次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2010-03-3121年度終了,22年度へ!

     今日で,平成21年度が終了し,6年生担任の役目も文字通り終わるわけである。(ちょっぴり淋しい…。まあ,それくらい充実した1年が過ごせたということだろう。)

     今年度を振り返って見ると…。

    ○とにかく『学び合い』に対する自分の腹が試された1年だった。きつい時期もあったが,持ちこたえられた。持ちこたえられたのは,やっぱり子どもたちが支持してくれたこと。『学び合い』という名前に拘るつもりはまったくないが,どの子も学ぶことをあきらめずに歩める点で,かけがいのない時間をフルに使ってお金で買えないものを獲得していく(友達,感動,自信,思いやり…)点で,やっぱりいわゆる「一斉授業」では得られないものが,『学び合い』の考え方をベースにした学習にはある。その自信が自分のなかで揺らがなかった。それが成果。もちろん,きつい時期を作ってしまったことについては,私の不十分だったこととして,次年度は改善したい。

    ○子どもたちが,これからも学び続けられればいいんだ,と腹がすわったこと。いちいち結果,結果と目くじらをたてず,ゆったり子どもたちの学びを見ていられたこと。もちろん,結果がどうでもいいと思っている訳じゃあないけど,結果はあとからついてくるんだ,と思えるようになったこと。自分が「特殊な」(5年後はきっと特殊じゃなくなると思うけど)教え方をしている言い訳?説明?に結果を求めなくなったこと。テストの点数ごときでぐじゃぐじゃ私が言わなくても,子どもは自分自身で,もっとできるようになりたいと思うもんだと思えるようになったこと。これは自分の中では大きい。

    ○子どもたちに4月に約束したとおり,(多分)感情的に叱ったことは無かったこと。そういうようなことが必要な時は,どこかに冷静な自分を脇において,叱れたこと。まあ,子どもたちに聞いたら

    「うそ~!怒ってたじゃん!」

    と言われるかもしれないが,自分としては,守れたと思う…(自己肯定感が強い????)

    。学校で教師が教えなくちゃいけないことなんて,ほんの少ししかないことがなんとなく分かったこと。逆に「教えようとすればするほど」子どもたちの頭や耳はシャッターガラガラ,となっていくんだなあと思ったこと。

    ○長話はやっぱ,いかんな~,とやっと気付いたこと。(それでも「長いよ,先生!」とは今だ言われる…)


    それから,『学び合い』を初めて,このブログ上やまたは各地の『学び合い』の会への参加を通して,いろんな方々からヒントを頂いたり,アドバイスを頂いたり,直接お聞きしたりしながら,ちょっとずつつながりができたこと。これは大きい。性格的にそれほど社交的ではないので,他の方々に比べればその進み方は遅々としているんですけどね。

    明日から新年度。おまけに日直。こいつは春から縁起がいい。中学生となる子どもたちにエールを送りつつ,私は今度は□年生,△人の担任として,いや,全校□名を受け持つ職員チームの一員として,がんばりマッスル!

    みなさま(あらゆる方面の),よろしくお願いします。(礼)

    2010-03-30やっぱり楽しく

    学校の「先生」には,基本的に見習い期間はない。担任を持つことになれば新任でも10年目でも,一クラスの授業を任されることになる。大学時代に教育法や教科教育などを学んだとしても,実際の授業に活かせるかどうかは未知数でもある。

    新任の先生と,今日おしゃべりしていたのだが,その先生曰く

    「初任研とかで,『周りの先生から学びなさい』と言われるんですけど,そんな時間なんてあまりないですよね…」

    とのこと。考えて見れば,それもそうである。授業が始まってしまえば,それぞれ教室という個室で授業を行うことが多いわけだし,授業研究会だってそうたびたびあるわけではないし,あったとしてもその多くは,学びたいことにストレートに応えるものであるという保障はない。

    やっぱり,いろんなメンバーで一緒にクラス運営したり授業したりして,一緒に仕事すればいいんだよな~と思う。そうすれば,お互い学び合えるし,全校の子どもたちのこともよく分かるし,管理職の先生も子どものことも授業の事も十分感じ取れるし,ね。いいことだらけ。

     ただ参観するだけの授業研究会なら,参加型のTTでもいいだろうしシャードーイングなんてのもいいかもしれない。今までの型どおりになりがちだった「校内研究」を脱したい。教師自身がもっと楽しめる研修に。みんなと相談して,楽しく学べる研修を計画しよう!

    2010-03-29「校内研究」

     次年度も研究主任をやらせていただけることになった。

     ずばり「私が思うすてきな学校とは?」を職員みんなでフリートークし,それを純粋に,職員みんなで追求する,そんな取り組みをしたい。教師も子どももいっしょになって,チームになって,自分たちにとってのすてきな学校をつくる。

     当然,研究主題だって,子どもたちにしっかり伝える。そして,「みんな」でつくる。やってみたいな~。

    2010-03-28違いを違いとして認め受け入れる,認め合う

     そもそも,人はそれぞれ考え方もものの見方も感じ方も違う。考えて見れば当たり前のこと。だから,その当たり前を当たり前のものとして受け入れつつ,どうしたらいいかを考えられる力が必要になる。

     それぞれの違いを違いとして受け入れ,認め合えること,そしてその中から,未来に向けて道を探れること。そして,自分には自分の良さがこんなたくさんあるんだと自信を持って進めるようになること。それを学校生活の中で,クラスのあらゆる活動の中で体験的につかんでいくこと,それを支えてくれる多くの仲間をつくりながら。そして,全ての子どもに。それがやっぱり大切なんだと思う。だから私は『学び合い』を選択している。

     何をどれだけ知っているか,よりも,これから何ができるか,(「子どもたちに「未来の学力」を」福田誠次)そこに視点を置いた価値観を子どもたちにも持って欲しいと思う。自分の可能性と,周囲の人の優しさや力を信じられること。そして違いを違いとして受け入れられること,一致点を見つけられるように対話できること,見つけられなかったら少なくても待てること…。

     「勉強が早くやりたい!!」といって入ってくる小学1年生が,6年間を学校で過ごして勉強嫌いになっていくとしたら,不登校の子どもが出るとしたら,それはどこかに問題があるからであろう。その問題を解決できるのは,その現場でしかないと思う。どうしたらいいか,職場で,教室で,当の子どもたちと解決するのが当たりまえだと思う。

     この春,卒業していった子どもたちが私に書いてくれた色紙のことば。

    ○この1年間はありがとうございました!勉強の時などは楽しかったです!!あと,ゲームとかおもしろかったです!

    ○初め,□先生の勉強の仕方は他の先生と違い,とても不安でした。でも□先生の勉強の仕方で私はいろいろなことを学びました。これからも□先生は□先生らしく,勉強の仕方をしていってください!!

    ○6年生になり,勉強の仕方が変わりました。最初は手間取ったけど,この勉強の仕方が楽しくなってきました。1年間ありがとうございました。

    ○1年間ありがとうございました。先生はいつも(?)おもしろく,授業もとてもたのしかったです。これからもおもしろい先生でいてくださいね。

    ○1年間ありがとうございました。先生は変わった人で大変楽しかったです。先生もこれからですので,がんばってください。

    中学校へ進学するみんなへ。

    「元気よく 明るく笑顔で やりとげる」「おもいやり,楽しく仲良く 助け合う」このクラス目標を忘れずにね。つらくなったら,いつでも周りの仲間が支えてくれることを忘れずに。そして,つらそうな友達がいたら,いつでも支えるようにね。一人みんなとは違う中学校にいくR君,かげながら,仲間が支えると思うよ。S中とK中の橋渡しもやってね~。

    2010-03-24同じようなことを

    先日の「ほぼ日手帳」の日々の言葉。

    「いっしょに夢中になって仕事した仲間だとか,たっぷりの時間を共に過ごした友達に,久しぶりに会ったときに

    『ああ,同じようなことを考えていたんだ』

    と顔を見合わせるようなことがあります。そういうのって嬉しいものなんですよね。分かりますよね,大人のみなさんなら,この感じ。」


    今年度,私は,特別支援のO先生とずっと1年間いっしょにクラス運営をしてきました。卒業式がらみで,私とその先生が人前で短い挨拶をする機会が何回かありました。保護者に向けて,子どもたちに対して,本校の職員にむjけて…などなど。

    O先生からこんなこと言われました。

    「1年間,ずっとM先生とやってきたじゃない?だからかもしれないんだけど,何か私が言いたいことと,M先生の言うことがかぶるんだよね~。この間何回か挨拶に何言おうかって考えてると,先にM先生がそのことしゃべってるんだよね~。やっぱ同じようなこと考えてるんだな~って思ったなあ」

    O先生は私の,ずっと先輩で,とてもすてきな先生です。嬉しかったですね。ずっと同じ子どもたちを見てきて,同じ事を目指してやってきたのですから感覚,価値観も近くなってきたのかもしれません。

    やっぱり,一緒にやりそして対話を重ねること。それが一番です。クラスでも職員集団でも。さあ,次年度,子どもたちとも他の職員方とも,みんなでつながって,目標を目指します!

    2010-03-23変わったもの,変わらないもの 都留

     卒業式を19日に無事終え,3連休。東京の実家に線香あげに帰りました。

     ちょっと時間があいたので,ふと都留に行ってみたくなりました。

     町並みは,私が学生でいたころとあまり変わりません。でも,あのころ私がいたおんぼろ下宿は,そのコンクリートの基礎部分だけになり,そこには新しいワンルームマンションがありました。私がアルバイトをしていたスーパーマーケットもなくなり,そこにはハンバーガーショップがありました。講義棟も雰囲気はそのままでしたが,よく見ると外装がきれいになっていました。あ,変わらないには,というかもっとぼろっちくなっていたのは部室でした。

     やはり月日はたっているのだなあ,と当たり前のことを感じました。

     あ,でも学生の頃,週に2~3回は食べていた,やたらかたい(そう,固いんです!)うどんの味はそのままでした。なんだか嬉しくなって,「肉つけ大」と「かけの小」の両方をたのんで食べました。満腹です。

     うどんの味も,固さも,あげかすの雰囲気も変わっていませんでしたが,変わったのは,いまでは「吉田うどん」という名前がついて,それはそれでけっこう有名になったようです。ふ~ん。

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    写真の向きって何とかなるのかな…??

    2010-03-19卒業

    今日は卒業式でした。 

     子どもたちは,最後の大仕事をきっちりやりとげて,立派に巣立っていきました。とってもステキでした。

     涙を流す子もいれば,笑顔で卒業する子もいます。それでいいのです。

     子どもたちは,今年の1年に満足したことは,彼らが書き残した様々な言葉から分かります。そして,それは『学び合い』があったから,ということも,彼らには分かっているはずです。

     早く我が県にも『学び合い』の考え方を,というか,「一人も見捨てない」「本当の意味で,みんなが学ぶことを楽しむ」授業の考え方を当たり前にしないと,と思いました。

     私にとっては,とてもいい1年でした。子どもたちに感謝です。支えてくれた保護者のみなさん,同僚の先生方にも感謝です。

    2010-03-18明日は卒業式

    明日19日は卒業式。クラスも明日で一旦解散となります。

    クラスのみんなでやる今日の最後の合唱練習,みんなとってもいい顔をしていた。見ている私たちがビビッときました。

    とにかく明日は,自分たちが満足できるように,みんなと歌うこと,みんなと式を創ることを楽しんで欲しいです。

     この1年,彼らと過ごせたことを,ただ感謝。卒業おめでとう。

    追記

    卒業式の練習だからこそ,そこに参列する意味や,どんな式をみんなで創りたいか,そのためにどうする?とか,みんなのその姿がすてきだ,嬉しいという言葉をなげかけたい。そこに参加するすべての人が,うれしい,すてき,感動!などの感情が味わえるように…。我慢を強いる必要はなく,自然と心が姿にあらわれるように…。

     明日は絶対いい卒業式になる。今日の6年生,在校生の姿をみてそう確信した。楽しみ。でもちょっぴりさびしいなあ。

    2010-03-17未来への約束

    今日のジャーナルより

    @@@@@@@@@@@@@@@@@@@

    ○あと2日ですね。今日は明日になれば昨日になります。それを繰り返すと,もう2回繰り返せばもう卒業式です。

     タイムカプセルはあした埋めますね。タイムカプセルの中には,思い出が

    いっぱい入っているから,二十歳になったら喜び,思い出を語りたいです。

    @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

     

     

    今日は,みんなでわいわいやりながら,タイムカプセルを封印しました!

    なかには,ええ,いろいろと,ありま~す。

    「あ~!だめだめ!!今はあけないで~!!!!」

    なんて大騒ぎしながら(笑)

    アンパンマンクラス(クラスの愛称)は19日で「一旦」解散するけれど,次の楽しみは,ちゃんとみんなでつくっておきました!ちゃんと幹事もきめたし!

     今までの1年間がギュッとつまった,こい卒業式になるはず。きっと。

    2010-03-16クラスの1年間の振り返りより

    卒業式まであと3日です。クラスを閉じる時期はもうすぐです。

    「元気よく 明るく笑顔で やりとげる」

    「思いやり 楽しく仲良く 助け合う」

    を目指して学び,活動してきた1年をみんなで振り返りました。

     クラス目標に関する振り返りも,子どもたちも十分満足できた段階に達したことが,その記述から伺えました。本当に良かったです。

     クラス目標とも大きく関わる『学び合い』の授業についても,子どもたちにたずねてみました。

    ○この学び方はとっても気に入りました。自分にもあっているので,勉強がやりやすかったです。分からない所は班の人たちが教えてくれるので,とにかく自分にはあっています。

    ○最初は授業のやりかたが違って戸惑ったけど,今ではすっかりなれました。教科書をみながら,言葉の意味を調べたり,話し合いながらノートをとったりして,とってもためになりました。

    ○先生の授業は「みんな」と勉強することだから,いつも話さない人ともいっぱい話したり,転校してきた◇さんともすぐ友達になれました。この勉強は友達もすぐできるのでいいと思います。

    ○今までだと先生の話を聞く時間が長かったからあきるけど,今の授業は先生があまりしゃべらないから楽しくできました。あと,今までの5年間より学習が楽しくなりました。

    ○最初は授業の仕方にとまどったりしました。でも今はみんなと協力したり教えあったりするこのやり方がいいと思います。そうすれば,みんな一人一人伸びていけるんじゃないかな…と思います。なので,これからもこのやり方でいいと思います。

    ○5年生までの授業だと,分からないところを「分からない」と言えなかったから,大変だったし,ずっとイスにすわっているからあきてしまう。□先生の授業で,分からない所も「分からない」って言えたし,授業が楽しい!!と思ったので,良かったです!!!

    ○やっぱり,最初の方はとまどったり「本当にこれでいいのかなあ?」とちょっと不安だったけど,今はもう楽しいし,班以外の人と話したり意見を交換したりできるから,いいなあと思います。

    授業に関すること以外でも

    ●このクラス目標は,男女関係なく遊んだり話したり,誰とでも仲良くできたことで達成できたと思います。私たちは前より男女関係なく組めるようになった点,仲良しの人以外にも気軽に話しかけられる点が成長したと思います。

    というような内容の記述もたくさんあったことが嬉しいことです。『学び合い』の授業と無関係ではありません。『学び合い』をしていると授業だとか行事だとか,休み時間だって,そんな違いは無くなっていく気がします。だってどの時間でも,仲間といっしょに課題を解決していく時間ですから。

    19日の卒業式,自分たちのチームの一生懸命さが,どれほど周囲の人を元気づけたり心を動かすものになるかを感じ取れる,そんな日になることを期待しています。

    本当は…淋しいけどね。

    2010-03-14最後の1週間

     小学校最後の1週間が始まります。今週末が卒業式です。私との1年は終わりますが,子どもたちは隣の小学校の仲間を新たに加えて中学校での新たなスタートを切るわけです。だから,「終わり」ではありません。

     だからこそ,単に6年間(1年間)を懐かしがるのではなく,これから先につながるような,そんな過ごさせ方を考えたいです。さて,どうする?

    2010-03-13あいさつ

    先日,外国語活動でALTの先生の補助員として授業のお手伝いをしてくださっていた先生が任期で退任された。

     その先生がおっしゃてくれたこと。

    「ここの6年生さんって,男女を問わず,いっつも自然に過ごしていますよね~。男女もお互いに遊んだり,話したりしてますし。」

    「あいさつも,よくしてくれるんですよ。それも自然に。」

    と。

    うれしいな~,そういう普通の姿を褒めていただけることがとても嬉しい。

    その先生の最後の授業の時,子どもたちの中にはお手紙を渡したり,挨拶にいき感謝の気持ちを表す子も。そういうのがいい。一斉に「ありがとうございました」とかでするものではない気がする。

     あいさつって,やっぱり,したいからする,すると嬉しいからする,すると喜んでもらえるからする,したい,だと思う。「挨拶をさせる」,「挨拶の習慣を付けさせる」ではやっぱりないと思う。

    2010-03-10テスト

     子どもたちに,

    「明日,社会科の1年間のまとめテストやるよ~」

    と言ったら

    「え~,先生,歴史とか忘れてるかも~」

    と言う。

    「あ,そう?じゃあ,確かめてみて」

    と,明日やる「テスト」を,ほい,とみせた。子どもたちは,みんな集まってきて,そこから,みんなで考え出す。

    「あ,ここは分かる分かる!」

    「あれ?浦賀って長崎??」

    「え~,ちがうよ。ほらペリーが…」

    なんて,言いながら,教科書や資料集を持ってきて,わいわいとやっている。

    それでいいと思っている。知りたいときが学べるとき。だいたい,歴史の知識なんて半年やそれ以上前に覚えた事なんて,今の段階で半分も覚えていればたいしたもんだと思う。忘れたら,もう一度覚えればいいだけの話。大事なのは大人からの「覚えろ」ではなく,子どもたちの内からでてくる「何だったっけ?」の方。「何だったっけ?」が何度でてきたっていい。それが子どもの内から出てくるのであれば,その子たちは学ぶことを嫌いにならない。「何だったけ?」を認めない大人が多かったり,学び直すことをよしとしない環境の中に置かれれば,子どもは学ぶことを嫌いになるだろう。そして「正解」を出すことがよいこと,正解を出すことが学ぶ目的,と考えてしまうだろう。自分の考えを出すまでの過程にこそ,学ぶ楽しさがあるのにね。

    小学校における「テスト」なんて,たいしたものじゃあない。

    「はい,隣と机を1m以上離して!」

    なんて言う必要なんか無い。

    「やっていて,『あ,忘れた…』とか『う~ん,分からん』と思ったら,調べていいよ~,友達にたずねてもいいよ~。そういうところは自分の弱点だから☆マーク付けて起きなよ。また学び直しできるようにね。」

    そういう感じで私は言っています。そう言っても,子どもたちは,ぎりぎりまで自力でやろうとするし,納得するまで考えようとする。その方が,テストで学べる。自分で自分の学びを評価できるようになる。その方が,教師が「はい,○点です。合格!」

    とか

    「こら,○点。がんばれ」

    なんていうより,いい。

    うちのクラスの,いわゆる「テスト」は,自己評価シートの一つみたいな扱い。テスト様,にはなっていない。

    あ,でも,子どもたちには,こうも言っている。

    「入試は別だよ。テストの目的が違うからね。」

    と。

    2010-03-09言えるのは

     昨日の,「先生方への感謝の会」でのキンボール対決でも,陣取り対決でも,単に「6年生vs教員」にしなくて,自然と混合チームを編成するとか,松葉杖で階段を上り下りしなくてはならない友達に,自然に近くの友達が3人も4人も寄るとか,卒業のパート練習も自分たちで声かけ合ってニコニコやれるのも,それは,この子どもたちの根っからのよさがあるから。私の『学び合い』はその,根っからの良さをそのまま出してていいんだよ,ということを伝えたに過ぎない。

    学び合い』をしたから,こうなったかどうかは分からないけど,今,この子たちはステキだと言うことは言える。

    本日,種をまいてみました。芽が出れば,宮城も…。でも分かりません。期待して待ってみます。

    2010-03-08「感謝の会」

     今月の学校の生活目標は「感謝の気持ちで生活しよう」。なかなか難しい。朝の会では,子どもたちに

    「感謝の気持ちって難しいよね。『ありがとうございます』とか『感謝してます』っていえばいいかっていうと,それはちょっと違うよね。感謝するのが目標だから感謝しようっていうのとも違う。感謝の気持ちって目に見えないし,感謝しなさいって言われて『はい,そうします』ってものでもない。ただ,もうすぐ卒業の君たちにとっては,ここまで来られたのは周りの仲間のおかげでもあり,お家の方々の支えもあり,この学校の先生たちの支えもあり,様々な方…,自分は周りのどんな人に支えられて今ここにいられるのかを考えて見てはほしいと思う。そう考えたときに,『確かにいろいろな人に支えられてきたなあ』という思いがあれば,それはきっと日常のぼくたちの行動や態度,言葉,表情ににじみ出てくるものだ思う。そいいった意味で,ぼくたちの今後の2週間の過ごし方をみんなで考えて行こうね。」

    みたいなことを話した。

     だからという訳ではないんだけど,今日は子どもたち主催の,本校職員への感謝の会。大まかな基本線だけは子どもたちに話したけど,その他は全て子どもたちに任せて準備してもらいました。決め事も,私たち担任は教室外追い出されてました。

     職員室に子どもたちの代表が案内にきて,会場の体育館にみんなで行ってみると,アーチでのお出迎え!フロアにみんなで丸く座って,代表児童のあいさつ。うん,すてき!司会の3人の子たちも。笑顔でじつにいい司会っぷり。

     職員,子どもたち混合チームのキンボール。みんなでわいわい。職員もかなり本気モード。みんな笑顔でプレーです。そして,陣取り。こうやって,6年生と職員みんなで,遊ぶのっていいなあ。

     その後子どもたちから感謝のスピーチをもらったり,お手紙・プレゼントを頂いたり。そして職員からは,歌のお返し。

     ああ,私は6年の担任で,半分は主催者?側みたいなもんですけど,とっても楽しかった。参加してくださった先生方も,

    「いい会だったね~」

    と口々にいって頂いた。嬉しいです。

    ○今日は「先生方への感謝の会」がありました。キンボール&陣取り対決をしました。キンボールでは1位になりました。先生方もうまくて,すごかったです。陣取りではけっこう動くことができました。そして陣取りも勝つことができました。うれしかったです。最後に先生が「楽しかった!」と言っていたのがうれしかったです。すごく楽しい会になってよかったです。

                                 (◇さん)

    いよいよ,卒業式にむかっていきます!!!!!

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    2010-03-07トライアンドエラーを当たり前に保障するということ

    昨日,地元のサークルで,他の学校の先生に『学び合い』の学習について話していてふと思ったこと。

    (うちのクラスだと,トライアンドエラーをくり返しながら学ぶのって今では当たり前なんだけど,一般的な授業ではけっこう違うのかも…)と。なんでそんなこと思ったのかというと,『学び合い』みたいに対話をくり返しながら学んでいると,「正解」も「間違い」もあまり関係がなくなる?気がする。ああでもないし,こうでもない,こうかも?う~ん,いや,違うみたい…,あ,もしかして,な~るほど!という感じで進んでいくので,そこに辿り着くまでに友達同士の対話の中で十分トライアンドエラーをしている。そして,その先に自分の結論がでる,という感じで。

     でも,いわゆる普通の授業の形をとると,その自分なりの考えをまとめるまでの間の思考の多くは,自分の頭の中だけでしなくてはいけない場合が多いと思う。先生が質問(発問)するとなると,子どもとしては一発で,先生が求める「正解」を言い当てねば!となるので(多分)自信がないとなかなか話すのにはためらいがちにもなろう。多くの先生は,

    「授業の中でのトライアンドエラーは大切にしています。子どもの間違いを活かしながらみんなで学ぶことは大事です。」

    と考えている。それは疑いない。もちろん私も,いわゆる「普通の」授業をしていたときもそう信じていたし,そうできるように努力もしていたつもり。でも『学び合い』にであってからは,やっぱりそれは違うんだな~と思う。一人一人のトライアンドエラーを保障しようとすれば,みんなに課題に沿った対話をする時間を十分与えて,自分の考えをまとめる過程を全員に保障しなくてはならないのだと。それが,考えることを楽しむ,ということなんだと。

    学び合い』を始めたときに,喜んですぐ学び始めたのは,どちらかというと今まで勉強が苦手だった子たち。なれるのに時間を多少要したのは,どちらかというと勉強が得意だった子たち。無関係ではない気がする。

     トライアンドエラーを楽しめようになるのが,学ぶ楽しさになると思っている。

    2010-03-06あいさつ

    校内の2人の先生から,それぞれ別な場面で,子どもたちのあいさつをほめていただきました。

    私個人的には,みんなでそろってする挨拶にはなんか違和感を感じます。それよりも,会ったときや言いたいとき(言うべき時)にするのが普通の挨拶だと思うので,子どもたちにもそう言います。

    「おはよう(ございます)」「ありがとう(ございます)」「サンキュー!」「さようなら」「じゃあね~」「バイバイ!!」「またね!」「ごめんなさい」「あ,ごめん!」…

    「あいさつをしましょう」「あいさつをしなさい」という投げかけ?も必要な場面もあるでしょうが,挨拶したくなる環境,機会,雰囲気をみんなでつくれたらいいんだと思っています。

    「そのほうがみんなが楽しく過ごせるよね~」

    なんて感じで。

    あいさつする習慣,じゃなくて,あいさつしたいからする,だと思います。

    先ほどの2人の先生から,

    「あいさつしてくれて,嬉しかったな~」

    と言っていただけることが,子どもたちにとっても,気持ちが伝わったといううれしさにつながるのだと思います。

    2010-03-04「まだまだ時間ある!」

    卒業間際。算数は6年間のまとめ,総復習をやっています。教科書の巻末問題を自分の分かり具合で選択してやっている子もいれば,テストを使って自分の理解度をチェックしている子どももいる。

    「あれ?」

    と思ったことに関しては,近くの友達とチョット相談しながら

    「あ~!そうそう!」

    「あ,そうか。サンキュ!」

    とか。そんな4時間目。

    「あ,まだこんな時間ジャン。まだまだ時間ある。ラッキー!!」

    こんな言葉が授業中に聞かれる『学び合い』はやっぱりステキだとおもいます。

    2010-03-03スイッチ!?

     今年の卒業式で子どもたちが歌う歌は12月にみんなで決めた「さよならは言わない」「最後のチャイム」の2曲。先週1週間は朝の20分を使ってパート毎に練習をしていました。今日は久々に,合わせてみました。

     「みんなで心を一つにする」が3月に入ってからのクラスのテーマ。歌う前に,子どもたちには軽く

    「いいか~い,友達裏切っちゃだめだよ~,みんなで支え合って声だそうね~(笑)」

    なんて声をかけてスタート。男子も女子もしっかり歌おうとしている気持ちが伝わってきます。いい表情です。歌い終わってからの振り返りでも,子どもたちからは,(今の段階では)まあまあやれたかな,という感じを得たようで,ひとり十秒以内?の一言でも前向きな言葉が多かったです。

    帰りの会での振り返りジャーナルでのある子(伴奏担当)の言葉

    ○今日6時間目に音楽で門出の言葉&卒業式の歌の練習をしました。私はみんなが歌でとてもきれいな「はもり」をしていたので感動しました。でも何かが少し足りないような気がしました。それは心を込めて歌うことです。心を込めて歌えばみんな号泣100%です!!なのでこれを今度みんなに伝えてとてもいい歌にしたいです!!

    すごいなあ,何が大切かしっかりつかんでいるんだなあ。そして,それをみんなに伝えていこうとしています。小さなスイッチが入りました。みんながみんなに声をかけだすと,一気にみんなにスイッチが入ります。とても楽しみです。ワクワクします。応援したいです!

    2010-03-02「子どもたちが生きている」

     今日は,宮城の会の例会でした。今日は,いつもと違う点が1つ。始めて教職員以外の方が参加してくれました。私が前任校でお世話になった保護者の方です。

     保護者の方も初参加なので,『学び合い』授業のだいたいのイメージをつかんでいただきたくて,私のクラスの子どもたちの国語の授業の映像を見ていただきました。そのときの感想。

    「子どもたちが生きている感じがしますね!話をする,そして聴いてもらうっていう関係があるからですかね。」

     私にとって,とっても嬉しい言葉。教員じゃなくて,保護者の立場の方からこう言っていただけたのは本当に嬉しかったです。

     そうですよね。生きているというのは,自分の存在を認められること。自分の言うことを聴いてくれる誰かが確かにいること。自分の存在を認めてくれる仲間がいるからこそ,自分が存在するって事なんですよね。

    2010-03-01遊び

     今日から3月です。

     1年生から「6年生を送る会」の招待状を頂きました。こういう機会はのがしちゃいけません。さっそく,その流れで「1年生と遊ぶ会」です。

     体育館で,鬼遊び,大根抜きゲーム,ドンジャン。

     とにかく,いっしょに遊ぶ。これって『学び合い』の原点かも!『学び合い』って遊びと同じじゃないですか~?