次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2013-04-25「作戦タイムやろうよ」

    【通信№12】より

    昨日,体育ではジグザグリレーとじんとりをしました。リレーでは,走る順番はチームごとに子どもたちが決めます。まだまだ自分が中心の低学年です。はじめは

    「ぼく,○番!」「私が最後!」

    とか,まず自分の主張をします。これ自体は悪いことではありません。しかし,それがだんだん強い口調になり,声の大きさで物事を押し通そうとするようになると,一言言わねばなりません。

    「声の大きさで無理矢理決めてはだめだよ。リーダーというのは,声が大きくて指図する人ではなくて,みんなの考えを聞きながら,みんなが納得できるようにきめられる人のこと。そういう人になろうね。」

    と。

     初めはなかなかうまくはいきませんが,つぎの陣取り遊びの時には,2回目の前に,

    「先生,チームでさくせんタイムやっていいですか?」

    と,聞いてきました。

    「もちろん!いいねえ!」

    とこたえました。

     体験を通して,みんなと相談しながら,みんなが納得し,楽しめるように考える,そんな調整力が少しずつ育つことを目指します。その方が,結局自分も楽しいし,自分のよさも発揮できるのですから。

    2013-04-23「ベイゴマチャレンジ」

    【通信№10】より

    ベイゴマって知っていますか?

     私は,毎年,4月のこの時期に教室に持ち込みます。

     まず,最初は子どもたちは回せません。ひもの巻き方も,通常のコマみたいに軸がないだけに,ちょっと難しいです。

     教えているうちに,何人かが回せるようになっていきます。ここが子どもたちのすごいところです。すぐにあきらめて

    「無理。」

    とか

    「ぼくできない。」

    なんていっていると,できません(笑)。しつこく何度もチャレンジしていると,必ず回せます。

     ベイゴマが回せなくても別にどうってことは無いんですが(笑),回せると,回せないよりもちょっと楽しい。

     無理,と思ったことでもやっているうちに何とかなることもある,とか,いわゆる勉強以外にも様々な価値観を持ち込んで,子ども同士の「教えるー教わる」関係を多様化することもねらいの1つです。

     経験上,「ねえ,教えて!」と素直にいえることが,様々な場面で自分の力を発揮し伸びていける子どものように思います。

    2013-04-19くじびき

     どっちが正しいとか,誤りとかそういう話じゃないのですが。

     5月になったら運動会の練習が始まります。徒競走の組み分けは,私はくじびき派です。だれと組んで走ろうと,結果何位だろうとそこに重大な意味を見いだしていないからです。世の中,足が速い人もいれば遅い人もいるのが当たり前だし,「速い」からといって,誰と走るかによって相対的に「遅い」になるわけですし。重視するのは,ベストを尽くすことであり,それぞれの違いを受け入れ尊重することであり,何位になるかということにたいした重要性を感じていないので,「くじびき」です。子どもにも,そういう事を何度も語ります。お互いの違いを受け入れながら,それぞれがそのベストの尽くし具合をリスペクトするよい機会だと思うので。

     でも,「一般的」には,私の周囲では「走力」で組み分けするのが「当たり前」のようで,私のようなのはいい加減なのかもしれません。(まあ,私はそうは思っていませんが。)でも,何で「走力」で組むのでしょうか?

     まあ,そうは言っても,私も十数年前は当たり前のようにそうしていた訳です。そのときの私は,「足の遅い子だって1位になる機会があってもいいじゃないか。」とか「同じくらいの走力の子が走った方が,見栄えがする」とか「みんなが本気になるんじゃないか」とか,今思えば不遜なことを考えていたのだと思います。(あくまで,私は,です。)今の私の感覚からみればお恥ずかしい限りです。

     ふと,思ったのですが,私は席替えもくじ引きです。2週間にいっぺんありますから,たいした問題ではありませんし,どういう席になったとしてもその中で折り合いを子どもたちはつけられると分かったからです。でも,昔は,席替えには「私が」いろいろと余計なことを「配慮」して決めていました。

     同じ理屈なんだろうなあ,と今は思います。

     個人的な雑感です。

    2013-04-16ちょっと。それって本気?

     新学期が始まって1週間もすぎました。今週からは勉強もエンジンをかけていきます。

     国語は今,音読単元。どうも音読単元って,わたしの中でやりづらい感じがしていた。正直。評価規準もあいまいなところがあるからかな…。

     それでも,子どもたちの音読練習をきいていると,今ひとつ感が。

    (どうするかな~…。)

    と迷っていたんですが,ついに

    「ちょっと。それって本気なの?本気で,めあてを越えようとしている?

    それが本気だったら,ぜんぜんだめじゃん!」

    っていってみました。別に怒ったわけではありません。ハイ。

     2年生に進級して1週間でした。ちょっときつい言い方だったなあ~と言いながら反省?したけれど,それでも,その後の音読はぐっとよくなりました。

     次の練習では,そこがスタンダードにできます。結果オーライ。

    2013-04-13大人って?

     今週は,新しく入ってきた1年生を,学校探検に案内したり一緒に校庭遊具の安全な使い方などを伝えたり,など新入生とのかかわりを深めたり上級生としての意識を高めたり,という活動がメインでした。また,「信頼ベース」のステップを入れながら,クラスの基本的なスタンスを確かめ合ったりすることに使いました。

     授業を始めるにあたっては,

    ○学校ってなんのためにくるのかな?

    ○大人って?

    ということを話しました。

     「大人ってね,自分のやることを一生懸やりながら,他の人のことも考えられる人だよ。年をとれば大人になれる訳じゃあない。だから,学校の毎日の勉強やさまざまなことにチャレンジしながら,大人になる練習をしていこうね。」

    と話ました。

     「自分のやるべきことをろくすっぽしないでいて,他の人のためになんかしてあげよう!なんてできる?うんうん,そんなのできないよね~」

    とも,付け加えました。

     

     

    2013-04-08はじまりました

     今日は始業式でした。実質的に本年度のスタートです。

     引き続きの2年生です。過去の経験の中でも2番目に少ない11名のクラス。どんなふうになるのか,楽しみです。

     お隣の3年生は,昨年受け持ったクラス。いろいろと,モデルとして活躍してもらおうっと!。

    2013-04-04年度初め

    今日は,年度はじめの職員会議でした。

     校長先生の学校経営方針は,教育目標に対する解説もあり,その思いが伝わってくるような中身で,職員会議の時間で参加していて楽しい時間でした。ここのところが,1年の職員会議の時間の中で一番大事であり,私たち学級担任や養護教諭,事務職員がそれに対してじっくり思いやイメージを交流して対話したい部分だよなあ,と毎年思います。

     事務的な確認や打ち合わせももちろん大切で,そこがないとなかなか動き出さないのはそうなんだけれども,年度初めの,もっとも肝のところにゆっくり時間をかけられないところに,難しさがあるなあと思っています。

     教師に求められる3つの力。「情熱」「専門性」「人間力」という話もありました。そうだなあ,と思うと同時に,

    (何の,どんなことに対する情熱か?)(何を専門性というか?)(人間力とは何か?)と考えると,きっと,それぞれが思い描くイメージは違うだろうなあ,と思いました。違う事自体は,当然だし,いいと思うんだけど,それをすりあわせるというか,お互いどんなイメージを持っているのかを(正しいとか誤りとか決めるのではなく)出し合うことって必要じゃないのかな,なんて思っていました。

     私は私の立場で,今年度は特に教育目標の理念にこだわってやっていきたいと思っています。

    2013-04-03あせらず

    今日は第1回目の研究推進委員会。

     私としては,どんとゴールイメージを据えて,その間の道筋を試行錯誤しながら進むほうがいいと思っての提案。急がば回れ,みたいな感じか。しかしながら,何に取り組むかもうすこしはっきりさせたいという意見もある。

     そういう意見も,もっともなことでもある。

     教室で,子どもが学び合うときは,たっぷりと相談する時間や試行錯誤する時間は保障されているけれど,私たちの場合はなかなかそういう時間も,よほど意識しないととれないこともある。そこらへんが,なかなか難しいところである。

     それでも,そういう課題が話し合いの俎上にあがってくること自体がまた,私たちの学びでもあるから,あせらずみんなで考えていければよいでしょう。

    2013-04-02新年度の準備

    新年度が始まり,今年度の始業に向けていろいろと準備をしたり計画を立てる時期である。

     私たちの仕事は,子どもたちの自立を促すことである,と思っている。自分の力で前に進む,転んでもまた起きて歩き出せる,そんなイメージ。もちろん,自分一人でという訳ではなく,困ったときには人に助けてもらったり困っている人がいたら,自分が手助けできることはする,そんな感じ。お互いに緩くつながりながらみんなで前に一歩ずつ進むことを大切にしたい。

     学校は社会に出てからも,さらに成長していくための練習の場でもあるわけだから,乗り越える壁が必要である。壁があると,当然ごたごたがあったり非効率的ではある。しかし,学校(教室)にはそれが大事なんだと思っている。だって,そこを越えていく練習の場であるから。

     4月の新しい新年度のスタート。「スムーズで効率的」なスタートを切ろうとは思わない。自分で,自分たちで考え,決めて,うまくいかなかったらもう一度チャレンジする,みんなで相談するんだ,そうやって1年を過ごしながら成長するんだ,というメッセージを伝える,そんな4月始まりにしたい。

     構想は練るが,お膳立てはしない。子どもがやれることを取り上げない,そんな新年度の準備をしたい。

    2013-04-01教育目標をよりどころに

    新しいメンバーもお迎えして,新年度がはじまった。

     昨年度末,校長先生が「○○小学校 学校教育目標について」という,教育目標の解説?をだしてくださいました。校長先生の,教育目標に対する思いと熱意が伝わってくる中身であり,なおかつわかりやすい。

     しかし,学校現場は忙しい。何人がじっくり読んだかは分からない。年度初めこそ,学校教育目標の理念のレベルで職員間で意見を交わし,すりあわせをする時間が必要だと思うけれど,その時間は実はあまりない。もちろん,最初の職員会議で校長先生から話はあると思うが,その後に,こういう大元のところについて,ゆっくりみんなそれこそ車座になって2時間くらいイメージを共有する対話の場が必要だと思うんだけど,多くの場合,目先の準備の時間が優先になりがちである。それはちょっと残念。

     だから,研究主任である私の立場で,最大限,校長先生の理念を生かすことが私の役割でもある。研究主題は「主体的に学ぶ子どもの育成~自ら考え,伝え合う学習活動の工夫(国語科)~」でスタートすることになっている。

     校内研究は1年間をかけての取組。月2会のワークショップも行う。校内研究も,教育目標の理念とかなりかぶる形で実施できる。(当たり前だが)

    それで実施すると,1年間定期的に教育目標について,具体的に振り返る場が出来る,という事になる。目先の細々としたことも必要ではあるけれど,そこで迷ったりしたときに,より高次の目標を共有出来ていることは大切であろう。そういう意味で,教育目標はいい。そこを,いつでも立ち戻る基地にしていけば,ぶれはなくなるし,みんなで合意して取り組める。

     その下準備,まずはできた。