2010-07-03ワールドカップ
「さらに上を目指すには?
の質問に
『環境だと思う。年間5試合,6試合,南米予選,欧州予選のような厳しい環境でやっていけば,彼らは必ず伸びる。プレッシャーの中で,相手が本気の試合をたくさん経験させてやりたい」
と語っていた。
チームはカメルーン戦の1試合の勝利で,がらっと雰囲気が変わったという選手もいた。チームがたった1試合で変わるということがあるんだとも語っていたようにも記憶している。
岡田監督は「ワールドカップベスト4」を目標に,選手もそれを本気で目指そう,と語ってきたようだ。それを,「非現実的」と非難する声も多かったとはおもう。そして現実として,日本は目標としていた「ベスト4」には残念ながら届かなかった。しかし,「ほら,やっぱりムリだったろ?」という声を今だ聞いていない。本気で挑む集団を,私たちが感じ,それに感動したからであろう。世間のチームに対する賞賛の雰囲気に対して,選手のコメントは「達成感より残念」「もっと試合をしたかった」「もっとレベルアップをしないと」という「もっとやれる」「次にむけて」というコメントが目立つ。自分やチームに対する自信・希望・期待から生まれる言葉だと思う。
クラスという「チーム」を任された「監督」としての教師が今回の日本チームの戦いから学ぶことは多い。
岡田監督はこう言っていた。
「私は若い人たちが目を輝かせているのを見るのが好きなんですよ…」
「最後の仕事と思って,全身全霊をかけてやってきた」