次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2011-11-24学習クラブ

    「あ、今日ね、先生たち全員が出張だから、放課後学習クラブできないんだ~」

    というと、勉強があまり得意でない子たちが

    「え~、今日ないの~」

    と言っていた。

     こういう雰囲気を大事したいものです。

     だから、明日も職員会議だけど、開始時間を遅らせてもらって、放課後学習クラブができるようにしました~。

    2011-11-23答えはないかも

     クラスには,いろんな子どもがいます。もちろん全国どの教室もそれは,程度の差こそあれ,同じだろうと思いますが。

     クラスには数名,どうしても私や算数の時はTTの先生に頼りたい子がいます。教卓の脇に,机を持って来ることもあります。

    「この状態がクラスの課題でしょ。」

    とかって言ったこともありますが,それでうまくいったことはありませんでした。たいてい,寄ってきた子たちも,他の子たちも辛くなるだけでした。

     寄ってくる子たちは,理解力的にもですがコミュニケーションの取り方も,その子なりの間合いがあるみたいです。だから,そういう時には,私は教えます。そうしたほうが,その子たちが楽しく学べるみたいだからです。

     いい状態の時は,みんなと学べるときもあるし。

    「一人も見捨てない」ということを,教師も入れたみんなで守っていこうとすれば,いいか,と思うことにしています。勉強ができない,ということだけで「自分はダメだ」と思わなくてもいいクラスでありたいものです。

     「君ならやれるね!」「前よりここが良くなったよね!」「ここは,もう少しやれるんじゃないかな~」そういう目で子どもたちをみないとなあ。結果は大事だけど,教師がそこだけを見ていては,辛くなる子どももいると思います。「先生,それでも,私はこの結果じゃ,まだまだ満足できません!」と子ども自身が思えるように励ましていかないと。

    「一人も見捨てない」ってことは,考えれば考えるほど,一筋縄じゃいかないなあ。答えはみつからないものですね。

    2011-11-20クラスの紹介と「子ども未来会議」

     昨日は仙台市体育館で行われた「子ども未来会議」に参加しました。残念ながら,スポ少の行事だったり,流行性のかぜのため,我がクラスから参加できるメンバーが1名になってしまったのが残念ではありますが,その1名の子(Mさん)は,とってもやる気のある子なんで,きっと何かを吸収してくるだろうと思っていました。

     さて,Mさんがクラスの代表として参加する訳だから,クラスとして今の自分たちのクラスの学習の状況を話し合わないといけません。で。先週は2回に分けて,以下のテーマでみんなで話し合いをしました。

     1 ぼくたちのクラスを色で表すと?そのわけは?

     2 ぼくたち,わたしたちのクラスのいいところは?

     3 ぼくたち,わたしたちのクラスの,まだ足りないところ,よくしてい   きたいところは?

     4 『学び合い』の学習をしていていいところやうまくいっているところは?

     5『学び合い』の学習をしていて,うまくいかないことや困ることは?

     この話し合いをもとに,Mさんが,未来会議で話そうとして以下の原稿を書きました。

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     クラスは男子16人,女子9人,全員で25人です。震災の影響で6人の友達が他の学校から転校して仲間になりました。

     私たちのクラスを色で表すと,私は「虹色」だと思います。なぜかというと,元気な人,時々けんかをしてしまう人,礼儀正しい人,自然が好きな人,スポーツが得意な人,何にでも一生けんめい取り組む人,いろんな人がいます。それにみんな仲良しです。クラスの半数以上が「オレンジ」と思っているそうです。理由は赤が元気,黄色が明るいを合わせて「オレンジ」になるからです。

     これから,クラスで話し合った意見を私が代表で話します。私たちのクラスのいいところは,男女関係なく仲良し,協力し合っている,元気で自然が大好き・大切にできるところです。

     もっと良くしていきたいところは,もめごとを少なくしていつか0にしたいことと,友達の意見を内容も分かって集中して聞くことです。

     学習をしていて,いいところやうまくいっているところは,

     ①自分がサポーターになったりだれかにサポーターになってもらったりできる。

     ②たくさん話しができる,聞ける,教えてもらえる。

     ③みんなといっしょに伸びると思えること。

     ④自分にはない意見やアイデアなどが聞ける。

    などの意見が出ました。

     うまくいかないことや直していきたいことは,

    ①だれかを置いて行ってしまう時もある。

    ②やりたい人とだけするので,男女別になってしまうことが多い。

    ③自分のペースでやるので,さぼってしまう人がいる。

    ④意見を出しているのに,言葉遣いでけんかのようになってしまうことがある。

    などの意見が出ました。

     今日は,みなさんと仲良くなれて,みなさんの勉強のやり方を教えてもらえるとうれしいです。

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     実際の子ども会議では,この「原稿発表」なんてなくて,即,子どもたち話し合いの中に,ぽ~んと放り込まれ,ドキドキしたり緊張したりする間なんてなかったみたいです。(笑)さっそくA小の4年生の男子チームと話し合いスタート。

     Mさんの

    「うちのクラスは,勉強するときに男女分かれちゃうことが多いんだよね~」

    というお悩みに

    「そりゃあさ,目標がはっきりしてないんじゃないの?」

    「目標がはっきりすればいいんだよ。」

    「そういうときは,クラスで,もう一度,目標は何かを話し合って…」

    「うちらもそういうときもあったけど…」

    などなど。子ども同士で学習の仕方の問題点や解決策を話し合うのっていいな~。

     ついでに私のお悩みも。

    「分からなくなっちゃって,困ってしまう子がいるとするでしょ?そしてその子は,友達にも聞くことが出来なくて,一人でしょんぼりとしちゃうとか,やる気を失っちゃうとかするでしょ?そういう時はどうするの?」

     すると,その子たちの「回答」は

    ・そうであっても,自分からは教えに行かない。

    ・でも,オープンマインドで,「いつでも聞いてね」という立場。

    ・自分でも必死に勉強しないと,オープンマインドになれない。

    ・優しさが大事。

     さらに私が,

    「でもさ,分からなくなって,それでもだれにも聞けないんだから,そういう時は,声かけるんじゃないの?優しさが大事なんでしょ?」

    と尋ねると

    ・そうであっても,自分からは教えに行かない方がその人のためだと思う。そこで,自分から教えに行っちゃうと,その人はいつでもその人に頼ろうとして,結局その人の為にならないし,教えてあげた人も自分の勉強が進まなくなるから。「いつでも聞いて」という気持ちは大事。聞かれたら,一生懸命教えるけど。

    ・その人が,どうしても自分から聞けないんだったら,先生が手助けするといいと思う。

    とのこと。

     この子たちだけでなく,どの子も,自分の学習・自分たちの学習について正面から語れる力強さがありました。大人の質問にも,ちょっと考えて言葉を選びながら,丁寧に応えようとする姿がとてもステキでした。ここには,教師とか,子どもとか,大人とか,そういうんじゃなくて,それぞれがそれぞれの言葉で語り合う,そういう空間でした。

     この出会いをいかさなくっちゃ!

    2011-11-19きのうときょう

    昨日は、リヒテルズさんやアソビジの中川さん、そして石巻の教員数名で、私の友人のF先生のうちで懇談。

     それもこれも、もとを正せば今回の震災があったからでもあります。

     ずっと、そういうものだ、という学校像が、維持できない状況にあるのがこの地域だと思います。被害の程度、その他、学校ごとに置かれている状況が違いすぎて、同じシステムではたちかないのが現状でしょう。

     学校が一番大事にしなくてはならないことはなに?いるもの、いらないものは何?そういうことを考えていく必然性が、とくに私たちにはあります。

     リヒテルズさんのお話を聴きながら

    「自立と共生」

    という言葉に、少しこだわって考えてみたいなあと思いました。

     

     それにしても、ここ1、2年でいろんなつながりが生まれて、全体として何かが動き出しそうな、そんな予感がします。私だけみても、昨日集まった方々が直接お会いしお話できる状況なんて、1年前には全く考えられなかったのですから。

     そして、今日は「子ども未来会議」。私の力不足で、クラスからはMさん1名の参加になりましたが、Mさんが何を感じ、何を彼女の中に取り込み、それが同クラスに伝わるかなあ、と楽しみにしています。

    2011-11-12元気づけてくれるのはやっぱり子どもたちですね

     先週は,ずっと,私の調子が上がりませんでした。いわせんさんのいう「悪いことアンテナ」ばかりがびんびんに立ってしまって,子どもたちのよさよりも。足りなさ,というか,私の期待通りにならないもどかしさで,もやもやが続いたりいらいらが募ったりしていました。正直。

     金曜日の朝も,「なんか調子あがらんな~」と悶々して出勤すると,そんな状態の私にも,校庭の遠くでサッカーしている子どもたちからあいさつされ,また他の子からは,登校途中に見つけたものを見せられ,玄関まで来ると,教室の窓からにこにこ笑ってあいさつされたりして。

     あ~,やっと元気が出たな~,と思って,教室に入ったら,その日一日,全くイライラせずに,そして子どもたちもトラブル無しで。

     そんなもんなんだなあ。

    2011-11-06ASIMO来る!

    motoryou20111106

     11/4,ホンダのロボット,アシモが本校にやってきました。

     予想以上に速く歩くし,指は滑らかに動くし。片足立ちも,その場駆け足もできちゃう!ボールを蹴るときなんか,ボールの反動も計算に入れてバランスをとる巧みさ。すごい。

     研究当初は一歩歩くのに5秒も要したとか。う~ん,すごい。

     すごいのはアシモだけじゃなくて,アシモのオペレーター?の方々。約1時間のアシモ特別授業のために,3日の休日の日,約4時間をかけての綿密な設定とリハーサル。やっぱり,それだけの準備が必要なのです。

     私は,そのリハーサルをのぞきに行って,前日のうち目の前1mでアシモの動きが見られた,というお得つき。

    2011-11-05読書

    心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

    心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

    この本から見つけた言葉。

    「直にして礼なければ即ち絞す」

    孔子の言葉だそうだ。

    2年前はこれで苦労した。

    もう同じ轍は踏まないようにしよう。

    2011-11-04さて

    「何か,よ~分からん…」

    と頭がごちゃごちゃになる感覚が私はけっこう好きです。ゴチャゴチャしているときが,何か新しいアイデアが生まれそうな気がするからです。

     でも,やり方や方法がはっきりした方がいいと思う人もいます。

     どちらがいいとか正しいの問題ではないんだけど,こと「校内研究」という名前がつくと,その間をうまくうめる(つなぐ?)のは難しいです。

     

    2011-11-03なかなか難しい

    校内研究を進めるにあたって,私が大事にしたいのは,目標の共有化。それをするためには,子どもの事実をベースに,メンバーで何度も対話を重ねることなんじゃないかな,と思っている。うちの学校では,私の経験した中では比較的それができているほうだとは思う。でも足りない。

     その反省は今までの,全体会の中では出てきているし,改善する課題でもある。私としては,(高志小に行ったこともあって)単純に共有することを目的にした場を増やせばいいんじゃない?と考えるわけだが,事はそうかんたんに行かない。

     現実に,職員の放課後は,勤務時間という枠で考えると4時~5時くらいの1時間くらいしかない。そこの中に,学級事務だったり各種会議が入ったりするわけだから,多くの先生方は,夜遅くまで自宅で授業の準備をしたり事務仕事の続きをやったりするわけだ。

     だから単純にワークショップの回数を増やしましょ,とか,レポートを月2枚にしません?なんて言い出しても,無理がある部分もある。

     だから,目標を共有するっていうのはとても難しいと感じている。だからおおくの場合,市の教育方針,とか学校教育目標とか,大事なんだけど,意外と日常的に意識していることって一般的には少ないんじゃないかと,思う。

     で,そんな中で「共有」をしようとすると,どうしても「手段」「方法」のレベルで共有しよう,となるわけだ。

     ただでさえ,多忙感のある学校現場だから,「負担」と感じることを増やすことは,得策ではない。むしろ負担を軽減しゆとりを創り出すことで,学校はさらに子どもや保護者,地域にとってよくなるとは思う。

     じゃ,校内研究はないほうがいい?こんな,あたりで,「さて,どう考えるかな…」となる。難しものだ。

     内心は,毎日30分,全職員でテーブルを囲んで,子どもや授業,学校のことを自由におしゃべりする,それだけでいいと思っている。それが,立派な「校内研究」として通るようになればいいなあ,と思っているんだけど。