2015-05-04
連休明けからは運動会の練習です
私は,子どものころ,「運動会の練習」が嫌いでした。運動会は嫌いじゃないけれど,「運動会の練習」は嫌いでした。(^_^;)
なんでかっていうと,楽しくなかったからです。やたらと入場行進させられたり,誰かが大声で叱られたり,各競技も入場の仕方や退場の仕方を何度もやらされたり。肝心の競技の練習の時間よりも,そっちの時間のほうが長かったような印象です。
そんな私ですから,「練習も本番も楽しい運動会」を目指したい。そもそも子どもたちの多くは体育が好きですから。運動が苦手だっていう子だって,みんなとわいわいするのは楽しいですから。
だから,大事にしたいのは運動会の「ねらい」です。
本校の場合は
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1 ねらい
(1)楽しい行事をみんなで協力して作り上げることを通して,集団への所属感や仲間意識を高める。
(2)日常の学習の成果を発表し,運動に対する意欲と関心を高め,健康な心身を養う。
(3)運動会の応援合戦などの児童活動を主として,計画の内容や運営に児童を参加させることにより,自主性,計画性,創造性を伸ばし,協力と責任の態度を実践を通して身につけさせる。
(4)縦割り(班)活動を生かすことで,お互いに協力し合い,相手を思いやる気持ちを育てる。
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そう,「楽しい行事をみんなで作り上げる」プロセスが大事なんですね。そのプロセスを通して,運動することが好きになったり(少なくても嫌いではないくらい),「自主性,計画性,創造性」を発揮できる場面があったり,「お互いに協力し合い,相手を思いやる」ことが出来るような場面や余裕を整えることが必要なんだと思います。
だから,1~10まで「ああしろ,こうしろ」ではダメなんですよね。
この,運動会のねらいを,何度も子どもたちと対話しだんだんと共有しながら運動会当日に向かうプロセスこそ大切にしたいなあ,と思うのです。だからはじめはごたごたのスタートで当然だし,OK。そこからのプロセスを子どもたちと一緒に楽しむくらいの余裕でやりたいですね。
若い先生たちは,時に
「はじめからびしっと!」
と肩に力が入るのも無理はないんですが,私を始めそこそこの年代の教員が
「ま,いいからいいから。最後には子どもたち,ちゃんとやりきるから。」
というくらいの,一見緩い感じでちょうどいいあんばいになると思います。
行事は,子どもたちのもの,ですから。教師が取り上げてしまってはもともこもありませんよね。(^^)
うちの学校は,たぶんこれ,やれるなあ。楽しみ楽しみ。