西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。
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05/07/30(土)

[]入試の書類で悩んでいる人に 11:10 入試の書類で悩んでいる人に - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 入試の書類で悩んでいる人に - 西川純のメモ 入試の書類で悩んでいる人に - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院の受験生は、現在、大学院入試のための書類書きで悩んでいる頃です。ある現職者の方から、以下のようなメールを頂きました。

『こんにちは ○○です

只今 上越教育大学の出願願書を 作成中です (月曜日には出す予定にしています)

その中で 書ける所は一通り書いたのですが 「研究希望等調書」と「研究計画書」 つまり 「研究課題」「研究内容」「研究計画書」がまだ 書けていません。はじめは 「子どもたち(学習集団)と教師との関わりにおいて 教師のどのような言動が学び合いを促進したり阻害したりしているのか」 と言うことを研究していこうと思っていたのですが 先生の本を読んでいるとその答えは おのずとわかってくるように 思えるのです だからそれよりも 今は 「少人数は本当にいいのだろうか?」 と言うことを研究してみたいなあと思っています しかし それよりももっとよいテーマがあるのではないかと 考えています そう考えると 出願願書が書けない・・・・のです。こんなことを言うと 西川先生は 「それで結局あなたはどうしたいの?とにかく願書の締め切りはあるのですから」とおっしゃって にこっと笑われそうですね(^_^)

すみません 愚痴になってしまいましたね なんとか 願書を仕上げて提出したいと思います

それでは また (^.^)/~~~』

 それに対する返信は以下の通りです。

『私の「それで結局あなたはどうしたいの?とにかく願書の締め切りはあるのですから」という反応を予想できると言うことは、

HPや本をよく読んでいることが分かります。

以前のメモにも書いたことを再度書きます。

○○さんが小学生を教えるプロであると同様に、我々は研究で飯を食っているプロです。

私が「小学生を教える」といったら「ちゃんちゃら」と思うでしょ。

私もそう思います。

小学生を教えるということは、大変なことです。

不遜ながら、現職の教員の方が思いつくレベルのことが大学の研究レベルならば、我々は給料泥棒と言うことになります。

また、そんだったら、なんで大学院にまで来る必要性があるのでしょうか?

現場で思いつくレベルでOKならば、現場でやればいいことです。

大学院に入って学ぼうと考える○○さんは、「学問」には強い憧れを持っていると思います。私もそうでした。

私が大学・大学院の時、論文をむさぼるように読みました。何か分からないけど、目の前の論文を読み解けば、とてつもないことが分かり、とてつもないことが出来るように感じていました。あたかも、空を飛べる呪文が目の前の論文の中にあるように感じていたようなものです。この学問に対する憧れは、一部は正しく、一部は間違っていることを今では分かります。でも、この憧れは大事だと今でも思います。それがなければ、今の現状を越えた次元に達することは出来ません。確かに「空を飛ぶ」ことは出来ません。しかし、「空を飛ぶ」ということは、今の現状でも「願える」ものです。でも、学問の面白いことは、今の現状では願うことすら思い浮かばないことを、願えるようになることなんです。

○○さんの書かれている「願い」は現場でも願えるレベルのことです。(そして、それは解決済みです)

でも、その願いを解決するためには、現場では願うことすら想像できないことを願わなければなりません。

それは入ってからのお話しです(詳細は「研究テーマの見つけ方」(02.5.17)をご覧下さい)。

あなたの書く「研究希望等調書」も「研究計画書」もあなたの入学後を縛るものではありません。

あくまでも、あなたが今考えていること、悩んでいることを自分なりに整理する機会と捉えてください。

そして、その期限が決まっているならば、決まっている範囲内で書けばいいことです。

以上が、私が「それで結局あなたはどうしたいの?とにかく願書の締め切りはあるのですから」と言った場合の、その意味するところです。

まあ、早めに書いて、次のことを考えましょう!』

05/07/11(月)

[]受験3箇条(現職派遣者向け) 11:22 受験3箇条(現職派遣者向け) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 受験3箇条(現職派遣者向け) - 西川純のメモ 受験3箇条(現職派遣者向け) - 西川純のメモ のブックマークコメント

  以前、受験5箇条というメモをアップしました。しかし、現職派遣の方の場合、筆記試験が昨年度より免除になりました。従って、修正すべきと考え、受験3箇条を作成しました。なお、大学卒の方の場合は、以前の受験5箇条を参照して下さい。

1.受験会場に来て下さい。

2.面接において、進学の理由を聞かれた際、「武力革命によって日本政府を打倒する」とは言わないでください。

3.面接官が多少、失礼な物言いをしても、殴らないでください。

 現職院生の方が学習臨床コースを受験する場合、以上を守れれば合格すると私は思います。

 現職で受験を許された方の場合、都道府県段階で厳格な審査を受けております。我々が求めている臨床研究は、現場に密着した研究です。従って、我々が求めている院生像は、現場で求められているものと大きな違いがありません。従って、都道府県での判断と、我々の判断に矛盾が生じることはまずないと思われます。

[]そろそろ、受験の頃 11:23 そろそろ、受験の頃 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - そろそろ、受験の頃 - 西川純のメモ そろそろ、受験の頃 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 仕事に追われて、殆ど、今日がいつ頃を忘れるような日です。昨日、メールのやりとりをしている現職教師の方から、「教育事務所から 上越教育大学の院を受けてもよい という返事をいただきました これでまた一歩前進です」というメールを頂きました。以前より、我々の研究室で学びたいので大学院を受験したい、というメールを頂いていました。「大学院に入学するので、西川研究室に所属する」ではなく、「西川研究室に所属したいから、大学院に入学する」ということです。大学院は研究するところですので、本来の姿ですが、おそらく本学大学院生の中では少数派でしょう。しかし、毎年、そのような確信犯の方が我が研究室に所属希望をお持ちになるのですから、光栄なことです。

 しかし、このメールを受けて、「え!」と思いました。何故かと言えば、「イヤに早い」と思ったからです。そして、その県からの派遣枠は数は少なく、殆どは本学ではなく西日本の大学院に進学する方が大部分です。それゆえ、もしかしたら「休職制度を使って受験するのでは」と不安になり、直ちに確認しました。結果は、有給2年の制度による派遣です。ホッとしました。と同時に、カレンダーを確かめると、7月の中旬であることを『発見』しました。となると、「イヤに早い」という私の感想は間違っていました。私の中では、まだ6月のような雰囲気になっていたんです。この前、夏の出張を意識し始めたのですが、まだ、本腰で準備はしていません。

追伸 早速、お祝いのメールを送り、本メモの「受験5箇条」を紹介しました。これから会議に出かけます。数年は続く、長い長い戦いの前哨戦です。

03/08/15(金)

[]受験5箇条 10:41 受験5箇条 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 受験5箇条 - 西川純のメモ 受験5箇条 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 もうすぐ大学院入試があります。私の所にも、何人か問い合わせがありました。現職教員の方の場合、十数年ぶりの試験です。合格するとは思っていても、「もし落ちたらどうしよう・・・」と不安になっている方もおられます。そのような方に、受験5箇条をお教えしています。その五箇条とは以下のようなものです。

1.解答用紙に受験番号と名前を書いてください。

2.解答用紙の白紙は避け、何か書いてください。

3.ただし、解答用紙の「へのへのもへじ」は書かないでください。

4.面接において、進学の理由を聞かれた際、「武力革命によって日本政府を打倒する」とは言わないでください。

5.面接官が多少、失礼な物言いをしても、殴らないでください。

 現職院生の方が学習臨床コースを受験する場合、以上を守れれば合格すると私は思います。

 現職で受験を許された方の場合、都道府県段階で厳格な審査を受けております。我々が求めている臨床研究は、現場に密着した研究です。従って、我々が求めている院生像は、現場で求められているものと大きな違いがありません。従って、都道府県での判断と、我々の判断に矛盾が生じることはまずないと思われます。以上の5箇条を知って受験すれば、解答用紙や面接で、本来の自分自身を出せるのではないでしょうか?

追伸 大学卒の受験生の場合、都道府県段階の審査を受けているわけではありません。しかし、学卒の段階で臨床研究重要性を気づいていることは評価出来ます。我々は「落とそう、落とそう」という気持ちは、爪のあかほどもありません。「受験生のよいところを見出し、入学して貰おう」という気持ちです。受験問題も、面接における問答も、その気持ちがベースになっています。リラックスして、普段の自分を出して下さいね。

01/08/31(金)

[]合否 15:15 合否 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 合否 - 西川純のメモ 合否 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が大学4年の時です。大学院受験の後、卒業研究指導教官であるI先生に、「先生、他大学大学院受験申し込みをすべきでしょうか?」と質問しました。I先生は、「その必要はないよ」と答えてくれました。鈍な私は意味が分からず、「もし落ちたらどうしようと思っているのに」と考えていました。しかし、同じ研究室のSから、「合格したんだよ、そのことを知っているから先生はそう言っているんだよ」と解説してもらい、やっと意味が分かりました。

 教官となって、合否発表の前に、合否をいうことは出来ないことはよく分かります。でも、こういう連絡は出来ます。

 「発表の前ですので、合否をいうことは出来ません。でも、来年の宿舎のことは準備する必要はあると思います。」

 単身寮に住む、世帯寮に住む、また、学外の民会アパートに住む、それぞれの得失があります。また、ご家族上越に来られるとしたならば、お子さまの学校、買い物の場所、などなど知りたいことが多いと思います。悩むより、実際生活している人に聞くことをお勧めします。同県の先輩院生に聞けばいいのですが、懇意な人がいなければ、ご紹介します。

01/07/16(月)

[]現職の大学院受験生から良く聞かれる質問 21:42 現職の大学院受験生から良く聞かれる質問 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 現職の大学院受験生から良く聞かれる質問 - 西川純のメモ 現職の大学院受験生から良く聞かれる質問 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 もうそろそろ、各県の大学院への派遣者が決まってきます。そのころになると、「学習臨床を受験したいのですが、小論文のためにどんな勉強をしたらいいのですか?」という質問を受けます。当然のご質問と思います。独断と偏見アドバイスすると以下のようになります。ただし、公式のものでもなく、間違っている可能性もあることを含んでくださいね。

 最初に現職者に対する本学の試験は、落とすための試験ではなく、合格させるための試験であることを述べなければならないですね。現職者の場合、各県で厳しい選抜があります。さらに、各県教育委員会が推薦した人ですので、よほどのことがなければ合格します。よほどのことというのは

1.試験の点数が0点

 「微分方程式を解け」、「円周率を55桁まで書け」という問題なら、0点はあります。しかし、学習臨床は教育実践に関する小論文ですので、そんなことはありません。

2.キチガイじみた記述

 例えば、修士論文研究を通して、日本革命を起こし、軍事独裁政権を樹立するという内容を書けば、落ちることが可能となります。また、答案用紙いっぱいに「へのへのもへじ」を書けば落とされるかもしれません。ありえないはなしですよね(笑)

 つまり、自分の実際に経験した事例をもとに、真摯に書けばいいだけです。

 それじゃ、何で試験なんてするんだ、ということを思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?私も同感です。私なぞは、毎年の試験問題を、「あなたの氏名を正確に漢字で書きなさい」というような問題にしたらいいのではと感じています。しかし、コースの先生からは「バカ、そんなこと公表したら内の見識が疑われる」と言われます。

 冗談はさておき、小論文及び面接でも、実に多くのことが分かります。

 本学大学院に入学したいという熱意の有無は、すぐに分かります。また、実践力の有無、研究能力の有無も分かります。

追伸 出来れば、入学したら指導を受けたい教官コンタクトすることをお勧めします。それによって、一歩つっこんだ説明を受け、どのような方針で受験すべきかが明らかになります。