西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

19/02/10(日)

[]グローバル化 19:34 グローバル化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - グローバル化 - 西川純のメモ グローバル化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私立中学校で英語1教科受験が広がっています。これからの機械翻訳の発達を考えると首をかしげます。グローバル化イコール英語が出来ることという単純な図式で考える保護者や子どもに対応したモノのように感じます。そのことを書いたら伊藤敏雄さんが秀逸なコメントを書いていただきました。残念ながらコメントはシェアできません。そこで、以下にコピペします。

 『逆の立場で考えてみると分かりやすいかも。日本語が上手だけど、まともな職歴も、仕事ですぐ活かせる専門的な知識や技術も全くない外国人が日本に来て、どんな仕事に就けるでしょうか?できるのは、せいぜいコンビニやファミレスの仕事くらいでしょう。その程度の仕事でさえ、これからはAIに取って代わられて、なくなることが必至の時代に、これの逆バージョンを日本の私学が目指しているとしたら滑稽な話です。』

 なお、多様な入試の中で、ごく少数の子どもが1教科受験ならばうなずけます。というのは、その子は多様な能力を持つ仲間を得るならば、仲間を外部HDやマルチCPUにすることが出来ます。それにAIでは追いつけないレベルの語学力を組み合わせるならば有効です。

[]同一労働同一賃金 14:46 同一労働同一賃金 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同一労働同一賃金 - 西川純のメモ 同一労働同一賃金 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 政府は同一労働同一賃金を実現しようとしています(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html)。しかし、どこにも非正規の人を正規雇用なみの賃金にするとは書いていません。不合理な待遇差を解消するのです。例えば、正規雇用の勤務条件を非正規雇用に改め、正規雇用の賃金を非正規雇用並みにするという方法だってあります。そして、成果主義によって上積みするからということで説明する。

 ありえるんじゃないかな~

[]炎上の楽しみ方 12:57 炎上の楽しみ方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 炎上の楽しみ方 - 西川純のメモ 炎上の楽しみ方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先ほども『学び合い』の古い仲間より、「表現を考えて下さい」との御指導を賜りました。ご迷惑をおかけした方があるならば、お詫びします。しかし、私のスタンスをかえる必要性はないし、そもそも変えられません。

 私をせき立てているものは、高校教師の原体験です。それを隠すなんて出来ません。

 

 みなさん、特に『学び合い』の仲間の方に申し上げます。私はある程度戦略的にやっているつもりです。

 みなさんのターゲットはおそらくアーリーマジョリティだと思います。そしてラガートと事を荒立てないことです。

 一方、私のターゲットはイノベーター、アーリーアダプターです。伝え方が根本的に違うのです。皆さんは、安全でそこそこの成果を上がることを伝えればいい。しかし、私は抜群の成果が上がることを伝えなければならないのです。尖る必要があるのです。私に安全でそこそこの成果が上がることを伝えるような語り口をすることは求めないで下さい。

 教卓に寄りかかって生徒に話されている動画で引いていった先生もいたそうです。

私の講演会でこれからの社会で生き残るには共稼ぎしかないことを喋れば、独身女性を否定すると思われたそうです。私は「我々の時代は独身でも生きられる時代です。しかし、これからの時代は独身では生活的には大変です」と言ったのです。それを現在、独身である方の生き方を否定することですか?じゃあ、どう表現すればいいのでしょうか?仮にあったとしても、十重二十重のオブラードにくるまれた表現で、本質的に伝えたいことが伝わるでしょうか?

 私が大阪なおみ選手を否定したそうです。しかし、私が述べたのは「私の日本人の基準」が日本語をネイティブに話せるかどうかであることを述べました(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20180911/1536671550)。これが大阪なおみ選手を否定したことですか?大阪選手は私が日本人の基準をどう思っても関係ないでしょう。そもそも日本人か否かで悪感情も好感情も持っていないのですから。

 もちろん、言わんとすることの意味は分かります。しかし、そのレベルのことを忖度して表現せよと求められても不可能ですし、そんな表現で私のターゲットとしているイノベーター、アーリーアダプターに伝えられません。

追伸 ちなみに、上越教育大学、上越地方の学校においては、アーリーマジョリティ向けの語り、ラガートを刺激しない語りを、私もしています。

 

 私はSNSで定期的に炎上が起こります。いや、意図的に炎上させる場合は少なくありません。

 炎上させたとき、クレームを言う人には2種類あります。そもそも『学び合い』を蛇蝎のように思っている人達です。その方々がいることは集団として健全であることは理解しています。そして、その方々にどのように思われても実害はありません。逆に、その方々が発信することによって、『学び合い』を知った人は少なくないのです。蛇蝎に嫌う人の場合、単純にブロックすればいいだけのことです。お互いに、精神衛生上、望ましいと思います。

 もう一方は、クレームに対して、短いコメントを返したとき、丁重で論理的な返答が来る方です。この方には私は丁寧に返信して説明します。しかし、そうで無い方の場合は先と同様です。

 

 しかし、『学び合い』の第一人者としての立場を考えて下さい。というご意見も当然のことです。が、私は一度もそれを望んだことはないし、そうなるべきでは無いと思っています。私は『学び合い』を自然科学のようになって欲しいと思います。ニュートンは人間的にはかなり問題の多い人だったようです。しかし、そのことが物理学の発展に差し障りにはなりませんでした。

 『学び合い』が私という生身の人に依存するならば、私が引退したら、どういうことになるかを考えて下さい。

 じゃあ、どうすればいいか?

 私がイノベーター、アーリーアダプター向けの尖った発言をしたら、それに倍するアーリーマジョリティ向けの発言をして下さい。多くの人が、多様に。そして、「西川先生はそう書かれていますが、私は・・・」と書いて下さい。思い出して下さい。私は一度たりとも、『学び合い』に関して私と違う意見をお持ちな方の発言を、個人特定して否定したことがあるでしょうか?私は私、人は人、多様であることはいいことだと思います。

[]批判 06:36 批判 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 批判 - 西川純のメモ 批判 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 野人である私は多くの批判を受けます。しかし、その全ては面白い授業、分かりやすい授業のレベル、視野としては最大3年、多くはその日のレベル。今まで、子どもたち50歳、60歳、70歳、80歳の幸せを考えたご批判を受けたことがありません。特に実証的データに基づく批判は皆無です。それが残念です。

[]エネルギー 06:31 エネルギー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - エネルギー - 西川純のメモ エネルギー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、一斉指導の限界を感情的に書いたら、予想通りの反応でした。おそらく、「おいおい、そんな煽るようなこと書かないでよ」と思う『学び合い』実践者も少なくないと思います。お詫びします。しかし、この部分は直らないと思います。

 もちろん、実生活ではおとなしく折り合いをつけています。時には心にもないことを言って波風を立てないようにします。しかし、何かのきっかけで子どもたちの苦しみを知ると、バリバリの一斉指導をしていた定時制高校の教え子のことを思い出し、焦りと、怒りがわいてくるのです。

 私の教え子たちが、今、どのように生活しているかを考えると不安になってきます。私は彼らに大事なモノを与えていなかった。今の授業を受けている子どもの将来を考えると恐ろしくなります。私は煽っているつもりはないのです。ただ、義務教育で子どもの老後が決まることを義務教育の先生方は知らない。そして、善意で面白い授業、分かりやすい授業を高めようとしている。でも、その結果として地獄のような将来に繋がる。

 生活は最低限、繋がる人もいない、年金ももらえず生活保護による老後。そんな生活に突入している人が増えているのです。今、小中高で学ぶ子どもたちの半数はそうなります。と言っても信じてもらえない。政府統計ですらそれを明確に示している。少子高齢化社会で不景気が延々と続く社会の中で生きねばならない子どもたちが、幸せに生きる道は多数で多様なつながりを持つことしかないのです。

 面白い授業、分かりやすい授業のレベルだったら従来型の授業も「あり」でしょう。しかし、子どもの一生涯を義務教育で保証しようとしたら、従来型の授業では不可能なのです。

 ということを伝えられないことに焦り、怒るのです。この焦りと、怒りのエネルギーで、学術論文、書籍、講演をこなしているのですから。

 私は切り込み隊長です。皆さんの方で、よしなにお願いします。具体的には、「西川先生は嫌いだけど、あなたの授業はいいと思う」と言われるようになってください。

追伸 教え子から「先生は、自分で思っている以上に影響力がある。一言、一言を考えてください」と最近、注意されました。でも、私にも言い分があります。私の代わりに切り込み隊長になり、矢面に立ち、批判の的になる人がもっと生まれたら、私は好々爺になれるのです。

[]小学校英語 05:41 小学校英語 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 小学校英語 - 西川純のメモ 小学校英語 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 主体的・対話的で深い学びを実現する! 小学校外国語学び合い』活動ブック 通知表文例つき(https://amzn.to/2E2ttVj)が3月1日に発売されます。現在、予約注文です。新年度に間に合うようにご予約下さい。

 この本は小学校英語に関する三つの不満に対応しています。

 第一は、英語の発音に自信がない、英語が苦手だから外国語の授業をするのが負担である。

 第二に、子どもが主体的・対話的になっていない。単なる遊びや、教師との会話中心になっている。

 第三に、小学校英語の評価の仕方が分からない。

 このような不満に対応する本です。

 課題はバリバリの『学び合い』もありますが、一斉指導+『学び合い』もあります。自分に合った内容を選ぶことができます。

新年度は、自信をもって小学校英語を教えませんか?

19/02/09(土)

[]Edtech 21:50 Edtech - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Edtech - 西川純のメモ Edtech - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最も現実的で有効なEdtechは、授業でスマホを使い放題にすればいいと思います。工業化社会の人が誤解しがちなので、慌てて補足しますが、「使ってもいい」であって「使いなさい」ではありません。授業でスマホを使い放題にすると言えば、必ず「全ての子どもが持っているわけではない→一人一代分のスマホを学校が用意する」という風になります。持っていない子どもは使わなくていいのです。スマホより有効なツールである、スマホを使いこなす人を使いこなせばいいのですから。具体的にはスマホを使っている人の横にいて、その人と相談し、一緒に使えばいい。

 これが最も現実的で有効なEdtechである理由は以下の通りです。

 第一に、予算がいらない。

 第二に、使い方を教える必要がない。子どもに対しても、教師に対しても。これまで多くの教育工学的実践が、研究者が学校から離れた途端にゴミになるのを山ほど見ています。しかし、そうなりません。

 第三に、ソフトの提供が常になされている。つまり、ハード・ソフトのメンテナンスが楽。

 第四に、教育用ソフト・ハードに比べて、遙かに厳しい競争環境の中で生き抜いたハード・ソフトを使える。

 第五に、社会で役立つ能力を獲得できる。

 今度、経済産業省の実証事業の成果報告会に参加し、それに対して意見を言う仕事を振られました。私の考えが変わったらとワクワクしています。ポイントは「使わなくてもいい」という脱工業化社会人の発想が出来るかどうかです。個別最適化の主語が一般的な意味での子どもなのか、それとも一人一人違った子どもなのか。

「子どもによる子どものためのICT活用入門」(https://amzn.to/2DkYToi

[]ネット 21:27 ネット - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ネット - 西川純のメモ ネット - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2012年頃、ネット上である方が私にかみついてきました。ウブな私は一生懸命に議論のための前提を合意し、その上で議論しようとするのです。ところが、論点が右に左に変わるのです。特に、論点を単純化すると、それが顕著です。

 それ以来、合意できないと思われるご意見に対しては、スルーします。しかし、長引きそうな方はブロックします。ただし、ブロックした方が悪いとは思いません。単に見ているモノと前提が違うのです。

 このルールは非常に有効です。

 そもそも私の言っていること、書いていることは、ラディカルだから。分かる人はマジョリティではありません。それが健全な集団です。私は私が分かる人に伝えればいい。私が伝えられる人の中には、私の言っていること書いていることに反発し、そもそも私という個人が嫌いな方とつながれる人もおられる。それでいいと思います。

 みんなに受け入れられる意見は、何も言っていないと同じです。

[]飛び込み授業 06:26 飛び込み授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飛び込み授業 - 西川純のメモ 飛び込み授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミではゼミ生による『学び合い』の飛び込み授業をやっています。やっているのは基本的に現職経験の無い学卒院生です。授業後の検討会も担当します。

 条件は以下の通りです。

1)3クラス以上で、3つの違った学年を含むこと。できれば、各学年でもっとも手のかかるクラスをお願いします。学級崩壊しているクラスだったら嬉しいです。

2)2時間連続の時間を任せてくれること。

3)旅費は出してもらいます。

 課題作りはゼミ生が行いますが、該当校の先生方が課題を作り、それにアドバイスすることも出来ます。

 以上の条件で、「魔法」のように学び合う集団を生み出します。

 ゼミ生たちがやりたがっています。どんどんオファーしてください。

 新年度は連休以降対応します。8月までは既に教員採用試験に合格している院生4人と現職院生が対応します。9月以降は全ゼミ生で対応いたします。オファーお待ちしております。

[]飛び込み授業 06:17 飛び込み授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飛び込み授業 - 西川純のメモ 飛び込み授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は村松高校でゼミ生の飛び込み授業がありました。私はその露払いで高校生相手に講演です。暑苦しい講演だったので、圧倒されたと思います。しかし、その中で私の方を見て小さくうなずく子どもがいました。その子たちは『学び合い』でも言い動きをしていた。かなりハイレベルな話でしたが、本質的な理解に至った子どもは一定数いたと思います。

 飛び込み授業です。

 いい授業でした。とてもやりやすい子ども集団でした。セオリー通りにゼミ生は動き、セオリー通りに子どもは動きます。日頃の成果のたまものか、孤立している子どもは見受けられませんでした。そして、男女の壁の高さが低い集団です。

 授業検討会でのゼミ生の対応は良かったと思います。しかし、改善の必要がある部分はあります。

 本日の経験をゼミ内で共有してください。そして、本日の映像の処理お願いします。

19/02/08(金)

[]過労死ライン 07:26 過労死ライン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 過労死ライン - 西川純のメモ 過労死ライン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は毎日、8時から6時15分勤務しています。土曜日、日曜日もほぼ大学に出勤しています(土日は昼は家族と食事をします)。年間、30日程度は出張をしています。上越教育大学教員の平均の5倍のゼミ生を指導しています。教職大学院開設より11年間、コース長を務めています。平均的大学教員の数十倍の論文と著書があります。

 明からに過労死ラインを超えています。が、健康です。

 理由は『学び合い』を徹底すること。そして、高校勤務時代に先輩に教えてもらったノウハウ(https://amzn.to/2N1ugsFhttps://amzn.to/2SxV6h4)を徹底しているからです。

 他の人を見ていると、すまないですが、本当に効率が悪いと思います。

[]向き合う 07:00 向き合う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 向き合う - 西川純のメモ 向き合う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師の皆様、教え子の全てと毎週5分以上話していますか?全員とですよ。これをやっている人は殆どいないと断言します。私が高校教師だったとき、全ての子どもに一言声をかけることを自分に課しました。「おい」レベルも含めてです。そのため、名票にチェックしました。かなり困難でした。だから、全ての子どもと5分以上話すことは無理だと思います。

 しかし、私は学部・大学院のゼミ生27名と毎週5分以上話しています。(https://www.youtube.com/user/TheNishikawalab/videos

 それが出来るのは『学び合い』で徹底的に運営しているからです。

 一般の学校に置き換えて西川ゼミの運営を説明します。授業はHRも含めて全て子どもたちが運営しています。ゼミとしての課題は年度当初に年間分を与えて、年度末に評価します。個別の課題は自分で考えます。子どもたちは5人~10人程度のグループを組み、1時間半私と議論するのです。話題は様々です。恋愛相談も含めます。

 これが出来るほど、徹底した『学び合い』が広がるといいなと思います。

[]頼もしい 06:04 頼もしい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 頼もしい - 西川純のメモ 頼もしい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は新潟県立村松高校に行きます。

 4時限目は子どもたちに対して私が講演します。

 5,6時限はゼミ生の飛び込み授業です。

 放課後に授業検討会です。

 で、昨週、ゼミ生が授業検討会の時、私が前に座るのかを聞いたのです。最初は、何を言っているのか分かりませんでした。しばらくすると、「授業検討会は俺たちに任せろ」といいたいことが分かりました。ゼミ生の飛び込み授業は普通はゼミ生だけでいきます。当然、授業後の授業検討会ではゼミ生だけで説明しています。今回もそうしたいとのことです。笑って、うなずき、「後ろに座っているよ。そのように学校に伝えて」と申しました。

[]アドバイス 05:51 アドバイス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アドバイス - 西川純のメモ アドバイス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は教え子が小中どちらの教師になるかを悩んだら、現状では小学校を薦めます。

 と書いたら様々な反応がありました。気に障る表現でしたらお詫びします。しかし、私は学生がどのような職場に勤めるか分かりません。だから、個別事例的データでアドバイスできません。

 私のアドバイスは、客観的な事実に基づいています。文部科学省の平成28年の勤務実態調査によれば、過労死ラインを超えている教師は小学校33.5%、中学校で57.7%です。昨年度末に発表された東京都の「教員勤務実態調査」によれば中学校の過労死ラインは7割でした。

19/02/07(木)

[]ブラック 21:34 ブラック - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ブラック - 西川純のメモ ブラック - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職はブラックです。でも、その原因は何でしょうか?それは部活です。だから、小学校と中高は違います。だから、教え子には小学校を薦めています。

[]スパン 21:14 スパン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - スパン - 西川純のメモ スパン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 グーグルが同時翻訳モードを提供し始めました(https://bit.ly/2GvojTA)。まだ、未熟でしょう。でも、それなりに使えるとグーグルが思えるレベルなのでしょう。人工知能等の発達から考えて、10年後にどれほど発達するでしょう。20年後、そして50年度はどうなるでしょう。

 さて、英語1教科の受験が私立で広がっています(https://bit.ly/2GuX4Iv)。10年度、20年後を見据えてということです。でも、本当でしょうか?ここ数年の受験生の確保を考えているのではないでしょうか?いまの子どもは働き始めて50年以上働きます。単なる同時翻訳は機械がやってくれます。そのとき大事なのは日本人同士でも付き合える能力。それと自分が普通に思っていること、相手が普通に思っていることの折り合いをつける能力です。それは英語1教科受験でははかれません。グローバルに踊っている子どもと保護者は可哀想だな、と思います。

[]一斉指導 06:51 一斉指導 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一斉指導 - 西川純のメモ 一斉指導 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の講演を聞いた方だったらおわかりだと思いますが、私は一斉指導がものすごくうまい。暴走族相手に物理の授業を成り立たせた私にとって、普通の子ども相手の授業なんてチョロいもんです。今でも二百人の学生相手に授業をすれば拍手が起こる。ザッツエンターテインメントです。

 だから、『学び合い』に対してとやかく言う人がいると、「じゃ、一斉指導であなたと勝負しましょうか?」といいたくなる。「たいした授業も出来ないのに」といいたくなる。

 私は知っています。一斉指導の行き着ける先は全員が分かる授業ではなく、多くの子どもが分かった気になる授業であること。そして、どこまで行っても、その子の一生に影響を与えることは出来ないこと。それ故、一生涯、普通の授業の子どもの姿で感激の涙を流せないこと。

[]理の当然 06:37 理の当然 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理の当然 - 西川純のメモ 理の当然 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今の授業は「はいはい、分かっていますよ、そんなこと」と思っている2割の子がいい子でいて、「じぇんじぇん分からない」と思っている2割の子どもが寝ていているから成り立っている。

 これからの時代、成績上位層が先生よりためになるツールが携帯で得られることを知っている。つまり学級崩壊させた方が勉強になることを知っているのです。

 若い教師が潰れるのは、そのクラスにそのような子が3人いるクラスを押しつけられるから。そのクラスで従来型授業をすりゃ、そりゃ崩壊するわな。心を病むのも仕方が無い。

[]教員養成 06:27 教員養成 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教員養成 - 西川純のメモ 教員養成 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職はブラックだと連呼する私が教員養成大学で教員でいられる理由は、ブラックから逃れるすべを知っているからです。

 それを知っている学生にとっては、採用試験の倍率が下がる今は「美味しい」のです。昨日もゼミ生に来年度現場に出るゼミ生に1時間ほどそれを話しました。

 そもそも、これからの時代、従来型授業オンリーで過ごせるわけない。大学院で『学び合い』を学び、実践したゼミ生に「お前らが一斉指導で子どもを掌握できる?」と聞けば首を振ります。彼らは知ってしまった。

[]新しい器 06:17 新しい器 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新しい器 - 西川純のメモ 新しい器 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以下の記事をお読みください。新しい器に古い酒をついでいる。これではうまくいかない。一律の教育をフリースクールでやったらうまくいくわけない。個別最適化の意味を分かっていない。第一、従来型授業で出来るわけない。あ~、工業化社会脳ではこれからの教育を考えられない。『学び合い』実践者だったら、こうすればいいのにと思いながら読めます。http://www.diplo.jp/articles19/1902-01lecole.html?fbclid=IwAR3PlJvuXPWvs_hUUwwONdzLvskyXRrAnVXw4spTSs0iyV4Kz7Co0MkQPG8

19/02/06(水)

[]すべきこと 21:54 すべきこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - すべきこと - 西川純のメモ すべきこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 都道府県教育委員会の皆さん、政令都市の教育委員会の皆さんへ

 もう文部科学省の働き方改革に期待するのをやめて、独自の働き方改革をしてはいかがですか?いい人材を得られない、いや、そもそも十分な数の人材を確保できなくて困るのは国ではなく、皆さんです。年単位の変形労働時間制を本当に取り入れたら、地元志向の学生さんは教員ではなく地方公務員に流れますよ。

 教師がブラック残業から賢く身を守る方法(https://amzn.to/2GtSlXB)に書きましたが、5年先を考えて計画的にやれば保護者の反発は少ない。地域の反発はちゃんと今後のことをいえば納得します。それで中京地域では社会体育への移行が出来たのです。

 都道府県教育委員会が信じられない、市町村の皆さん。自分たちでやりましょう。みなさんのところに先生がいなくなるのです。

 いま、人材確保で仁義なき戦いを教育委員会同士でやっています。もし、どこかで部活指導希望、部活指導希望無しの採用をしたら、どうなります。

[]電子書籍化 21:44 電子書籍化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 電子書籍化 - 西川純のメモ 電子書籍化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学陽書房さんが、電子書籍化を進めています。

 https://www.antun.net/5leaf/kindle/B07NDPZG8L/#amaebooknew

[]その部下を指導しても無駄です 06:16 その部下を指導しても無駄です - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - その部下を指導しても無駄です - 西川純のメモ その部下を指導しても無駄です - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』によるビジネス本である「その部下を指導しても無駄です」(https://amzn.to/2Dc6dCJ)が電子版で出版されました。

 本書は既存のビジネス本と全く異なっています。

 第一に、本書では教室における教師、子どもの姿をご紹介します。アマゾン、フェイスブック、エクソンのCEOや社員ではなく、子どもたちと教師の姿です。

 え?っと思われました?

 しかし、皆さんが日頃悩まれていることの多くは、教師が日頃悩んでいることと同じです。クラスには数十人の子どもがいます。有能な子ども、従順な子どももいますが、能力の低い子ども、反抗的な子どももいます。その数十人の子ども達を管理し、一人一人のパフォーマンスの単純和以上のパフォーマンスを上げなければなりません。それは皆さんの悩まれていることと同じではないでしょうか?

 本書の第2の特徴は、徹底的な実証的研究に裏打ちされているところです。

 ビジネス書には自伝的な「根拠、俺」の本が少なくありません。読み物としては面白いのですが、一般性に欠けています。世界的にも名の通ったビジネス書は長期、大規模な調査に基づいています。統計表やインタビューによって一つのストーリーを描き出しています。

 本書の根拠とする実証的研究の多くは私の研究室で行われた研究に基づいています。 私の研究室での研究手法は以下の通りです。

教師・子ども達全員がICレコーダーを装着します。教室には3台以上のビデオカメラを設置します。だいたい3ヶ月から数年にわたって記録し続けるのです。その膨大な記録の文字起こしをして、分類します。それを定性的、定量的に分析するのです。

これはもの凄く手間のかかることです。

 例えば1時間の授業における、一人の子どものICレコーダーで記録した子どもの声を聞くだけで1時間かかります。その記録された声を聞き取り文字に落とし、分類する場合は最低で3時間はかかります。30人学級だったら30倍です。つまり、1クラスの子どもの1時間分の声を文字に落とし、分類するには100時間程度の時間がかかるのです。

それを最低で3ヶ月、長くは数年にわたる記録に対して行うのです。どれほどの手間がかかるかがお分かりだと思います。本書は、そのような実証的研究に基づいています。ただし学術論文のように書いていません。さくさく読めると思います。

さて、今まで読まれたビジネス書の中で、我々のような調査をしているものがあったでしょうか?

社員にICレコーダーを装着させ、その姿をビデオで記録する調査を3ヶ月以上続ける調査です。それも、実験的な試みを上司が行うのです。

 無理ですよね。おそらく実際のビジネスの現場では、今後ともそのような調査は不可能です。その不可能なことを教育学研究では出来るのです。

 つまり、今まで読んだことのないことが本書に書かれています。

追伸 本書によって教師以外の方に『学び合い』を知っていただき、外から日本の教育を変えたいと思っています。拡散希望です。

追伸2 書籍版も1ヶ月後に出版予定です。

[]緊急提言eポートフォリオ構築法 05:51 緊急提言eポートフォリオ構築法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 緊急提言eポートフォリオ構築法 - 西川純のメモ 緊急提言eポートフォリオ構築法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 電子版でしか読めなかった「緊急提言eポートフォリオ構築法」(https://amzn.to/2Gq4exV)がオンデマンド本として2月20日に発売されます。予約注文開始です。おそらく、eポートフォリオに関して教師の知るべき最低限のことをコンパクトに書いた唯一の本だと思います。これを読めばeポートフォリオに関して世に飛び交う言葉を理解できます。

 もちろん、それだけではありません。残念ながらeポートフォリオを単に大学入試のツールとしか捉えられていません。eポートフォリオとは自分という商品のブランディングするためのツールで、それを子どもに与えるという視点を与えます。これは中学校から始めなければならないし、その準備は小学校から始めるべきなのです。

追伸 教え子のためばかりではなく、我が子のためにお読みください。