次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2015-01-24

    雑談サークル

    17:46

    昨日の地元の雑談サークルに集まったのは、50代、40代、30代、20代の各1人ずつの計4人。いつもの例会よりちょっと少なめですが、それはそれでもOKです。

    雑談のテーマは、「子どもや保護者とどう接している?大切にしていることは何?」というもの。

    50代の先生(理科専科)の話、なかなか興味深かった。

    「荒れてるクラスなんかにいくとさ、黒板に『死ね』とか書いてあったのさ。はじめ気がつかない振りしてさ、振り向いたら今きがつきました、みたいに見るわけ。そしたらゆっくり倒れて死んでみせるわけ。しばらく倒れていると、心配して起こしにくるさ。さあ、始めるか、って始める。」

    「まともに受け取って、『なんでこんなこと書くんだ!』って選択肢もあるけど、それじゃ、普通すぎるよね。」

    まあ、これが、誰にでも、どんな状況でもやれるとかやった方がいい方法ではもちろんないけれど、その先生とそのクラスとそのタイミングではOKだったんだなあ。

    若い先生には、驚きの想定外の対応かもしれないけれどその若い先生だっていずれ、余裕の対応をし出す時がきっと来るなあ、こんな話を聞いていると。笑

    場の力

    12:28

    震災という事情もあり,体育や家庭科,音楽は2校合同で行っているのは今までも何回かお伝えしたとおりです。

     さて体育のマット運動。せっかく2校の5年生が一緒にやっているので,もっとその条件をうまく使いたい,と思っていました。体育はおおざっぱに言えば

    「運動することが楽しく,好きになって,これからも運動が好きでいられたり生活のなかに運動を取り入れていきたい」

    って感じてもらうきっかけになるといいのではないかなあ,と考えています。もちろん,運動が得意とか苦手に関わらず,です。

     で,マット運動。集団マットをやってみよう,と考えた訳です。両校のメンバーが混在するグループで,集団マットの構成を考えて練習し,発表会をするというプロセス。その過程においては演技の構成を考えることから技をリズムに合わせることまで様々な場面で,お互いにコミュニケーションをとる必要があります。

    「仲良くなるのは,一緒に仕事をすることだよー」

    コミュニケーションの量をまずたくさん,ね」

    と日常的に子どもたちには話しているので,その意味するところは概ね伝わっていると思います。

     でも,練習はいまいちな感じ。なんか,技のリズムがそろわないー。

    「そうか,視覚的なイメージが足りないのかなあ」

    と思って,参考映像を見せたりしたら,多少の改善は見られたものの,まだいまいち。

     それで,昨日発表会となったわけですが,子どもたちのほうからは

    「先生,まだ,発表できる段階じゃないんですけど…。もう少し練習の時間もらえませんか?」

    との打診。

     私も内心,その通りだよね,と思っていたので,あえてうまくいかないのを承知で発表会をする意味も感じなかったので,そうすることに。

     O小の先生と子どもたちの練習を見ていて話をしていたのですが

    「なんか,リズムが合いませによねえ,そもそも,リズムを合わせる気があるのかなあ??」

    なんて話をしているなかで

    「あのさ,タンバリンのリズムが,たたく子によって違っちゃうじゃない,そうなると合わせようにも合わせられないんだよね。メトロノームなんかで決まったリズムを流した方がいいよ。マイクで。」

    と。なるほど,です。

     さっそくそうしてみたら,子どもたち各グループの練習が格段によくなりました。合わせて練習する規準がはっきりしたからですね。

    「なにやってるの,合わせる気があるの!」

    なんて口走らなくて本当によかったなあ。(^^;)

     うまくいかないのはうまくいかない原因がどっかにあります。そこを考えないで,やる気,とか態度にばかりを求めてもいけませんね。

     授業の最後に子どもたちに集まってもらって

    「どう,今日,うまくいった?」

    と尋ねてみたら

    「うん,けっこうやれたー。」

    「楽しかったよねー。」

    と。みんなで技を合わせようとしながら練習したこと,そのことが楽しかったみたいです。技のできばえはもちろん個人差はありますけどね。

     そして,子どもたちには私が感じたことをこう伝えました。

     はじめは君たちのうまくいかなさに,実はちょっともやもやしてたこと,君たちにやる気が足りないんじゃないかと思ってしまったこと,でも実は原因はそこじゃなかったんだね,ということ。私が勉強させてもらったこと,私が今のことからこれから6年生に向かうみんなにアドバイスが出来るとしたら,うまくいかないことにはどこかに原因や理由がある。だからイライラしたり怒ったりする前に「なんでかなあ,どうしたらうまくいくかな」とちょっと考えてみることが必要なんだなあ,ということ,みたいなことを。

     場の力,なんだなあ。場をどう整えていくか,子どもの側からすれば場をどうつくっていくか,ということだなあ。場がよければ,なんとかなるし,楽しくやれるものだなあ。