西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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17/10/18(水)

[]怒る 07:12 怒る - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 怒る - 西川純のメモ 怒る - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ゼミ生から「先生は何故怒らないのですか?」と聞かれました。そりゃそうでしょ。私は怒りません。三十年以上の教師人生で、拡大解釈しても生徒・学生を怒ったことは10回以下です。大抵は「呆れる」で、ごく希に「諭す」ぐらいです。

 私は常にニコニコしており、頭のいい中学生レベルのギャグを連発します(オヤジギャグではありません)。なにしろ、いつもニコニコしているので、ニコニコしていないと「怖い」と言われます。

 質問したゼミ生に言いました。

 「人が怒るとき、その理由の大部分は自分の利害に反するからだ。自分の利害に悪影響を与えるから、感情的になってしまう。私は君たちが何をしても、何をしなくても、私の利害に無関係になるようにしている。だから、ナチュラルにいられるんだよ。多くの先生も冷静に自己分析すれば、子どもの言動と自分の利害は無関係であることが分かる。そして、関係しているところも、ちょっと生活パターンを変えれば、ちょっと政治的布石をすれば無関係になれる。教師は仕事。誇り高い、子どもの人生に大きな影響を与える仕事だけど、仕事は仕事。冷静に分析し、立ち位置を定めなければね。」

17/10/15(日)

[]本 21:42 本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本 - 西川純のメモ 本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は本を読んでください、と、連呼しています。

 私は毎日、多くの人からお悩み相談を受けています。その積み重ねが本なのです。

 『学び合い』はシンプルです。だから、お悩みが典型的になります。だから本にまとめました。

 が、お悩み相談を今でも受けます。理由は読んでないからです。

 ま、分かります。私が高校教師だった頃、忙しくて本を読んでいませんでした。が、読みもしなくて成功するなんて無理。でも、一人も見捨てたくないから、毎日、お悩み相談を受けています。

[]次 21:28 次 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 次 - 西川純のメモ 次 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を実践するならば本を読むことです。本を読めば、必ず、今以上になります。

 が、読みません。1冊か2冊程度で実践します。

 私は様々な本を書きますが、その殆どは初心者用です。2000円以下の値段設定をするならば、ページ数は限られています。その中で完結するとなれば、今までにも書いたものも書かねばなりません。

 つまり、『学び合い』の全貌をとらえようとすれば、かなりの本を読まなければなりません。もちろん、そうでなくても分かるような本を書いていますが、実践を始める人が「その」本を読むとは限りません。

 じゃ、どうするか?

 色々な本を読み、実践し、失敗することによって、私の本の短いフレーズの重要性を理解する。そして、それを周りの人に伝える。しかありません。

 そのためにも、本を読む人を増やさねば。

17/10/14(土)

[]管理法 10:22 管理法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 管理法 - 西川純のメモ 管理法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学の教職大学院の制度設計は『学び合い』に基づいています。『学び合い』の研究によって、1つのミッションを共有するならば集団は多様性が高い方が望ましい結果をたやすく実現することを知っています。

 例えば、一般の教職大学院の授業では、現職院生用の授業科目と若い学卒院生用の授業科目は別です。これは一般常識的には当然ですよね。だって、現場経験を十年以上ある現職院生は色々のことを知っています。それと現場経験がない学生が一緒に学ぶというのは、小学校1年生と中学校3年生がともに学ぶのと同じです。

 しかし、上越教育大学の教職大学院では科目は同一です。これは設置当時、文部科学省から別々にするように指導がありましたが、本学教職大学院は協働力を高めることを中心コンセプトとしていることを説明し、了解を得ています。本学院生に別の大学院では、「現職員性と学卒院生が別々に学んでいるんだよ」と話すとビックリします。彼らにとって、一緒に学ぶことが当然だからです。彼らにとっては、「別々に学んで、何を学ぶのだろう?」と思います。

 例えば、野球部を考えてみてください。

 中学校1年と、2年と、3年では、天と地ほどの差があります。では、各学年を別々な練習プログラムで学ばせた方がいいですか?噴飯物ですよね。さらに、そんな練習をして、さて、2年、3年が混合したチームで対外試合が出来ますか?さらに、3年生が引退したとき、2年生が3年生の立ち居振る舞い、1年生が2年生の立ち居振る舞いを学べますか?

 同じ場を共有した練習をしても、1年、2年、3年が学んでいるものは違います。それと同じように、現職院生と学卒院生が一緒に学んでも、学ぶことは違うのです。

 教育実習で現職院生と学卒院生が一緒に同じ学校に入ることは少なくありません。しかし、両者の関係に本学の特徴が出ます。多くの大学で指導者と指導学生(教育実習の指導教員と実習生)の関係であるのに対して、先輩と後輩の関係です。つまり、現職院生も学卒院生も等しく大学教員の指導を受けるのです。これが出来るためには、大学教員が現職院生に比べて圧倒的に「実務」に関して勝っていなければなりません。ただ、多い少ないのレベルではなく次元が違っていなければなりません。

 考えてみてください。三十代後半、四十代の教員が四十代後半、五十代の教員だからといって圧倒されますか?無理です。第一、そんなレベルの指導だった、大学院に来なくても学校現場で学べます。

 世の中には実務で圧倒的な業績を上げている人はいます。地域地域での研究会では敬意を払われる人もいます。また、多くの書籍を出し、カリスマ教師と言われる人もいます。多くはないですが、かなりいます。逆に、学術研究で圧倒的な業績を上げている人はいます。大学教員の全てではありませんが、その一割程度はいます。ところが、両方を持っている人は殆どいません。学術論文の業績を持っているカリスマ教師、教師用書籍をドンドン出している学術畑(つまり実務教員ではありません)の大学教員を思い浮かべられますか?本学の教員は基本的にそのような人だけで固めています。

 私が教職大学院を立ち上げる際、このスタッフ集めに一番エネルギーを費やしました。何故なら、組織が一度形成されると、再生産されます。上記のようなスタッフで組織を固めれば、そのようなスタッフ補充によって再生産されますが、そうで無い人を含ませれば、そのような再生産が起こり、拡大します。なにしろアカデミズムは上記のような人は少ないのですから。

 私は県庁所在地もない地域で他大学の数倍の定員の大学院を充足させるには特殊性が必須だと言うことを主張しましたが、管理職に理解されました。

 このスタッフの特殊性が、上記の上越教育大学の特殊性を成り立たせているのです。

17/10/13(金)

[]教育力 22:05 教育力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教育力 - 西川純のメモ 教育力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 職員室の教育力が低下したのは、年齢バランスの崩壊だと思っています。

 西川純、山田純一(2005.8):異学年同士が学び合う有効性に関する研究、同学年・2学年・3学年の小グループ比較を通して、学校教育学研究、日本学校教育学会、20、189-200

[]辞めないポイント 21:56 辞めないポイント - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 辞めないポイント - 西川純のメモ 辞めないポイント - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が大学院説明会で話すポイントは、「採用されてから辞めない力量」です。昔は職員室に教育力があったから、それがなくても大丈夫でした。しかし、今はそれがないと生きられません。授業が上手くいかなくても職員室がハッピーだと辞めません。しかし、授業が上手くいっても職員室でアンハッピーならば辞めてしまいます。そして、職員室でアンハッピーならば、授業を上手くいかせる知恵を学べない。だから、教室も職員室でも辛い。

 学生さんは教員採用試験に合格することだけを考えています。でも、それだけでは辛い。

 そのことを分かっている私が本学教職大学院の制度設計をしました。だから、異色の大学院になりました。どういう点が異色かを説明会で説明します。

追伸 だから、本学教職大学院には教員採用試験に合格した人が、名簿登載期間の延長制度を使って学ぶ事例が多いのです。また、大学院であることを利用して、修士1年目に受験勉強をして合格し、そのまま在学して修了し、就職する人が多いのです。

 きつい言い方ですが、現状の学部では、辞めない力は育たない。そもそも、職員室での教育力を前提としてなりたっていたのですから。

17/10/11(水)

[]愚痴 21:54 愚痴 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愚痴 - 西川純のメモ 愚痴 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学の教職大学院の制度設計は私がしました。学長が全権委任してくれましたから。

 私が想定する、最高の教員養成のシステムが出来ました。そのシステムを担える人たちでスタッフで固めましたし。

 思います。

 ものすごく大変です。最高の教員養成、再教育のためにはスタッフがものすごく苦労します。だから、本学のシステムを他大学の教員が説明を聞くと、「そんなことは無理」と言われます。そりゃ、そうです。普通は無理です。

 学校現場の先生方に、大学の先生がアドバイスして、それに従う。

 凄いでしょ?

 そのアクロバット的な状況の中で学生さんはもがくのです。これで教師としての総合的な力量がアップしないことはありません。

 優秀な学生さんは、それを乗り越えています。ロマンを感じて、入学しています。凄いな~っと思います。彼らこそ、エリートと思います。それを守っている同僚も。

 何よりも、彼らは大学で何を学べるかを理解し、選択した。今のモデルでの選択もいっぱいあったのに。

 

 常に思います。既存修士に異動したら、と。とても楽な人生をおくれます。

 学校現場との調整がありません。

 学術研究は型があります。それに従うよう指導すればいい。

 学会では、敬意を払われるだけの業績はいまから20年前に上げています。

 悩みます。

 以上、愚痴です。