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2015-11-01

全校。

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N小学校で全校『学び合い』……ならぬ、「寺子屋タイム」を見てきました。

ランチルーム2部屋を開放して、朝の20分間ドリルタイムを全校で行うというもの。

第1回目なのに、すごい熱気を感じました。

気付いたことを、思い出せる範囲で順に箇条書きしていきます。




・i-Kawa-nakajimaさんが最初に「寺子屋タイムとは何か?」を子どもたちに説明するとき、具体的な良いな(かしこいな)と思われる動きについて触れていた。

→こうしなさい!とは強制していなくて、◯◯もしたらいいかもね、というあくまで一案として出している。何も出さないよりは具体的な方向性が分かって、わたしが子どもの立場だと動きやすいだろうなーと感じる。


・さらに、説明の中で「日本一の学校になるための取り組みである」という説明がされる。

→下級生などは「日本一?」「えー?」という反応があったけれど、i-Kawa-nakajimaさんのクラスは何となく言っている意味が分かってるのかな、と。


・ドリルは1学年に3枚(3種類)あって、自分に合うものをやってよい、とされている。

→まわりの人が必ずしも同じ課題をやっているとは限らないので、分からないときに聞きづらいかも。でも実際に社会に出ていくなら、その聞きづらい部分を乗り越えて「ちょっと助けて」を言える必要がある。しかも、バリエーションが増えるほど、学習内容的にも、ひとりひとりのつまずきにより丁寧に対応できるのかも。(増えすぎると逆に選ぶのが大変になりそうだけど、選ぶのもまた必要な力かなあ。)


・子どもたちの雰囲気がやわらかい。

→とくにi-Kawa-nakajimaさんのクラスは普段からお互いに思い合える大切さを体感しているためか、動きが素敵だなあと思う子がちらほら。(記憶力の限界で全員は顔を覚えていなかったので、、、すみません。)

例えば、最初から下の学年の子について、ちょこちょこ教えながらも自分のドリルを解いている。分からないところがあれば、「これはあいつに聞きに行けばいいんだよ」とその子のところに連れていってあげて、自分もついでに説明を聞く。集中して解いていても、近くに「んん~~?」と悩んでいる子がいると、快く自分のことを中断して「どうした?」と気遣える、など。20分間の中でも、盛りだくさん(ほんとはもっとたくさんあるのだろうけど)の素敵が。


・超、主体的。勉強を「えーーもっとやりたい!」と思える、言える雰囲気。

→仲間とともに取り組めるという環境がそうさせるのか、むさぼりつくように子どもたちがドリルをしている。あまりにもすごいので、途中でドリルのプリントを確認しに行ったけど、そこまで変わったプリントでもない。ええ、そんなに?ちょっと怖い、と思うくらいに取り組む姿勢がすごかったです(ごめんなさい。笑)。


・i-Kawa-nakajimaさんだけではなく、他の先生方のお力があって成り立っている取り組みだということ。

→司会?進行?や締めもi-Kawa-nakajimaさんではなく、他の先生がされていた。やっぱり、こういう取り組みは、理想のイメージがありつつも、他の先生方と一緒に作っていく、という意識がなければできないことなんだなあ……とつくづく感じました。疑問に思う先生もいらっしゃるけれど、それを「ここが疑問なんですよね」と言える雰囲気が、またいいなあ、と。




さて、ずらっと箇条書きにしたのですが、本当に書ききれないほどの刺激をいただいた見学でした。

今日の子どもたちが勉強している姿をぼーっと見ていると、

「みんなが」わかる

みんなが「わかる」

どちらかというと、後者の雰囲気を感じました。

でも決して、みんなが、の部分をおろそかにしている訳ではなく、むしろ前提としてある、あって当たり前のもの、という感じです。


それから、ある先生から「全校でやる意味って何ですかね?まだまだ全然理解してなくって……」と聞かれました。

わたしは、自分も詳しくはないです、と前置きしながらも、上のような姿を見られるのでいいなあ、と思います。とそのとき思ったままのことを伝えました。

でも、今書いていて、見られるのでいいなあって、単なる自分の感想だったな、と反省。


もしも、自分が全校で寺子屋タイムのようなことをするならば、環境(いる人数や関係性)が変わってもその中で自分の課題を解決しながら、なおかつ集団の課題にも貢献できる力を育てるためのもの、という認識かな。と思いました。

クラスのメンバー内での振る舞い。

もっと違う環境での振る舞い。

人によって態度を変えることって、なんだか不誠実なように聞こえますが、それが筋のとおった折り合いの付け方であれば、身につけていった方がもっと楽しく過ごせるのかもしれない、と思います。

嘘も方便、みたいな?


とにかく、新しい感覚を得られた見学でした。

i-Kawa-nakajimaさん、N小学校の先生方、そして児童のみなさん、本当にありがとうございました。

ゲスト



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