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音叉の響き(おんさのひびき)

鹿児島、小学校。学びトンの会POI

2014-08-07夏休み

 ラジオ体操・お弁当づくりから始まる夏休み。

 だいぶ、リズムができてきました。

 1学期もいろいろ。

 夏休みの研修に,ヒントがいっぱい!!

【モラリティ・インプルーブメント推進事業「学級経営研修会」】

  ・実践発表

  ・グループ協議

  ・講演 鹿児島大学教育学部 有倉 巳幸教授(教育心理学・社会心理学)「個を大切にするかかわり」を具現化する学級経営

  <学級経営における二つの視点>

   ・個の視点・・・他者と主体的,積極的に関われるよう,子どもの自尊感情を育む

   ・集団の視点・・・集団内に協力的な雰囲気をつくるために,子どもの信頼感を育む

  <子どもの自尊感情>

   ・自尊感情(自分には価値があり,尊敬されるべき人間であると思える感情のこと。このような感情をもつためには,自分は他者から受容されているという感覚を必要とする)

   ・人は意識的・無意識的に対人的環境をモニターして,他者からの受容の脅威となるものがないかどうかつねに探している。驚異となるものが検出された場合には,ネガティブな感情(不安など)を引き起こし,警告を発する。

   ・警告としての不安感情・・・不安→緊張→力が入っている→エネルギーが消耗している→疲れる

                いかり→攻撃  恐怖→逃げる  不安→立ち止まる

  <特定自尊心と状態自尊心>

   ・特定自尊心・・・いつも

   ・状態自尊心・・・ある場面や状況だけ(よく知らない人の中に行くときなど)

   ・幼少期からの養育者の低い評価が拒絶につながることを学ぶので,評価に対して,不安を持ちやすくなる。

   ・人は他者との関わりがなくなると生存が脅かされるため,拒絶されることや孤立することに対して,不安をもちやすくなる。

   

   ・特定自尊心が低い子→不安が高いため,人との関わりを避けることが多くなる。その結果,社会的スキルを高める機会を失う。

   ・社会的スキルが低い→他者との関わりにおいて不適切な行動をとることが多くなり,周囲から避けられ悪循環。

   ↓

   受容してくれる他者が増えることで,回復。

   不適切な行動をとっても,人格(存在)を否定せず(認め),行動の修正を促す関わりが必要である。

   児童・生徒間のトラブルでは,原因を特定の個人に求めがちであるが,その多くは関係にある。個人に求められる場合でも,人格を否定しない関わりが必要である。

  <個を大切にする関わりの視点>

   ・教師は,直接的な関わりがなくとも,困ったときにはこの教師は自分を受け入れてくれるという認識を持たせることが大事。

   ・特定の児童・生徒に対する行動は,周囲の児童・生徒に観察されている。その対応の仕方をとおして,児童・生徒は信頼感を形成している。

   ・日々の活動の中で,すべての人に対して存在を肯定する。

   ・役割に軽重はなく,等しいことを認識する。

   ・「あなたを責めない。受け入れる」というメッセージを送り続ける。保護者などへ対しても。

   ・不登校→自分に悪い結果が起きないよう,他者や集団との関わりを避ける。関わりを避けているため、短期的には悪い結果は自分に生じない。

   ・いじめ行動→自分に対して悪い結果を引き起こさせ内容、他者に危害を加える。信頼感が低下している状況においては,優位な立場に立つくことで,自分に危害が及ばない。

    ↓

   ・傍観者から,協力者を作る。(友人に対する信頼感を高めることで)

  <信頼感を高める教師の対応>

   ・教師から見れば,子どもは教師の期待を少なからず裏切る存在である。教育とは,そういう意味で,裏切られても信頼していかねばならない試みである。それができれば、他者への信頼を作ることができる。

  教師の仕事は,「教える」ことから,「いかに学ぶ環境や雰囲気を作るか」になっている。

※ 鹿児島に,このようにしめくくる大学教授がいらっしゃることに驚き,やる気がでました!!

「やる気を引き出す言葉かけ」・「姿勢改善」セミナー

16:29

 講演 川添まりこ(日本ペップトーク普及協会認定講師・ビジョンクリエーション協会理事 心理セラピスト・日本コアコンディショニング協会 マスタートレーナーA級講師)

    元,鹿児島県の中学教師。日体大出身の体育教師。

1 「やる気のメカニズム」「ペップトークとは?」

  基本の考え・・・「心と体は 一体である」「胸が開けば,心も開く」

  「自信」→自分への信頼

  「自立」→自信が持て,自分でやれると思える状態。

       小さな行動目標の達成の積み重ねが必要。

  子どもたちが行動目標を達成するまでに,大人ができるサポート

   〇 共に実践する

   〇 見守る(何かが起こる前に止められる。起こってから,「何やってるの!」ではない)

   〇 励ましの言葉かけ

  この「励ましの言葉かけ」に有効なのがペップトークである。

  ペップトーク・・・相手の状態を受け止め,ゴールに向かった,短くわかりやすく,肯定的な,魂を揺さぶる言葉かけ

          「共に実践する」「見守る」ができていないと響かない

  重要なのが,「やれていない状態の存在も認める」ということ。できない自分も認めてあげよう。「できなかったんだね。大丈夫。さあ,いこう!」

  行動に対して叱っていないか?それは,コントロール。(コントロールも愛から。でも,逆効果に)

  行動の動機の背景にある感情にアプローチしなければ,相手の行動は変わらないばかりか,コントロールしようとすることへの悪影響が出てしまう。

 「カウンセリング」は,萎えている心を本来の状態に戻す働きかけで,「コーチング」は本来の状態から前へ進ませる働きかけである。

2 事実のとらえ方を変換しよう。一つの事実をポジティブにとらえるかネガティブにとらえているか,自分の実態を見つめよう。

 ネガティブな言葉はネガティブな結果を生み,ポジティブな言葉はポジティブな結果を生む。

 何より大切なのは,集団のリーダーとなる教員は,セルフペットトークができなければならない。リーダーの心理状態は,無意識でも集団へと影響する。そのため,教員はいかに自分の心理状態を前向きに保つかが重要になってくる。

3 「姿勢を支える体幹のメカニズム」

  NHKのクローズアップ現代でも紹介された,子どもロコモティブシンドローム(運動器症候群)

  現代の子ども達が姿勢を保つことができないのは,赤ちゃんの時の運動が不十分だからであり,30代からその傾向が始まっている。また,洋式トイレやソファなどの生活環境の変化が,更にインナーマッスルを鍛える機会を失わせている。インナーマッスルが鍛えられていないと,姿勢が整わず,その為関節が歪んだまま固まり,怪我をしやすかったり,トイレや生理の粗相が増えたりする。姿勢を整えるためのインナーマッスルは無意識で使う筋肉であるため,スポーツでは鍛えることができない。

  このインナーマッスルを鍛えるには,赤ちゃんの動きに戻って動くことから始めるとよい。 

  体からの刺激をうけて脳は発達し,感情を表現できるようになることから,このインナーマッスルを鍛えることは,非常に重要な課題である。

4 「座り方・立ち方姿勢」(実技)

  よい姿勢のポイントは,座骨にすわることである。座骨がどこであるのか確認し,子ども達への指導しよう。

5 「ストレッチポールを使ったリラクゼーション・ストレッチセルフコンディショニング法」(実技)

  ストレッチポールを使ったストレッチを行うことで,1時間の実技でも,正しく座ることや立つこと,片足でバランスをとることが非常に簡単にできるようになりました!

※ これまで,心にばかり気をとられてきたけれど,心と体は一体であることが実感できました!!クラスにも自分の子にも,姿勢に課題があったので,是非,もっと詳しくストレッチの仕方などを学び,取り入れていきたいです。

  『学び合い』実践者には,ペップトークは非常に重要なヒントをもたらしてくれると思いました。また,インナーマッスルを鍛えることもしかりです。

scorpion1104scorpion11042014/08/07 17:33鹿児島大学の教授の研修会に、参加してみたくなりました。

koushinsenjinkoushinsenjin2014/08/22 08:42scorpion1104さん、ありがとうございます。私もです。