次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2009-12-29 今年の1年

     今年は『学び合い』に出会って今,3年目です。1年目は,年度途中からの導入でした。その年度の最後に転任し,新しい勤務校で2年目です。

     前任校では,長いこといたので,『学び合い』を導入しても特に私が分かる範囲では問題はありませんでした。3年生ということもあり,子どもたちはもちろんすぐ慣れましたし,保護者からも「いいね!」と言われることはあっても,問題を指摘されたことはありませんでした。従来とはまったく異なる「授業パターン」のため,おそらく不安に感じた保護者もいたと思いますが,「まあ,○○のやることだから」とある程度じっくり見ていてくださったのだと思います。

     新しい赴任校では,信頼関係は1からのスタートでした。それで,4月からフル『学び合い』でスタートしたので,子どもたちよりも,その他ことでなかなか苦労もしました。じっくり理解を得ていくということの大切さ,難しさを痛感しました。従来通りのことをするのであれば,それはある面必要ありませんが,『学び合い』のように今までの「常識」とは異なること,それも授業でとなると。実際に毎日授業をしている子どもたちはその意義や目的,よさがストレートに分かってもらえますが,そうではない保護者や周囲にはなかなか伝わりにくいものです。それは,仕方のないことで,対話やその他の方法で時間をかけ,ゆっくり理解していただくしかありません。その努力を私の方でももっともっとする必要が在ります。

     今年はそんな中で,いろいろと逆風もありました。しかし,その中で,応援して支えてくださる方にも多く出会いました。目の前の,とくに学習が苦手な子が「勉強楽しくなったよ」とか「分かるようになった!」とか休み時間に入っても,何人もで相談している姿をみると,そんな逆風でも何とか耐えねば,やってきました。『学び合い』は「教えない」学習ではないと説明してもそれは分かりづらいのは仕方がありません。

     教師が黒板の前に立って教える,という「普通の」授業の「当たり前」を「本当に当たり前?」とするところが最も大変な部分。そこに至るまでにはいろいろ逆風もあります。その中で,確実に保護者も含め理解してくれる方がぐんと増えました。もちろんまだ?の方もいらっしゃることでしょう。その方々の話も十分配慮しますが,少なくとも,私は毎日子どもたちの学習状況を見て,授業に付いても一応,何年も考えてやってきているわけですから,最後はあらゆる状況を判断した上で,自分の目を信じたいと思っています。

     ピンチはチャンスになります。今年はそういう意味で,じっくり自分の立ち位置を確かめられた1年でした。鍛えてもらいました。さて,来年はどんな1年になるでしょうか。楽しみです。