次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2015-05-09

    「効率化」?

    18:58

    先日,地区の研究主任が集められての研修会がありました。

     各校の研究主任がいくつかのグループに分かれて「研究推進上の課題」を出し合って話す場面があったのですけれど,多くの方が

    「校内研究の取組の効率化」

    「目標や情報の共有化」

    をあげていました。

     そのときは

    (やっぱりねえ。どこも同じですねえ。)

    とは思ったのですが,よくよく考えると,そもそも「効率化」でいいのか?と思うのです。「効率化」なんて言葉を聞くとなんか無条件に「すばらしい」と思ってしまうのですが,子どもに関することで「効率化」で本当にいいのかな?という目を持つことも必要だなあと思います。もちろん,その「効率化」をいわないと,どうしようもなく現場が忙しすぎるという現状があり,だからこそ「効率化」なんてことになってしまうのでしょうが。

     とはいえ,「忙しいんだから効率化だ」とすぐいってしまうのは,なんだか本当に大切にすべきことを,どこかに置いていってしまうようなその場しのぎの対応になってしまわないとも限りません。

     もう一つの課題としてあげられた「目標や情報の共有化」だって,実を言うと, 「取組の効率化」と相反する課題のようにも思われます。共有するのはそんなに簡単じゃなし,時間がかかるものの。短時間(期間)での共有なんて,「共有したことにして」みたいになりませんかね?本当に共有するには長い時間と多くの対話が必要になるのが普通かなあ?と思うのですね。

     この相反する課題で板挟みになっているのが,今の学校現場の研究主任の立場かもしれませんね。

     ではどうするか?「大切にしたいことは何?」をはっきりさせながら,その規準をもとにして,「(したほうが丁寧だろうけど)しなくてもなんとかなる」ことは思い切ってしない,という選択も必要になるんだよなあ。

     「効率化」しなくて本来いいわけだし,効率化してはいけないことが「大切なこと」なんだから。

    楽しい運動会はみんなで創れる

    09:46

     子どもたちも「楽しい運動会」にしたいと思っています。教師も同じ。な芸は同じ。ならば「楽しいってどんな感じ?」っていうイメージをみんなで摺り合わせながら,共有していけばいいだけのこと。

     一人一人の「楽しい」はもちろん違うけれど,それはお互いがそれぞれの「楽しい」も尊重すればいいだけのこと。結局はみんなでやれば楽しいし,みんななの中で自分が大切にされる,みんなを大切にする,それができれば楽しい。そして,その感覚は,世の中に出てからも,世の中に出てからこそ大切な感覚になるはず。運動会だってそのためにやるんだよね。

     教科の学習だって同じ。子どもたちの思いと教師の思いは,同じ。だから同じスタートラインに立って,

    「一緒にいこうぜ」

    って言えば,思えばいいだけなんだよね。

     決して「させる」「やらせる」ではないんなあ,と。

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    通信№18】より

     「どんな運動会にしたい?」「なるといい?」

    と運動会の児童会スローガン案を作るときに,子どもた地と相談しました。

    「楽しい運動会!」「笑顔がいっぱいの運動会!」「勝っても負けても楽しい運動会!」などなど。

    「もう少しくわしく教えて?」

    「チームワークよくする!」「協力したり…」「応援とかもする」「一生けんめいやる」

    「うんうん,なるほど。」

     子どもたちが目指したい運動会と,私たち教師が目指したい運動会はまったく同じです。だから,運動会の練習が「楽しい」「笑顔がいっぱい」「勝っても負けても楽しい」でないといけません。

     3・4年生団体競技は,毎度おなじみ「バンブーサーフィン」です。また?なんて言わないでくださいね。この競技の優れたところは,常に全員参加であり運動量が十分確保できると同時に,その練習のプロセスでチームの「知恵」「チームワーク」「おもいやり」を体験を通して学べること。もちろんその過程にはなくてはならない「トラブル」や「葛藤」付き(笑)。そういうことを経験しながら本番に臨むからこそ,「楽しい」運動会が創れるのです。すんなりすぎてはつまりません。

     先日は第1回目の練習。やり方やルールを簡単に説明した後

    「とにかく,やってみなよ。」

    とチームごとの自由練習。その後

    「どうやったら,もっとうまく速く,勝てるようにやれそう?勝っても負けても楽しい運動会にするんだから『赤にはおしえなーい』とか『白には教えなーい』なんてけちな真似しないで,お互いにアイデアを出し合おうね(笑)相手が強い方が楽しいでしょ?」

    と,アイデアの共有。

     次回練習は,このお互に共有しあったアイデアをもとに,練習!です。