西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。
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17/03/20(月)

[]大学院 06:59 大学院 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学院 - 西川純のメモ 大学院 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 FBを見ていると、本学教職大学院を修了した人が、大学4年間より濃い2年間だったと書いている人が多いですね。ま、当然だと思います。学費より遙かに多いものを得たと確信しています。

 何故か?

 大学学部の指導教官である石坂先生から「高校までは学ぶ気が無くても教えてもらえる。大学は学ぶ気がある人だけ教えてもらえる。大学院は学ぶ気がある人も教えてもらえない。」と教えてもらいました。その通りだと思います。

 大学の学部の時は、授業は素っ気ないものでした。しかし、教えてもらいに行くと丁寧に教えてもらえました。解けない微分方程式を教えてもらうために生物専攻の学生である私が数学の先生の所に飛び込みに行ったときも、実に丁寧に教えてもらえました。

 大学院では簡単に教えません。教えたら考えなくなるからです。大学院は考えることを学ぶところです。

 学部の我がゼミ生が3人も大学院に進学します。甘えん坊です。ゼミ生に甘い私は甘やかしてしまいました。が、大学院に進学したら化けると思っています。

 本学教職大学院は現職教員と一緒に学び、協働して発表しなければなりません。私に甘えられても、現職教員に甘えることはしないでしょう。そして、本学教職大学院の根幹は教育実習です。教育実習のみならず教育実習関連科目が非常に大きいのです。カリキュラムの半分はそれです。学生は現場に中長期に学びます。そこには実習校の教師がいます。子どもがいます。教師になろうとする彼らがそこで甘えることはしません。それは教育実習での彼らの姿を知っているからです。

 さて、どう化けるか。彼らの大学4年間より十倍濃い2年間になると思っています。

追伸 博士の学生を育てるときは、本当に教えません。何故なら、一本立ちできる研究者を育てるのが博士ですから。私がすることは、今後の学会の流れを教えることです。そして、学術論文をどのようにまとめると学会に受理されるかのノウハウです。だから、私の教え子は業績を上げられます。

17/03/11(土)

[]色々とやる 12:39 色々とやる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 色々とやる - 西川純のメモ 色々とやる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年度で修了するある方と話しました(ほぼ個人特定できますが)。その方の備忘のためにメモります。

 その方と本日面談しました。私はその方に、入学した直後に「あなたのミッションは自身の授業改善ではない。日本を変えることだ」とミッションを与えました。2年間の成果として、今、2冊の本を二人で書いています。今、最終段階です。そこで、その方は、今日の面談で一区切りをつけ、私に御礼をするつもりのようでした。

 その方は、「この本を書くことによって、先生から与えられた、日本を変えるというミッションは一段落つきました」と言いました。私は笑いました。

 以下、その会話を再現します。(ま、その方以外には分からない部分があると思いますが。以下、その方をAとします。)

私:日本を変えるなんて終わりがない。あることを達成したら、その上がある。ま、一生涯続くと言いたいところだけど、それは大変だ。でも、私は現役で仕事をしている間は、出来ることはし続けると思うよ。

A:でも、現場にもどったら今のようなことが出来ません。

私:当然だよ。出来ることをやればいい。

A:どんなことをすればいいのですか?

私:多種多様なことを並行してやればいい。それが落ち込まずにやり続けるためのポイントだよ(http://goo.gl/fvpC3)。

例えば、ブログで情報発信をし続けることも出来るだろう。『学び合い』の会を開くこともできる。あなたの勤務校で小さい会を開けばいい。数人しか集まらなくてもいいじゃないか。それを続けよう。あなたの地元の近くには熱血派の校長の同志がいるじゃない、その人とやれることをしよう。

A:その会は教師の会ですか?

私:クローズする必要はないけど、結果としてそうなるだろう。特別支援の子どもの保護者は「我が子」に目が向いている。「一人も見捨てない」ということには直ぐには行かないよ。

A:親の会の一部の人は「一人も見捨てない」に目いていると思います。

私:それを繋げるのがあなたの仕事だよ。

A:親の会は地域の企業とのつながりを持とうという活動をしています。でも、その会に教師が参加しないことを残念がっています。

私:ほら。あなたがなさねばならないことが見えているじゃない。それに、あなたは現場に戻っても遠方に出張するだろう。出張先の近くで『学び合い』の会を開いている人に、「この日あたりに会を開いていただければ、話題提供者として話したい」と言ってみたら。きっと、同志だったら大喜びすると思うよ。そこで話題提供者として話せば、フリートークの時間にあなたの近くによってくる特別支援を大事にしている先生がいると思う。その人と繋がれればいい。

私:本や論文を書くときは、なにかにとりつかれたようになるけど、普通は人の手配師みたいなことをやっている。もし、あなたが色々な人と繋がれれば、その近くの特別支援の先生が『学び合い』に興味を持ったならば、近くの人を紹介すればいいんだよ。

A:今度、助成をとりました。

私:どんなテーマ?

A:合理的配慮の保護者の意識変容です。

私:そんだったら●のやったような特別支援のキャリア教育をテーマにすればいいじゃない。

A:?

私:子どもとの対話の中に保護者を巻き込むんだよ。今書いている本を保護者に渡すんだ。家事専業の保護者だったら、保護者と子どもとあなたの3人で対話を積み上げればいい。そうでない保護者はなかなか学校に来れない。その場合は、あなたと子どもの対話をビデオに撮って渡したらいいんじゃない。私が親だったら、大喜びするな。だって、対話の中で子どものキャリア意識が変容している様子が見えたとしたら。その画像は宝物となる。きっとキャリア教育に協力してくれるようになる。

A:なるほど、子どもと保護者を組み合わせるのですね。

私:そんなようすを記録してみてよ。私は絶対にそれを本にしてあげる。いや、上から目線だったね。本にさせて欲しい。きっと多くの教師の琴線に触れるようなものが出来るだろう。

A:特別支援の学会ではそんな研究がないです。

私:じゃあ、それをやろう。

A:でも現場は時間が無い。

私:西川ゼミのみんなに手伝ってと頼んだら。それをあなたが学会で発表すればいい。

A:なるほど。

私:ほら、ちょっと考えれば、あなたに出来ることは多様に多数にある。それも、あなたの生活を侵さない範囲で。それをやればいい。

A:はい。

私:では、今の仕事を終わらせなさい。今日と明日は私に時間がある。その中で終わらせてくれれば、あとは私が何とかできる。

A:今日で一区切りのつもりで、御礼を言うつもりだったのですが。

私:あはははは。御礼は言葉ではなく「現金、金券、高級食材」でね。それだったら、一区切りでもらうよ。

A:あはははは。言葉でおくります。

私:言葉は要らないよ。だったら、結果で出してね。具体的には今書いているものを終わらせなさい。

追伸 西川ゼミのOBOGだったら、以上の会話における私の声のトーンまで聞こえると思います。あはははは

17/03/06(月)

[]1時間半 12:46 1時間半 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 1時間半 - 西川純のメモ 1時間半 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、遠方の先生がおいでになりました。何度も、電話で充分ではないかと申したのですが、上越に来たいとの希望だったのでお受けしました。昨日、6時間半かけておいでになり、本日、1時間半議論しました。そして、学食で食べてお帰りになりました。

 つまり、1時間半の私との議論のために、往復、13時間の車の旅と一泊二日を費やしているのです。

 奇特な方です。

 ゼミ生へ。1時間半を無駄にしては駄目ですよ。

17/02/27(月)

[]大人 21:33 大人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大人 - 西川純のメモ 大人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私より、セミ生集団の方がずっと大人。そう思う。だから、安心して「賢い中学生」でいられる。

17/02/14(火)

[]蜘蛛の糸 11:17 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 主にゼミ生に対して書きます。

 蜘蛛の糸という作品を知っていますよね。カンダタは悪の限りを尽くしました。生涯にたった一つの善行を愛でて釈迦は地獄に蜘蛛の糸を垂らしました。

 今、全国から色々なお客様が来ている。そのおかげで学ぶ機会を得ている。お客様がより多く学ぶために色々なことをしているゼミ生をみていると頭が下がります。

 妄想しましょう。

 もし、一人の教師が『学び合い』が本物だと分かってもらえたならば、その教師が小学校の教師であるならば、生涯に千人の子どもを教えます。その千人の子ども達に安心できる1年を与えることが出来るのです。中学校、高校の教師であるならば、生涯に数万人の子どもを教えます。その子ども達に週に数時間の安心できる時間を与えます。もしかしたら、それ以外の学校生活が悲惨であったとしても、それはもの凄く意味があります。人を信じられることを経験できるのです。

 もし学校で取り組んでくれたら、その教師が別な教師に伝えてくれたら。

 君たちが今やっていることが、いかに大事なことであるかは自明です。

 我々には機会が与えられた、その機会を活かす義務がある。

 期待しています。