次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2010-07-29中学校との懇談会

     今日は,うちの小学校の進学先にもなる中学校へ。

     今,地元では「小中連携」がテーマになっているので,そのなかの一つの試みとして,この時期に前年度6年担任と現6年担任,養護教諭,教務主任と中学校の1学年担任の先生たちとで懇談をするというもの。

     中学校の先生方の話を聞いて,うれしくなった。ちゃんと,自分たちで判断し,動けるクラスを作っているんだな,と思って。

     中学校の先生の話

    ・教室には笑いが絶えない。クラスの雰囲気がよい。

    ・自分たちで考えて行動できる。

    ・何でも一生懸命取り組む。手抜きはしない。活動意欲が旺盛。

    ・仲間同士で声をかけ合っている。

    ・クラスとしてのまとまりがすばらしい。

    ・学習でも,困っている人には進んで手助けしている。

    などなど。

    6年の時のクラス目標

    ○元気よく,明るく笑顔でやりとげる

    ○思いやり,楽しく仲良く,助け合う

    やれているかんじだね。


    うちの小学校からと,もうひとつの小学校から進学し,現在中学校で2つのクラスをつくっている。1クラスあたり出身小学校は半々。それでも,どちらもいい雰囲気のクラスを維持していることがうれしい。

    「中学校でも,同じクラスのままならな~」

    といっていた子もいたが,やっぱり,新しい仲間を加えて,また新たにいいクラスをつくったほうが,楽しいはず。クラスをこえて「いい学年」を次はつくればいい。

     中学校生活も,よいこともあれば大変なことも在るとは思う。仲間といっしょに支え合いながら,チャレンジを楽しんでほしい。「みんなが楽しいを大切に(自分を含めた「みんな」)」「一人も置いていかない」…。小学校でみんなが大切にしてきたことは,中学校でも同じように大切にしてほしいと思う。

    2010-07-28すごいな~

    毎日いい天気です。というよりも,暑すぎです…。

     昨日は,朝,プールの機械操作にいったら,カブトムシがいました。昨日からはミンミンゼミの声も聞かれるようになりました。

     さて,毎日,わが3年生諸君はプールに通ってきます。

     すごいです。プール開き後は5mしか泳げなかった子が,今日は100mもおよぎました。「最高の目標」が“25m泳ぐ”だった子が50mクロールもばっちりです。6年生や5年生といっしょに泳いだり練習したり,そして同じ3年生の仲間がどんどん25mに挑戦し,泳ぎきっているのが刺激になっているのでしょう。

     私は,といえば,ただ一生懸命応援しているだけ。あと,

    「あ,あの○○さんみたいにするんだよ!」

    とかいっているだけ。

     「あ~,子どもたちって本当にすごいな~」

    と,プール監視をお願いしているお母さんとびっくりしてます。

     2学期の水泳大会が楽しみだな!

    2010-07-26研究全体会

    研究全体会では

    「どんな子どもの姿を真に望むのか。」

    「そうなるために私たちができることは何か」

    について,ワールドカフェ風に1時間半のおしゃべり。

     そう,やっぱり

    “計算が出来る子”とか“筋道立てて話せる子”なんていうのは出てきません。やっぱりそこが最終ゴールじゃなあいからですね。

    『思いやりのある子』『チャレンジする子』『協力する子』…『元気に学校に通える子』。などなど。

    それらと,学習指導はつなげて考えられる,むしろ,そういう子を学習指導を通して行う,と考えればいいのですよね。方法はどうあれ。

     2学期も楽しみです。みんなで話し合いながら,やっていきたいなあ。

    2010-07-25メモ書き

    1学期の授業も終わり,明日は研究全体会。もうすでに明日の計画は立てて,皆さんには配ってあるのでいいのですが,自分なりに思いついたことを書いておこうと思いました。ま,自分用のメモ。

    ○まずは「教師の学びを変えよう」と思ったのがスタート。そう思ったのは『学び合い』んお考え方との出会いと,吉田新一郎さんの著書。そしてそこからの様々なつながりの中から。

    ○「教師の学び」が変われば「子どもの学び」も変わるはず。「学ぶ」とはどういう事か,教師が考えればいい。これが答えだ,というものではないとおもうけど。学びのスタイルだって何通りもあるし,人によって異なるはずだから。

    ○昨年度は,「大きなテーマ」に「自由な相違ある取り組み」をスタート。それはある学校の実践をベースにしたものだけど,この近辺での「校内研究スタイル」とは大きく異なるため,初めはなかなか受け入れられない部分もあった。他がやっていない,やったことがないという不安からくるものである。ま,とりあえずやりながら考えましょう,というスタンス。

    ○昨年度やってみて「大きなテーマ」に「自由な相違ある取り組み」,そして,自由におしゃべりするスタイルは職員の」かたがたに受け入れられた。「校内研究が楽しい!」という今まで聞いたことがない?発言も。

    ○今年度の課題は,「よりよい学校にするために職員のチーム力の向上」。とにかくいろんな形で関わりが生まれるように,テーマに対するワールドカフェ風話し合いや「真面目な雑談クラブ」などやってみた。とにかく,一緒にテーマの達成を求める仲間として「共有」の場を作ろうとしたわけで。

    ○1学期が終わって。「共有」を目指す方向性はいいと思う。でも,「共有」ではなく,目指すは「対話」なんだな。14人の職員と,何でも「共有」できるわけはない。「共有」させる,じゃなくて「共有」したいと思う,という方向にしないと。みんな一斉に集まることが「共有」につながるとはいえない。かえって,マイナスになることもある。

    ○「共有」したいと思う人と「共有」する機会をそれぞれが作れるようにすること?「真面目な雑談クラブ」みたいな自由参加,で場所は職員室みたいな感じをもっと拡大する?

    ○授業研究会だって「全校」でやる必要はある?

    ○学級担任制が当たり前の学校だから,?かもしれないけど,シャードーイングやジョブシェアリングみたいなことって,お互いこの人から何かを学びたい,という思いがあればかなりおもしろそう。自分の学級をあけて,他の学級で授業するなんて,と思うかもしれないけど,学校の教職員で全体の子どもを見ていくんだという意識があれば問題はないと思う。

    ○担任同士のTTもおもしろそう。水泳なんて2学年で入るんだから,それだけで担任同士のTT。しかも異学年!

    ○夏休みのプール開放なんて,1~6年の体育,になっちゃうよね!

    ○ゴールについて,お互いに(当然子どもも含めて)いつでもおしゃべりして,お互いを認め合って,支えていけて。それが役職や職種,年齢,性別

    に関係なくできればいいなだよね。

    言い訳は進歩の敵,らしい。できるところからだんだんと。

    2010-07-23同じ

    人を活かすもころすも,その環境次第なんだよなあ…。自分にできることは何か,できないことは何か,その両方を考えればいいだと思う。そして,できることはやって,できないことはできる人の力を借りればいいことなんだ。

     支え支えられる関係が精神的にも,みんなが安定するように感じる。

     結局,大人も子どもも同じ事なんだな。

     

    2010-07-21プール開放

     夏休み初日。快晴。猛暑。これで夏休みのプールに子どもたちが集まらない訳がない。

     わが3年生諸君もほとんどのメンバーがやってきた。私は今日はプール当番ではなかったが,子どもたちには

    「25m泳ぎ切れるように,本気でやってみなよ~」

    とはっぱをかけていたので,どれどれ,と思ってプールにいってみた。きてるきてる。いろんな学年が。だいたい夏休みのプールは,たいていが水遊びで,泳ぎの練習に本気で取り組んでいる子は少ない,が,いたいた。オレンジ帽子の3年生の何人かが集まって,練習しているではないか!!いいぞ~。

     10分間の休憩時間に彼らに声をかけて

    「どう?練習の成果,見せてよ。検定,する??」

    と聞いて見た。とうぜん

    「やるやる!」

    と。かくして,他の学年が休憩時間でプールから上がっているところに3年生がチャレンジ。ちょっとした発表会みたいなものだ。その子たちはちゃんと25m泳ぎ切っちゃった!すごい!その後も,5mしか泳げなかった子がど根性で(まだ美しくは泳げないで,本当に必死で)20m泳いだりして,それはそれですごかった。

     そうこうしているうちに,他の学年の子もやりたい,ということになり,休憩タイムは「検定タイム」に。これってけっこうよかった。高学年の水泳が得意な子の泳ぎ方なんかも低学年や中学年が目の当たりに見ることができるんですから。あんな風に泳ぐんだよ,まねして見てね,あの6年生にコツを聞いておいでよ…。そんな言葉かけをいれながら。

     そうこうしているうちに,今まで水遊び中心だったプールも,何カ所かで異学年の水泳教室になっていた。

     なかなか楽しかった。

    2010-07-20通信票って

     今日は終業式で,それで通信票も渡すことになる。テストだって通信票だって,評価のごく一部分でしかないわけだし,通信票にいたっては,どうしても主観がそこには入り込んでしまうのではないかという思いも。

     『学び合い』に出会い,学ぶってどういうことかな…と考えながら,それを子どもたちとつくりたいと思ってやってきてはいるんだけど,学期の終わりにわたさなくてはならないのが,あの「通信票」だとすると,なんだかな~,という矛盾を感じてしまうのです。

     「よくできた」が何個で,「がんばろう」が何個ってなことになると,ね。ここのところだけ,何か自分では何かしっくり来ない。一貫性が保てない,気がする。年間3回の,この時だけ。

    2010-07-19ヒグラシ

     先日からヒグラシが鳴き始めた。

     私はこの季節が一番好きだ。夏の夕暮れ。空気がひんやりしてきて,空はオレンジ色。

     遠くから

    カナカナカナ…

    いいなあ~

    2010-07-15呼び方

     クラスの子たちは,私のことを通常「○っちゃん」と呼ぶ。帰りの会で書いているジャーナルに,「○っちゃんへ」と書いているから,自然とそうなっている。そもそも,私自身,自分のことを

    「先生は…」

    という言い方で基本的に言わないので,別にいいと思っている。それは別に「○○先生」という言い方がよくないと言っているわけでもないし否定しているわけでもない。ただ,自分にはしっくりこないだけ。それだけである。

    「○ちゃん」と呼ばれているからといって,私が多くのみんなにとって必要でしょと思って出すお願いには基本的に子どもたちは従ってくれるので,問題はないと思っている。

     とはいえ,教室内ならともかく,職員室前であろうとどこであろうと

    「○ちゃ~ん!」なんて呼ばれると,

    (ちょっと,まずいかあ??)

    と思ってしまうところはある…。あくまで個人的にはよくても,「学校全体」としては困るのかな?と思ってしまうからである。でも,今のところそのことで注意されたりはしないので,かなり恵まれた環境である。見のがしてもらっているのであろう。周囲の方々に感謝している。

     だから,子どもたちには

    「これこれこういうときや場では,こうでもいいんだけど,こういう場やこういうときには,こうしてくれる?」

    なんて話をする。子どもたちは納得してくれる。

    でも,気分が良かったり,何か急いで教えたいことなんかあると,所構わず「○ちゃ~ん!!」と叫ばれちゃうから,

    「オハヨウ~,何~~?」

    とかって応えるんだけど,

    (おいおい,ここではまずいでしょ…)

    とちょっと思うのである。

    個人的には呼び方なんてどうでもいいと思っているけど,全体でのバランスも必要なことも分かっている。そのバランスをとる努力は必要。

    2010-07-14ホップ

    4月当初,友達に何か言われたといっては机に突っ伏して泣いていた子が最近泣いていない。不安があるとたびたび腹痛を訴えていた子が,そういうこともなくなった。思い通りにならないと,ものや人に当たっていた子が,(まだたまにそういうことはあるんだけど)そういうときには誰かが話を聴いてあげてくれてくれている。たびたび「先生,○○していいですか?」「○○君が△しています。」と言っていたクラスが,そういうことも少なくなった。

     なにより子どもたち自身が

    「ぼくたちいいクラスになってきたかも!」

    と言えている空気がいいね。比例のグラフみたいに,時間の経過にそって良くなっていく訳じゃあないけど,確かに1学期の成果はある。ホップ,ステップ,ジャンプのホップまではいけたかな!

     パワフルなこの子たちとの出会いにも感謝。2学期も楽しみ。終業式は20日。

    2010-07-13まあ,ね

    学期末になって,なんとなくクラスがいい感じにまわってきたなあと感じます。「みんな」を達成できないときも多いし,「おいおい…」と感じることもけっこうあるんだけど(笑)

     私自身がイライラしなくなったのがその要因かも,って思います。前には進んでいる,って思えるようになったからかな。自分がなんとかしなくちゃ!という変な気負いがなくなってきたからかも。

     まあ,ね…焦らず行こう,チャレンジを楽しもう,うまくいかなかったらつぎどうするか考えよう,みんなにそんなことを話しながら進んで行きたいなあ。

     イライラするときって,たいてい自分の都合でイライラしているわけだからな…。

    2010-07-10事後検討会

     2年生での全校授業研究会(音楽)の事後検討会を行った。授業は,とっても明るくて,子どもたちのニコニコした顔が溢れたいい時間だった。授業の中でクラス作りを進めたい,と常に語っているその先生らしい,子ども同士のコミュニケーションの時間もたっぷりとったすてきな授業だった。

     自評のあとは,3~4人くらいの少人数であつまって,授業に付いてメンバーでおしゃべりする。進行役の私は,うろうろしながら,それぞれのグループで話題に上がっていることをホワイトボードにメモしていくことが仕事。

     話題の中に

    「どの子も,音楽がとっても好きそうだよね!」

    「『好き』から『きらい』にかわる瞬間ってどんなときかな?高学年になっても,あんなふうになかなかいかないよね…」

    「『できない自分』に気付かされるときかな?」「だれだってできないことはあるよね。」「それでも,楽しい!挑戦しよう!っていければいいんだよね。」「音楽に限った話じゃないよなあ…」「うまいとかできるとかを目標にしちゃうと芸術教科は「きらい」を生み出すことになるのでは?」「『楽しむ』が大事!」…

    こんな話がそっちこっちから聞こえてきます。そして,最後はみんなで一言ずつ振り返り&授業提供者へメッセージ。みんながそれぞれに会話(対話)を楽しむ研修スタイルも大分馴染んできました。

     モットーは「無理なく楽しく」です。

    2010-07-08水泳

     水泳の学習も,いつもの通りやっている。むしろ,水泳なんかは個人毎の泳力は大きく異なるし,そもそもプール内やプーリサイドでは,言葉で説明したところで多分ほとんど伝わっていないだろう(?)から,基本子どもたちに学習を委ねた方がやっぱり効率はいい。

     その際,やっぱり一人一人や集団に,どれだけ目標意識があるかが重要になってくると思っている。初めの1,2回は,子どもたちの目標もはっきりせず,練習も低調だったけど,この頃はいい感じになってきた。3,4年生全員に3段階の目標の設定と可視化(教室前廊下,水泳の時にはプールサイドに掲示,個人の検定カードをプールサイドの長机上に置き,常に自己チェックとか)などのせいか,どうやらスイッチがはいってきた。子どもたち同士のかかわりも増えてきた。

     初めの1,2回は

    「先生,自由時間は?」

    (おいおい,算数とかには“自由時間”なんて言葉は存在しないだろ…)

    なんていう子もいたけど,今はいない。

    「あ~,今日はここまでできた!」

    「次は,○に挑戦すっぺ!!」

    私の

    「どう?今日の練習,満足した?」

    との問いに

    Vサインやハイタッチで返してくれる子も。いいね,いいね,君たち!

    後は,夏休みのプール開放でも,ただ水遊びに来るんじゃなくて,目標達成のために練習もできるようになればいいなあ,そうできるよう語ろうと思っている。

    2010-07-07雰囲気

    クラスは実に個性的(すぎる?)集団なので,実におもしろい。それだけハプニングやトラブルも今まであったわけだけど,それにも慣れた,というか慣らされたというか,それ自体を楽しめるようにもなってきた,というべきか。

     今日の給食のとき,子どもたちが給食を,それぞれの班で,たのしそうにおしゃべりしながら食べいる姿というか空気を感じて,

    (あ,なんかクラスの雰囲気が変わってきたかな…)

    という感覚をえた。なんの根拠もないわけだけど,その直感を信じて,よい歯車をぐんと回していきたいと思う,学期末。

    2010-07-03ワールドカップ

    ワールドカップから帰国した岡田監督が,記者からの

    「さらに上を目指すには?

    の質問に

    『環境だと思う。年間5試合,6試合,南米予選,欧州予選のような厳しい環境でやっていけば,彼らは必ず伸びる。プレッシャーの中で,相手が本気の試合をたくさん経験させてやりたい」

    と語っていた。

    チームはカメルーン戦の1試合の勝利で,がらっと雰囲気が変わったという選手もいた。チームがたった1試合で変わるということがあるんだとも語っていたようにも記憶している。

    岡田監督は「ワールドカップベスト4」を目標に,選手もそれを本気で目指そう,と語ってきたようだ。それを,「非現実的」と非難する声も多かったとはおもう。そして現実として,日本は目標としていた「ベスト4」には残念ながら届かなかった。しかし,「ほら,やっぱりムリだったろ?」という声を今だ聞いていない。本気で挑む集団を,私たちが感じ,それに感動したからであろう。世間のチームに対する賞賛の雰囲気に対して,選手のコメントは「達成感より残念」「もっと試合をしたかった」「もっとレベルアップをしないと」という「もっとやれる」「次にむけて」というコメントが目立つ。自分やチームに対する自信・希望・期待から生まれる言葉だと思う。

     クラスという「チーム」を任された「監督」としての教師が今回の日本チームの戦いから学ぶことは多い。

     岡田監督はこう言っていた。

    「私は若い人たちが目を輝かせているのを見るのが好きなんですよ…」

    「最後の仕事と思って,全身全霊をかけてやってきた」