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2015-07-19

ちゃんぽん食べたか。

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昨日、今日と、大阪SORAの会に参加するために大阪にいました。

久々の関西だー、と思って、夜中に普段はあまり見ないテレビをつけてみると、さだまさしの「ちゃんぽん食べたかっ!」がドラマでやっています。


主人公は、プロのバイオリン奏者になるために、中学生になると同時に長崎から東京へ出てきて、親から仕送りをもらって生活をしていました。

決して裕福な家庭ではないけれど、父親は懸命に働いて主人公へ仕送りをしています。

主人公はというと、高校生になり、プロのバイオリン奏者になれるのはほんの一握りの人だけなのだという高くて厚い壁に当たって悩んでいました。


悩んで、悩んで、夏休みに長崎に帰省した主人公は父親と散歩している最中に、とうとうこう切り出しました。

バイオリン、辞めようと思う。プロになろうとしたら、いい楽器も買わなければならないし、レッスン代も……とにかく、すごくお金がかかる」

父親は黙って主人公の目を見ていましたが、少しして

「要するに、自信がないのか?」

と確認しました。


わたしは、なるほど、と思いました。

別に言葉に正しいとか間違いはないと思うのですが、わたしにとってはこの父親の言葉が正解の言葉だ、と感じました。

お金がかかる→お金は何とかする

こんなふうに言葉の表面だけを押さえてフォローしていれば、考え抜いて決断した主人公をさらに追い詰めることになります。

そういう意味で、本質を捉えた返しだなあ、と。

将棋で言えば、何手も先を読んでいる状態。(将棋、全く知りませんが。笑)


主人公は頷くと、泣きながら「一生懸命考えて、決めたんだ。今まで応援してくれて、ありがとう」と言いました。

この辺で、わたしもうるうる。

そしたら、父親が、

「よく自分で決めたな」

と、自分と同じくらいの背丈の主人公の頭をなで、

「お前の人生やけん、好きなようにしたらよか。ばってん、これからどうすると?」

ここから、ああ、よかったー。と思って、わたしも主人公と一緒に号泣。

ほんとによかった。


東京の学校に戻った主人公は、学校の先生にもバイオリンを辞めることを報告します。

先生も、同じように言いました。

「お前は自分で重大なことを決めた。俺はそれを評価する」

そうかー、先生ってこうか、と思った夜でした。