次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2010-01-06自分のため,なんだ

    宮城民教連冬の学習会」という研究集会に1泊2日で参加して来ました。「宮城作文の会」が受け持つ分科会もあるので,毎年参加している研究集会です。

    今年の記念講演は,「ライブ 地球のステージ」。例年とは違い,講演ではなく,コンサートステージです。

    http://www.e-stageone.org/stageone/mechanism.html

    このステージを企画,そして出演している桑山紀彦氏は精神科医であり,医学博士だそうです。初めは

    「教育研究集会なのに,なんでコンサートステージなんだ?」

    と思って,正直あまり期待していませんでした。しかし,よかったです。

     桑山氏は,現在,世界各地の紛争地や地震などの被災地で心理的ケアを中心とした国際医療救援活動を行っているそうです。初めは,

    ボランティアとは全く無縁で,無縁どころかそういうものにはかえって関わりたくない」

    と思っていたそうですが,フィリピン(だったと思う)でのロエナスという少女との出会いがきっかけとなって,現在の活動につながっているということでした。

     桑山さんの歌と一緒に,彼が医療活動で訪れた国の人々や街の様子がスクリーンに映しだされます。パレスチナソマリア,旧ユーゴなどの映像もありました。なかには,ミサイルで瓦礫と化した建物や,銃の跡が無数にある壁,その街の中に生活する人々がいます。いつ,自分が死ぬか,殺されるか分からない世界です。でも彼は

    「これって人助けじゃあないんだ,ということに気付きました。僕自身がみんなから力をもらっていることが分かったんです。自分が得している,自分のためにやっているんだ,ということがたくさんの人と接する中で分かったんです。」

    と言います。

     自分が決断して,自分がしていることは,それは自分のため。ああ,そうなんだ。それでいいんだと思いました。こう文字にしてしまうと,なんか自分勝手?みたいな感じになってしまうけど,そうじゃない…。桑山さんの話からは,人に対する尊敬とか感謝の気持ちが感じられました。そこなんだろうなあ,と思いました。