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2016-07-25

Wonderという本。

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昨日、帰りの新幹線に乗る前に、紀伊國屋に立ち寄りました。

洋書コーナーでハリーポッターを見たいと思っていたのです。

訳本は通して読みましたが、やっぱり英語でしかわからない面白さがあるんだろうな、と。

※ちなみに英語はできると思ったことが一度もありません。


そしたら、近くになにやら目立つ表紙が。

顔に目が一つの男の子が、どん!と大きくかかれているんです。

それが、「Wonder」という本でした。


読みたいと思ったのですが、そんなに短時間ですらすらと読めるほど、わたしの読解力はありません。

冒頭だけ読んで、あとはネットの書評を見てみよう、と思ってパラパラめくりました。


すると、いきなり最初のページで主人公がベッドにいて、お医者さんになにか言われています。

重い病気なのかな……?(読解力がないので雰囲気で読んでいます。)

学校に入学もしたけど、周りの子たちがとても冷たい。

主人公の顔を見て泣いている子もいるみたい。(再度言いますが、読解力がないので雰囲気で読んでいます。)


うーーーん。気になる。

そこで、新幹線に乗った後、ネットで調べてみました。

すると、本文には「特別な顔(直訳)」とあったのですが、どうやら主人公は遺伝子疾患により顔に重度の障害を持っているそうなのです。

主人公は10歳で初めて普通の学校へ通うことになったのですが、最初の頃は周りの子に怖がられてばかり。

それがだんだんと学校で過ごしていくうちに周りの子から愛されるようになってくる、というストーリーだそうです。


いろいろな書評を見ているうちに、主人公の通っている学校の校長先生の言葉がありました。

校長先生は、「人生の新しい規則を作ろうか……いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう」という言葉を引用して言った後、こう言ったそうです。


「必要だと思うより、少しだけ余分に親切に。なんてすばらしい言葉でしょう。ただ親切なだけではじゅうぶんではありません。必要だと思うより、少しだけ余分に親切に。わたしがこの文章、その言わんとすることに心を動かされた理由は、わたしたちが人間として持っている能力を思い出させてくれるからです。人間には、親切である能力だけではなく、親切であろうとすることを選ぶ能力もあります。(略)」(書評のサイトをそのまま引用しています。Wonderで調べるとトップに出てきますので、ぜひ。)


親切であろうとすることを選ぶ能力かあ。

そもそも、親切ってなんだろうな、と思います。

先生になったら、「何の得があって親切にしないといけないの?」と言う子もいるかもしれません。

そのときに、わたしはこう考えているよ、としっかり伝えることが出来るのか、不安です。

あの人に親切にしてもその人から100%見返りがあるとは限らないし、そもそも何が見返りと感じるかも人それぞれだし……。

考え出すと混乱してきます。


また、この話の中では、最後まで主人公を嫌ったままの人もいるそうです。

よく、みんなに愛されて幸せで終わり!という話もありますが、それとは違ったリアリティがあって頷けます。

だからこそ、たくさんの人に読まれて、たくさんの人の心を動かしているんだろうなあ。


調べていると、どうやら訳本も出ているみたいです。

まずはそっちから読んでみて、洋書に戻るのもいいかもしれないけど、純粋な訳で読んでみたい気持ちも……。

こういうとき、英語をもっとすらすらと読めればなあ、と思います。無念。





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追記


ネットで調べるまでは「特別な顔」としか認識していなかったのに、遺伝子疾患、重度障害、という単語が出てきてイメージが変わるのは不思議だなあ、と今思いました。

アインシュタインが「常識とは成人になるまでに集めた偏見のコレクションである」と言うのがなんとなく分かる気がするな……。

親戚のおじさん。

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土曜日、SORAの会に参加してきました。

先月、研究室に見学にいらしたFさんの実践報告があるということで、とても楽しみにしていたのですが……

報告を聞いた結果、なんだかびっくりしました。


というのも、Fさんは『学び合い』の本だけを読んで実践されている方で、おすぎさんが「本の再現率が高い」(きっとすごい褒め言葉。笑)とおっしゃるほど。

お連れした上越の支援校先の授業は学びになるかもしれないですが、研究室で十分な対応ができたんだろうか……?と不安に思っていました。

が、Fさんの課題が思わぬ方向に解決していたのです。


Fさんは上越にいらしたとき「自分はどこに進んでいくのか?」というのが課題だとおっしゃっていました。

それが、研究室でお迎えして飲み会をしたとき、西川先生と研究生の間が近いというのを見て、そうかー、となったそうです。

どういうことかというと、Fさんと生徒の距離感は「先生と生徒」であること対し、西川先生と研究生の距離感は「子どもと親戚のおじさん」のような距離感だった、と。

それがいいなあ、と思うので、Fさんはそこに進んでいくのだそうです。






????


その言葉を聞いてすぐは、そう感じましたが、なんとなくわかる気がしてきました。

要は、「同じ人間として向き合う」ということなのかなあ、と。

よく父に言われている言葉が浮かびました。

「経験では大人の方が多くしてきているけど、学ぶということに関しては大人も子どもも平等」


4月から新しいメンバーを迎えて、2,3ヶ月。

外部の人がいらっしゃっても、ちゃんと「学んでいる」と思ってもらえる集団になりつつあるのかなあ。

わたし自身は力なくても、集団としては心強いと感じまし

た。

そして、頼ってばかりではなく、集団の役に立たないとな……!と焦りました。



実践の報告についても、またメモしていきたいと思います。

取り急ぎ、びっくりのメモでした。

soulbombersoulbomber2016/07/25 18:16SORAの会でお世話になりました、福井県の教員です。勉強熱心なお姿、頭が下がります。「親戚のおっちゃん」という表現は、決してネタ的な面白さだけではなく、なかなか含蓄があって示唆に富んでいますよね。

strongmind222strongmind2222016/07/25 19:17私もお世話になりました!まさか最後の最後にあのネタが出てくるとは…(笑)
優れた教師だけではなく、名経営者も「親戚のおっちゃん」のような感じなのではないかなぁと思います。仲良くしていて、距離が近いように見えても、子どもたちが見えない未来のことを見ることができる、ゴールを見通すことができる、そしてそれを生徒たちに示すことができる。そこが、教師と生徒の違いかと思います。

ogymogym2016/07/26 00:22ワンダー、今年の課題図書なので、全国の小学校で購入されている様子、で、私も学校で表紙が気になって気になっていましたが未だめくっておらず…。記事を読んで明日はちらっとめくってみようと思いました。ありがとうございます。
http://www.j-sla.or.jp/contest/youngr/62thkadaitosho.html

mei-c5mei-c52016/07/26 20:26>>soulbomberさん
会ではたくさんお話ししていただいてありがとうございます。大変お世話になりました(*^^*)
Fさんらしい、鋭く簡潔な表現だなあ、と感じました。
先生自身もそんな存在がいい、というように以前おっしゃっていたので、きっと褒め言葉と受け取られているのではないでしょうか(笑)


>>strongmind222さん
この会で、漫画の話で盛り上がれるなんて……貴重な時間をありがとうございました!
実は懇親会にはいらっしゃらなかったのですが、会場にはもうお一方ジョジョ好きがいたっしゃったのですよ……(^^)
strongmind222さんは経営という視点でも学校を見ることが出来るんですよね。普通の先生にはない強み、羨ましいです。


>>ogymさん
そうなんですか!
学校での生活はもちろん、家族との関係にも触れられていて、考えさせられますよ。(といってもネットの訳語を見ただけですが)
特に彼のおばあちゃんの言葉は、胸がもやっとしてずっと晴れない気分になります。
彼の家族であるということがどういうことであるか、わたしには経験がなく分からない感覚ですが、わかるような、わかりたくないような、そんな気持ちです。
ぜひogymさんのご感想もお聞かせください。