西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/08/16(木)

[]顔 18:52 顔 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 顔 - 西川純のメモ 顔 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私はいつもニコニコしているし、馬鹿話を話しかけている。ということで、ぼーっとして何も考えていないと、「先生、怒っているのですか?」と言われます。

 困るのは、大学院の面接の時です。私はコース長なので、司会役です。ということで、私は「では、まずお座りください。受験番号、氏名、所属を言ってください。では、本学教職大学院を知ったきっかけ、何で大学院に入ろうとしたか、入学後に何をしたいかの3つを短く応えてください」と最初にものすごく優しく言って、あとはぼーっとしているだけです。質問は他の方々がします。

 しかし、入学後に学生さんから、「西川先生が一番怖かった」、「西川先生の質問が一番キツかった」と言われます。

 言いがかりだ!

 と思います。私はぼーっとしているだけ。それも質問すらしていないのに、質問がきつかったと言われる。

 何故だろう。

18/08/06(月)

[]袋小路 17:48 袋小路 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 袋小路 - 西川純のメモ 袋小路 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は色々な教科教育関係の学会に入っています。届けられる学会誌を読んでいると袋小路に入っているように思えるのです。

 教科教育の学会は戦後の教員免許法の改定により生まれました。ごく初期は、古くからの教育学や教育方法学との違いはどこにあるのか、現場の教材開発との違いはどこになるのかを模索していました。今から30年ほど前に構成主義、社会構成主義が導入され、認知研究が導入されました。それによって従来の教育学、教育法法学、教材開発との違いが鮮明になったように思います。

 しかし、構成主義、社会構成主義を突き詰めれば、主体者は個人個人であり、有機的に繋がった集団であるにも関わらず、教師が計画し、リードするという現状の授業スタイルから逃れられていない。

 認知研究を突き詰めれば、多くの子どもの頭の中をモデル化し、改善された指導法を開発できます。ところが、子ども達が有機的に繋がった相互作用が複雑すぎて、記述することは出来るのですが、予測し、コントロールが出来ないのです。

 私は20年前に袋小路に気づき、『学び合い』研究にシフトしました。しかし、学会では、未だに袋小路から脱していないように感じます。

 私は心配しています。

 教員養成学部は縮小することはこれは避けられないことです。ところが、1970年代に学会の数は増えました。ところが会員となる大学教員、小中高教員の数は減少します。そのうちに学会として存続できない学会も生まれるでしょう。今から七十年以上前に灯された学灯はどのように次に受け継がれるのでしょう。教科教育の学術研究が小中高の先生から支持される結果を生み出さなければ生き残れません。

18/08/05(日)

[]Society 5.0 21:34 Society 5.0 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Society 5.0 - 西川純のメモ Society 5.0 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年の6月15日に「未来投資戦略2018」が閣議決定されました。それ以降、各省庁が対応した政策を出してきています。

 読めば読むほど、持続的イノベーションのオンパレードです。つまり、現状の価値観で望まれていることを、より高次に、より効率的に、より生産的にしようとしています。つまり今の延長上の先にあるものを求めています。

 でも脱工業化社会に脱皮するためには破壊的イノベーションが必要です。破壊的イノベーションでは、今、大事にしているものを捨てます。捨てることが新たな価値になります。

 文部科学省のSociety 5.0では「公正に個別最適化された学び」を実現する多様な学習の機会と場の提供」を取り組まなければならない、と書いてあります。しかし、同時に「文章や情報を正確に読み解き対話する力」、「科学的に思考・吟味し活用する力」、「価値を見つけ生み出す感性と力、好奇心・探求力」が必要だと書いてあります。こんなものを共通に育てなければならないとして、個別最適化学習なんて出来るわけありません。あたかも校長が「早く退勤して下さい。でも仕事はしっかりやって下さい」と求めるのと同じなのです。

 もし、文部科学省の文章の中で、全ての人が、「文章や情報を正確に読み解き対話する力」、「科学的に思考・吟味し活用する力」、「価値を見つけ生み出す感性と力、好奇心・探求力」を全て獲得する必要は無い、と書かれたらSociety 5.0の教育は実現するでしょう。でも、そうでなければ変わるわけ無い。

 これもやらねば、という言葉は誰にでも言えます。これはいらないという言葉にこそ改革の道がある。

 ドラッカーは「最も犯しがちな過ちは、立派な意図をたくさん盛り込んで使命としてしまうことである。使命は簡単、明瞭でなければならない。新たな任務を取り入れるのであれば、古い任務は脇にのけるか、やめなければならない。それほどたくさんのことができるはずないのだ」と「非営利組織の経営」に書いています。考え得る全ての目標を曼荼羅図のように配置した学校のグランドデザインを見る度に、この言葉を思い出します。そして各省庁の省庁の文章を読むと感じます。

 今度、各省庁の文章を読むとき、「○○は不要」と書いてあるところに着目したらいいですよ。残念ながらみたことないけど。

18/07/31(火)

[]受験勉強 21:00 受験勉強 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 受験勉強 - 西川純のメモ 受験勉強 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子に何度も言うことです。

 受験勉強は勉強と違う。受験勉強は問題を解くこと。勉強は合格してからいっぱいやればいい。受験勉強はくだらない。でも、くだらなくても、それを徹底した人を選別できる。

 なんと、非生産的なことをしているのか。実は、小学校1年からやっているのです。

[]人付き合い 20:54 人付き合い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人付き合い - 西川純のメモ 人付き合い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 皆さんには幼なじみ、親友はいますか?

 私は我が儘です。というより、相手の気持ちを分からずに相手を不快にしてしまいます。ということで、中学校まで距離をおくことによって、自分は「相手の気持ちが分からない」、「友達が出来ない」という負い目を感じないように身を守りました。

 高校時代に一人の親友が出来ました。彼が一方的に興味を持ってぐいぐい引っ張ってくれました。「こいつには嫌われない」という安心感を持ちました。

 基本的に、私は人付き合いが下手です。ものすごく気を遣いながら世間を生きています。だから、「一人も見捨てず」と言われたときの子どもの気持ちがよく分かります。私が学校時代に教師から言われて一番嫌いだった言葉は「好きなもの同士で」という言葉です。

 でも、一斉指導の中ではそれを感じなくてもいい時間が大部分です。

 ということで、私が今でも嫌いなのは「対談」です。教え子は笑ってそれを課します。私の教え子は私と違って普通の人です。だから、私が初対面の人と語るのがどれほど苦しむことを知りません。

[] EdTech 08:14  EdTech - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  EdTech - 西川純のメモ  EdTech - 西川純のメモ のブックマークコメント

 NHKでEdTechの特集がありました。見ていてため息が出ます。

 見事に工業化社会の論理でした。子ども達が一人一台の機器を持ち、そのデータを教師が中央集権的に管理する。苦笑してしまうのは半世紀前にパパートが開発したLOGOと全く同じようなコンピュータ言語が、さも最近開発されたもののように扱われている。

 あ~。こんなものでSociety5.0は、絶対に100%確実に生まれない。

 なんで、こんな馬鹿馬鹿しいことが分からない。

18/07/08(日)

[]お見舞い 08:33 お見舞い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お見舞い - 西川純のメモ お見舞い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は長野県南部で講演があり、移動が車でしたので情報が途絶しておりました。家に帰って家内から「大変なことになっているよ」と言われましたが、聞き流していました。「台風ではないよな」と思っていたのです。

 とろこが朝刊を見ると、唐津の脱線、安佐地区の崖崩れの写真が新潟の地方紙にも載っています。ここに至って、やっとことの重大さが分かりました。

 心よりお見舞い申し上げます。