め ざ す は、「見捨てられていない」、
「安心して学校生活ができる」、
「安心して授業が受けられる」と
子どたちに感じられる教育の実現
教科の授業の中で行う
ソーシャルスキルトレーニング
それが 『学び合い』
ポイントは、子どもたちにとって、
誰も見捨てられていないと感じられること
教師が、子どもたち(子ども集団)は有能だ(可能性を持っている)と
思うことができるかどうかが鍵
まずめざすべきは、子どもたちが「分からない」、「できない」と
安心していえる雰囲気づくり
『学び合い』は、人間関係づくり
だから、安心して学ぶ雰囲気が醸成されれば
自ずと学力は上がる
だって、真剣に取り組む時間が増えるんだから
子どもたちには、「勉強もチームワークで」と呼びかけます
出前授業等お受け致します
2時間同じクラスで授業させていただくのが原則です。
(交通費、宿泊費不要)

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◇西川 純先生の「小規模小学校に於ける
全校教科学習活動」はこちら
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◆第15回教室『学び合い』フォーラミin長野 兼 第13回『学び合い』セミナー
期日:令和元年11月2日(土)・3日(日)
会場:長野市 信州大学教育学部
2015-02-11(水)
■ [『学び合い』出前授業] 和歌山県T町T中学校

2月9日(月)に和歌山県T町T中学校に、6日の大阪での研究会から長野に帰らずお邪魔してきました。最初1年生が少し落ち着いていないので2年生でどうかと話がありましたが、それなら1年生でお願いしますと申し出ました。5/6時間目は時間割では社会科と数学tだと教えられそれでお願いしました。授業参観、出前授業とも全て単級の1年生29名でした。3時間目に美術、4時間目に国語の参観をさせていただきました。
5時間目の社会ですが、帝国書院の教科者の歴史で、室町時代の「民衆による自力救済」というところを扱いました。中学校の職員が中信に参観してくれています。
課題は2つ設定し、【課題1】みんなが、第三章(p70~79)の中から自力救済の具体例を5つ以上見つける事ができる。【課題2】象徴の土一揆の碑文に書かれたことを(参観の先生方に)説明できる。としました。
子どもたちは、時間が厳しいこともあって、【課題2】の方は達成できない生徒がたくさん出てしまいました。しかし3・4時間目とは同じ生徒たちと思えないような活動をしてくれました。
第6間目はT中学校の先生方に加えて、他校からも10名ほどの方に参観していただきました。
子どもたちの振り返りをまとめたものを紹介します。
1学年 数学 立体の展開図 (全3時中第1時)
課 題 みんなが、たしかめ①~たしかめ④ができる。
課題達成 23/29 達成率 約79%
① 魔法の言葉がつかえたか
・いっぱい(たくさん)使えた・・ 2
・使えた・・・・・・・・・・・・22
・少し使えた・・・・・・・・・・ 1
・使えなかった・・・・・・・・・ 1
・無記入・・・・・・・・・・・・ 1
② この時間で分かったこと
・協力してできた
・みんなで協力
・みんなで協力したら早くとけた!
・たすけあうと、はやくすむことがわかった。
・「分からない」ていったら教えてくれる
・分からないのはしょうがないことなので、分からないことはいっぱい聞こうと思いました。
・チームワークは大事だと言う事
・てんかい図がむずかしい!
・展開図
・展開図を書けた。
・展開図の書き方(2)
・展開図の書き方がわかった。
・立体の展開図の書き方
・立体の展開図がよくわかった
・いろんな展開図の書きが分かった。
・正六角形の書き方を思い出した。
・たしかめ③(正六角錐)の書き方
・正六角形の展開図の書き方がわかった(2)
・正六角錐の書き方がよく分かった。
・正六角形の書き方
・数学の勉強をあまりしていないとわかった。
③ これからの授業で生かしていきたいこと
・わからないことをきく
・分からないことをだれかにきくこと
・分からないことを聞くということを生かしたい。
・もっと話を聞く
・協力すること(2)
・協力しながらやる
・みんなと協力してやる。
・協力し合うところを生かして行きたい。
・みんなで協力すること!(2)
・みんなで協力することを生かしていきたい。
・これからもみんなで仲良く助け合いたい。
・友達といっしょに協力し、分かり合えたらいいと思う。
・教え合い
・分からなかったら人に助けてもらったり、助けてあげたりとみんなが分かるようになることを生かしていきたいです。
・“たすけあい”
・助け合い!
・魔法の言葉
・困っている人がいたら、手を差しのべること
・集中力
授業後の研究会で、30分ほどパワーポイントを使ってなぜ『学び合い』なのかや、『学び合い』は話し合いや関わり合いではないこと、『学び合い』を成り立たせるための絶対に踏まえなくてはいけない事など話していただきまた沢山の質問を出していただきそれに答えていきました。
名古屋からも新大阪どちらからも四時間弱の時間のかかる地でしたが、立った2時間の授業で今までの生徒たちとは異なる新たな姿を見ていただくことができました。
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2014-07-01(火)
■ [『学び合い』出前授業] 大阪府のS小学校にて

6月30日(月)に、出前授業と、2年生の研究授業の授業検討会の後で
30分お話させていただいた。1年生の31名(2名欠席)の国語の授業を校長先生と共に1時間参観させていただく。教科書は光村図書で、単元は、『くちばし』。きつつき、おうむ、はちどりのくちばしだけを写した写真、体全体を写した写真が載せられているあれです。担任の若い先生が、「これは何のくちばしでしょう。」と繰りかえさせる文章に気づかせ、全体を通して読むこと、後半は、この文章をノートに書き取りするという展開でした。黒板の中央には、子どもたちのノートと同じマス目があらかじめ書かれています。筆箱、下敷き、教科書の置き方もシートに分かる様に書かれたものを提示しています。黒板に子どもたちが使っているノートと同じマス目のなかに1字1字手本を書いていきます。なかなか授業に打ち込めない子が数人。その子らにも木目細かに気を配りながら進めて行きます。一番前の文字を書けない子には赤ペンで手本を書き、それをなぞらせます。てきぱきと授業を進めていきます。私の若かった頃、あのような丁寧な授業はできなかったと思います。私の初任の頃より、授業に取り組ませるのに先生方が大変な苦労をしているんだな、私の予想が外れてくれればうれしいのだが、残念なことに今後ますますこの傾向が強まっていくに違いないと考えてしまう私がそこにいました。
その後、そのクラスで私の国語の授業がスタートしました。「くちばし」の単元のつぎにある、「なんて いったら いいのかな」という題材です。私の自己紹介や、みんなが協力して、一人でもできない人がいてはいけないことを語る。果たして何人に伝わっているのか? 「ほわほわことば」ということばを教室の掲示で見つけたので、このことばを借りて、反対のことばとして「ちくちくことば」を示す。1から8までの8つの場面で1つ選ばせる。1で試しに実験。手を上げててくれた子を指さして発表してもらう。このまでは分かっている子がいるのだと少し安心。ところが、ここで予定と違った行動をしてしまう。コハピンクのカードとブルーのカードを2枚ずつ配ってしまう。これは失敗。男子にはアブルーを4枚。女子には4枚配ると考えていたのだが・・・。間違えて配ってしまったので、「ちくちくことば」を考えて友達に分かってもらえたら友達からブルーのカードをゲットする。それに対応する「ふわふわことば」を考えて友達に分かってもらったピンクのカードをゲット。そして、2枚ずつカードがゲットできたらゴールに到達して、カードを所定の位置に貼るとしました。果たして日本語がいったい何人に伝わっているのか?
子どもを立たせて、誰とでも相談したりしてもいいこと、わからなかったらどうしたらよいのか、困っている人がいたらどうしたらよいのかを確認して「はい、どうぞ」。スタートである。困ってどうしたらよいのか呆然としている子が一杯。中には動き出す子がいる。・・・・・時間になった。何人かは所定の場所に貼れていない。共とカードを校関して合格しようと必死に関わり合う姿だけは出てきた。次の算数の時間では皆ができる様に期待していることを伝え国語の時間を終わる。
さ、次は算数の時間です。「なんばんめ」という単元。教科書会社は学校図書。2段階に分けて展開。「まえから4にん」4人が赤い線で囲まれている。「まえから4にんめ」こちらは4人目の1人が赤い線で囲まれている。という説明が教科書で説明されている。その下に「いろを ぬりましょう。」ということで、ゴーカートが4台づつ並んでいる。
問題は、「まえから 2だい」。「まえから2だいめ」。「うしろから 3だいめ」の3問。
3もんともできたら名札を裏返すように指示。時間は15分。5分たったところでほぼ全員が名札を裏返す。予想通り、「まえから 2だい」と「まえから2だいめ」の区別がつかないものや、意味が全く分かっていないものがかなりの人数。周りの人が全部自分と同じかどうか確認し、違っていたらどうしたらよいのかと話し、ここからあちらことでこちらで活発に教え合う姿が見られた。時間内に全員が名札が裏返る。分かっていないが教えてもらったものが何人かいると思われるが。この段階ではそれは問わないでおこう。
第2段階はその次のページ。「1、うえの えをみて□にあてはまる ことばをかきましょう。」①とけいは じかんわりの □にあります。②てれびは こくばんの □にあります。「2、もんだいを つくって こたえましょう。」「おとこのこは どこにいますか。」「おとこのこは みぎから □ばんめの せきに います。」
ただし、「てれびは こくばんのよこ」と書いた子がいたので、「みぎ」か「ひだり」で答えるように指示。また 2では、答えをつくらなくて、□に答えればいいことにした。
早くおわえて、給食の準備をしよう。きっときもたちなら協力してやればできることを話し、すたーと。多少混乱している子もあったり、答えを教えてもらって名札を裏替えした子もいたが、全員が完成。拍手をして5分前に終了。もちろん、答えお直接教えてしまうのでは勉強にならないことや、毎回毎回がんばっている関わり等をほめたたえたり、なぜ全員ができなかったりを、きちんと考えさせていくことの積み重ねが必要。最初の段階はから大人の論理でせまらないことが大切かな。低学年では「学びあい」が難しいのではという問いにいったい答えたことになったのか?
自分の授業を自習にさせて、覗きに来てきたいただいた先生方が何人もおられました。
ビデオに授業の様子が撮影されています。関心のある方は見てくださるのかな。
2年生の算数の公開授業のことは、後日。
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2013-12-05(木)
■ [『学び合い』出前授業] 3年1組のみなさんへの手紙

長崎の小学校で12月3日の4時間目に出前授業をさせていただいた3年1組のみなさんへの手紙です。
皆さんこんにちは。先日はみなさんと楽しい時間をすごすことができました。 4日(水)に長野に帰りました。朝8時過ぎの特急みどりで出発し、長野県の自分の家に着いたのは夕方の5時過ぎでした。今朝の私の住んでいるところの最低気温はマイナス5度でした。佐世保はそこまで寒くはないですよね。長野県では、教室にクーラーのあるところはほとんどないですが、ストーブはどの学校にもあります。11月頃からストーブを使うこともあり、11月の終わりころからは毎日ストーブのお世話になります。ですから、紅葉も終わり、木々の葉っぱもみな落ちて木々もすっかり冬にそなえた姿になっています。
少しみなさんにもお話したように、私の小学生の3年生ころまでは、友だちにめいわくのかけっぱなしの少年でした。きっとクラスのきらわれものだったと思います。そして自分ほどだめな人間はいないとさえ思っていました。よいと思っているわけではないんだが、どうしたらそれを直せるのかわからなかったんですね。ある時、友だちの暖かい一言で、自分もクラスのみんなに役立っていることがあるんだと思い、自分もクラスの一員として頼りにされる人間になれたらいいなと思いましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。でも、それまで全くやらなかった宿題もだいぶやるようになり、友だちとのけんかはだいぶ少なくなりました。なぜけんかをしなくなったかと言えば、けんかをしてもちっともうれしい気分にはならないばかりか、むなしさばかりが残ったのかもしれません。6年生の時には、クラスの学級委員(学級長)に選ばれてしまい、クラスの手本を示さなければと思いましたが、なかなか考えた様には行動できませんでした。「学級委員のくせに」と言われることもありました。これにはまいりました。「そんなことをいわれても・・・」ということばが出てきそうでしたが、歯(は)を食いしばっていました。中学のころには、学校の先生だけには絶対ならないぞと思っていましたが、それがこの道を選ぶ(えらぶ)ことになりました。なぜかというと、自分はだめな人間だと思いこんでいたり、もっている力を出せずにいる仲間をいっぱい見てきたこともあります。私自身は、幸せなことに、そうした状態(じょうたい)から抜け出すことができましたが、本当はすばらしいものを持っているのに、そのことに気づけなかったり、信じられないまま成長していく人を少しでも減らしたいと思ったこともその理由(りゆう)の一つです。最後に校長としてつとめた学校で、「みんなが分かり合うことをあきらめない授業づくり」ということで取り組み、ハッピーな学校づくりを経験(経験)しました。定年退職してからも全国の学校などを訪れていますが、ハッピーなクラス、幸せなクラスになってほしいと願っているからです。
私は、その集団(たとえば3年1組)の仲間から信頼されない、頼りにされないほど人間として不幸(ふこう)なことはない、悲しいことはないと考えています。みんなが幸せなクラス、ハッピーなクラスだと思えるためには、一人ひとりがクラスにいなくてはならない人であり、頼りにされる人、いなくてはならない人になれるように、自分からできることをやっていくことだと考えています。そして、仲間のがんばろうとしている心やがんばっている姿を暖かく受けとめようとすることを大事にしたいです。12月3日4時間目のみなさんが友だちへのこうしたらというものを、あるいはこういうことありがとうという気持ちをふせん紙に書いて、友だちのカードにはっているすがたを見て、みなさんなら必ずハッピーなクラスにしていくことができると思いました。みなさんからすばらしい報告(ほうこく)が届く(とどく)ことを楽しみに待っていますよ。 寒さが厳しくなる時期です風など聞かない様にクラスのみなさんと力をあわせてがんばってくださいね。
2013年12月5日
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scorpion11042013/12/06 04:15子どもたちにお伝えいたします。ありがとうございました。
2013-12-04(水)
■ [『学び合い』出前授業] 長崎県の小学校3年生に対する授業

道徳の時間でしたが、学級活動的なことをやらせていただきました。出前授業は4時間目でした。私自身の小学校低学年の姿を話し、元気な子どもたちも結構こちらにしっかりと耳を向けてくれました。ハッピーな倉寸の条件として、何が大切かの部分が向けてしまいました。その後で学習カードに、①こんなことでみんなに迷惑をかけてしまっている。どうしても○○をしてしまう。いやがることを言ってしまう等を書かせました。そして、②クラスの一因としてこんなことをしていきたい。こんなことを心がけていきたいということを書かせました。予想通り、白紙の者や「ない」と書く者がいます。そこで、皆を立たせ、机の上に置いた学習カードを読み、
付箋紙に幸せなクラス、ハッピーなクラスにしていくための言葉を書き、学習カードに貼るよう指示しました。付箋紙を貼ってもらえる人がないように気を使うことを求めました。子どもたちは次第に活発に動き始めました。時間の関係で。この時間で学んだことを書かせるのは断念しましたが、自分の事は素直に書けなくても、友達に助言することは比較的抵抗が少ないということが分かりました。中にはたくさん付箋紙に書くことが目的になってしまっている者もいましたが、こうしたことにはきちんとメスを入れていくことの大切さを改めて学ぶ時間ともなりました。
5、6時間目の3・4年生合同の『学び合い』(算数)の参観、その振り返り、夕食会での振り返りと充実した時間となりました。担任、支援学級担任、支援員とのタッグのすばらしさを感じ取らせていただきました。個のキズナがあればきっとなうまく運んでくれるに違いないと確信しました。そして翌日の授業で早速、確認したことを生かして授業をされた報告をお聞きし、心強く思いました。
108535
2013-11-29(金)
■ [『学び合い』出前授業] 12月3日(火)に長崎県の学校で行う授業の概要

たたき台を作ってみました。ご意見いただけたら幸いです。
みんなが、クラスに必要とされる人間になるために、
自分にできることからやり始める。
みなさんは、クラスに必要とされる人間でしょうか?一人ひとり考えてみてください。
私が小学校3年生の時のことをお話ししましょう。
1、給食に毎日というくらい出されるあぶら肉が苦手で、給食の後の掃除の時間も、ほこりだらけの中で、食べているふりをしていました。
2、音楽の時間で木琴を演奏する授業があったのですが、参観日の日に木琴をたたくバチを持ったまま1時間立たされていました。その後ろには母親が立っているのです
3、宿題をやっていかないでいつも残されていました。そして家に帰るときは、今日こそやらなければと思うのですが、ランドセルをそっと置いて、暗くなるまで遊びほうけていました。
4、国語の時間の最初に10問の漢字テストがあり、6点以上とらないと残されるのですが、家庭で練習したことなどないので、毎回居残りでした。
5、授業中のしゃべりが直らず、とうとう机の上に正座させられ、絆創膏を貼られたこともありました。
その他、廊下を走ったり等きまりをまもれなかったり、忘れ物が多くそのことでみなの前で注意されて、みんなに迷惑ばかりかけていました。
私は、自分ほどダメな人間はいないとさえ思っていました。
みなさんが、自分たちのクラスの友達のことで、「いやだなあ」、「もうやめてほしい」、「こういうこと何とかしてほしい」と思っていることはありませんか。また、自分が「クラスの人に迷惑をかけてしまっていて、悪いとは思っているんだけど、どうしても直せないんだという人はいませんか。友達を傷つけてしまうことばをついに言ってしまったり、仲間をいやな気持にさせてしまう行動や態度をとってしまったことはありませんか。
理由がわからない、問題ができない、自分の気持ちがわかってもらえないなどの経験はみなさんもあるんじゃないかと思います。私自身そういうことばっかりでした。本当はそんなことしたくて人を傷つけること言ったり、いやがられることをしたりしているわではないんですよね。本当は、みんなと仲よくしたいんですよね。でもなかなかできない。
私たちは、何のために学校に来て勉強しているんでしょう。塾の先生や家庭教師に教わたり、家の人に教えてもらうことだってできます。その気になれば、インターネットなどでいろんなことを調べることのできる時代になっています。学校に来なくてもできる勉強もたくさんると思います。それなのになぜ学校でみんなと一緒に勉強をする意味があるのでしょうか。私は、幸せな人生を送るためだと考えています。「幸せな人生」って人によって考え方いろいろだと思いますが、仲間と力を合わせて仕事をしたり、家族で仲よく生活していためといってもいいかもしれません。君たちのクラスの中でも、気が合う人もいればそうでない人もいると思います。仕事をするにしても、自分と気が合う人たちばかりではなですし、気の合わない人や苦手な人とも何とか折り合いをつけてやっていくことが大事になると思います。家族の中でもお互いを理解しあって生活していくのも、けっこう大変ことです。
クラスの中にも困っていたり、わからないでいたり、友達と気まずい関係になって悩んでる場面をみたり聞いたりしたことないですか。現在もあるかもしれませんね。
困っている人をみて、声をかけてあげたり、相談してあげたりしたことはありませんか「ありがとう」って言われるとうれしいよね。こんなことばをかけられると、自分がわっていることや、知っていることなど教えてあげたくなりませんか。
困っているときに声をかけてもらったり、助けてもらったり、わからないことを教えてらったりしたことはありませんか。うれしいですね。
自分にできることをしたり、自分の心がけでクラスのふんいきがよくなるようなことはいでしょうか。
今わたくしたちがいる集団をもっとよくしていこう、もっとふんいきをよくしていこうと努力しいていくことが、現在の私たちの幸せな生活、将来の幸せな生活につながっていんだと私は思います。
そこで、今日は、こんなことでみんなにめいわくをかけてしまっている。どうしても□□□□なことをしてしまう。言ってしまうなど、書き出してください。
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•
•
クラスに必要とされる人間になるために、自分にできることから始めればいいんです。ラスにとって必要な人、クラスにとって大事な人になりたいですね。
では、何とかがんばって、クラスの一員としてこんなことをことをしていきたい。こんなとを心がけていきたいと思うことを、3つ書き出してください。
1.
2.
3.
【この時間で学んだこと】
•
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※ 各人が友達の書いたのを読む時間を確保し、そのことを踏まえて、学んだことを書かせたい。
105620
scorpion1104maya-1さん、心から感謝申し上げます。
maya-1さんの授業を受ける形で、5、6校時に3年生,4年生,支援学級の算数『学び合い』を行います。
心に響く何かがきっと生まれると信じています。
2013-06-18(火)
■ [『学び合い』出前授業] 先日の出前授業について

ご意見、感想等の中からいくつか紹介させていただきます。
・子どもたちの声が飛び交う授業を見せてもらってとてもよかったです。
・できたときの喜びの声を生徒同士で感じられるように、今後の授業づくりに役立てていきたいと思います。
・子ども達が、自ら学び合う姿を実際に見せていただいて感動しました。自分もこの経験を生かして、次からの授業に生徒が学び合えるような場を設定していきたい思います。
・K中の2年生は、先生もおっしゃっていましたが、授業で与えた課題を最後まで一生懸命やっている姿が素晴らしかったです。
・先生の授業では、問題を解く時間が多く子どもたち主体の素晴らしい授業を見せていただきました。
・教師からの指示が必要最小限で、子どもたちが主体的に学習しているのが印象的でした。
・子どもたち同士での学習の支援が行われている形態は、子どもたちが生き生きと活動できる環境になっていました。
・今年学校を異動し、クラス作り、教え合いができにくい、自分ばかりの生徒が多いクラスの雰囲気作りをどうして言ったらいいのか考えていたところです。グループアプローチとともに学び合いの考え方を取り入れ、やっていきたいと思います。
・「個」の活動から「相談」の活動への生徒の動きがスムーズだったので訓練されているなと思いました。
・それぞれ近くの者と相談できていたのですが、特に座席の順などの工夫はされていないのでしょうか?
・K中学校(※3年前に出前授業と講演をさせていただいた学校)では各教科での指導に加え、生徒会や生徒指導にも『学び合い』の考え方が生かされています。学校もとても落ち着いてきました。
・1時間という短い時間で難しいと思いますが、支援の必要とする生徒への対応が特になされていなかったのが残念でした。
・課題クリアした者から名札を貼るのは、仲間が困っているかどうか確認できて素晴らしいと思いました。
・生徒のマグネットを活用していたのが参考になった。
・本日の授業で、生徒達は、「自分ができればいいと思っている生徒」と「自分ができて、他の友達にも教えてあげて、みんなでできるように」なればいいと思っている生徒」のどちらが多かったか知ってみたかった。
・「自分なりの意味を見い出せない限り学んだとは言えない」という点よく理解できた。
・学習して得たことを説明することで、自分なりの意味を見い出せると感じた。
・講演で、たくさんの「学び合い」の先生方の情報を教えていただき、今後の参考になりました。
授業については、「支援の必要な生徒への対応」など、私の意図が伝わっていない故のご意見もいただきました。大方は好意的に受け取っていただけたのかなと思っていますが、『学び合い』の考え方をしっかりと理解していただくことの難しさを改めて感じたところでもあります。
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2013-06-12(水)
■ [『学び合い』出前授業] K中学校の生徒の皆さんの声に思う

【本日の授業で、分かったこと、
みんなで課題を解決していく学習の仕方で学んだこと】
今回は25名の皆さんと授業ができました。その全員の方から声を寄せていただきましたので、まずそれを紹介させていただきます。
1、今までは加減法でやってきたけど、代入法になって、やり方が変わったので覚えるのに苦労した。ぼくは、文章題から数字に直すのが苦手だから、これからはきちんと覚えていきたいです。
2、一人で分からないところは友だちに聞いて、やった方がいいなあと思った。そして自分もやるところができたのなら友だちに教えに行ってあげようと思いました。
3、みんなで問題を解決していったら、わかりやすいなと思った。代入法は見た感じ分からなかったけど先生に教えてもらってわかった。
4、こんな連立方程式に解き方があることを学んだ。分からないところがあれば、友達に聞けばいいと思った。
5、自分から分からないことがあってそれを近くにいる友達といっしょに解決した。自分と友達が分かってうれしかった。やり方が少しずつ分かっていき、次々と問題が解けた。
6、今日の授業でわからない時は誰かに教えてもらえばいいんだと思った。「三人集まれば文殊の知恵」と言うように、一人で分からない問題があってもみんなでやれば分かるので、みんなで助け合うことは大事だと思った。
7、連立方程式もいろいろな解き方があることを学んだ。
8、色々な人の考え方が知れることを学んだ。分からないところを教えてもらえるのでいいと思う。
9、協力することは大切だと思った。
10、今日の授業で、代入法の解き方が分かりました。(みんなで、教え合いをすることで、教えてもらった人も分かるし、教えた人も) ※( )書きかけだと感じてか、消しゴムで消してあった。
11、みんなで協力して問題を解いてみんなが分かるということは、とても大切なんだなあと思いました。
12、代入法のやり方がわかった。連立方程式の解き方には2パターンあることが分かった。
13、友達に聞いても、先生に聞いても全然分からなかった。
14、とても分かりやすかったので代入法をすぐに理解できました。問題もギリギリでしたが、最後までできました。自分が分からないところは友だちに聞いたり、友だちも聞いてくれたので良かったと思います。
15、いろいろな連立方程式の解き方が分かりました。みんなで課題を解決していくには、一人一人が教え合い、助けあいながらしていったらいいなと思いました。
16、 友達とかに聞けると分からない問題など気軽に聞けるから勉強がしやすいです。分からないところを友だちから聞いて、それをまた友だちに教えてあげるから、自分も分かって相手も分かるので一石二鳥!
17、 今日の授業で、私は、みんなで協力し合って問題を解くことが、とても大切だということが分かりました。自分が分からないときは聞いて、他人が困っていたら助けてあげることで、クラス全員で課題を解決できた時の喜びが、よりいっそう増えることが分かりました。
18、 代入法のやり方が分かった。みんながいるから分かることができる。1人じゃできない。
19、 加減法でやるとやりやすいのと、代入法でやるとやりやすいのがあるので、使い分けるといいことがわかった。自分の分かることは分からない人に教えたいです。
20、 代入法のやり方が分かった。
21、 加減法より代入法の方がまちがえやすそうだけど意外とわかった。代入法もやりやすいと思った。問題がスラスラできた。
22、みんなで、連立方程式をやって、楽しく協力できたし、分からないことを友だちに聞いたり教えたりできました。
23、代入法の仕組みがややこしくて、加減法がいいなと思いました。代入法をもうちょっと理解しようと思いました。
24、代入法の式を作るのが難しくてあまり分かりませんでした。もう少し理解をして分かるようになりたいです。
25、数学は個人でするものじゃなく、団体(チームワーク)ですることがすごく分かりました。これからは、分からないときなどがあったら、友だちに教えてもらうことが大切なんだなと思いました。
課題2は、クラスで一番早い人が10分程度で完了するくらいの問題数にすべきところを、問題数を減らすのを怠ってしまいました。その結果、時間内に全問こなせた人は一人だけになってしまいました。普通このような場合、自分の問題を解くことに精一杯で、他の人の質問に答えたりする余裕がないはずなのに、相談されれば気持ちよく応えたり、教えようとする姿がたくさんみられました。クラスの雰囲気をよくしているものは何なんでしょうか。常日頃の授業で自分のことのように仲間にも接したり、気を使っているということが分かり先生方の指導のあり方に頭が下がります。
参観された方のお一人から「分からないでないで困っている生徒に指導が入らず残念でした」と指摘されましたが、今回は許してもらって、だんだんに、クラスの中で困っていたり、分からないままでいたり、できないで終わってしまうような人を出さないことを、みんなの力で実現していけるような状況を作り出して言って欲しいと願っています。数学に限らずどの教科でも得意な人もいれば苦手な人もいます。安心して学習したり、学校生活が送れるためにには、そのことをお互いが理解していることが求められます。教科の授業もスポーツでいうところの団体戦という考えが必要であり、チームワークがよくなれば、成績も当然上がります。だって、50分間必死に取り組むのですから当然ですよね。
1、13、24の方は、学習内容が十分に理解しきれていないことを訴えていますよね。逆に、よく分かったという人もいます。初めはよく分からなかったが分かるるようになった。難しそうなイメージがあったけどそうでもなかったという人もいます。
「団体戦」、「チームワーク」、「三人寄れば何とか」ということを言っている人もいます。教えたり、教えられたりが大切なことが分かったといううれしい言葉も何人もが述べています。また、みんなが分かるということのすばらしさに気づいてくれた人もいます。「分からなかったことが、みんなで学んで、明日は一人でできるようになって欲しい」という願いがあります。自分も分かって、相手も分かって一石二鳥だとかいてくれた人もいますが、実は自分が本当に分かっていないとうまく教えることはできないんですね。ですから相手にも分かってもらえたということは、「分かったつもり」ではなく、本当に「わかった」ということの証明にもなるんですね。
分からない、できない、納得できないことは世の中にあふれていますよね。何とかしたい、もっとよくしたい、何とか解決できないかということにぶつかったときに、簡単に諦めてしまわないで、挑戦し続けて欲しいと君たちに期待しています。
今回は数学のたった一時間の授業でしたが、「みんなが、みんなで」課題を解決してして行く力をもっともっと高めていってくれるに違いないと確信しました。数学以外の教科でも、またそのほかの活動でもここで学んだととを基にいっそう発展させてくれることを期待しています。
だいぶ長くなってしまったので、今回はこれで閉めさせていただきます。
今回のような機会をつくっていただいた校長先生始め多くの方々、そして生徒の皆さんに「ありがとう」といわせていただきます。
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2013-06-11(火)
■ [『学び合い』出前授業] 和歌山県から帰ってきました。

和歌山県K中学校での出前授業と講演を終えて、家に戻りました。
連立方程式の代入法について行いました。課題1の「p39の問題で、xを2y+10置き換えれば良いのかがわかる。」は時間内に全員がクリアーしました。しかし課題2の「みんなが、p40のたしかめ④、問5、例6、問6を解き、どのような場合に、それぞれ加減法、代入法をやるのが都合がよいのかを説明できる。」は一人がクリアーしただけに留まってしまいました。私があまりにも欲張ってしまった結果です。それにもかかわらず時間の余裕のない中でも、質問したり、教えたりの交流が活発に行われ一人残らず必死に取り組んでいる姿は感動的でした。細かなことは又後日報告させていただきます。
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2013-04-12(金)
■ [『学び合い』出前授業] 5度目の要請

W県からは4年間で5回目の要請をいただきました。W校長先生の学校には度目のご依頼です。内容等は現時点で未定ですが、誠にありがたいことです。訪問させていただくのは6月に入ってからになります。期待に少しでもお応えできるようにと思っています。
中学校2校に支援に入らせていただくのが来週月曜日からになりました。ようやく本来の仕事に入れそうです。
今日は、長野市のホクト文化ホールで、佐渡 裕指揮、辻井伸行ピアノ、イギリスのBBCオーケストラの演奏会に出かけます。曲目は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、ドボルザークの交響曲第9番「新世界」などです。一昨年の松本講演の時は15分の1の倍率で、チケットが手に入りませんでしたが、佐渡 裕の講演会に入会したためでしょうか、先行発売で運よく手に入りました。チケットの値段もはりましたが、前から10番目のど真ん中で最高の場所です。
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2013-02-09(土)
■ [『学び合い』出前授業] 先日の出前授業の課題と評価規準

先日の5年生の道徳「手品師」の課題は、
手品師が少年との約束を選んだことについて、みんなが(16人全員)が、①自分の考えとそのように考えたわけを書き、②それを男女それぞれ1名1条と読み合い、③コメントを交換し、④自分の考えを確かめ、深めたり、広めたり、あるいは変更したりすることができる。
とし、男女別に色違いの付箋紙を3枚ずつ配布しました。指名を書いたカードがなくても、色の違った付箋紙がついているかどうかが各自に確認できることをねらったわけです。
評価規準(パフォーマンス評価)の影響大といたところです)は、
A評価 ④まで全てができた。
B評価 ③までできた。
C評価 ③までできなかった
理想をいえば、付箋紙の交換ではなく、意見の交換、感想の討議でしたが、時間の制約、事前の『学び合い』の授業とは何かを説明する問うの時間がなかったこと、意見交換することが苦手との情報を受けていたのでこうしましたが、時間終了間際の⑤噴火の子ども達の動きは見事でした。ここまではとねらったB評価以上は14/16で課題達成率87.5パーセントでした。
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2013-02-01(金)
■ [『学び合い』出前授業] 懐の広さが試される

昨日書いた「研修会の報告」にはなかったものを掲載します。
【引用開始】
支援員として担任の先生と協力し、分からないまま終わらせない、課題を残させないと日々頑張っています。悩んでいる子はいないか、ボーツとしている子はいないか、と常に目を配っているつもりです。「分からない」と私を呼べる子もいますが、言えない子がほとんどです。「分からないときは手を挙げて」と言いいつつも、待ってあげられず(どんどん進んで行く授業)こちらから声をかけてしまいます。
出来た子、わかった子が、悩んでいる子を助け、お互いが高め合っていける『学び合い』の関係の中で、あの子たちが育っていけるなら、どれだけ素晴らしいことかと、今日改めて感じました。学級に応じた課題、子供のやる気を引き出す課題の出し方を見つけることが大切だと思います。
ありがとうございます。
【引用終了】
この方は、特別支援の支援員として携わっている方ですが、この書かれたことを読ませて頂いて思ったのですが、「特別」っという言葉が前にくっついているのはその程度をいうのであって、支援が必要でない者など誰もいないと考えるべきだと思います。その際の私共の対処の仕方はどうあったらいいのかなをちょって考えてみました。
私自身がそうでしたが、「自分はだめなやつだ」、「どうせできっこない」とやる気を出せないでいたわけですが、何かのきっかけがあれば人間は変われるものだということを何回も体験しました。その一つは、小学校3年生まで、ハーモニカや木琴で何一つ曲を最後まで演奏することさえできませんでした。情けないことに、木琴でドレミファソラシドとバチで交互に打つことさえ自分にはできないと思いこんでいました。4年生になったある日、注文してあったリコーダーが配られました。学校の帰りに、今で云えば特別支援の必要だったと思われる隣の家の二つ上級生の子に指の動かし方(運指というんでしょうか)を教わり、ドレミファソラシドの音の出し方を教わりました。これがきっかけになったのでしょうか、「アマリリス」という曲を初めて通して吹くことができました。私に取っては大ニュースでした。音楽の授業が、専科の先生に変わったこともラッキーでした。今にして思えば「音が苦」が「音楽」になるきっかけ出会ったような気もします。私のやる気というか可能性を切り開いてくれたのは、その時々の仲間であったように思います。
特別支援の必要な子に限らず、安心して過ごせる空間、そして大なり小なり仲間との支え合いができる空間を築けるかどうかが大きく作用すると思います。またこれを実現するには、まず子どもたちの表面的な行動ではなく、その旨に秘めている者ものをしっかりと受け止めてあげないとうまくいかないわけで、大人の感覚で子どもたちを見るのではなく、同じ目線でというのはもちろんですが、私たちの懐の広さが試される想いです。
明日は、『学び合い』群馬の会に車ででかけます。天気が少し心配ですが。
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take1_No12本日はありがとうございました。
毎年、会の最後の最後までお付き合いいただき感謝しております。
また、どこかの会でお会いできること楽しみにしております。
maya-1様々な方が集う原因もさおぐりながら、原点に立ち上ることができればと思いました。最後まで面倒を見ていただきました。本当にありがとうございました。
nome2733お世話になりました!
いつもいつもありがとうございます!
来年はぜひ実践発表を!
また心よりお待ち申し上げておりますm(__)m
よろしくお願いいたしますm(__)m
kuro106ra昨日はお世話になりました!またお会いできるのを楽しみにしています!次は春に!
2013-01-30(水)
■ [『学び合い』出前授業] 5年 道徳 『手品師』

授業を終えての,
私のまとめ、伝えたいことを、子どもたちに手紙で出そうと考えている内容です。
◎ 皆さんに伝えたいこと、考えたこと
・5年生16名全員のものを書き出しました。(明らかに)間違っていると思われるも の以外は、そのまま書いてくれましたね。
・①から⑯の番号は、私が、出されたカードを機械的に並べたものです。
【授業の課題について】
・授業の課題は、「道化師が、少年(男の子)との約束の方を選んだことを、皆さんは
くどう考えるかわけもあわせて」というものでしたね。
・多くの人が、道化師が男の子との約束を選んでいますが、その理由は微妙に違いますね。①から順番に見ていくと、
①、④、⑨ 「道化師が少年のところへ行くことは正しいから」
①、⑫ 「そうでなかったら男の子が悲しむから」
② 「男の子を守るために」
③ 「先に約束してあったから」
④、⑨、⑮、⑯「男の子が可愛そうで(さびしそうで)、元気づけたいから」
④ 「男の子がその事を知ったら、とってもうれしくなると思ったから」
⑧、⑪ 「男の子との約束の方が大切だから」、
⑤、⑭ 「約束を破りたくはなかったから」、
⑥ 「少年とは約束してあったが、友達とは約束してあったわけでないから」
となります。
・②の子は、「男の子の約束は、まもらなあかんけど、大劇場へは行ってもいかなくて もいい。理由は、男の子とは、きっと行くとやくそくしたし、大げき場は、その手品 師が絶対にやらなければだめじゃないから。」、また、⑥の子は、「理由は、オレ、は大劇場に立つのがただしいと思う。」と、ほかの子とは違う立場をはっきりと述べています。ですから、これらを元にして再度授業で考えてみることもできそうですね。
・時間の関係もありましたが、「道化師が迷いに迷っていた」ところをしっかり確認することができないままで授業を進めてしまってごめんなさい。
【友達へのコメントについて】
・コメントを交換できなかった人が2名、2名の人からコメントを交換した人が5名、3名の人とコメントの交換できた人が8名、4名の人とコメントの交換できた人もいました。
・男女1名以上の人とコメントを交換するということでしたから、多くの人が がんばりましたよね。でも皆さんにここで考えて欲しいことがあります。それはコメントを交換できなかった2名の人ですが、これは仕方がないことでしょうか。わたくしはそうは思いません。どうしたらよいのか是非相談してほしいです。
・コメントの内容についてですが、「いいと思います」、「いいなぁ」、「とてもいい」、「いいな」、「いいことだなぁ」、「すごいなぁ」、「本当だなぁ」、「すごくいい」、「共感できるなァ」、「正しい」、「おなじだなぁ」、「ちょっとにていた」、「いい考えだなぁ」、「一緒のことを思っていた」、「人思いの文章」、「○○が私には思いつかなかったから」、「ぼくだったら」、「自分のことばかりでなく」、「理 由がはっきり書けていて」、「自分の思ったことが書けていていい」などと、すごく暖かく、優しく、ふんわりした表現のほめ言葉や自分と呼んだ人の関係を明確にした言葉が並んでいます。私の 気持ちまで温かくなります。また、コメントにまでそのわけや理由を書いてくれた人もいました。すばらしいことですね。
【学んだこと(感想)について】
・「手品師のようになりたい」、「手品師はとても思いやりがある」、「人のことも考えられるようになりたい」、「手品師と少年の出会いは、すごかったんだ」など、この授業で学んだ内容の言葉を、改めて大事にしたいですね。
・「みんなと一緒に勉強できてうれしかった」、「こんな勉強のしかたは初めてだったけ ど楽しかった」、「理由やコメントを書けてよかった」、「コメント交換などやったことがなかったけれどとても勉強になった」、「みんなから、いろんなコメントをもらえたので良かった」、「他の人の意見や考えを知ることができてうれしかった」、「いろんなことを学べた」、「人の考えを参考にできた」、「友達のかんがえも大切だ」、「いろんな 人の意見が聞けてよかった」などと、クラスの仲間と関わり合って学ぶことのすばらしさに気づけた言葉がたくさん並んでいます。私が授業の最後のところでお話したように、勉強も、学習も、スポーツの集団で行う競技と同じで、団体戦であって、課題や、目標に向かってチームワークの良さをどれだけ発揮できるかだと思っていますが、この点でも君たちは、たった一時間の授業の中でかなりのことができたわけです。大変うれしく思います。
・⑯の人が、「理由が書けなくて・・・」と書いてありますが、「理由」という言葉が使われていないだけでちゃんと理由は書けていますよ。
・⑤の人が、「何も思わなかった」と書いていますが、実は、みんなと一緒に道徳の授 業をやるのかどうか迷ったようです。特別支援教室の先生は、「授業の最後まで皆さんと一緒に最後まで勉強できて、しかも、このひとことが書けてよかった」。と話してくれました。彼は悔しくて、5年の教室から帰った後泣いていたそうです。彼の気持ちを想像できますか。みんなで考えてもらえれば入れしいです。
・「楽しかった」、「この授業を習ってよかった」、「分かりやすかった」「授業は最高」な ど授業のやりかたにおほめの言葉までいただきました。ありがとう。私も、皆さんと 授業ができて幸せでしたよ。
・時間の関係で皆さんにお話する時間がとれませんでしたので、手紙でお話させて頂き ました。今回の授業は、道徳の授業でしたが、どの教科の授業でもチームワーク」を大事にして、それをよりよいものにしていく気持ちを持っていけば、ますますすばらしいクラスになると思います。期待しています。
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2013-01-17(木)
■ [『学び合い』出前授業] 小学校5年生 道徳『手品師』

1月下旬に、県外での学校からの依頼で道徳の出前授業をさせて頂きます。
題材は、『手品師』ということで、「みんなで考え合い、出し合うことの価値・楽しさ・意義」について子ども、そして参観する先生方が認識していただくことをねらいとしてやって欲しいということです。
自分の小学生や中学生のときに、なぜ勉強するのかよく分からない授業もいくつかの教科であったのですが、意義を見いだせずに、最もしらけていた授業が道徳の授業であったような気がします。
小学校での学級担任は、昭和53年度が最後です。中学校で学級担任を務めた最後の年が平成6年度ですから、ずいぶんとたっています。22年間学級担任をしていたことになりますが、私が授業を行う際に最も頭を抱えていたのが実は道徳でした。今にして思うと、恥ずかしいながら、小学生や中学生の頃自分が描いていた道徳の授業のとらえから抜け出せずに、頭の中で考えれば自明のことを、なぜ時間をかけて取り組む意義があるのかが見いだせないでいたような気がします。
今回の授業を構成するに当たり、ネットで『道化師』の文章を確認し、その指導案や教材研究がどうなっているのか調べています。そこで分かったことは、多くの実践が資料の本文を2分割して考えさせるものや、前半だけで考えさせるものがほとんどです。また、道化師が、「少年との約束」と「大劇場への出演」のどちらかを選ぶという2者選択という扱いが大部分です。私自身が道徳の授業の意義を見いだせなかったパターンがそこにもあるわけです。
千葉大の宇佐美寛氏の批判というのが目にとまりました。それは、ごく簡単にいえば、「少年との約束は果たせたかもしれないが、友人の善意からの親切を断ったことが、大きな劇場で手品をして、多くの人々を慰め愉しませ元気づけることを捨ててしまうことが本当の誠実なのかどうか」などの批判です。また1年ほど前の「makine45の日記」の中で埼玉県のK先生が、同じ作品の研究授業でのことにコメントしていたことを思い出しました。我が意を得たりという心境です。
まだ構想がまとまったわけではないが、少年の約束と友人の善意の両方を実現できそうなことにも思いを寄せての展開をはかろうと考えています。少なくとも2者のどちらを選び、「単純に少年との約束を実行できたことが誠実」であるというようにはしたくないのです。
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2012-01-20(金)
■ [『学び合い』出前授業] 出前授業その3 2年生数学

依頼されたのは、東京書籍の教科書の確率のp157~p158
「確率を計算で求める方法について考えてみよう。」とある。
第5校時 近隣の学校の先生方を含めて生徒数と同じ位の方が参観している。
この2ページが分かればよいことを話し、学習プリントを配布。そのプリントはp158の「たしかめ2」には①から④まであるが、⑤を付け加えてあることを告げる。
その⑤とは、「(ジョーカーを除く52枚のトランプから1枚ひくとき)最初にひいたカードがハートであり、(引いたカードは元に戻し)2枚目も、3枚目も、4枚目もハートである確率は1/256となります。そうなる理由を説明できる。」というものでした。目標が達成できたかどうか確かめるために、授業の最後に確認テストを行うことを付け加えました。
問題をプラスした理由、このような形式にした理由はいくつかあります。一つは、質・量的に問題が簡単すぎること、また、計算して解を求める形式の問題が一般的ですが、ここでは、『学び合い』の考え方でもあり、筋道を立てて説明し伝え合う活動を大切にしたいと新学習指導要領の〔数学的活動〕(1)のウで強調していることから、更に、学び合わざるを得ないような発展的な問題であり、後に勉強する樹形図などを使って解くことへの関連づけなどの意味もあってのことでした。
予想通り④までは、どの生徒もほとんど迷うことなく進めていきますが、⑤でどうしたらよいのか立ち往生です。あちこちに出向いたり、固まって相談し合う風景がでてきました。ようやく分かったとみえた生徒が、出現してから、様相が変わりました。そして授業時間の半分が経過し残り25分となった頃全員が課題を達成したと自己評価したので、テストをやって大丈夫かと念押しし、心配だったら確認しておいてと話したところ一斉に相談し合う姿が見られました。5分ほどして大丈夫ということで、確認テストを配布しました。
問題は、「ジョーカーを除いた52枚のトランプで、最初にひいたカードがハートであり、(引いたカードは元に戻し)2枚目も、3枚目もハートである確率を求めなさいというものでした。
結果は、残念ながら1名が不合格で全員ができたということにはなりませんでした。
私から5分ほど話しましたが、5分前に授業を終えました。研究授業等数え切れないほどやってきましたが、参観者がおられる授業で、時間前に終わったことはかつて一度もなかったのですが。
何とか、3年生の国語、1年生の英語、2年生の数学と、「無謀」といわれた公開授業が何とか終了しました。
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2012-01-19(木)
■ [『学び合い』出前授業] 出前授業その2 1年生英語

1学年 英語 Lesson5 Language Games
DO IT
TALK6
健くんをお願いできますか?という電話での会話の仕方の場面が設定されている。
・導入の多少のやり取りのあと 【課題1】を提示する。
【課題1】 みんなが,p84を2人で交代しながら電話でのやり取りを読むスピード、発音、イントネーションなどを大事にして練習に取り組むことができる。
・英文の意味の確認
・範読を聞く(CD)
・練習
B規準:大きな声ですらすらと読むことができる
A規準:読むスピード、発音、イントネーションなどを大事にして練習 に
(B規準、A規準に達したと判断したならば、そこに名札カード を移動する)
【課題2】 みんなが,おいしい食べ物を紹介し合う電話での会話ができる。
・英文の意味の確認
・判読を聞く(担任,ALT)
・長野のおいしい食べ物の紹介。
grapes/ a peach/ a pear/ a chestnut/ a lettuce/ wasabi/ a matsutake mushroom
・和歌山のおいしい食べ物さがし。(日本語で可)
・会話できるように練習する。
B規準:(分からないところは文章を見て)会話することができる
A規準:(文章を見ないで)会話することができる。
(B規準、A規準に達したと判断したならば、そこに名札カードを移動する)
Hajime:Hello.Can I Speak to Taku ?
Taku:Speaking.
Hajime:Hi,Taku.I know some delicious food inNagano.
Taku:Really? Please tell me.
Hajime:A delicious food in Nagano is an apple.
Do you have any delelicious food in Wakayama ?
Taku:A delicious food in Wakayama is sashimi of tuna.
※ (sashimi of tuna)の部分は、自分が紹介したいものに代えて
・評価は、課題1,2とも、B規準に到達できたかどうかで判定します。
主な流れは、上記のようです。
課題1で、会話じゃなくて一人で読んでもいいよと話したのですが、一組が分担して会話形式で練習し出すと、あちこちで会話形式での練習が始まりました。相手を代えての練習も見られました。最初に何回かCDを聞いたりそれに併せて一緒に読む練習などもしたのですが、少し心配そうな生徒もいたので練習時間の10分前にもう一度CDの音声を流しました。1/3位はA評価くらいにいっていたと思いますが、生徒たちは、謙虚というか控えめに、全員がB評価を選択していました。
後半の課題Bですが、教科書では、パーティーに何を持っていくのかたずねる内容でしたが、教科担任の先生とも相談して、上にあるように、長野のおいしい食べ物を紹介し、和歌山のおいしい食べ物を紹介する内容に変更しました。りんごやくり菓子、大王わさび農場のわさび等紹介し、私と担任の先生とで、CDの変わりにはなりませんが会話をして、子どもたちに任せました。実に楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。半分くらいがA規準に達していると思いましたが、また全員がB規準を選択するのかなと思っていましたが、二人がA規準を選択してくれて、最後はみんなに笑顔が広がりました。
後で報告を受けたのですが、りんご(ピンクレディー)と「くり鹿の子」、わさびはジャンケンで勝った人がうれしそうに持ち帰ったということです。
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