次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2010-01-31ついに,オープン!

     やっとできました!先日金曜日,お化け屋敷!11月末にPTA祭りで6年生の出し物?として準備していたんですが,新型インフルで延期。その後も,流行が続き,ついに2学期中にできなかったのでした。

     この日は,体育館のステージ内は,不気味な音楽がなり(木魚,叫び声,行進の足音…)がなり,ぼや~と赤い照明のみ。そして,特殊?メイクした…。

     招待したのは1,2年生。おおにぎわい。入る直前になって

    「やっぱり,やめる~」

    という子も…。

     6年生はというと,お化け役,音響,裏方,受付などなどそれぞれ,役割分担して楽しんでいました~。こういうイベント,単純に好きです。

    2010-01-30学校は「組織」か,「コミュニティ」か

    rakuten:book:11362550

    この本を読んでいて,思ったこと。

    「学校をいろいろな集団にたとえるとしたら,何が一番近いか,そして望ましいか」という問い。

    ①ファーストフードのお店,ないしファミリーレストラン②工場③高齢者福祉施設④役所⑤家族⑥監獄⑦ショッピングセンター⑧小さな集落・村

    現状の学校はどれに近いか…

    この後の記述は省くにして,私が注目したのは以下のこと。

    「ここでのポイントは,学校を組織として位置づけるか,それとも家族(ないしコミュニティ)として位置づけるかの違い」

    ああ,そうかあ~,と思った。どんな集団であれ,それを「組織」と捉えていれば,どういう理念であってもそれは上からの(管理者からの)「規則」「指導」「評価」といった管理のシステムが存在する。集団をコミュニティと捉えていれば,そこには,お互いが快適に過ごすための規則はあっても制約的な規則や指導,評価は存在しない,と吉田氏は説く。ここかあ,と思った。

     集団を「組織」として捉えれば,その組織の体制を守ることが第一の目的になろう。(言い方は悪いかもしれないが,つまり上意下達)「コミュニティ」ととらえれば,「構成メンバーの満足度と集団としての満足度の調和」が目的となろうか。

     学校はどちらを目指すべきだろうか。「組織」か「コミュニティ」か。私の中では明確に,お互いを大切にし合うことを中心にした「コミュニティ」であるが。この部分で,職場でゆったりと,話して見たいものだ。

     とんたんさんが書いておられたこととつながる気がした。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/tontan2/

    2010-01-29学校なんだから

     クラスメートがけがをしてしまった。やっとこの間,別な場所のけがが治ったばかりだったのに。

     彼は,痛さにこらえて「くやしい」といったらしい。けがをしやすいという自分に対してのくやしさか,やっと,みんなといっしょに同じように活動して,卒業に向かおうとしていたのに…,という思いか,両方か,その他か…。とにかく「くやしい」と。彼のその言葉の意味を考えると涙が出る。

     朝,子どもたちに話した。子どもたちは,すぐ動きだした。近日中に千羽鶴とメッセージを完成させるべく1時間目からスタート。

     「みんなを一人残らず大切にする」

     こういうクラスの動きも,教科学習も,行事も,すべて1本の同じ道の上にあるはずのもの。目指すゴールは同じはずである。学校なんだから。これは何々の時間だから,という区切りで動いているわけではない。

    2010-01-28「対話」そして「常識」「習慣」

    今日は「宮城の会」の1月例会でした。今日は4人が参加。お菓子を持ってきてくれる人あり,焼き鳥(これは今までにないパターン!)を持ってきてくれる人ありと,それだけで盛り上がれます!!

     まあ,特に決まったテーマはないのですが,話し始めれば,自然と学校や授業の話になります。あれこれ話は尽きません。話している内に,新しいアイデアがひらめきます。こういうときの話は今までの常識から外れた話もするので,「そんな無茶な…」と思うことでも,「ん?けっこうやれるかも!」なんて思うことも出てきます。対話のなせる技,と思います。

     そういえば,先日の研修会で,発表の先生方が研究発表をされていたんですが,どの先生も「時間がない」「時間の確保が課題」と言っていました。

    それで,ふと思ったんですが,こんな校内研究はどうかな~,と思いました。

    ○毎週1回,放課後に1時間半,職員全員があつまって,お茶を飲みながら,自由に授業や子どもの話和やかにする。

    ○終了5分前,各自が「振り返り・気付き」書く。

    ○書いたものを掲示して共有する。

    ○1年間,それだけを続ける。

    多くの学校では,あまりの忙しさから,職員間でお互いの実践や考えを気軽におしゃべりする機会がほとんどありません。それでは,せっかくのお互いの良さも生かし切れません。同じ子どもたちを育てる仲間意識も育ちにくいのが現状です。新しい何かを始めることが諸問題の解決になると考えるきらいがありますが,あえて特別なことは何もしないことのほうが,問題の解決につながることもあるだろう,と思いました。

    例えば…こういうこというと怒られる?かもしれませんが,学力向上を目的にした様々な研究がかえって現場に多忙化をもたらし,日常の授業に影響を及ぼすこともあろかと思います。あえて「校内研究」を無しにするとか,もしくは上記のようなものを校内研究として位置づけたら,どうなるかな,と思います。私は,きっと効果があると思うんですが。

    行き詰まった時には,発想の転換が必要だよね,と思います。そういえば,ご飯を食べながら見ていたドラマで,確かこんなことを…

    「成功は,人と反対の方向に進むことで得られる。人と反対の方向に進むのに必要なのは,勇気。」みたいなことを言っていた。「常識」や「習慣」から一度思い切って外れてみるのも価値があると思います。

    2010-01-27こんな方向でも,いい,かな??

     昨年1年間,結構あれこれ悩みながらやってきたし,今年もその点については同じなんだけど,なんか気持ちのスタンスがチョット違う。今年は去年より,精神的にゆとりがある気がする。それも11月の赤木小の授業を見た後は特に。それに先日の上越の会。やっぱり授業を実際に見るといいのかも,と思う。他の方のように,ビシッと分析はできないんだけど,なんか安心感や方向性の正しさを得たという感じである。

     今日の社会科。「国民主権とはどういうことか,説明できるようにしてね。それから,国民主権は現実の生活の中に具体的にどのように実現されているかも説明できるようにね。」と話して,スタート。子どもたちは教科書,資料集,国語辞典を使いながら,グループのメンバーと時々話し合ったり,ときには,友達の所に移動したり帰ったりしながら,いつも通り。思い思いにやっている。国民主権の説明に困ったのか,R君が

    「先生,国民主権って,こういうこと?『・・・・・・・・・・・・・』」

    私「う~ん,ちょっとずれてるかな~」

    そのR君,私に聞くのかと思ったら,「なんかな~…」と言いながら,また友達の中に戻っていった。そうこうしているうちに,K君がぽつりと

    「政治の主人公は国民。」

    と言ったらしくて,そのR君,

    「あ!そうかあ!!そういうことだよ。『政治の主人公は国民』ってことだよ~,ありがとう!めっちゃすっきりした!!」

    と“可視化”までしてくれた。チャイムがなったあとも

    「めっちゃすっきりしたし!」

    と嬉しそう。聞いている私もうれしい。

     算数では,比例を利用して実測できないものの高さを影の長さを測ることで求める活動を昨日しなかった子どもたちが何人か校庭に繰り出していった。昨日は,私も校庭に行ってみたのだが,今日は

    「いってらっしゃ~い。がんばってね~」

    と見送った。教室の子たちと比例の問題やグラフを一緒にやっていたのだが,窓から校庭をみると,遠くの方で子どもたちが巻き尺で図りながら,自分たちだけで活動している。少しの間見ていたけど,全く問題なし。男子も女子もお互いに協力してやっている。教室の子どもが

    「先生,何見てんですか?」

    っていうから,

    「ほら,かれら,あんなにしっかりやってるよ。すてきだよね~」

    と。するとほどなくして,校庭で活動してきた子どもたちが帰ってきて,

    「先生,木の高さ,だいたい分かったし。12m!」

    「きのう測ったグループはどうだったっけ?」

    とたずねたら,ある子が

    「11.6m!」

    「だいたい同じ!」

    と。

    まあ,こんな感じで今日はやっていた。

    昨年まで,というか今年度の前半までは,学習の範囲をこちらで決めたり,その範囲の中で「みんなができる」ことを強調してきた。みんなができることを大事にするという思いは今でも当然変わらない。しかし,最近はあまり「みんな,みんな」とはしつこく言わない。たまにくらい。言う場合でも「あ,分かってると思うけど…」という感じですますことが多いかも。あまりしつこくいいすぎると,私のほうが「みんな」の押し売りをしているみたいに感じてくるので(笑)子どもたち自身に,そのスタンスがあればそうしつこく言う必要もないし。学習範囲だって,以前なら,決まった学習範囲が個人として終わったからといって,次には進ませず,あくまで「みんな」達成を要求していた。しかし,いまは,

    「周りの様子を見て,いつでも必要に応じてサポートできる体制はみんなが意識している必要が在るよね。最も大切なのは,誰も置いていかないことだよ。それが分かっているのなら,様子を見ながら進んでみたら」

    といっている。見ていて,問題はあまりないようだ。別なことをやりつつも情報の交換はあるので。だから,今では,自分のやることが終わった,とかいって手持ちぶさたになる子どもはいない。なんかかにかして学んでいる。

    この気持ちの余裕は,きっと教師が子どもをコントロールしよう,という部分が減ってきたと言うことかな,勝手に解釈している。そうなると,私自身も子どもたちと一緒に,新しい発見や気付きを楽しむことができるようになる。

    「そんな感じでいいのかもね…」

    なんて思う。それは,方向性は,という意味のことで,まだまだ満足しちゃあいけないよ,と自分に問いかけることは忘れないようにしないと。これは上越の会で学んだこと。

    2010-01-26安心

    算数の比例の学習。

     単元を預けているので,子どもたちは自分たちで進み具合を考えて学んでいる。

     今日は天気が良かったので,何人かは友達と連れだって1m定規と巻き尺をもって校庭へ。影の長さから,実際には測れない木や電柱などの高さを測ってくるそうだ。比例の考え方を活用して。そして,教室ではあれこれと話し合いながら比例の問題を解いている子や,比例のグラフをかいている子も。それぞれ取り組んでいる内容は違うけど,(違っても)安心してみていられる。

     みんなと学ぶことを楽んでほしい。

    2010-01-25『学び合い』ならふつうにやれるよね

     今日は地区の研究主任者研修会。会の冒頭に,教育事務所長さんの挨拶がありました。

    ○各校では「生きる力」の育成に努めて欲しい。

    ・基礎的な知識,技能の習得と活用→思考力,判断力の育成

    ・主体的に学習に取り組む態度

    ・言語活動の充実

    ・家庭との連携を図りながら家庭学習の充実

    ○子どもたちの育ちの課題,学びの課題は何かを踏まえて実践していくことの必要性

    ○校内研究を通して,職員の意欲や資質の向上

    ○子どもの学びから感動できる教員が育って欲しい。

    ○教職員の連帯感,安定感の高まりを目指してほしい。

    という話だったと記録しています。

    学び合い』の考え方で学びをとらえれば,子どもも大人も毎日,ふつうに無理無く取り組めそうです。

    2010-01-24あ,そうか

    校内研究を充実させるには…,ただただ私たちが楽しんで子どもたちに関わり楽しんで授業を行う環境を整えればいいんだと思います。

     全体会も,授業研究会も(形式的なものであるなら)必要なくて,ただ私たち自身がお互いに授業に付いて,子どもたちについて語り合える関係性や時間,ゆとりがあればいいと思っています。

     上越の会の時の異学年をみていて思いました。そうか,一緒に授業をすればいいんじゃないか。そうすれば授業の中で,前述のことができるじゃないの!行事だけじゃなくて,授業も一緒にやればいいんだ。同じ目標を追求する仲間意識をさらに高めるには,それだな…。

     今からできることを考えよう。そして次年度,どうするかも。

    2010-01-22ちょっとずつ卒業を意識して

     中学校への入学通知書であるとか,中学校の一日入学の案内,そして今日は児童会の「6年生を送る会」に向けての話し合いなど,いよいよ卒業にむけての空気が,教室,学校に。

     関係あるのか,ないのか分かりませんが,学習も何かいい感じです。社会科の教科書を忘れた○君が隣の女の子に見せてもらいながら,学習していたりとか,2学期にはあまりみられなかった組み合わせでやっていたりとか。子どもたちも,自分たちの理想とするクラスにどんなふうに近づいていこうかと考え,行動に移しているんだと思います。

     子どもたちのにこやかに,にぎやかに,そして時々しっとり(?)学ぶ姿を見ながら,早くも,じ~んと来てしまいました。この1年,彼らといっしょに学べてよかったなあ~,と思うと同時に,のこりの3学期,子どもたちともうひとふんばり「楽しまなくちゃ」と思いました。

    2010-01-21それはね~

    卒業アルバム作りをしています。

     個人原稿をかいている子どもたち。

     Kくんがつかつかと私の所にやってきて

    「先生,コイってどうかくんですか?」

    と。

    (コイ?へへへ,いったい何を書くんだ~!!)

    「コイ!?」

    それはね~「恋」こう書くんだ!

    と黒板に書いてあげようとしたら,K君

    「先生,魚の,ですよ…」

    と。な~んだ…。

    2010-01-19心に余裕を

    この間,

    「目指すクラスに近づくためには,どうする?」

    なんて話を子どもたちとしていたときに

    「心に余裕を持つ。」

    と言っていた。

    「確かに!」

    と思った。

    そうだよね,心に余裕を持たねば,と振り返りました。

    2010-01-17明日から

     職員室が楽しい学校は,子どもたちにとってもきっといい学校になるにちがいないと思います。職員のチームワークを高めるには,やっぱり,一緒に授業をすることだな,と思いました。いっしょに悩んだり考えたり,意見を交わしたり。

     そんなこと考えていると,きっと何かいいチャンスに巡り会えそう。学校にとっていいと思うことをとにかくやってみよう。

     先週,1週間は中学校での勤務だったので,私の3学期は実質,明日からです!

    2010-01-15小中連携研修“一応”終了

    中学校での研修期間が今日で終了した。終わってみて思うのは,楽しかった,ということ。慣れない環境のなかで行うのは,大変と言えば大変とも言えるかもしれませんが,それ自体を楽しむことができたのはよかったです。それも,中学校の先生方や生徒諸君が様々配慮していただいたおかげだと思います。ありがとうございました。

     さて,終わってみて思うのは,これは終わりじゃなくて始まりなんだな,ということ。今回の研修期間での最大の成果は,本校の卒業生が進学する中学校の先生方と知り合いになれたことです。これって大きいです。何かあったり,たずねたいことがあったときに,気軽に聞こうと思うか躊躇するかの差は大きいですから。数年前,この地域が市町村合併になる前は,旧町単位での教研があったので,十分とは言えないまでも,小中の職員同士の交流はありました。しかし,大規模合併後は,それこそ,隣の中学校にどんな先生方がいるのかもよくわからない状態でした。それでは,小中連携は難しいですよね。

     もうすぐ,6年生を送り出す私に取ってはとくに,よい経験になりました。今後にどう生かすか考えたいです。まずはお互いを知ることだと思いました。「研修」ってあくまできっかけなんだ,そこで,学んだことももちろん大事だけど,そこから先の活かし方次第になるなあと思いました。

    2010-01-14今度…

     今日の4時間目は中3での理科。「月の満ち欠けを,月と太陽と地球の位置関係から説明できる」という目標での授業。そういえば,これは私も昔,そのイメージがどうにもわかず????となっていたことを思い出しました。

     教師主導+間に生徒同士の交流をいれた形で計画。前日模造紙に書いた図でもって,なんとか説明しようと試みました。自分で説明しながら

    (う~む。この説明じゃあ,わからんだろうなあ…)

    と思いながらも,それでも,あれこれやってみました。

    「どう?分かる?」

    とクラスのみんなに聞いて見たら,後ろの方に座っていたYくんが

    「え~,わかんね~,地平線って何?」

    「地平線?」

    そこから,Yくんに対する地平線の説明へ…。周りの生徒諸君も

    「だから,空と地面の境目」

    とか

    「海で言えば水平線だ」

    とか…。私も何と彼に納得して欲しくて,あれこれ説明しまくり…。

    もうすっかり地平線談義へと脱線(?)。久しぶりです。授業であんなにしゃべって説明したの。

    周りの生徒諸君の協力もあって,Yくんも地平線を納得。そして,図を元に,この位置の月はいつごろ東の空から出て,いつごろ南中して,いつ頃西に沈むか,なんてことを理解する学習へ。そこでは,時間を設定して,

    「周りの友達と相談しながら,みんながしっかり理解・納得するようにね」

    と声をかけました。ここでは,教室のあちこちで課題の解決のための話し合いが行われました。教室を周りながら,さっきのYくんにも声をかけたら

    「先生!もう分かった!」

    とのこと。よかった。

    昼休み,Yくんと廊下で会ったときに

    「先生,今度○○小にも遊びにいくからさ!」

    と言ってくれました。本当に来れるかどうかは分からないけど,そう言ってもらえるだけで嬉しかったです。分かりやすい説明じゃなかったはずだけど。

     

    2010-01-12状況に応じて

    今日から4日間,中学校勤務です。実際に,中学校2年生と3年生で授業を行いました。

     その後,お世話になる理科の先生とじっくり話し合えたのがよかったです。

    ○児童生徒の学ぼうとする意欲,学びたいという意欲が大切

    という点は,認識は同じです。自分にスイッチが入ることです。

    では,その意欲はどうしたら,より発揮されるか,です。これは児童生徒一人一人,またその状況下で違うと思います。だから,それに対応するためには方法を預け,一人一人が自立して,同時に共同して学び出すことが必要だでしょう。(「教える」ことも含めて,です)

    しかしながら,「みんな」が達成できなければなりません。その点で「う~む」です。初対面ながら,子どもたち一人一人が力があり,何とか課題を達成しようとしていたことはよく分かりました。素晴らしいと思います。問題は「みんな」が達成できなかったことです。

    短期間の授業です。状況に応じて,柔軟にいこうと思います。どうするか,いろいろ悩みますが,それ自体私自身の学びですね。

    2010-01-11お陰様です

     多くの方々も,書いていらっしゃることですが,この『学び合い』に出会ってとにかく本を読むようになりました。ジャンルも広がりました。お陰様です。

     以前も,読むには読んでいたんだと思いますが,その意識は今とは違う気がします。以前は,やっぱりとにかく,どうんなふうにしたらいいのか,とかこういうときにはどんなやり方があるのか,という要求のもと,本を探して読んでいた気がします。だから,どうしても得られる物は,表面的で,その場しのぎのものになっていました。そして,読書の範囲も限定的でした。

     子どもたちにとって学ぶこととは,と考えると,当然自分自身の学ぶことも考えざるをえません。自分自身の学びに対する意識を高めていかないと,子どもたちにも十分に伝えることができません。自分自身がしっかり学ばないと,と思っています。

     さて,そういうわけで,1月に入って「再読」という形を中心に行っています。割合的に多いのは,吉田新一郎さんの本。2度目,3度目に読むと,以前には気が付かなかったアイデアがひらめいたり,違った分かり方をしている自分に気が付くことがあって,けっこう嬉しいです。「研修」について書かれている部分でも,それはそのまま「授業」にも当てはまります。“参加者が主役であり続ける”“子どもが主役であり続ける”。“研修と日常の仕事が分断されておらず一体のものとして”“授業と日常の生活が分断されておらず一体のものとして”。

     校内研究だって,本当,いろんな学び方の可能性があるんじゃないかって思います。今までのやり方が「習慣」として根強く残っているから,新しい方法に抵抗感を感じてしまうことも多いけど,一度それをリセットして考えられたら,可能性はぐんと広がる気がしました。いろいろアンテナを張って学び,やれることをあれこれやっていきます。

     学ぶこと自体を結構楽しめているのが何とも気持ちがいいです。そういえば,以前?よく言われていた「学び方を学ぶ」。当時は「なんのこっちゃ?学ぶ内容にこそ意味があるんじゃないの?」と思っていましたが,今なら分かります。

    2010-01-10こんな学校だといいな

     「開かれた学校」というのが,一時よく言われましたが,今はどのくらいなんでしょう。

     学校が誰にとっても楽しく,過ごしやすい場であれば,子どもたちもきっと楽しく学び出すでしょう。子どもも,教師も,保護者も,地域の人々も楽しく集える学校。

     学校の廊下や教室には,日常的に仕事が休みのお父さんやお母さん,祖父母が自然と遊びに来ています。授業参観みたいに,我が子の学習の様子を見るだけでなく,同じようにたまたまやってきた他の大人たちと,図書室や会議室でお茶なんかを飲んでいたりします。時には,教室で,子どもたちの学習のサポートもしてくださる方もいます。そして,子どもたちも,学校の友達のお父さんやお母さんの顔もみんな分かって,廊下で会っては挨拶したりおしゃべりしたりする。もちろん教員も,授業をしながら,子どもたちにが自由に学んでいる姿をお手伝いに来てくださった保護者といっしょににこにこしながら見つめ,励まし,そして子どもたちのよさやがんばり,これからの課題などについてあれこれおしゃべりします。

     子ども,親,教員,地域の方々がそれぞれの意志で交流の輪を広げられる,そんな学校ってステキだなあと思います。そんなふうになれば,子どもたちの育ちを目標にして学校を中心とした地域のチームが作れそうです。まず,何ができるかなあ。できることはなんだろう。

    2010-01-09疲れた…が満足。そして感謝。

     今日は,私が所属しているサークルの研究会の例会。2時から5時半まで「ごんぎつね」のレポートをもとに,7人で討議。私の頭の中では,「ごんぎつね」という教材と同時に,

    (物語の授業ってなんのためにやるのかな…)

    とか

    (子どもたちにとって,課題について話したくなるような状況って…)

    ことなんかをぐるぐる考えながら,ゴチャゴチャとノートに書いたりしていました。まずこれで結構疲れました。

     その後は,以前お世話になった先輩の先生とお会いして,ファミレスで談義。6時からえんえん12時くらいまで,ずーーーーーーーーーっと授業に付いて,学ぶことについて,職員室作りについて,その他もろもろ妙な話も所々混ぜながら,しゃべり,そして聴き。いやあ,疲れた。でも満足。

     こんなふうに一緒に考えてくれる仲間がいることに感謝です。

    2010-01-08今日から新学期

    今日から新学期が始まりました。2学期の末は,新型インフルエンザの影響でクラスの3分の1が欠席の状態でした。今日はどうだろうと思って心配していましたが,全員登校です。よかった。

    出勤し,玄関で会ったり,廊下であったりする子たちと新年の挨拶を交わしました。どの子もにこにこ元気そうです。そして教室に行って,わいわい。ああ,やっぱりこの空気いいなあ。

    始業式のあとは,私の「所信表明」とクラスのみんなと3学期のビジョン作り。さあ,1年間,いや6年間の総まとめですね。そしてその総まとめで創ったものが中学校でのスタートにつながります。楽しみ楽しみ。

    2010-01-07日々楽しく,平和に

     明日から3学期が始まります。子どもたちにとっては小学校生活の最後の日々となります。

     先日の民教研で,夜から昼からたくさん議論した仲間が

    「でもさ,やっぱり,『日々楽しく,平和に』につきる。」

    といっていました。

    ずっと以前の私なら

    「そんなんで,いいのか!」

    な~んて思っただろうけど,今は

    「うん,そうだね。」

    と思います。

    『日々楽しく,平和に』

    これって,うんと簡単,とも言ってしまうこともできるけど,実は実現するのはうんとたいへんとも思うようになったから。

    3学期のテーマかな。

    2010-01-06自分のため,なんだ

    「宮城民教連冬の学習会」という研究集会に1泊2日で参加して来ました。「宮城作文の会」が受け持つ分科会もあるので,毎年参加している研究集会です。

    今年の記念講演は,「ライブ 地球のステージ」。例年とは違い,講演ではなく,コンサートステージです。

    http://www.e-stageone.org/stageone/mechanism.html

    このステージを企画,そして出演している桑山紀彦氏は精神科医であり,医学博士だそうです。初めは

    「教育研究集会なのに,なんでコンサートステージなんだ?」

    と思って,正直あまり期待していませんでした。しかし,よかったです。

     桑山氏は,現在,世界各地の紛争地や地震などの被災地で心理的ケアを中心とした国際医療救援活動を行っているそうです。初めは,

    「ボランティアとは全く無縁で,無縁どころかそういうものにはかえって関わりたくない」

    と思っていたそうですが,フィリピン(だったと思う)でのロエナスという少女との出会いがきっかけとなって,現在の活動につながっているということでした。

     桑山さんの歌と一緒に,彼が医療活動で訪れた国の人々や街の様子がスクリーンに映しだされます。パレスチナ,ソマリア,旧ユーゴなどの映像もありました。なかには,ミサイルで瓦礫と化した建物や,銃の跡が無数にある壁,その街の中に生活する人々がいます。いつ,自分が死ぬか,殺されるか分からない世界です。でも彼は

    「これって人助けじゃあないんだ,ということに気付きました。僕自身がみんなから力をもらっていることが分かったんです。自分が得している,自分のためにやっているんだ,ということがたくさんの人と接する中で分かったんです。」

    と言います。

     自分が決断して,自分がしていることは,それは自分のため。ああ,そうなんだ。それでいいんだと思いました。こう文字にしてしまうと,なんか自分勝手?みたいな感じになってしまうけど,そうじゃない…。桑山さんの話からは,人に対する尊敬とか感謝の気持ちが感じられました。そこなんだろうなあ,と思いました。

    2010-01-04仕事始め

    今更ですが,あけましておめでとうございます。

    今日は日直で,初出勤・仕事始めでした。教員の中で,今年一番の出勤(業務員さんには先を越されてしまった)ということで,なんか得?した気分になった。

     最初の仕事は,今月行われるI地区の校内研究研修会の資料の仕上げと印刷。I地区各校の研究主任が集められての研修会です。本校では,職員同士が共通のテーマの達成を目指して,それぞれが自由な取組を行っています。これは,言ってみれば教員の『学び合い』をイメージしています。研究テーマがあって,研究仮説があって,共通の手立て1,手立て2があって,というような研究スタイルが,どちらかというと一般的なこの地区にあってはかなり異質なスタイルです。しかし,本校の職員の方々からは,

    「話しやすいし,研究が楽しい」

    「リラックスして取り組める」

    「たくさんの先生から,学べる」

    などと,けっこう好評です。みんなが,それぞれの持ち味を出せて,他の先生たちの役にも立ち,認めてもらえ,自分も楽しい,そんなところがいいみたいです。私たちも自尊感情が満たされると,「もっとがんばっちゃおうかな~♪」と思うものですよね。決して「まな板の上の鯉」にはなりたくない…。

    そんな「異質な」スタイルを「こんなのもいいですよね~」と宣伝してくるつもりです。大人(教員)の学びが変われば,ね!どんな風に学びたいか,を私たちが実感できればいいのだと思います。