうけれど,なんか試してみたい…。おもしろそうだから(笑)

    2016-01-04

    そこにわくわく感があるか

    23:52

     今日は,以前勤めていた学校の,当時の職員が集まっての飲み会でした。

    もう,十年近く前のメンバーです。

     その学校,そして地域は震災による津波で大きな被害を受けました。地域も学校もこれからです。地域の高台移転はこれからだし,学校は,今も仮設校舎です。

     それでも,学校と地域は次に向けて動き出そうとしているようです。もちろん前途は多難かも知れません。それでも,そこには何かわくわく感も生まれそうな気がします。わくわく感がないと進めない,とも言えそうです。

     みんなと話していて,そう思いました。

    2016-01-03

    3学期はじめの通信には

    13:27

     3学期のはじめに,子どもたちに何を伝えたらいいかな,と考えています。今のところ,こんなことを考えています。

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     3年生のみなさん,あけましておめでとうございます。 3学期がスタートしました。3学期は「えがおでチャレンジし,助合うクラス」の第3ステージです。1学期と2学期にやってきたこといかして,ぐんとクラス目標に近づくことができます。楽しみですね。 2学期の最後の「十人十色」には,こう書きました。


    ■「楽しい」は自分たちでつくるものです。「楽しくやれた」なら,今度も楽しくできるようにその経験をいかしましょう。「楽しくやれなかった」こともあったら,次はどうしたら楽しくやれるか,工夫しましょう。

     そういうことの一つ一つのチャレンジが,みんなが大人になっていくための練習になっていきます。



     そういうことです。「楽しい」は自分たちで作れます。これからのみなさんに必要なのは,「楽しい」を自分で,自分たちで作り出す力です。「チャレンジを楽しむ」ことでもあります。だから教室,学校で「自分やみんなが楽しいこと,えがおになること」にどんどんチャレンジしていきましょう。チャレンジできないときは,私も含め,みんなで相談しながら助け合いましょう。私も手伝います。

     学校・教室は世の中に出るための「練習の場」だから失敗OK。たくさんチャレンジしよう。


    3学期のチャレンジの柱は…

    ■学習…自立チャレンジ(自分で目標をもって学ぶ,楽しく学ぶ,一人でも学べる・みんなとも学べる)

    ■会社活動…自分のよさや好きなことをいかす,みんなのために役立てる

    ■6年生との思い出プロジェクト…6年生との思い出作り 


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     今のところ,こんな感じです。