2013-07-20わかり合えないことから か
校内研究全体会。1学期の実践報告。自分ではかなり具体的に話したり,書いたりしているつもりでも,
「具体的にどんな工夫をするってこと?」
「どんなことばかけをするってこと?」
「そこんとこ,具体的に教えてよ。」
って言われることがあります。
「それ以上は,子どもによって違うかなあ。」
「その状況によっても違うし。」
「こんな工夫をすれば,だれでもそうなるわけでないですし。」
「万能な方法はないですし。」
と答えざるをえない。そうなると
(よく分からないなあ。理解できない)
という反応が返ってくることもある。うまく伝わらない,かみ合わない感。
その,わかり合えない感がちょっといやだから,昨年あたりは,自分の考えは持っているけれど,研究主任としてはとにかく調整役に徹してきたつもり。だから,衝突もないかわりに,研究の成果としては進歩も少なかったという気がする。(当社比 笑)
でも,わかり合えないからと言って,伝える努力をしなければ,と思います。わかり合えない感にも,耐えられるくらいのしぶとさも身に付いたので。
どの子もみんな,学ぶことが好きになり,自分の好きなところもちょっとダメなところも受け入れて,前に進み続ける,お互いに尊重し合い,サポートし合う,そんな学校に近づけるために,学校や授業はどうだといいのかなあ。こんなことを考えると「焦点化」も限界があると,思っているのです。
夏休みに,また考えます。