次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2010-09-30成功のイメージ

    水泳の学習を3,4年生合同でやってきて,その流れというわけでもないけど,学芸会も3,4年生で演じることにしている。

     前任校で,3,4,6年生で合唱構成劇をやったことがあり,その時も異学年の子どもたちが同じ目標に向かって演じることの相乗効果を感じた。

     それで,今回もチャレンジ。3年生,4年生で一緒になって演技を相談したり,休み時間に何人かで集まって踊りの練習をしたりとだんだん盛り上がってきた。

     全体を「だいたい」通せるようになったので,これからの練習は,子どもたちにはっきりとした目標を持たせ,その達成に向けた本気の取り組みを促していこうと思う。

     「ぼくたちが満足する『泣いた赤鬼』にするために大切なこと」というテーマで意見を出し合い,取り組み方のイメージは“だいたい”共有されてはいるけれど,それがはっきりとした成功の結果としてのイメージがまだぼやけたままである。

     次週早々に「ところで,どうなれば,ぼくたちの『泣いた赤鬼』は成功といえるの?」と問いかけよう。

    あ,練習内容計画も子どもたちが立てればいいんだ…。

    2010-09-29今年の「宮城の会」は組合青年部講座として

     今年の「宮城の会」は組合青年部講座として開きます。今年で宮城の会も3回目になります。地固めの時期からそろそろ次の段階に進むときだと思っています。

     ここのところ,私は『学び合い』という言葉を,宮城の会のメンバー以外にはほとんど使っていません。『学び合い』ということば(名称)を使うと,『学び合い』とは何か,『学び合い』であるかないか,『学び合い』と一斉指導はどちらが…,とか,私たちの願いとはまったく別なところで扱われてしまう可能性もあるからです。そうではなく,「どの子も楽しく学べる」「どの子もその子の可能性がよりよく伸ばせる」「どの子も自分に自信を持ち自立して生きていける力を伸ばす」…などなど,どの教職員,全ての保護者,そして肝心の子どもの願いを実現するために学校は,授業はどうだといいのか?を根本から考え,取り組みたいだけです。

     身の回りの報道,身近な教育行政での研修会や講演会の内容などからは,その実現のためには,やはり『学び合い』の考え方をベースにした授業に転換していく方がベターと思われます。また,全国の新聞の教育記事や教育関連産業のパンフなどにも,次第に『学び合い』が取り上げられることが多くなっているのを肌で感じるようになりました。

     宮城でも,次のステップは,大きな動きをするよりも,どちらかというと小さな(小さくても)動きをあちこちで始めることが必要です。誤解のないようにいうと,それはいわゆる,『学び合い』の授業を広げる,とかではなく,(もちろん『学び合い』の考え方をベースにした授業がふつうになればよりよいとは,個人的には思いますが)上記のような願いを全ての子どもに対してかなえるためには,学校は,授業はどうであるとよりよいのかを,今までの習慣を一旦リセットしたうえで考え合いたいということです。くり返しになりましたが。

     前置きが長くなりましたが,で,今年の宮城の会のご案内。内容的には地元重視で考えていますが,『学び合い』グループの方々も可能であれば参加していただき,宮城の会を盛り上げ,よりよい学校づくりに力をおかしいただければ嬉しいです。参加費は無料ですし!!

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    1 日時  2010年11月13日(土)  13:00受付

    2 場所  東松島市コミュニティセンター 

    3 主催  宮教組石巻支部青年部

    4 講師  西川 純 上越教育大学教育実践高度化専攻 教授

    5 日程

    13:00~13:20 受付

    13:20~13:25 開会

    13:25~13:55 西川純教授による講演

    13:55~14:00 質疑・応答

    14:00~14:10 休憩・準備

    14:10~14:30 『学び合い』の授業実践報告 

                         (石巻市公立小学校教諭)

    14:30~14:40 質疑・応答

    14:40~14:50 休憩・準備

    14:50~15:30 『学び合い』体験(模擬授業)        15:30~15:40 休憩・準備

    15:40~16:50 考えを深める,疑問を解決するためのフリートー            ク

    ※西川先生にもその輪に入っていただきます。

    16:50       閉会

    (18:00~20:00) 懇親会  

    6 参加費  無料(懇親会費3,500円は別途) ※当日集金

    7 お申し込み

    (1)お申し込みの方法  FAXにてお申し込みください。     

    (2)宛先 宮教組石巻支部青年部長宛 

             FAX 0120ー369ー931

                       

    ☆参加申し込みに当たっては,次のものをご記入ください。

     ①お名前 ②お勤め先 ③連絡先 ④懇親会ご参加の有無

    ☆当日の会場での参加申し込みも可ですが,できるだけ,10月30日(土)

     までにお申し込みください。(定員80名になり次第、締め切らせていただきます。)

    ☆問い合わせ窓口  宮教組石巻支部書記局     (℡0225-94-2424)

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    申し込みはFAXとしていますが,このページをご覧になって参加をきめてくださった方は,メールでの申し込みも可です。よろしくお願いします。

    motokawa.ryou@yellow.plala.or.jp

    ※ちなみにどなたでも参加できます。組合員,未組合員を問いません。県外からの参加も可です。

    2010-09-27「この職員室,安心できる!」

    「この職員室,安心できる!」

    今日は校内研究のワークショップの日。ワークショップが終わった後のある先生のことば。最高の褒め言葉ではないか思います。素直にうれしいです。

    「生き生きと学ぶ子ども」という大きなテーマに向けて,それぞれがそれぞれのやり方でアプローチする。それを,ワークショップで月1回交流する。ほぼ,それだけである。がそれだからいいんだと思います。

     ワークショップで語られるのは,飾りのないそれぞれの取り組みと今後にむけての方向性。それにもとに,職員室の仲間が,自由にそれでいて温かい対話をします。そこには役職や年齢は関係ありません。だいたい,校内研究の話し合いをしながら,笑い声が絶えないなんて学校は,そうはないんじゃないか,と自慢します。(な~んて,ね)自然体です。

     教科で縛られない研究なので,「学ぶとは」「学習の意欲とは」「クラスは…」と多様な点からおしゃべりできます。時間があっというまに過ぎます。もう少しみんなとしゃべりたいな~という気持ちで終わります。

     この,もう少ししゃべりたい,とい気持ちが大切だな,と思います。私たちの学びは,このワークショップの時間で終わりではなくて,このワークショップをきっかけにして,また明日から,職員みんなで,休み時間だったり放課後だったり,廊下だったりで,第2ラウンドが始まるのであ~る。

     私たちが,学ぶことを楽しめれば,子どもだって,楽しめるよな~。大人だって支え合って学べば,楽しい。

     

    2010-09-26秋のにおい

     久々の晴天。秋晴れ。

     なので,ちょっとバイクで出かけました。

     今は稲刈りがあちこちの田んぼで始まっています。

     バイクで走ると,稲刈りのにおい?がします。

     きっと,車では感じられないだろうなあ。

     自転車にはかなわないだろうけど!

    2010-09-25「木かげにごろり」

     

    国語の物語文「木かげにごろり」。

    「このお話のおもしろさは,どんなところにあると思うか,自分の考えを 分かってもらえるように書く」

    と言う課題。

     最後の10分間に,自分の考えが書けるようになっていてね。それまで,みんなと話し合ってみてね。」

    と学習をスタート。

    「地主が欲張りなんだよ。」

    「お百姓が頭がいいんだ。」

    「地主がアホなんじゃな~い」

    「そもそも,『木かげを買い取れ!』なんて行ったからダメなんだ。」

    「これって,『ウサギとカメ』みたいじゃん!」

    「なんで?」

    「だってさ,立場が逆転してる。」

    「あ~,『舌切りすずめ』や『花さかじいさん』と同じ~」

    「欲張りは,懲らしめられるって事だね!」

    「あ,この木かげ,この先,地主のお屋敷にも延びていって,お屋敷もお百姓にとられるんじゃない?」

    「先生,このお話の続きも書いてみていい?」

    こんな会話を聞きながら,

    「さすがだね~」

    「へ~,おもしろい!」

    「なるほど!」

    と言っていました。本気でそう思っていたので,子どもたちもニコニコ楽しくやっていました。

    2010-09-23行きつ戻りつ

    うちのクラスはおそらく学校一の元気クラス。

    クラス目標は「最強!仲良し!世界一!!~明るく元気,やさしさ・思いやり・あたたかいあいさつ・しっかり学習~」。

    私自身がここをもう一度振り返ってみると,全体的には,子どもたちはなかなかよくやっているなあと思う。

    学習面の主に「理解力」という面に限って言えば,このクラスはかなりその幅がひろいと感じる。それは,例えば「読む」「書く」「話す」「聞く」といった言語面に対する個々の子どもたちの現在の発達の差に由来しているように見える。

     子どもたちは子どもたちなりに「みんな」を達成しようと,それぞれ自分にできることをしている。学習が苦手な友だちにまず声をかけていつもいっしょにやってくれている子,自分の課題を手早くすませ,男女関係なく声をかけてくれる子,なかなか課題に向かうことができずにいる友だちに「おい,早く始めろよ~」と声をかけてくれる子,そんなすてきな子たちがたくさんいる。

     問題なのは私自身で,そんな子がいるにも関わらず,みんなが課題を達成できないことが続いたりすると「う~む」と思ってしまう。「がんばっているか,がんばっていないか」「本気か,本気じゃないか」は私個人で断定できることではないだろうから,だから,結果で判断するしかない。言い訳みたいになると,これくらい理解力の差があれば,「この時間内にみんながこの課題を達成するなんて難しいんじゃないか…」と思ってしまうこともないこともない。(実はある…)が,それではいかんと思い「みんなを達成すること」を信じて求めねば,と思い語るわけであるが。

    授業の課題を「みんな」が達成できないことも,そりゃあある。むしろその方がうちのクラスの場合,多いかもしれない。でもやっぱり,私が説明して,教えるよりは,子どもたち同志でやったほうが数段いい。だって,黙って聞いているよりも数倍,話したり聞いたりしているんだから。

     でも,やっぱり「みんな」が達成できないときはつらいんだよな…。自分が一斉授業で教えていたときには,見えなかったことが見えるからだろうな。

    最終的な目標(うちのクラスの場合クラス目標)を達成することの必要性と意義を語り続ける力(思い,信念?)と,授業におけるその時間その時間の課題の達成と評価をどうつなげていくか,がどうやら私の課題なのかもしれない。その場その場の課題の達成に「だけ」目が行ってしまうと,大事なことを忘れてしまう。(ここが私の弱さと自覚…)

     できてないところに目を向けるより,子どもたちのよさに目を向けていこう。その良さをどんどん伝えていこう。やっぱり最後は「信じて任せる」「認め,励ます」しかないことに気付かされる。

     相変わらず行きつ戻りつ,である。

    2010-09-16見失っていたこと

    http://d.hatena.ne.jp/kaisaki37/

    どうもこのごろ,クラスでの学びが「低調」に「私が」感じていた。それでなんかもやもやしていた。ずっと。きっと,もやもやどころかいらいらモードだったはずである。

    でも,それは,どうやら私の心のほうに原因があったんだろうなと思う。自分でもそれは感じていたんだけど,それが何なのか分からずにいた。なのに

    子どもたちに要求することばかりに神経をむけていた。

    「共に学ぶ仲間として参加する」つまり一緒に楽しむ,喜ぶという気持ちを忘れていた。

     そういえば,水泳の時は

    「この子たちすごいな~」とか

    「おーーーー!!やったー!!!!!」

    とか私自身が驚いたり喜んだりしていたよな。そういう時って子どもたち,どんどんやれてたもんな…。

    一緒に喜ぼう,一緒に悩もう。感謝しよう。明日から再スタート。

    2010-09-12単純かも

    いいたいことが言え,お互いに尊重し合える職員室。それができれば,学校はきっと,ぐんとよくなるだろうなあと思う。

     学芸会では2年生は荒馬にチャレンジ。その荒馬の頭の部分を作るのに校長先生が糸鋸で板を切ってくれていた。その頭の部分にドリルで穴を空ける作業を大工さんの保護者が力を貸してくれた。そして,出来上がった馬の頭は祖父母参観で子どもたちと祖父母で色つけ。

     「胴体部分はどうしたらいいかなあ?」

    という担任の声に,職員のみんなでアイデアを出し合う。そして,その作業の一端を教頭先生が

    「やってけっから!」

    といってくれる。なかなかすてきな学校だと思う。

     難しい理屈はともかく,みんなでいい学校を創ろう,そういう意識だけでいいんだよなあと思う。「校内研究」は「みんなでいい学校を創る」というテーマでいいんじゃないかな。「いい学校ってどんな学校かな?」とみんな(職員,保護者,子ども,地域の人たち…)で話す場があり,行動し。そんなサイクルができれば,それだけでいい気がするなあ。意外と単純かも。

    2010-09-11全国大会!?

    2013年,日本作文の会の「作文教育研究大会」が宮城を会場に開催されることが内々に決まった。

     宮城作文の会の会員でもある私は,その実行委員に自然となるわけである。生活綴り方教育の歴史をもつ東北でやるからには,その「東北らしさ」を期待する旨もあるだろう。しかし,現状を見ると,身の回りを見たって,日作のめざす「作文教育」「生活綴り方教育」を実践している方は,ほとんど見あたらない。そのような状況下で,1000人規模の大会を目指すとなれば,正直不安にもなる。

     幸い,作文教育はほかの,教科に特化した民間教育団体にはない特性を持っていると私は思っている。つまり,「子ども」「人間」をどうとらえるかといった子ども観がその根底にあると思っている。子どもそのものが話題になる。従って,どんな教師も,教師に限らず,親,あらゆる教育関係者と共有できる部分が多いはずである。

    だから「作文」「生活綴り方」というくくりだけでなく,もっと大きな視野をもった大会を目指すとおもしろいんじゃないかと思ってきた。作文教育の大会で体育の研究団体が参加したり,算数の研究団体が参加したり,なんてのもおもしろいなあ。対象を「こども」または「書く」にしているからこそできる強みではないかと思う。

     県内の自主的研究サークルの活動は,県内全体の教職員の比率からいうと決して活発とはいえないだろうと思う。そんな様々な研究サークルをつなぐ役割が,仮にできたとしたら,おもしろいと思う。

     しかし,これはあくまで私が個人的に,勝手にぼんやりと思いついたこと(妄想?)であり,宮城作文の会の考えではない。これからみんなで考えることではある。

    2010-09-02校内サークル

    1学期末の反省会の中で,本校の教育目標の具現化の話になり,そこから「生きる力」の話へ。そして,新学習指導要領がもとめるているものは,なにか,みんなで,時間をかけて話しましょう,ということに。いいことだと思います。

     そこで,明日は第1回の学習会。総則の総説をみんなで読み合います。

    ・そもそも,どうして今,「生きる力」なのか。

    ・学力とはなにか。新指導要領で求めている学力とは何か。

    ・そもそも子どもの成長,とは何なのか。

    今のところ,そんな問いを立てながら,1時間,ひたすら総説を読み込むのもよし,読みながら仲間とおしゃべり&議論?対話?を重ねるのもよし,という中身で行います。そして,最後に自分の振り返りを語る,というゆるい感じで行う予定です。私たち自身が,必然性を感じ,その理念を考え合い,具体的な授業像なども念頭に置きながら話せる時間になるといいです。

     校内サークル。校内研究?研修?もだんだんそんなイメージに近づきつつあるのがうれしいです。

     

    子どもたちに「未来の学力」を

    子どもたちに「未来の学力」を

    この本は,今までに何度も読み返しました。読み返すたびに,マークする箇所や書き込みが増えていきます。私の考えのベースになっている,というかしたい本です。