次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2010-08-05最後は気持ちだね!

     夏休みのプール。例年はどの子もほとんど「遊び」に終始してます。いってみれば,水泳の授業でいう「自由時間」みたな状態がずっと続いているわけです。

     あ,話はちょっと変わりますが,なぜ水泳の授業だけ「自由時間」(いってみれば水遊び)が認められている?んでしょうね。大概,初めての水泳の授業では時間の後半になると

    「先生,自由時間あるんですか?」

    なんて聞かれます。

    「自由時間って?練習時間じゃなくて?」

    なんて意地悪な返事を何回かしていると,子どもたちもそんなことは聞かなくなります。だって,何回か学習をしていると,自由時間かそうではないかなんてあまり関係ない,というか分かりますから。だって言ってみればほとんど自由時間なんですから。どんな質の自由時間にするか,が肝心ですから。それにしても,水泳暗いじゃないの?「先生,自由時間あるんですか?」なんて聞かれて「じゃあ,○分,自由時間ね!」なんてのがあるの。

     話がそれました。そうそう,例年の夏休みのプール開放では,その「自由時間」がずっと続くような感じでした。でも,やっぱりそれではもったいないです。3年生は,夏休み前に

    「25m泳ぎ切れるようになるんだよ」「最高の目標が達成できたら,いいよな~」

    とかいっていたのでか,どうか分かりませんが,かなりの人数が毎日通ってきます。おかげで,私の見たところクラスの約2/3は25mいけるようになりました。5人くらいは50mや100mもいってしまいます。6月くらいからは考えられないことです。やっぱり,子どもたちって本気になるとすごいなあ,とい思います。ほんと,ド根性です。

     言っていることといえば

    「ここまでいけたら,あそこまではもう4かきだぜ!」

    とか

    「半分いける人は,25mだっていけるんだよ。だって,息継ぎができるってことなんだから」

    とか,ただ励ますだけ。

    「あ,クロールの息継ぎは,ほら,あの○年生の○ちゃんのを見な。まねしてみ!お~い,○ちゃん,ちょっとお手本見せてくれ~」

    なんて感じ。

    今日はとってもうれしいことがありました。5年生のKさん。なかなか,17~20mの壁が破れなくて,25m泳ぎ切れません。でも,先日,やっと25m泳ぎきりました。そして今日,

    「先生,今日ね~,誕生日なんだ~」

    と。

    「お~!じゃあ今日は50m泳ぎ切っちゃおうぜ~,いい記念になるじゃん」

     そこから練習を始め,なかなかうまくいかなかったのですが,とちゅう呼吸のリズムを変えたりしながら,ついに達成!!みんなで大喜びしました。

     やっぱり達成したい,という強い気持ちがあると強いな~。Kちゃんも25mなかなかいかなかったころは

    「ゴーグルに水が入って…」

    とか

    「水を飲んでしまって…」

    とか言っていたけど,だんだんそんなこと言わなくなったもんな。何度失敗してもいいんだよね。むしろ失敗をどんどんすること。気持ちをもってチャレンジし続けること。それでいいんだ,それが大事なんだと教えられました。

     Kちゃん,やったね!