西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/12/11(火)

[]お節介 21:33 お節介 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お節介 - 西川純のメモ お節介 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある分野に飛び抜けた才能を持つ子どもはいます。その子に対して、基礎的学力の保証すると言って、一律の教育を課すことに意味があるのでしょうか?そもそも基礎的学力なんて実証的な学術的で示されてことの無い、幻想なのに。

 この子のにとって、何を学ぶべきかを凡人が指図しているのは不合理だと思いませんか?

https://dot.asahi.com/aera/2017101100074.html?page=1

[]キンドル本 20:55 キンドル本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - キンドル本 - 西川純のメモ キンドル本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の実践者の方々に申します。

 今は大変かも知れませんが、今のチョークと黒板でやる授業が定年まで続くと思っていないでしょ?いつかは分からないけど、最終的には「主体的で対話的な授業」にシフトすることは確かですよね。そして、現実問題として、それを名人教師以外の普通の教師が、定常的に実践するとしたら『学び合い』以外の選択肢はないこともご存じだと思います。

 もう一つ、紙の出版はポケベルやテレホンカードのように衰退することは確かですね。だって、本屋がどんどん潰れていますから。考えてみれば、この1年間、本屋で本を買ったのは殆どありません。大部分はネットです。それだったらキンドル本の方が圧倒的に便利です。最大の障害は、キンドル本を使ったことがないという障害ですね。でも、その障害もかなり低まっています。だって、スマホで読めるのですから。私のような年齢の人には理解不可能ですが、学生さんはスマホで本を読んでいるのです。

 とあいえ、今のところキンドル本の占める割合は小さい。

 だったら、初期占有率を高めて、一気に『学び合い』にシフトさせてみませんか?

 先に述べたように、『学び合い』に関する書籍も充実してきました。ところが抜けがあります。例えば、音楽、美術、体育、技術、家庭科の『学び合い』の単体の本です。また、高校の物理、化学、生物、地学の単体の本です。もちろん、商業、工業、農業のそれぞれの専門科目です。これらは書籍にすることは難しい。おそらく不可能に近い。理由は市場規模が小さいからです。だから商業ベースに乗らないのです。

 もし、以上の領域で『学び合い』の本が充実したら、これから大量採用される若い教師に影響力は大きいと思いませんか?

 紙の本の場合、最先端の企画は通りません。だったらキンドル本を書いてみませんか?イノベーターが食らいつきます。

 世の中には多くの人を引きつけられる文章を書ける人は埋もれています。しかし、それらが世に出る機会が少なくなっているのを憂います。あなたがそうかもしれません。まずはキンドル本でデビューしませんか?紙本の編集者が見つけてくれるかも知れません。

 何書いて良いか分からない、という方。一つアイディアをお教えします。

 皆さんが毎日子ども達に出している課題を課題集としてまとめるのです。それだけでもいいですが、「その課題をどうやって作ったか」、「その課題を子ども達にやらせたときの子ども達の反応、それに基づく改良」などを書いて下さい。

 抜けている教科だったら、それを待っている人は少なくないと思います。

追伸 本の執筆は兼業であるのではないか?と心配する人がいますが、兼業ではありません。

 教育公務員特例法の第17条に「教育公務員は、教育に関する他の職を兼ね、又は教育に関する他の事業若しくは事務に従事することが本務の遂行に支障がないと任命権者(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第三十七条第一項に規定する県費負担教職員については、市町村(特別区を含む。以下同じ。)の教育委員会。第二十三条第二項及び第二十四条第二項において同じ。)において認める場合には、給与を受け、又は受けないで、その職を兼ね、又はその事業若しくは事務に従事することができる。」とあります。

 各都道府県にはそれに準じた兼業規定があります。

 当たり前ですが、勤務時間内の兼業はアウトですが、勤務時間外の兼業は基本OKです。もし勤務時間外の兼業を禁止する場合、勤務時間の本務に影響があることを合理的に説明する義務があります。従って、各都道府県の兼業規定の最初に「この規程において,「兼業」とは,報酬の有無にかかわらず,次の各号に掲げる職を継続的又は定期的に職を兼ねる場合をいう。」に類した文言が入っているはずです。

 本の執筆はこれにあたりません。従って、兼業の手続きを取る必要はないのです。

 まあ、都道府県教育委員会の兼業規定を手に入れて下さい。兼業はもの凄く限定的です。そこに明記されているもの以外は、兼業ではないのです。

 もし、手続きが必要だったら、手続きをすればいい。駄目とは言われないと思いますよ。

[] Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない 19:16  Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない - 西川純のメモ  Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 千葉の『学び合い』実践者である高瀬さんが「Kindle本を作ってみよう: みんなでつくればこわくない」(https://amzn.to/2LemdI0)というKindle本を書きました。価格は、なんと100円です。是非!読んで、どんどんみんなで出版しましょう。

 なお、私以外の『学び合い』出版の第一号です。

[]キンドル本 12:17 キンドル本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - キンドル本 - 西川純のメモ キンドル本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私がキンドル本を出すようなれるまでの過程をお教えします。

 『学び合い』に関する書籍も充実してきました。ところが抜けがあります。例えば、音楽、美術、体育、技術、家庭科の『学び合い』の単体の本です。また、高校の物理、化学、生物、地学の単体の本です。もちろん、商業、工業、農業のそれぞれの専門科目です。これらは書籍にすることは難しい。おそらく不可能に近い。理由は市場規模が小さいからです。だから商業ベースに乗らないのです。

 また、5教科であっても、最先端の企画は通りません。

 さらに、世の中には多くの人を引きつけられる文章を書ける人は埋もれています。しかし、それらが世に出る機会が少なくなっているのを憂います。

 どうしたらいいか、ずっと悩んでいました。

 ところが転機が来ました。10月21日、22日に小学館の企画でフリーランスティーチャーの田中さんと話す機会をいただきました。その22日の午後に、ふと、そのことを口走ったのです。そうしたら、田中さんからキンドルダイレクトパブリシュングを教えてもらいました。ビックリしました。15年ぐらい前から色々な出版社に提案した仕掛けが世の中にあることを知りました。

 とにもかくにも本を読みました。そうすると、ワードでも出来そうかもということが分かりました。しかし、米国への税務処理が必要となることが分かったのです。そこで税務処理をし始めたのですが、相手(アメリカ税務当局)からのリスポンスがないのです。

そこで手元にある絶版本の原稿に手を入れ始めました。

 Kindle previewer という無料のソフトをインストールすれば、実際にどのように読めるのかが分かります。テキストは問題なく写ります。手を加えたのは以下の点です。

 キンドル本は目次を作らなければなりません。「ホーム」の「スタイル」で章は「見出し1」、節は「見出し2」にすればいいのです。後は「参考資料」の目次で作成します。注意があります。キンドル本は読む機械によってページ数が変わります。だから、ページ数が意味を持たないのです。だから、目次の「ユーザー設定の目次」でページ数を表示しないにします。なお、本文に手を入れたならば、「目次の更新」をして下さい。

 ワードの「挿入」の図形を組み合わせて図をつくる場合があります。これはキンドル本になるとき、思わぬ図形になってしまいます。だから、ウインドウズのアクセサリーの中にあるSnipping Toolで切り取ります。

 画像は128kb以下にするため縮小専用というソフトを使いました。それの「ファイルサイズを指定」で縮小しました。

 キンドル本は読む機械によってレイアウトが大きく変わります。だから、改行や改ページを多用することを薦めます。

表紙は業者に任せることを勧めます。

 こんなことを「ちまちま」と1ヶ月ぐらいしていました。最後の最後まで残ったのは米国の税務処理です。これがなんと米国とのやりとりは不要で、マイナンバーを入れればいいことが分かりました。

 ということで12月5日にアップしたのです。初めて耳にしてから1ヶ月半です。

 私としては以下の4つを薦めます。全部買っても912円です。何よりも、一度、キンドル本の便利さを実感して下さい。

「さるでもできるKindle電子出版」(https://amzn.to/2L79gzs)、「WordPowerPointKindleキンドル本が簡単にできる!」(https://amzn.to/2L7Sa4A)、「Wordで作れた!Kindle電子出版」(https://amzn.to/2Lbv2Cf)、「副業?!キンドル出版だろ!」(https://amzn.to/2QqCrU4

 キンドル本の使い方は以下をご覧下さい。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20181205/1543994960

以上を読んだ『学び合い』実践者が『学び合い』の本を出すのであれば、個別にサポートしますよ。

 何度も繰り返しますが。本当に簡単なのです。

[]何故、理科は難しいと言われるのか? 06:34 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「何故、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2ruMzfz)に書いたことの「さわり」を書きます。

 私は物理の授業で計算問題を解かせると、子どもたちは難しいと言います。ところが、数学では物理で解かせる計算より遙かに難しい計算を解いているのです。それが不思議でした。調査の結果、物理が現実をイメージして計算するから難しいのです。数学は抽象的だから簡単なのです。

 イジメは駄目なことは子どもは知っています。でも根絶できません。何故でしょうか?子どもたちに、さらにイジメはいけないことであること、イジメを受ける子どもがどのような気持ちになるかを教えても変わりません。そんなことは子どもたちは知っています。イジメをなくすために教えるべきことは別にあるのです。それはホモサピエンスが群れる生物であることに理由があります。

 一目瞭然、という言葉があります。ところが、そうとも違います。人はものの見方に関して、ある傾向を持っています。だから、同じものを見ても全く違うものを見ているのです。

 子どもには誤解があります。おしえても、おしえても、その誤解が解消しません。多くの教育研究では、誤解を解消するための手立てを立てました。しかし、誤解が解消しないのは、強固な誤解があるからためではなく、誤解が無いからなのです。だから、誤解を強めることによって誤解解消するべきなのです。この文章の意味分からないだろうと思います。それだけ画期的な発見なのです。

 花を観察するとき、メモをするべきですか?スケッチをするべきですか?メモおよびスケッチをするべきですか?おそらく皆さんが考えた答えは間違っています。これを理解するためには我々が映像を頭の中で処理する仕方を理解しなければならないのです。

 その教科が得意な子どもと、不得意な子どもを比べると、どちらの方が授業に関してより多くのことを覚えていると思いますか?びっくりすると思いますが、不得意な子どもなんです。例えば、授業後に「先生、ネクタイが昨日と同じ」と指摘する子は不得意な子どもばかりです。これを理解するには得意な子が、どのように情報を処理するかを理解しなければなりません。

 以上のような研究の積み重ねによって、教科が得意な人と不得意な人は全く異なった情報処理をしていることが明らかになりました。これを認知心理学では自動化と言います。これはホモサピエンスが獲得した情報処理の仕組みに由来します。従って、両者は本質的にわかり合えないのです。教室の中で一番得意な人は教師です。従って、教師は不得意な子どもを教えることは不可能なのです。それ故、子ども同士が学び合う授業が必要であることを述べました。

 以上のように、「何故、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2ruMzfz)は「理科」と銘打っていますが、実はすべての教科に関わることを書いています。

 面白そうでしょ?

 一生懸命、教材研究したら、みんなが分かる授業が出来ると思っている人は多いと思います。しかし、それは無理なのです。我々が空中に10秒浮遊できないと同じぐらい不可能なことなのです。私はこれを学術的に確認した上で、従来型授業と決別したのです。

 『学び合い』は徹頭徹尾、実証的な学術研究に裏打ちされています。そこが他の教育実践と決定的に違うところです。だから、本の通りにやれば本の通りになります。

追伸 電子図書の使い方は以下をご覧ください。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20181205/1543994960

18/12/10(月)

[]何故、理科は難しいと言われるのか? 17:41 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、電子図書として再版した本の紹介をしたいと思います。これらの特徴は、『学び合い』のテクニック・ノウハウがどのように誕生したのかを、学術研究のエビデンスで示している点です。もちろん、本当の学術論文のように書いてありません。子ども達の姿を丁寧に描いている点が特徴です。読んでいると、「へ~」と目から鱗が落ちることは確実です。

 まずは「何故、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2ruMzfz)です。

 私の研究者人生の前半は、徹底的な実証研究をしていました。特に、認知心理学を用いて、子ども達が何故分からないのかを明らかにしました。それを1冊にコンパクトにまとめたものです。

 教師をやっていれば、「なんで、こんな間違え方するの?」と思うような不思議な間違え方をする子もいますよね?その謎を解明しています。

 その謎を解明した結果、一人の教師は絶対に全員を教えることは出来ない、という『学び合い』の大前提が明らかになります。

[]批判 08:37 批判 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 批判 - 西川純のメモ 批判 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 批判するならば、批判する対象に関して「少し」は調べて欲しい。伝聞レベルで批判するべきではないです。せめて、学び合いや「学び合い」と表記するのではなく『学び合い』と表記して欲しい。そのレベルも知らないのですから。

 もし、「『学び合い』ステップアップ」(https://amzn.to/2Gb25HL)の1冊でも読めば、『学び合い』には合理的な仕掛けがいくつも組み込まれていることが分かる。さらに、最近、電子書籍化された初期の『学び合い』の本(https://amzn.to/2rippck)を読めば、その仕掛けが徹頭徹尾、学術研究の基礎に基づいていることが分かる。

 といっても、多くの人は伝聞レベルの知識で、トンチンカンな批判をするのだろうな。自分の現状を合理化するために。でも、その合理化で子ども達がどれほどの被害に遭うかは知らない。その人達の視野は、せいぜい2、3年先。そして、面白い授業、分かりやすい授業をしてればいいと思っている。

 ふ~。理解出来る人を増やすにはどうしたらいいのだろうか?

 数学、自然科学はいいな、論理と自然が審判者になってくれる。社会科学は審判者は人で、多くは変わりたくない人だから。

18/12/09(日)

[]心配 21:45 心配 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心配 - 西川純のメモ 心配 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書きましたが、私は文部科学省で働いている人のファンなんです。もともとは、尊敬して、敬愛してやまない、指導教官の小林先生の影響です。

 文部科学省のやっていることは、持続的イノベーションにもいかない、現状維持、です。

 文部科学省の管下の都道府県教委には、膨大なリソースがあります。その最たるものは「人」です。その人たちを、今の延長上で使いしてしているのでは維持できない。その人たちがいなくなるのです。これが分かっていない。

 どうしたらいいか。

 Aをやる人を100から101にしてください、ではなく、Aをやるひとを100から90にしてください、その代わりBをやるひとを11ください。という知恵は無いのか?その11が生産性があれば財務相は乗ります。

 例えば、外国人研修制度にたよるのではなく、我が国の若者をデュアルシステムで活用してほしい。

 厚生労働省の所轄に打って出て、子どもたちが異学年集団で老人介護をしてほしい。

 ICT、Edtechなんかいらない。ようはネットワークのノードになりえる人がオフ会に参加できるようにしてほしい。

 そして、今の教育を激変させるアイディアを彼らに出させてほしい。

 と、思っています。が、無理なのかな。一度潰れないと。

[]誠実 17:46 誠実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誠実 - 西川純のメモ 誠実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 厳しい批判に対しても誠実に対応する、これって凄いな~っと思います。https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20181209-00107131/?fbclid=IwAR3cR6yCNl6EJPDJz2n2V4dlIHdmEnMK_glCTWvjozU51v4XUeWIoc-x_mE

[]TV 12:29 TV - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - TV - 西川純のメモ TV - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は、某テレビ局の某番組の収録のため東京に行っていました。

 ことの発端は、テレビ局の方から取材を受けたのです。Zoomで繋がりました。とても人の良さそうな、誠実そうな人だったので、人見知りの私ですが、直ぐにペラペラと話しました。その後、出演のオファーが来たのですが、よく考えずにOKをだしました。理由はテレビ局の人が良い人なので、信じられたので。が、その番組を見てどん引きしました。私にはとてもダメです。でも、一度、OKを出したのですからご迷惑をおかけできません。テレビ局の方も色々と丁寧にアドバイスしていただきました。

 当日までは、とにかくそれを考えないようにしていました。考えると不安になるからです。

 当日、テレビ局に入りました。遠方なので時間調整が出来ません。かなり早めに入りました。そうしたらお世話になったテレビ局の方がおられ、なにくれとなくお世話いただきました。そして、「最初は、こうやりますので、先生はこうやって下さい」と教えてくれます。実際に話してみての時間を計って、話しの組み立てをアドバイスしてくれました。トイレに行って、一緒に出演するに不安を訴えると、「大丈夫です。うまく編集してくれますよ。プロですから」と言っていただけました。

 時間が来ました。スタジオに入ります。テレビで見た人と一緒の空間を占めることに違和感を持ちました。

 収録開始です。今までただただ楽しむ側から見ていましたので気づきませんでしたが、芸人さん達の頭の回転の凄さにビビりました。「あの言葉に対して、この言葉を、このスピードで生み出せるの~!!!」です。何度も出演されている方も慣れた対応です。モジモジしていたら、隣の方が優しく「もうそろそろですよ」と声をかけていただきました。それがきっかけでなんとか「仕事」をしました。

 あの頭の回転の凄い芸人さん達から質問を受けて、へろへろになって応えました。へろへろ過ぎて、番組中は思わず不正確なことも口走ってしまいます。それに関しては、カットしていただくようにお願いしました。

 収録が終わって、直ぐにテレビ局を出て、家に帰って晩酌をしてホッとしました。

 以上の理由から、私としては赤面しかない状態です。そもそも、私がダメダメすぎて全カットになっているかも。とうことで、いつ、どんな番組で放映されるか教えません。聞かれても絶対に教えません。これに関してはコメントしないで下さい。知っている人は、それを人に伝えてはダメです。伝えたら、私は本当に怒りますよ。

 ダメダメの経験で赤面しかありませんが、関わったテレビ局の人がいい人だった、その人と仕事は出来たことは「良かった」と思います。それが唯一の救いです。

18/12/08(土)

[]適正値 06:40 適正値 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 適正値 - 西川純のメモ 適正値 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員の適正な超過勤務の上限は計算できます。勤務時間が週40時間だったら、月で言えば約160時間です。給特法によって4%の手当をもらっているのですから、月の上限は6.4時間です。

[]すり替え 06:20 すり替え - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - すり替え - 西川純のメモ すり替え - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月6日に出された「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(素案)」を読んだとき、違和感を持ちました。それは、さまざまなところで、民間の働き方改革に関する法規や労基法を引用している点です。私の心の中には「だって違うじゃん」という言葉が何度も浮かぶのです。それが「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」を読んだときに、「な~んだ」と納得しました。巧妙な論理のすり替えのためでした。

 民間での超過勤務の月あたりの上限、年あたりの上限を使って教員の上限の目安にしているのです。「馬鹿言うな」と思いました。民間は36協定で労使の協定を結び、超過勤務にお金を払っている場合の上限です。教員は給特法によって超過勤務手当が付きません。そのために超勤4項目があるのです。だから基本的に月あたり、年あたりの上限は0であるべきなのです。それを月あたり45時間、年あたり360時間を高らかに言われても困ります。それを言うならば、給特法を廃止して、36協定を結ぶこととセットであるべきです。都合よく民間を引き出し、民間の前提をするりと避けている。論理のすり替えです。

 簡単に言えば、どこかの会社が超過勤務手当を出さずにサービス残業をさせていたとします。それを世の中に向かって「サービス残業は月あたり45時間、年360時間を超えないようにしています」と胸を張って言ったら、みなさんどう思います?「馬鹿か?」でしょ?

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/1411603.htm?fbclid=IwAR2LczyivsO8IO9Mo-bZRFCDyB2CIYwZclbKs_rBflgmcNSrO5NxTecW-rY

18/12/07(金)

[]私 21:57 私 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 私 - 西川純のメモ 私 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ふと思います。

 私は屑みたいな高校生であり、屑みたいな大学生でした。本当に屑です。

 だから、どんな学生を見ても、「俺よりはまとも」と思えます。

 私は学力的には最底辺の学校に最初に採用されました。中学校の内申書が純粋無垢のオール1、暴走族および暴走族OB/OGがいっぱいいる学校の「物理」教師と採用されました。そこで、子どもは子どもも、どんな子どもも同じ。皮一枚を剥がせば、かわいい子供がいることを学びまた。

 ということで、大学でどんなにいきがっている学生を見ても可愛いとしか思えないのです。どんなゼミ生も可愛いとしか思えないのです。

 今日も、私とのゼミ中、漫画を読んでいる学生、携帯を見ている学生がいます。私が思うのは、その学生の幸せです。でも、その幸せを保証するのは私の手立てではない。一人も見捨てない、日本を変える、世界を変えるという、多くの人にとって馬鹿馬鹿しいことを語ることなんです。

[]やっぱりね 10:25 やっぱりね - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - やっぱりね - 西川純のメモ やっぱりね - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月6日にあった学校における働き方改革特別部会では、「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(素案)」と「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」が出されました。(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/1411603.htm?fbclid=IwAR2LczyivsO8IO9Mo-bZRFCDyB2CIYwZclbKs_rBflgmcNSrO5NxTecW-rY

 委員の方に敬意を表します。

 そこに書かれていることは一部を除いて「その通り」なのです。しかし、泥はかぶるつもりはないのです。「労務管理に関して強制力のある法の整備」、「給特法の廃止」はするりと避けています。その代わりに、「そんなこと校長も教育委員会も百も承知、二百も合点、だけど、出来るわけない」ことを「やりなさい」と丸投げしています。なぜ、分かっているのに出来ないかと言えば、学校のサービス残業を当てにしている国民に対して説明しなければならないのは校長や教育委員会なのです。説明するための武器も与えずに、闘えと尻をたたいているようなものです。

 でも、仕方がないのでしょう。特別部会の出来ることはこれが限界なんだと思います。

 一点、怒りを感じるのは「年間を通じた変形労働時間制の導入」に触れています。口汚い言葉を使うことをお許し下さい。「お前ら、バカか?」と言いたい。ちょっとでも学校現場を知っている人ならば、そんなことをしたらどうなるか分かるはずです。おそらく、これを書いた人は3日間一睡もせず、4日目に1日寝ていれば大丈夫だと思っているのでしょうか?そもそも1日寝てもいいと言われた日にも、「子どものための仕事」が舞い込んでくる。

 素案には「緊急」という言葉が使われていますが、緊急の度合いが私の理解と違います。

 教育行政の人は、どんなにブラック、ブラックと言われても、教員志望の若い人は後から後から「わいてくる」と思っているでしょう。どんなに過酷であっても、教師という職にすがっているはずだと思ってます。

 数字を見れば分かります。若者の教師離れは深刻です。それは教員養成系学部への進学者、同学部の卒業生の進路を見れば一目瞭然です。

 今、脂ののりきってる教師が教師を辞めたり、時間講師になっている。退職者の中で本人の希望による退職者は退職者の4割を占めているのです。

 こんなのんびりした働き方改革でいいと思っている程度の「緊急」では崩壊するのはもうすぐです。いや、一部の学校では、もう、崩壊している。

追伸 今の時代、教師になろうと思う若者は国の宝です。しかし、それを使い捨てる学校、そうせざるを得ない現状を黙認している行政に、教員養成系大学の教師として怒りを感じます。