次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2012-08-18「学習する組織」

    学習する組織 現場に変化のタネをまく (光文社新書)

    学習する組織 現場に変化のタネをまく (光文社新書)

    本家(?)のセンゲの本は高い(笑)ので,まずこちらから。

     しかし,十分満足です。

     DO型リーダーとBE型リーダーの記述とか,参考になることがたくさんあったし,今まで『学び合い』の考え方を意識しながら見てきたことと,合致点がたくさんあって,方向性にしてもなんにしても,

    「やっぱり,そうだよね。」

    と思うことが多かったです。

     この本を読んで,いろいろと書きたいことはたくさんあるのですが,本の趣旨とは若干ずれたところで。

     私は学校では研究主任をしています。4年目です。高志スタイルを参考にしてくんでいますが,今年度は,(私の主観ですが)なんか,停滞している気がします。

     何でかな~何でかな~,と思っていました。主題に対して「各自が創意ある自由なアプローチ」もいいけど,なんか焦点がぼける気がする,という意見を受けて,今年度はサブテーマに「言語活動に充実を通して」とつけ,切り口を狭めました。それでも,です。

     でも,この本を読んでいてなんとなく分かりました。もちろん要因は一つではありません。が,大きくは,ここかも,という点。それは「コミュニティとコネクター」ということ。本校は,私から見て市内でもかなり安定した教育活動が行われていると思います。それは,本校の卒業生が進学する中学校が,ここ何年も市内でも有数の「荒れ」の少ない学校であることからもわかります。それは,もちろん地域の保護者の方々の下支えがあってのことです。それと,小学校でも子どもの考えや思いを聴きながら丁寧に教育活動を行おうとする同僚が多いこともあると考えています。

     どの先生方もすばらしい方々です。私はそう思います。ただ人間が違いますから,一人ひとり教育観やそこから派生する教育方法は違います。それは当たり前のことです。そして違っていてもいいと思っています。

     高志スタイルみたいな方法で,校内研究を行うと,それぞれの教育観がもろに表に出ます。もちろん多様なのは良いことです。多様な考えが共存できるのは良い状態だと思います。とはいえ,「みんなと同じ」が意外と「いいこと」というか,そうしたほうがいいという文化も学校には習慣としてあるような傾向もあると思いません?そうなると,多様性は時として軋轢を生むこともあります。いい,悪いではなく,それに直面すると戸惑うこともありますよね。そこを埋め,共有ビジョンを描くにはたくさんの対話が必要ですし,それ以前にお互いに何でも言える信頼関係が必要になります。

     私たちは「大人」ですから,相手との関係を考慮しながら,踏み込んでいい部分と躊躇する部分を判断します。逆にいうと,危ないところには突っ込まない,ということです。タックマンモデルでいうと「ストーミング」に入り口までいっても,そこから先には踏み込んでいないということ。(実はそれはうすうす感じてはいた…。)

     対話によって,その軋轢とまで言わないまでも,違和感を解消できると良かったのですが,それが十分ではなかったのだろうと思います。昨年までは私が研究主任として,どちらかというと,それぞれをつなぐコネクターとして動けていた部分もありましたが,今年度はメンバーなどの入れ替わりもあり,関係性も変わり,従って以前のようにはいかず,その役割も十分果たせず,かといって,変わりのコネクターも生まれず,という状況だったのではないかと思います。

     となると,2学期の打開策は,もう一度『思い』を語り,みんなに相談することだな。そうすると,またどこか動き出すだろう。きっと。

    「いい学校にしよう!」

    という思いはみんな同じだからね。

     以上,ぐだぐだと考えたことの一つでした。

     この本は,企業向けに書かれているようだけど,とても参考になることが多かったです。