次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2013-08-18「本を読め」

    思い出深い校長先生がいます。

    初任校で、4年目、1年生の担任をしていた時に出会った校長先生です。すごく無愛想で、よく校庭をブラブラ歩いては、

    「ほれ、釘が落ちてたぞ。」

    なんていう校長先生でした。

    あるときは、ばさっと私の目の前に国語の教科書を開いでは、

    「おめえはこの『が』をどう教える?」

    なんてことを言い出して、何も答えられずにいると、

    「なんだべ。」

    とかいいながら、言ってしまったなんてこともありました。

    生活綴方を教えてくれたのも、この校長先生でした。

    なんで、この校長先生を思い出したのかというと、この校長先生、いつも

    「本を読め。」

    言っていたからです。は?ですよね。ちょっと待ってくださいね。

    「1年で100冊読めれば、合格。」

    と。

    私が子どものころは、本が好きで、しょっちゅう図書館にも通っていたのですが、仕事をするようになり、忙しさのあまり読書をする時間もとれなくて当時は、ほとんど本なんて読めずにいました。それに年に100冊なんてほとんど3日に1冊のペースです。そんな無理だ、と思っていました。

    この夏、がりがりと本を読みました。教育書も新書も、小説も、雑誌も。1ヶ月で23冊読めました。昨年の今頃から数えると、100冊越えました。

    それで、あの校長先生のことを思い出したというわけです。

    100冊読んだからといっ、どうってことはありませんし、だから何か変わったかというとそういうわけでもない気がします。いろんなことがインプットされたことはされたのでしょうが、それがうまく使えるかとはまた別な話です。だと思います。

    でも、何かの表紙に無意識に、本を読んでない自分と読んだ自分では判断の仕方や行動、受け応え、などなどが少しちがうの「かも」しれません。違うのか違わないのかも気がつかないでしょうね。そんなもんでしょう。

    楽しいから読む。それでいいんだと思います。

    20年くらいたって、もう一度あの校長先生の言葉を思い出し、勝手に運命づけているのです。