次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2011-06-04きのうのこと

    朝の会では,順番に「朝の発表」がある。子どもの中で2冊のノートを回して,毎日2人が,クラスのみんなに向けて話したいこと,伝えたいことを自分で決めて,発表する。分かる人もいるとは思うけど,金森俊郎先生の「手紙ノート」をイメージしたものだけど,金森学級のように深いものは,特段出てくるわけではない。

     でも,昨日は,びっくりした。

     震災で大きな被害を受けた子が4人,クラスに転入して来ているけど,そのうちの3人は休み時間とかのおしゃべりの中や,振り返りジャーナルの中で,震災の日のことについて話したり書いたりして伝えてくれたこともあった。一人だけは,地震のことについては全く話さないし,もちろん私も,他の子と同様にあえて聞くこともしてこなかった。私には想像もできない怖い思いや,人にはそうそう簡単に伝えられない思いもあるだろうから。

     で,その今まで,全く地震のことについて触れてこなかった子が,昨日の朝の発表の時,急に自分の親類が津波の被害にあって,まだ見つかっていないことについて話し始めた。いつもは,

    「お~い,聞いているのか?」

    と言いたくなるような,クラスの子たちも,その時だけは,ピタッと静かになった。

     やっぱり,子どもたちのアンテナは,聴くべきこと,というのは瞬時に判断できるものだと感じた。

     私は,というと,なんとコメントしたらいいのか分からず,

    「話してくれてありがとう」(だったと思うがよく覚えていない…)

    という,とんちんかん(かな?)なことを言うしかなかった。

     ふだん,あんなにグチャグチャワイワイしているクラスだけど,やっぱりいいクラスだなあ,とうれしく思った。