次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2012-09-05ストーミングに入ろう

    研究主任をやらせていただいているのですが,どうも今年度,やりづらいなあ,進展しないなあと感じていました。昨年度までは,あゆみはゆっくりでも,ある程度みんなで取り組んでいる,という「感覚」はあったので(それが実は落とし穴だった,と今では思うのですが),今年度のなんか「ばらばら感」がどこからくるものなのか,と思っていました。高志スタイルの「自由な実践の交流」ではどうも焦点が絞りづらい,という意見を受けて,「言語活動の充実」という切り口を設定したのに,という思いもありました。

    夏休みに,ファシリテーターの中川さんに校内研修「ファシリテーションの基礎を学ぶ」というテーマでお手伝いをいただきました。そのときにタックマンモデルの解説と

    「チームは,メンバーの変更,出入りがあったときから,また1から作り直す必要がある。」

    という話もお聞きしました。

    やっぱりここだと思いました。進展しない原因がはっきりしました。フォーミングから先に進まないのです。というよりも,私も含めておそらくほぼみんなが無意識にストーミングに進もうとしていない感じといっていいでしょうか。表面的なのです。

    でも,その原因は私です。昨年度までは私の感覚(子どもに対するものさし,授業への感覚)が似通った人が比較的多かったのですが,今年度は違います。是か非かとか,いいとか悪いとかそういう問題ではなく,教師としてのスタンス,立ち位置,がおそらく私とは違う人の割合が増えました。繰り返しますが,それは良いとか悪いとかの問題ではありません。黒が好きか白が好きか,とかそんな程度のことです。

    (主義主張を言っても仕方が無いし,職員全体で調和を保たない限り学校としても前に進まない)と感じていたので,私もなるべく「衝突を避け,悪く言えば「当たり障り無く」研究推進を進めようとしていたのです。そういう雰囲気は伝わります。表面上,だったのは私が原因だったわけです。

     

     今日は研究推進委員会でした。

    「私も,メンバーに入っていいですか?」

    と自分から参加してくれた若手メンバーがいました。彼は,(私が感じるに,おそらく)私の指導スタンスとは一線を画します。誤解を恐れずに単純化して言えば,彼は「一斉指導派」だし,私はそうではありません。しつこいようですが,どちらがよいとか悪いとかの問題ではありません。ただ,私は彼とは

    (授業について議論して,衝突しては元も子もない)

    と思い,その点での話題をはっきり言って避けていました。

     研究推進委員会ホワイトボードミーティング風にしているときも,彼は,分からないことは分からないと言います。思ったことはとりあえず口に出して言います。言いにくいことでも,まずは言います。私もファシリテーター役なのですが,その話題に乗っかってしゃべります。その流れで,みんなもしゃべります。

    言語活動の研究しているのに,それにこの時期なのに,それも研究推進委員なのに

    「いやさ~,言語活動ってなんだか分かんないだよね。」

    という発言も出ます(笑)。いや,出せるようになったのだと思います。もう一度ここからなのです。実際は。

     彼の存在が,研究推進を一歩進め,研究がストーミングに入るきっかけをつくってくれる予感がします。

    彼と話していて思い出しました。

    (あ,前は自分がこうだったじゃん…)

    と。ばりばり一斉指導派だった(それしか知らなかった)し,言いたい放題言っていたし。初めて新潟のフォーラムに行ったときに,弁当を食べている西川先生にあれこれ質問した(西川先生は,いちゃもんをつけにきたと感じていたらしい…汗)上で

    (う~ん,納得できん)

    と思っていたじゃないかと。そんな自分も,今はこういうスタンスじゃないかと。

    研究推進委員会では「なんか気になること」をあれこれ出し合い,「優先順位」を決めて「具体的行動と担当」を決めました。彼は,高学年部に働きかけて,手立てや授業検討の打診をすると言いました。私は,もっと情報提供をする,研究授業とは別に授業を見合う会などを開くことにしました。他のメンバーもすることを決めました。 スタンスが違うから(違うように見えるから)衝突するのではありません。スタンスにこだわるから,衝突が起こるのだと思いました。思い出しました。

    実は,そういう自分が一番スタンスにこだわっていたのでしょう。あぶないあぶない。良い時期に、中川さんの研修を職場でやれたし,彼との出会いもちょうど良かったのです。必然的。

    ピンチじゃなくてチャンスでした。チャンスにしよう。やる気でてきた。ストーミングに入ろう!