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桐生の研究室 RSSフィード

タイトルを変更しました。 学校現場から大学へ籍を移して5年 日常生活と研究について語っていこうかしら。 kiryu☆juen.ac.jp(←☆を@へ)へ下さい。

17年12月06日(水)

授業の参観記録

授業を参観しての気づきを書いてみよう。

中学3年

地球と宇宙 第2章 地球の運動と天体の動き

単元の展開は,

1 天体の位置の表し方

2 地球の自転と天体の動き

3 地球の公転と星座の移り変わり

4 季節の変化(本時,全9時間中第8時)

私ならここのねらいは,

ここの季節の変化は,現象の帰着点が,太陽からの光が地面に当たる単位面積あたりのエネルギー量が異なることにあり,それが1年で周期的に変わることから,公転に関係していて,地軸が同一方向に傾いていることが,現象の原因であることがわかる。

と考える。

さて,授業者はどうしたかといえば,

本時(第8時)は,『季節の変化は,なぜ起こるのだろうか』と問いかけ,『南中高度が変わると地面の温度が変わるのだろうか』と予想から,照射角度の違いが地面の温度の違いに影響していることを実験で確かめようとしていた。

さて,子どもである。

業者は,季節の変化で起こる現象を太陽に関係する現象に限定して子どもに聞いた。

子どもは,

日照時間,気温,昼と夜の割合,日の高さ

と出てきた。

ここで,日の高さを教師は,高度と捉え,子どもは地表からの距離と捉えていた。

この捉え違いを解消するのはやっかいであった。

しかも,教師の板書が,「日の高さ(南中高度)」としてしまったから,やっかいである。

高さについては,1日の太陽の連続写真を見せたときにも,『これの高さって,こんなに違うんですね。こんな高さまで上がっていくんですね。』と行ってしまうので,子どもの認識との乖離がさらに起きる。

北極星から俯瞰した図を示し「地軸の傾きがあるので,夏と冬は,こうなります』と図で太陽からの光の当たり方を示している。一番,子どもが掴む部分を教えている。

冬至は,こんな光の向きが浅くなってます。

夏至は,78.4度,冬至は31.6度です。

子どもは学習カードの裏面に,ある者は,余白にこう記した。

夏至78.6,冬至31.6

板書していないので,メモである。単位を書いていない。

まだ,角度という認識には至っていない。

授業開始20分,「ね,液晶温度テープと太陽の距離を近づけたり離すんだよね」

「かえる条件は,太陽の光線の角度で,かえないのが距離なんだ」

と,子どもが仮説の組立の時にやりとりをはじめる。

ここで,距離の変動が地面の温度を変えるのではないことを他の子どもから伝えられる。

メモには,電球の位置を変える。高さは変えない。

と書いている。

仮説の理由を数名が述べると,『光の量が変わるから』『あ,そうか』と納得の声。

実験では,地面代わりの机の晩に液晶温度テープを貼り付け,そこと電球距離と角度を測るために,意図を結びつけて,2分間照射して比較する実験を行っている。

糸がピンと張るように注意していた。また,角度も一定になるように注意していた。

この実験の段階では,太陽の高さ=角度 の理解は成されていたと考える。

たった1つ解釈の違いが子どもの理解を妨げ,迷わせていたと考える。

ただ,ここは,地軸の傾きが公転によって引き起こす気象現象を追究して見いだすことが大切だと思うので,

展開が違うと思う。