次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2013-06-18授業研究会をしました

     今日は,校内研究の全校授業研究会でした。私が国語科「お手紙」(アーノルド・ローベル)の授業を提供し,みんなで検討しました。

     授業を組むに当たって。

    (何が一番大事かな~)

    と考えたときに,

    「クラス集団が,一人も置いていかないこと,一人残らず学習に能動的に参加すること,そして,それが楽しく,満足できるものであること」

    だなあ,と思っていました。

     で,結論からいうと,みんなが課題を達成できたか,と言う点においてはほぼ満足できる内容だったと思います。時間内に一人,自分の考えを書ききれなかった子がいたのですが,時間終了後,自分で書き上げていました。また,何人かは時間が終わったあとの休み時間をつかって書き加えてきました。

     研究テーマは「主体的に学ぶ子どもの育成~自ら考え,伝え合う学習活動の工夫を通して(国語科)~」です。そこでは目指す子ども像として「目的達成のために,よく聞き,よく考え,自ら切り開く子ども  自分の考えをもって,他者とかかわりながら,学習の課題の達成に向けて,粘り強く取り組む子ども」を掲げていますから,その点で言えば,本時の子どもたちのがんばりは,個々の子どもたちの現時点での読む能力の差を鑑みればなかなかのものだったなと思います。最後に書き上げてきた子や,休み時間に書き足してきた子は,今まではなかなか書ききれなかった子でしたから。チャイムがなって,それで書けないまま出してくるのかな,と思ったのですがそうはしなかったところに,その子たちの成長と,そこまでかかわってくれた子どもたちの成長として感じられます。

     もちろん,課題はあります。私自身の子どもたちのへの課題の与え方が適切ではなく,その点で,取り組む子どもたちに迷いを生じさせてしまった点です。そのため,子どもによっては,私の与えた課題にぴったり沿うことができずに内容面ではまだ不十分な子もでてしまいました。そこらへんは,私の反省点であり,途中の軌道修正のかけ方など考えなければならない点がありました。事後検討会でもそのあたりを指摘していただき,私自身も,ああ,その通りだなあ,と思うので今後に活かしていきたいと考えています。

     ただ,前言と反対のことを言うようですが,(それは前言を撤回するとかないがしろにするとかそうではなく,まったく別次元の部分で)

    (課題はよくなかったけど,まあ,それはたいした問題じゃないんだよなあ)

    とか

    (私の与えた課題はよくなかった。でも,子どもたちは,一人も置いていかずに,私の与えたよくない課題でも,全員がやりきったから,それでまずはいいかな)

    と思う自分もいます。

     勉強ってそもそもなんのためにするのか,と考えると,やっぱり人生をハッピーに生きるためかな,と思います。単純に楽しいから,楽しむため,ともいえるかもしれません。

    自分がハッピーになるためのチャレンジを続けられる力,目の前の課題を何とかしようとする気持ち,一人ではできなかったら「ちょっと教えてくれる?」と人の力も借りながらなんとか乗り越えていく力,一度でうまくいかなかったらもう一度チャレンジする気持ち,困っている人を置き去りにしないこと。どれも,自分の夢や願いにたどり着く心構えといえるものかな,と思います。そんな心構えを,毎日毎日の授業の中でトライアンドエラーを繰り返しながら,身に付けていくことが必要なんじゃないの,と思います。だからできてもできなくても,そんなに違いはないんじゃない?と。そういう視点で考えると,学習の課題なんてどうでもいいのでは,と思ってしまいます。学習の課題が意味がないというのではなく,どんな課題だって結局いいんじゃないの?という感じです。このニュアンス,多分伝わりませんね。もちろん事後検討会でも言いません。

    「何言ってるの?」

    と思われるのがおちですから。

    「ああ,今日の勉強,楽しかったな~」「なかなかいいチャレンジができたなあ」「明日が楽しみだなあ。」「あしたは何にチャレンジするかな」

    そんな感じで,どの子も学習できれば,まあ,案外課題なんてどうでもいいというか…。笑

     

     とにもかくにも,今日,子どもたちは私の課題設定のミスにもめげず,よく最後まで「一人も置いていかない」を実現しました。これは,明日から今日のパフォーマンスが通常のレベルにすることが可能,ということになります。子どもたちにとっても私にとってもも見てもらう,というのはいいですね。精進します。

     事後検討会後に,話し合いをした図書室に残って教務主任の先生と,授業について思っていること考えていること,そして上記に書いたことも若干含めながら,授業観についてじっくり話せたのが楽しかったしおおきな収穫の一つ。学校なんだけど,授業や子どものことを,ほんとうにじっくりと本音で対話する機会って意外と無いんですよね,だから余計楽しかったです。

    明日からも,また子どもたちとがんばりまーす。