西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

19/06/30(日)

[]極意 21:32 極意 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 極意 - 西川純のメモ 極意 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 若い人には分からないだろうな。冨貴より、家内の笑顔が己の幸せに繋がる。家内の笑顔が大事。他の全てを捨ててもそれが大事。

 そもそも、「家内」と書いている段階で、依存しきっています。

[]女房役 05:34 女房役 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 女房役 - 西川純のメモ 女房役 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は人の家内になったことはありませんが、家内役になったことはあります。だから、家内の気持ちは分かるような気がします。

 私はボスに恵まれました。大学に勤めて根本先生、戸北先生にお仕えしました。特に、戸北先生とは長い。二十代の兄ちゃんの頃から教授になってからの四十、五十のときまでお仕えしました。私の関係者の方々に確認してください。私は根本先生、戸北先生の悪口を言ったことは一度もありません。そういう上司でした。

 毎日、2時間ぐらい話しました。というか、私の一方的な愚痴です。それを聞いてくれました。そして、私には出来ない交渉ごとをやってくれました。

 このコンビの強固さは学会でも、学内でも周知です。

 時の学長が戸北先生を副学長にしたいと願いました。最初に相談したのは戸北先生ではなく、私です。私に、戸北先生を副学長にしていいか?を聞いたのです。信じられます。が、それが自然な環境でした。私が色々な条件をつけてOKしてから、学長は戸北先生に連絡しました。

 私は戸北先生の全てを把握し、どうすべきかを判断し、戸北先生に指示しました。まあ、えらそうな秘書みたいなものです。戸北先生は全幅の信頼を与えてくれました。副学長になってから戸北先生と連絡が取れないと、事務の人は私に電話をします。私は「戸北先生だったら、○○と判断する」と断言します。それを事務の人は受け取って処理します。あとで、戸北先生に確認することを私はしません。戸北先生から問い合わせがあったことはありません。

 この関係が家内のモデルです。

 お仕えするなら、このレベルまで、と思います。だって、仕える人にとってメリットが最大限ですから。

19/06/29(土)

[]リンゴ 21:01 リンゴ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - リンゴ - 西川純のメモ リンゴ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 久しぶりに酔っています。だから思います。

 私の研究者の出発点は理科教育学です。41才で理科教育学会の学会賞をいただきました。46才で学会誌編集委員長になり5年間勤めました。おそらく、現役研究者の中で、私ほどの学会誌論文の業績を持つ人はいないでしょう。それを四十代で達成しました。きっと、理科教育学の世界の中で生きれば幸せなのは分かります。

 今、日本中の人の中で私を知っている人の中で、私の出発点が理科教育学だということを知っている人はどれだけいるでしょう?私がもともと理科の教師であることを知っている人はどれだけいるでしょう。少なくとも、私の所属する上越教育大学の教職大学院でそれを知っている人はごくごくわずかです。

 私の指向性の奥底は理科教師です。ただ、その前段階の「一人も見捨てず」が実現できないから理科を出せません。ましてや、同僚に教え子が理科を担当しているとなれば、大学では理科を封印しています。

 アダムはリンゴを食べたために、パラダイスを追放されました。それを悔いただろうか?私はそう思いません。きっと、神に色々と言いたいことがあったと思います。リンゴを食べた後に、見えるものがあります。理科に関してやりたいこと、言いたいことは山ほどあります。しかし、私にはそれを語る立場がない。

追伸 理科を専門としている他ゼミの学生に理科を問われると、封印が解かれます。延々と熱く語ります。子どもの幸せに繋がりません。が、私の幸せに繋がります。みなさん、私は理科教師です。

19/06/28(金)

[]夢 19:39 夢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 夢 - 西川純のメモ 夢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

トヨタ自動車の代表取締役社長・豊田章男氏が母校であるアメリカのバブソン大学にて行ったスピーチが話題になっているので聞きました。最初は単純に楽しんで聞いていました。しかし、やがて悲しくなりました。「私はこのスピーチのように、これから学校に勤める若者に夢を語れるだろうか?」と自問しました。そして、そうできない自分が悲しくなりました。なんとかせねば!と思います。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65476?fbclid=IwAR0H0FpAx-tpaypQ4mw_8MZYO9mqpm4tPI9Ycs3xHJAL8maDG_ECHGfa9OA

[]意識 19:27 意識 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 意識 - 西川純のメモ 意識 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が卒論のテーマを何にするかを考えていたときです。そのとき、数学のカタストロフィ理論の本が出回り始めた頃です。その中には、カタストロフィ理論を生物の発生学に応用する本もありました。凄くかっこよいと思い、それをテーマにしようと思い、指導教官の石坂先生に相談すると、「目新しいものに惑わされては駄目だよ」とたしなめられました。ちなみにカタストロフィ理論が生物学に影響しなかったと思います。石坂先生の言は正しかった。

 教育改革におけるICTの位置づけが、それに重なって仕方がないのです。

 インターネットの基本設計は初期の段階に形作られました。それは大学研究者の情報共有に使われていました。しかし、世の中に影響を与えてはいませんでした。それが広がったのは、インターネット上に「エロ画像・動画」がアップされ、共有されることによってです。さらに、携帯電話がその端末となり、様々なアプリが生まれてからインターネットが世の中に影響を与え始めました。

 今、教育改革のICTのユーザーは学校です。それも先進的な学校です。これでは市場は小さすぎます。これでは世の中を変えられません。では、どうしたらいいか?顧客を子どもや保護者にすべきなのです。そうなることに障害となるには何でしょうか?それは、自分たちがコントロール出来ないサービスを子どもが使うことに対する教師の抵抗感です。ま、スマホを学校に持ち込むことを許す程度のことがニュースになるのが日本の現状です。

 重要なのはICTではありません。子どもを抱え込んでコントロールしたがる、非個別最適化の意識の改革です。それさえあれば、キラキラしたICTの技術は不要です。だって、世の中には無料で使い勝手のいいサービスは世にあふれているのですから。

[]脱法 18:17 脱法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 脱法 - 西川純のメモ 脱法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)が文部科学省から6月25日に発表されました。読んで、ビックリしました。文部科学省の文章の中に、明らかな「脱法」が書かれているのです。働き方改革の道は残念ながら遠い。文部科学省の人が法を理解していないのかと思ってしまいます。

 例えば、本文7頁に「パソコンに共有された情報を確認すると、子供の登下校の状況等の校内情報はもちろん、通学路の安全情報等の地域の情報や、校長からの指示事項や担当からの留意事項も画面でリアルタイムに共有されている。」とあります。

 「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(https://amzn.to/2JcSD4T)の40から43頁に書きましたが、登下校の見守りは教師の本務ではありません。さらに登下校の時間は勤務時間ではありません。とうことは、それを求めるのは脱法です。さらに文部科学省自身が定めた超勤4項目に反します。(ちなみに、この本は弁護士にチェックを受けています)

 この文章は残念ながら突っ込みどころが満載です。

 私の大学院の指導教官は文部省の役人でした。その先生より、本省の役人は法を熟知し、それに対して慎重で繊細であると教えてもらいました。少なくとも、今までの文部科学省の文章はそうでした。しかし、この文章は荒すぎる。

[]影響力 18:17 影響力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 影響力 - 西川純のメモ 影響力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 人は何によって納得するか?それは理屈ではありません。周りの人がやっていると、それが正しいと思うようになっています。これは群れる生物であるホモサピエンスの叡智だと思います。ただ、周りの人がやっていると判断する基準は、人それぞれです。周りの人の数人がやっているだけで納得する人や、周りの人の少なからず人がやると納得する人、周りの人の半数がやると納得する人、周りの人の殆どがやると納得する人、周りの人が殆どやっても納得しない人がいます。また、周りの人がどのような立場の人であるかによって影響力は異なります。

 霞ヶ関の本省の課長が、幼い我が子を抱きながら仕事をしている写真がSNSでアップされました。これには膝をたたきました。これって、その省の働き方改革の提言より影響力があるのではないかと思いました。

 城山三郎の「官僚たちの夏」(https://amzn.to/2RFxzYI)は私の大好きな小説の一つです。そこには志の高い官僚達の群像が描かれています。しかし、その小説には私生活の幸せは描かれていなかった。時代は変わった。いや、変えようとしている。

19/06/27(木)

[]話術 07:17 話術 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 話術 - 西川純のメモ 話術 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は連続する講義の場合、最初の数回はプレゼンを使いますが、それ以降は話術のみで講義を進めます。私の講演を聴いた方だったら、最初の1時間で使いの話術です。これは、「新任1年目を生き抜く 教師のサバイバル術、教えます」(https://amzn.to/2NfjWRg)の最初の30頁に書きました。大学でたばかりの新任教員が暴走族相手に物理の授業を成立させるには秘訣があります。即効性があり、簡単なツボです。おそらく、20年選手の先生にも仕えるノウハウです。

 しかし、もう一つの話術があります。それは、自分の語っていることに関して確信です。もちろん、無知、すなわち根拠なき確信もあります。しかし、子どもたちのオピニンオンリーだーを納得させるにはエビデンスに基づくヴィジョンが必要です。私の講演会の最後の20分での語りです。

 これは学歴の経済学(https://amzn.to/2Jc8hgQ)、サバイバル・アクティブラーニング入門(https://amzn.to/2Jd9rc7)、汎用的能力をつけるアクティブ・ラーニング入門(https://amzn.to/2Nfkp5Y)、資質・能力を最大限に引き出す! 『学び合い』の手引き アクティブな授業づくり改革編(https://amzn.to/2JeA4NE)に書きました。

19/06/26(水)

[]視点 21:57 視点 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 視点 - 西川純のメモ 視点 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 官製、民間の様々な改革案を読む際、クリステンセンの論は非常に役に立ちます。イノベーションのジレンマ(https://amzn.to/2NhA4Sq)を読むことを勧めます。私の頭の中が見えます。

[]連携校 21:20 連携校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 連携校 - 西川純のメモ 連携校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職大学院は長期の教育実習をカリキュラムのコアにしています。西川ゼミは、求められる実習時間数より遙かに長い時間、連携校に入り、様々なことを学びます。それ故、連携校との相性がとても大事です。本年度は2つの小学校と2つの高校に20人の西川ゼミの大学院生が入ります。その実習校に打ち合わせをしましたが、とても良い環境を提供いただけることを喜んでいます。貢献せねば。

19/06/25(火)

[]歯医者 20:53 歯医者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 歯医者 - 西川純のメモ 歯医者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、奥歯の治療をしてもらっています。前回は1時間、口を開けっぱなし。本日は1時間20分間、口を開けていました。最後はふらふらになりました。来週も続きます。ふ~

19/06/24(月)

[]予測 21:05 予測 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 予測 - 西川純のメモ 予測 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 都立高校がスマホ持ち込みをOKにしました(https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1191657.html?fbclid=IwAR0psbGKeDQ4V86_Ocw1Pc3fJ8WvreE3UwIbE065a6GKWoVznhiWKSOV10w)。また、私が本で書いたことが実現しました。この時点でも、小中学校でスマホ持ち込みOKになり、授業に使うことはあり得ないと思う人はいるでしょうね。

 現状をベースに未来を予測すれば、そうなるでしょう。しかし、これからの社会をベースに予測すれば、別な予測も生まれます。

19/06/23(日)

[]評価 22:19 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の頭の中は個別最適化を当然としています。だから、評価はしません。

 西川ゼミの目標は「自分の心に響き、多くの人の心に響く教育研究を通して、自らを高め、一人も見捨てない教育・社会を実現する」であると語ります。しかし、それをどう捉えるかはゼミ生の自由です。従って、ゼミ生の目標の設定は自分自身でやります。そして、その評価は自分でやります。

 一見、ビックリするかもしれません。だって、課題を教師がつくらず、評価もしないのですから。でも、受験を考えてください。志望校を決めるのは当人であるべきだと思いませんか?そして、志望校に入れるかどうかを、模試の結果から読み取り、自分が選んで使っている問題集の進みぐあいで判断するのは当人であるべきだと思いませんか?

 自明だと思います。

 工業化社会のコードに支配されている学校教育での『学び合い』の入門でやるべきだと私が書いていることを、西川ゼミでは全くしていません。そして、現状があまりにも自然で当然だから、私に言われるまでゼミ生はそれを気づきません。

 もちろん、私は何もしているわけではありません。しかし、入門書で書いているような可視化は使いません。主に、実証的データに基づく未来社会のヴィジョンを語ります。そして、それが彼らが直近で抱えている問題を解決することを示します。

[]脱工業化社会の教育 21:44 脱工業化社会の教育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 脱工業化社会の教育 - 西川純のメモ 脱工業化社会の教育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これからの教育を書いている本は増えています。読んでいて楽しいし、得るものは多い。しかし、私には不満があるのです。

 第一に、工業化社会のコードに則っている。

 なんども書きましたが、「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」が脱工業化社会のコードであり、工業化社会のコードは「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」なのです。

 第二に、一部エリートのみに成り立つ教育である点です。

 両方とも「それって、全ての子どもに成り立つの?」と問えば無理があることが自明です。

 第三に、実証的データに基礎づけられていない。「そうあるべきだ」と思う気持ちは共感できます。しかし、実際は違うことはあります。例えば、少人数にすれば教育はよくなるという考えもその一つです。それが誤りであることは、僻地、小規模校が示しています。それにクラスサイズを5人ぐらいに減らせば、変化はあるかもしれませんが、35人を30人にして、25人にしても変わりません。

 私の頭の中にある個別最適化された教育を分かるのは難しいのでしょう。ある方とのメールのやりとりで再認識しました。しかし、その姿はごく自然です。なんとなれば、上越教育大学の教職大学院の教科教育・学級経営実践コースの西川ゼミでそれをやっていますから。ゼミ生は、自分たちが浸っている環境が自然すぎるため、それが他と違うことを忘れてしまいます。

19/06/22(土)

[]マッチング 21:47 マッチング - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - マッチング - 西川純のメモ マッチング - 西川純のメモ のブックマークコメント

 富山の中学校から『学び合い』の授業参観をしたいとのご希望をいただきました。片山学園中学校の羽広将光さんを紹介しましたが、7月10日に日取りが決まりました。ネットワークが重層化することが嬉しい。

[]抜け 21:47 抜け - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 抜け - 西川純のメモ 抜け - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一日考えてみましたが分かりません。

 私の教科別本を除外して(他の学校段階、教科本を全て読む人は少ないですから)、それ以外の本の8割以上を読まれた方に伺います。

 今後30年間の教育実践で必要とされることのなかで、私が書いていない抜けはあるでしょうか?

[]上越の会 19:47 上越の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 上越の会 - 西川純のメモ 上越の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月28日に上越で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/570545/

[]夏至 08:35 夏至 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 夏至 - 西川純のメモ 夏至 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 夏至が一番暑いのではと思ってしまう。単純だ。今日の上越は涼しくて爽やか。

19/06/21(金)

[]創造力 21:52 創造力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 創造力 - 西川純のメモ 創造力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ゼミ生に「創造力はどうやって育てたらいいか?」と質問されました。私は、「こうやって、こうやって、こうやれば創造力は育てられるという指導法が生まれたら、それは創造力ではない。だって、過程が記述できない発想の飛躍を生み出すのが創造力だから」と言いました。

 しかし、同時に「多くの人がイノベーションは組み合わせ、関連付けだと言っている。今までにない組み合わせで天才ならざる人でもイノベーションを生み出せる。そのポイントは、自分の得意分野を組み合わせることだよ」と言いました。

 私の研究者人生の前半は、最初は「統計学+大型コンピュータ」を、やがて認知心理学を教科教育学に組み合わせることによって学術論文を量産しました。

19/06/20(木)

[]自然体 21:36 自然体 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自然体 - 西川純のメモ 自然体 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 暴走族相手に物理の授業をするというのが私の原体験です。面白い授業、分かりやすい授業のために徹底的に構成します。「ここで、こんなジョークを仕込み、ここで、こんな説教をかます」ということを5分単位で構築します。ま、今でも講演会のような一発勝負の時には使います。また、大学の授業の最初の数回はやります。その方が楽ですから。

 でも、それ以降は「素」でやります。

 今では、どんなに構成的にやっても、全員が受けないこと、全員が分かるわけではないことは理解しています。逆に、どんなにやっても分かってくれる子どもがいることを知っています。

 本日は、大学院と学部の講義がありました。

 素でやりました。多少の話術を使いましたが、基本的に私が大事だと思っていることを語り続けました。1時間半の講義中、10分間ぐらい寝ている子どもはいました。眠そうにしている子は一人いました。興味を持っていない子どもは5、6人いました。でもね、セオリー通りに、私が大事だと思うことを大事だと思う子はいて、その子を中心に盛り上がっている子どもは大部分です。

 高校教師の時、これが分かっていたら、私は大学教師にはならなかったと思います。

[]ゼミ開放日 15:29 ゼミ開放日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ開放日 - 西川純のメモ ゼミ開放日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月のゼミ開放日は7月2日、3日です。お誘いします。http://bit.do/eVw5u

19/06/19(水)

[]トップ 21:26 トップ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - トップ - 西川純のメモ トップ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ある組織の方のトップの方と呑みました。能力のある方です。ま、当然です。しかし、特筆すべきは、実に愛嬌のある方です。徳のある方です。

 能力だけではトップになれません。能力だけの人は、足を引っ張られますから。

[]新潟 05:54 新潟 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟 - 西川純のメモ 新潟 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 朝起きると、多くの方から「大丈夫ですか?」というメール等をいただきました。ありがとうございます。しかし、私自身は「?」でした。

 朝刊を見て分かりました。新潟県の村上で震度6強という見出しです。しかし、新潟県は大きい。上越と村上との距離は180kmです。これは、上越と埼玉県の大宮ぐらいの距離なのです。

 ご心配をおかけしました。上越は震度3でした。

19/06/18(火)

[]多くの人の未来 21:33 多くの人の未来 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 多くの人の未来 - 西川純のメモ 多くの人の未来 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 文部科学省は一部エリートの養成のための施策をやっています。でもね、殆どの人はそうはなれない。https://blog.tinect.jp/?p=60537&fbclid=IwAR0boSla6L6iBkbqyA2zS1XssKwTAx90bo2u2ZBjyL6ZmcA43mRwqwsvilc

 さて、この現状をどう乗り越えたらいいだろうか?

 みなさん、どうしたらいいですか?

 『学び合い』のセオリーだったら自明です。能力は個人ではなく集団で考えればいいのです。

 クラスで一人ぐらいの子どもが従業員20名ぐらいの企業を起業し、数千人レベルのニッチなニーズに応えるサービスと製品を供給すればいい。その企業が潰れたら、別な小企業を起業する企業に吸収されればいい。

 私にはリアルに、それが見えるのです。

 だって、『学び合い』における子どもの様子をみていると、キラリとしている言動はごく希です。でも、誰か一人でもキラリとした発想をすると、それを磨く普通の子どもたちが多いことを知っています。

 あの、子どもたちの姿をみていないと分からんだろうな~

[]超正常 21:33 超正常 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 超正常 - 西川純のメモ 超正常 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 超正常という言葉が生物学ではあります。

 同種の生存競争では有効だけど、全体としての生存競争には無効なものです。例えば、サーベルタイガーの牙が代表的です。

 私は、暗記中心の受験競争の中での子どもたちを思います。

 受験戦争に勝つのは、相対的にものすごく楽です。だって、参考書や問題集が整備されている。ようは「やれば」いいのです。問題は、やり続けるか否かです。でも、大学を卒業してからの世界は違います。

 受験勝者の東京大学出身者はそれを理解しているはずです。同級生の末路を。

 これからの時代、個別最適化されねば、多くの子どもは救われない。

19/06/17(月)

[]授業観 20:53 授業観 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業観 - 西川純のメモ 授業観 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2000年以降、毎年、1冊の本を東洋館出版社で出版していました。その頃には『学び合い』の黎明期でノウハウも整理されていませんでした。さらに、中途半端な知識で実践されるのは嫌だったので、ノウハウは意図的に公開していませんでした。本で出したのは『学び合い』における教師と子どもの姿を丹念に整理した学術研究のダイジェスト版でした。

 ノウハウを公開したのは2007年3月のネット本です。最初は受け狙いで「奥義書」というタイトルにしましたが、「手引き書」という名前をつけました。そのときに『学び合い』の基本的な考え方として、子ども観、授業観、学校観を出しました。

 しかし、2011年に3つの観を整理して(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20110403/1301787725)、2012年に『学び合い』を新たに再定義を行いました(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20120202)。その中で授業観の重要性は私の中で低下しています。私は2014年以降は授業観に関して発信していません。そして、今は「教師の仕事は、目標の設定、評価、環境の整備で、教授(子どもから見れば学習)は子どもに任せるべきだ」という授業観は私の中から消え去りました。

 ビックリされることと思います。多くの人にとって、『学び合い』といえば、この授業観で表現された授業だと考えているでしょう。たしかに、同じ基礎的・基本的学力を保証するという工業化社会のコードに基づく現状の学校教育では、そうでしょう。しかし、私の頭の中は脱工業化社会になっているのです。

 個別最適化する社会において、一人一人の目標は異なります。当然、評価も異なります。そして、環境すらも異なります。目標を設定し、評価し、環境を整備するのは教師ではなく、学習者当人なのです。では、教師は何をすべきでしょうか?子ども一人一人が、目標を設定し、評価し、環境を整備できるように、今後の社会のヴィジョンを持たせることです。それを全員に保証するには、集団を形成することです。そのためにも、ヴィジョンが必要なのです。

 と言われても、ピンとこないかもしれません。しかし、西川ゼミの学生、OBOGだったら分かるはずです。

 ゼミ生、OBOGのみなさん、

私が君たちの目標を設定した方がいいですか?

 私が君たちの目標が達成するか否かを評価した方がいいですか?

 私が君たちの目標を実現する環境をどれだけ整備できると思いますか?

 あれを、私は頭に描いているのです。

19/06/16(日)

[]がんば 21:29 がんば - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - がんば - 西川純のメモ がんば - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アンテナの高い人が注目している官僚の情報発信。これがリスク管理された発信であれば、日本の行政は健全です。ようは分かる2割がいるかどうかです。

 私には、以下の文章が文部科学省の人への文章に思えるのです。

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【本来御法度なのですが…】

私どもは公教育と民主政の黒子なので、本来御法度なのですが、6月28日に教育開発研究所の岡本淳之編集長の御高配で『学習指導要領の読み方・活かし方』という本を刊行することになりました。

私は、文部科学省において2008年と2017年の二度にわたって学習指導要領改訂を担当しました。また、現在は教職員定数の改善・充実や学校における働き方改革の担当をしています。しかし、私自身は行政職員で、教員免許は持っておりませんし小中高校で教壇に立ったこともありません。したがって、この本において、先生方の明日の授業に役立つ具体的なノウハウをお示しすることはできません。ですから、やはりどう考えても御法度なのですが、このような本を出すことについては、実は2年前、2017年改訂の直後から岡本編集長と相談しておりました。

千代田区立麹町中学校長の工藤勇一先生は、『学校の「当たり前」をやめた。』において、「学習指導要領は、あくまでも、国が定める教育課程の大綱的な基準にすぎません。教科書を使って授業を行っていますが、子どもの状況に合わせて、内容を加えて教えたり、教材を工夫して教えたりすることはいくらでもできるはずです。確かに北海道から沖縄まで、全国すべての自治体において、子どもたちが学べる内容を保障することは大切です。しかし、一方で学習指導要領の存在が、学校をどこか窮屈にしているように感じます。この背景には、私も含め校長や教員が「考える」ことをやめてしまったことにあるのではないでしょうか。」と指摘なさっています。この御指摘はその通りで、学習指導要領改訂を担当していた者としてこの窮屈さをなんとか払拭したいとかねてから思っておりました。

何か目的で、何が手段かを混同して目的を見失うことにより、手段を目的化してはならない。社会的自立という学校教育の目的を実現するために、管理職や教壇に立つ先生方に学習指導要領をどう「使いこなす」かという感覚をより強くお持ちいただき、教育課程について「何をしなければならないのか」と「何ができるのか」を可能な限り立体的・構造的にお示しできたらという思いでまとめました。また、大きく舵を切りつつある初等中等教育行政の今もお伝えしたいと思っております。

「自分の足で立って、自分の頭で考える人になってください」-私が育った倉敷の公立学校の授業に最後にある先生が言ってくれた言葉は、学校教育が何のためにあるのかを端的に表していると思います。だからこそ、今求められるのは、浮き足立つことなく我が国の学校教育のよさを捉え直し、さらに進化させることです。その「我が国の学校教育のよさを捉え直し、さらに進化させること」とは決して今のままでいいということではありません。先生方が学習指導要領を使いこなし、日々の授業を進化させ子供たちの力をさらに引き出すことが求められています。この本がその一助になれば嬉しく存じております。

ご批判やご叱正をいただきながら、子供たちの自立のために自立した運営を行う学校をしっかりお支えしたいと思っております。引き続きどうかよろしくご指導ください。

https://www.amazon.co.jp/dp/4865605053/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_zaD7Cb1TZTF3X?fbclid=IwAR35e5OYgVUX8_kzs500Zot-HtHuTgwtewDShVKONwsRgywGe1MUeSsiouI

https://www.kyouiku-kaihatu.co.jp/bookstore/products/detail/000505?fbclid=IwAR2_yxiFyFpJUOzTtm1UoTLewvpj_vl0aByQSMG8NwXbH9e-Va8Z3xDHEZY

[]仙南の会 19:08 仙南の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仙南の会 - 西川純のメモ 仙南の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月22日に宮城県白石市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://www.kokuchpro.com/event/7838748795723f5549aed7675779eaab/

19/06/15(土)

[]責務 21:46 責務 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 責務 - 西川純のメモ 責務 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 町内会長の最大の責務は何だと思いますか?それは次の町内会長を生むことです。自分がやれなかからといって町内会は無くすことは出来ませんから。

 私は若い頃から多くのことを背負ってきた。でも、根本先生、戸北先生の影に隠れていた。両先生がご退職になってから、それを背負いました。辛いと考えられないほど忙しかったし、苦痛でした。その中で、私は私の仕事を任せられる人を生み出しました。だから、私はその仕事をせずにいます。ほぼ忘れています。

 達成すべきことの願いは変わりません。ただ、それを達成している人が多いこと知っているので、安心です。

[]蜘蛛の糸 21:26 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ 蜘蛛の糸 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 主にゼミ生に対して書きます。

 蜘蛛の糸という作品を知っていますよね。カンダタは悪の限りを尽くしました。生涯にたった一つの善行を愛でて釈迦は地獄に蜘蛛の糸を垂らしました。

 今、全国から色々なお客様が来ている。そのおかげで学ぶ機会を得ている。お客様がより多く学ぶために色々なことをしているゼミ生をみていると頭が下がります。

 妄想しましょう。

 もし、一人の教師が『学び合い』が本物だと分かってもらえたならば、その教師が小学校の教師であるならば、生涯に千人の子どもを教えます。その千人の子ども達に安心できる1年を与えることが出来るのです。中学校、高校の教師であるならば、生涯に数万人の子どもを教えます。その子ども達に週に数時間の安心できる時間を与えます。もしかしたら、それ以外の学校生活が悲惨であったとしても、それはもの凄く意味があります。人を信じられることを経験できるのです。

 もし学校で取り組んでくれたら、その教師が別な教師に伝えてくれたら。

 君たちが今やっていることが、いかに大事なことであるかは自明です。

 我々には機会が与えられた、その機会を活かす義務がある。

 大学院1年生のみんなは、抽象的ですよね。でも、2年だったら分かるはず。今の授業で苦しんでいる子どもの業の深さ。『学び合い』で救われている姿。君らは人の生き死にを扱っているのです。

 期待しています。

追伸 ゼミ生だったら、この言葉が本気であることは分かっているよね。

[]タイプ 21:26 タイプ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - タイプ - 西川純のメモ タイプ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新たなサービスや製品を受け入れる仕方に対して、イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガートがいることが知られています。このタイプの違いは「偉い、偉くない」、「賢い、賢くない」とは違います。集団には様々な人がいるのが当然で、健全です。

 イノベーター、アーリーアダプターとそれ以外には決定的な違いがあります。前者は、学ぶことに時間と予算をかけることは当然であり、初期に失敗するのは当然だと思います。失敗しても「どうしたらいいのだろうか?」と本を読みます。しかし、その他の人たちは、お手軽に学び実践したがります。前者が16%で、後者が84%です。

 『学び合い』が広がる初期段階は前者の方々がリードしてくれました。『学び合い』のテクニック本がない中で私の本を読みながら実践した人です。苦労も多かったでしょう。いまは、テクニック本は完備しています。だから、失敗しようがない。が、アーリーマジョリティの人は学ぶことに投資しない。そして、失敗すると、直ぐにへたる。

 だから、私が指定している本(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20190228/1551303976)を読む気がないなら、『学び合い』を実践しないでください。そのうち、『学び合い』が広がったら、そのような本を読んでる人が同僚に生まれます。そうしたら耳学問でやればいいのです。だから、しばらくトライしない方がいい。

 今の段階で『学び合い』にトライする人は平均的な人ではありません。例えば、スマホのアプリをいろいろ試したり、スマホ関係の本を読む人たちがいますよね。でも、多くの人はそんなことしません。それでいいのです。

[]普通 21:08 普通 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通 - 西川純のメモ 普通 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子が大学進学のために東京に行き、生活は超シンプルになりました。そのシンプルな生活の中での晩酌、いいです。シンプルっていいと思います。

19/06/14(金)

[]名物無し 21:19 名物無し - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 名物無し - 西川純のメモ 名物無し - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は広島県福山市の内海で講演しました。気持ちよく語りました。夜も楽しく呑みました。会場の中学校の門を出ると、直ぐ海です。生物学出身の私は海岸に行きます。校長先生もお供です。ちょっと見れば、様々な動物門の生き物がいます。

 内海の穏やかな海。さらっとした海風。実に心地いい。

 校長先生に「この地域の名物は何ですか?」と聞きましたが、色々な名物はあることをしりました。でも、遠方にまで名がとどろくものはない。「この地域にはないんですよね~」と仰っていました。でも、「豊かだな~」と思いまし。本当に住みやすい地域は名物が不要ですから。

[]基本路線 21:19 基本路線 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 基本路線 - 西川純のメモ 基本路線 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生から質問を受けました。『文部科学省が通信制義務教育に反対している。理由は「通信制では子どもの心身の成長を見極めることができない」だそうです。先生はどう思いますか?』と質問を受けました。以下のように応えました。

 文部科学省は現在の学校・教師のサポーターです。文部科学省の人たちは小中高の先生方を信じています(残念ながら大学人は信じていませんが)。だから、現在の先生方の願っていることを実現することに汗を流しています。しかし、細かいところは正直分からないでしょう。だから、予算獲得に頑張っているのです。財務省から色々言われてもお金を引っ張ってきて、人員の充実を確保しようと思っています。

 これが基本路線です。

 もし、通信制を認めたら、一気に学校縮小を可能となります。結果として、予算・人事が縮小になります。だから、理由の如何に関わらず「反対する」が基本路線です。では、その理由付けです。もっとも説得力がある、正確に言えば財務省から反論を受けにくい理由付けが「通信制では子どもの心身の成長を見極めることができない」だったのではないでしょうか?財務官僚には「心身の成長」なんて具体的に論証できないですから。でも、これって諸刃の剣です。だって、「既に通信制を認めている高校はどうなのか?」と問われたら?思春期の子どもの方がデリケートであるとも言えます。ま、小さい子どもの親である国民が「通信制では子どもの心身の成長を見極めることができない」という理屈を信じる限り、財務省も強行突破できないでしょう。国民の利害を代表している国会議員がいるのですから。

 ただ、一つ気になることがあります。

 今後の少子高齢化の中で、学校統合が進みます。おそらく、早晩、スクールバスでは追いつかないはずです(このあたりの実証的データは「2030年教師の仕事はこう変わる!https://amzn.to/31Ai6Oi」に書きました)。その際、通信制義務教育しか方法がなくなります。その際、「どの口が」通信制義務教育を合理化するかです。ま、頭の賢い課長レベルは想定しているはずですが。

[]安曇野の会 14:11 安曇野の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 安曇野の会 - 西川純のメモ 安曇野の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月20日に長野県安曇野で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://www.kokuchpro.com/event/bf13003a3f9cab3dca92715892ead497/?fbclid=IwAR2vfoi2ahS80Hz-cizCYwKE9Mv8Mj9W3GnIdDaS6HH1KAX7LZzwzabvLb0

19/06/12(水)

[]一人学び 09:05 一人学び - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一人学び - 西川純のメモ 一人学び - 西川純のメモ のブックマークコメント

 定期的に書かねばならないことです。

 『学び合い』だと「一人学び」、「個人思考」が阻害されると思われる方が少なくありません。つまり、何も考えず、人に聞いてしまうというものです。誤解です。説明いたします。

 まず、現状の授業で「一人学び」、「個人思考」を育てているでしょうか?

 子どもは多様です。おおざっぱに分けましょう。「既に答えの分かっている子」、[考えれば分かる子、そして、本人がそれを自覚している子]、「考えれば分かる子、しかし、それを自覚していないか、自覚しようとしていない子」、「教えられなければ分からない子」の4つに分けましょう。(本当は「教えても分からない子」はいますが、説明が「一人学び」の説明とは別種の説明が必要になるので、単純化のために除外します)。

 今の授業では、最初の5分間(たとえばの時間です)は人と相談せず自分で考えさせ、それから相談させることをします。さて、その5分間に何をするかといえば、5つのタイプの子どもうち考える子どもは[考えれば分かる子、そして、本人がそれを自覚している子]だけです。その他のタイプの子どもは考えません。更に言えば、[考えれば分かる子、そして、本人がそれを自覚している子]も多種多様です。1分で自分の考えがまとまる子どももいれば、6分でまとまる子どももいます。前者の子どもにとって4分間は無駄です。そして、後者の子どもは結局自分の考えをまとめることが出来ないので、5分間が無駄です。

 以上のことから、今の授業は非常にロスが大きいのです。

 以前から不思議に思っている、多くの教師が不思議に思っていないことがあります。それは、その5分間は人と相談してはいけないのに、教科書や参考書を読むことは許されているのです。何故でしょうか?それは「何も考えずに受け入れることがダメ」だということです。だから、本人が学ぼうとして人に聞くならば、最初から人と話し合ったとしても、教科書や参考書を読むと同じ程度の一人学びは成立していると考えているのです。

 つまり、人と相談するか否かは重要ではないのです。重要なのは本人が積極的に学び、納得解を得ているならば一人学びは成立しているのです。

 だったら、相談させないということは悪手です。大事なのは、自分で考えることが大事であることを伝えることです。そして、そのために人と語り合うことは有効であることを伝えるべきです。オリジナリティが命の数学や自然科学の学術研究では99.9999999・・・%は先人の知恵です。しかし、その中に0.000・・・・1%のオリジナリティがあればオリジナルな研究として認められます。時に、それに対してノーベル賞やフィールズ賞が与えられるのです。100%の受け売りであったとしても、それを本当に納得するために考えたならば一人学びは成立したと考えるべきです。

 さて、何も考えずに丸写しする子どもがいたとします。

 今の授業だったら、最初の5分は何も考えず、その後、丸写しをするでしょう。

 では、『学び合い』だったらどうでしょうか?

 大事なのは、自分で考えることが大事であることを伝えても、丸写しをするような子どもは理解出来ないでしょう。何故なら、今の授業は組織的に「丸写し=学習」と思わせているからです。

 え?と思いましたか?

 だって、そのような子どもは授業を聞いても分かりません。しかし、授業の最後に教師がまとめを板書します。それをノートに丸写しをすれば勉強したと言われるのです。これって組織的に「丸写し=学習」と思わせていることですよね。

 丸写しをするような子どもは分かりませんが、その子に丸写しを「させている」子どもは理解します。だから「だめだよ、何も考えずに写しては。それじゃあ本当に分からないじゃない。ちゃんと説明するから、いっしょに分かろうよ」と言うのです。

 以上、簡単な説明をしました。

 さて、今の授業と『学び合い』、どちらが一人学びを保証していますか?

追伸 『学び合い』における子どもの会話を実証的データで分析しているのは我々です。それによると45分、50分の『学び合い』の中で、子ども同士が会話をする総時間数は平均5~7分です。つまり約40分間は何をしているかと言えば、一人で考え作業をしているのです。これはデータを取って分析しないと分からないですよね。見た目とは違うのです。

19/06/11(火)

[]当たり 22:26 当たり - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 当たり - 西川純のメモ 当たり - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高校の先生方。お伺いします。

 偏差値70の子どもにとって、一番ベストな進路は何ですか?

 そのときに、彼らが60歳の時点をのことを思い浮かべますか?

 みなさんの出身大学は様々です。同僚の出身大学の偏差値も様々です。同僚の中で幸せそうな人は、偏差値に比例しますか?

 あはははは。馬鹿げていますね。

 あなたが、かくありたいと思う同僚は、どんなひとですか?

 小学校、中学校の先生方、上記を笑えますか?

[]外れ 21:52 外れ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 外れ - 西川純のメモ 外れ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これからの時代、どのような進路が「当たり」は分かりません。これからの時代に合わせて、変わり続けられるのが「当たり」です。

 一方、「外れ」はハッキリと分かります。その最たるものは「医者」です。もちろん、超一流の医者は生き残ります。特殊の技能に長けた医者、患者との対応に長けた医者は生き残ります。しかし、その他は生き残れないでしょう。

 医師の診療は徹底的なビックデータのエビデンスに基づいています。つまり、AIの得意分野なのです。今後、診察に関して血液を採りさえ出来る診察は多くなるでしょう。つまり、一人の医師で処理できる患者が飛躍的に増えるのです。

 一方、そのような状況を考慮しなくても医師過剰になる時代が10年以内に来ることは統計的な事実です。

 命を守る医者には優秀な人材がなって欲しい。しかし、優秀な人材が過剰に集まり、浪費されるであろうことを憂います。

 ということを知らず、現状の偏差値モデルに基づき、優秀な人材が医学部に進学します。彼らは自らの投資に見合ったものを期待しているでしょう。しかし、彼らは現状の分析をしていない。ちょっと調べれば分かるのに。ま、高校の先生が、それをしていないのが原因ですが。

[]ゼミ開放日 12:44 ゼミ開放日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ開放日 - 西川純のメモ ゼミ開放日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は、お客様と楽しく呑みました。

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19/06/10(月)

[]静岡の会 09:24 静岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 静岡の会 - 西川純のメモ 静岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月22日に静岡で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/565782/

[]憧れる授業 09:21 憧れる授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 憧れる授業 - 西川純のメモ 憧れる授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 あるゼミ生から、ある授業を参観して感激した、西川先生のもとで学ばなかったら絶対に憧れる圧倒的な授業だった。でも、しょせん・・・・、と言われました。

 圧倒的な授業というものはあります。ある意味、「ザッツエンターテーメント!」と言えるような授業。でも、それほどの授業でも4つの限界があります。

 第一に、全ての子どもがそれを良しとは思わない、理解出来るわけではないのです。教師になるような人、つまり、成績で言えば中の上、もしくは上の下にフィットする授業なのです。参観する教師のみんなが感激している様子を見れば、万人受けする授業と誤解してしまいます。

 第二に、そんな授業をどれだけの頻度で出来るでしょうか?そのゼミ生は、年に3回、いや頑張れば月に1回は出来るけど、それが限界と言っていました。そのレベルの授業を構築し、維持するためにどれほどの労力が必要かを考えれば自明です。

 第三に、その授業との相性がある。仮に教えられる立場で感激できたとしても、教えられるかと言えば、そうではありません。名人の授業案通りにやれば素晴らしい授業は出来ないのは当然ですね。

 そして、最大は第四です。しょせん、分かりやすい授業、面白い授業、まあ、感動を与えられる授業なのです。つまり、最大でも数年のスパンで物事を考えている。もし、50年以上のスパンで物事を考えれば、その子がどのような能力を獲得するか否か、その子の人生の幸せに対して些末なことであることに気づきます。そして、その子の人生の幸せを決定づけているのは義務教育であることを理解し、今の学校はそれを行っていないことを理解します。

 圧倒的な授業を目指す教師がいてもいい。いや、いるべきです。しかし、第四のレベルのことを理解出来る教師を全教師の1割、出来れば2割育てば物事は変わります。

追伸 実は「ザッツエンターテーメント!」を私は大好きです。数百人の学生の前でそれをして「ご清聴感謝!」とまとめると、ぽか~んとしている学生を尻目にさっと教卓から出口に向かう。一拍おいて、私の背中に向けて拍手が鳴り始めると、「快感!」と思う。難儀な業です。

[]はやりもの 09:21 はやりもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - はやりもの - 西川純のメモ はやりもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 あるゼミ生が本を読みながらメモを書いていました。覗いてみると数頁にわたっています。そして、何を読んでいるのと聞いたら、新興企業の社長の本だそうです。

 私は「その本に書いていることを短く教えて」と言いました。ゼミ生はうんうんしていますが、言えません。私は「本を読んで、それが君の血肉になるとしたら、君がそれを短い言葉で言い表せなければならない。君の書いている、その膨大なメモを君は保持することは出来ないからね。読みながら、頭の中で自分の既存の考えとどこが違うのかを考えながら読まないと身にならないよ」と言いました。さらに、「限られた時間の中で効率よく、血肉になる読書をするとしたら、一定の人の評価を一定時間維持した本を読むと良いよ。簡単な方法はアマゾンの古本の値段を見れば良い。実に残酷な評価だよ。発売されて数年たっているのに、定価の半分以上を維持している本だったらかなりの本だと思う。「1円」の本は、そういう本だと言うことだ」と語りました。

19/06/09(日)

[]レベル 19:26 レベル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - レベル - 西川純のメモ レベル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を説明するとき、相手のレベルによって説明が「全く」異なってしまう。

 例えば、『学び合い』の言葉の意味を説明する場合、「『学び合い』に興味があるが、踏ん切りがつかない人の(踏ん切りたいと願っている)人用の説明」、「『学び合い』を1週間程度実践した人用の説明」、「『学び合い』を3ヶ月ほど実践した人用の説明」、「『学び合い』を1年ほど実践した人用の説明」、「卒業後を見据えて実践している人用の説明」、「政治・経済のエビデンスに基づき脱工業化社会をイメージして実践している人用の説明」があります。まあ、ものすごく大雑把な分類ですが。大抵の場合、後者の説明をしても「理屈は分かるが、そこまで・・・」となってしまう。

 まあ、それでも語ります。

追伸 西川ゼミは『学び合い』で運営していますが、私が本で書いているテクニックは全く使っていません。西川ゼミでの運営を言葉で書いてもピンとこないから。『学び合い』実践者ですら、本当に何にもしていないように見えます。おっさんが学生相手にゲタゲタと馬鹿話をしているように見えます。テクニックは所詮テクニック。最後は捨てなければなりません。しかし、テクニックを経由せずに分かるのは、ほぼ不可能です。

19/06/07(金)

[]本気 21:33 本気 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本気 - 西川純のメモ 本気 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最底辺の高校教師から大学教師に異動しました。異動してから感じる違和感、今も感じる違和感があります。それは、分かっているのかいないのか、納得しているのかしてないのかが分からない点です。

 高校教師だったときは、それを分からないことはありませんでした。分からないとき、納得していないときは、ハッキリと分かります。大学に異動してから、それが分からないのです。分かったふり、納得したふりをする学生さんが多い。もちろん、200人以上の講義をすると、7、8人はそれが分かる学生さんも多い。でも、大多数の学生さんは分かりません。

 こちらとしては、分からないのが辛いのです。分かれば、対応があります。でも、分からないと対応が出来ない。腹の中でどんなこと考えているかと思うと、恐ろしい。

 本日の学年ゼミです。あるゼミ生が大事にしていることを私が否定しました。その学生は本気でそれを拒絶しました。その学生の主張は正当です。ですので、私は謝罪しました。そして、私の言いたいことを丁寧に説明し、そして、分かってもらえました。私が望む学生は「ふり」をする学生ではない。ちゃんと考え、それを大人の作法として主張する学生です。本気で主張する学生を見ながら、愛おしかった。

[]実証的教育研究の技法 12:03 実証的教育研究の技法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 実証的教育研究の技法 - 西川純のメモ 実証的教育研究の技法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミの学生が「名著」と私の著作の筆頭にあげるのは、『学び合い』関係の本でもなく、「学歴の経済学」系の本でもありません。それは「実証的教育研究の技法」です。なぜなら、私の研究室のゼミ生が学術論文を量産し、博士の学位を獲得できるのは、この本があるからです。建前論ではなく、本当に学術研究を量産(書くとはいいません。あえて)するノウハウが書いてあります。2版が売り切って、しばらく絶版状態でしたが3版(https://amzn.to/2XxWeR1)として世に出します。

 研究者としての私の裏側が見えます。

19/06/06(木)

[]やだな~ 21:50 やだな~ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - やだな~ - 西川純のメモ やだな~ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は子ども集団の見取りで本を書いている人です。人を見抜く能力は高い。もちろん、エスパーではありません。でも、普通の人が気づいていない、でも、内心を表す行動は何かを知っています。

 世の中には「誠意」、「熱意」を言葉で表す人はいます。聞いていると、読んでいる限り、それは本心のように思えます。きっと、それを書き、言う人は、本心だと思い込んでいるのでしょう。でも、そのような人たちは自分を騙している。言葉だけで人を動かし、自分は美味しいところを食い逃げしようとする人。

 そういう人と付き合いながら、気づかないふりをするのが、とても嫌です。

 それ故、中長期的に顔をつきあわせている人以外のひとと付き合うのは、嫌です。

 と書いても、その人たちは気づいていません。だって、その人たちは自分がそうだと気づいていないから。自分が、そのような浅薄な戦略で、他人を利用していたことを気づいていないから。

[]バラバラ 21:36 バラバラ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - バラバラ - 西川純のメモ バラバラ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 採用面接はなくなるという記事があります(https://www.lifehacker.jp/2017/03/170312_job_interview.html?fbclid=IwAR1FZZFfUW397dDDLCF08uIxgs-Lx3zaqPKm5b6X4rF2NQINoixGJFXAICE)。この記事の内容を読まない人は、「じゃあ、なんで決めるの?筆記試験?コネ?出身大学校?」と思うでしょうね。というのは、日本の就職は4月1日の一括採用ですから。その中で、企業は判断しなければならないのです。

 でも、その「くびき」から逃れられたら、「結果を出せる人」を採用すればいいのです。

 でも、でも、これって就職だったら「そうかもな?」と思えますよね。企業のトップがその方向で進んでるから。でもね、世界でもやっていないこともあります。

 つまり、大学の一括入学もなくなるかも、と妄想しました。慌てて言いますが、そんな国はありません。でも、理論的にはありだと思います。

 入学試験はありません。入学の手続きをすれば、大学の講義、教員の個人指導を受けられる権利が生じます。学生はそれを通じて、企業にアピールできる能力を獲得します。それらを満し、企業が認めたならば就職です。卒業は絶対条件ではありません。

 でも、これってありだな、と思います。

 例えば西川ゼミだったら、以下のエビデンスを獲得できます。もちろん、望むなら、ですが。

 日本学術会議登録学会における学術論文。

 書店に並ぶ教師用図書の分担執筆。

 最も荒れたクラスを魔法のように変える授業。

 これで就職できるようになった教員養成はどうなるのかと、妄想します。

 理論的には、ありです。

[]福山の会 07:08 福山の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福山の会 - 西川純のメモ 福山の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月22日に広島県の福山市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://www.kokuchpro.com/event/1a0bf646f68d71aae0b2a20ac6ab345b/?fbclid=IwAR1EyOKpoozUg2boDZ8tx1Dw5jn96FQmrSH6t2eUtRxsI6SjNujiGiFalQQ

19/06/05(水)

[]果報 21:26 果報 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 果報 - 西川純のメモ 果報 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日はゼミ生たちがゼミ室を共同利用している7研究室の歓迎コンパでした。

 私の研究室は26名ですが、水落研究室、桐生研究室、阿部研究室、片桐研究室、大島研究室、榊原研究室の7つの研究室で学部・大学院で80名です。壮観ですね。

 水落さん、桐生さん、片桐さんは西川ゼミですし、大島さん、榊原さんは水落さんのゼミ生です。阿部さんも『学び合い』の手ほどきは私がしました。ということで、目の前にいる学生・教員は、弟子・孫弟子・ひ孫弟子です。いずれも、『学び合い』のDNAを受け継いでいる人たちです。

 私もあと数ヶ月で60歳です。でも、自分の学灯が受け継がれることを喜びます。私が引退後は、私のくびきを脱し、ブレイクすると思います。それが楽しみです。

[]出張 14:41 出張 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出張 - 西川純のメモ 出張 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 来週の13日に広島県福山市立内海中学校で講演です。久しぶりの出張。

19/06/04(火)

[]バカ 21:33 バカ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - バカ - 西川純のメモ バカ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミの学生は、見た目は多種多様です。でも、私を選ぶ段階で大多数の学生とは違います。

 西川ゼミのミッションは「自分の心に響き、多くの人の心に響く教育研究を通して、自らを高め、一人も見捨てない教育・社会を実現する」(http://bit.do/eUbhF)です。馬鹿げていますね。でも、私は語ります。だって、信じていますから。

 本日、ゼミ生が数千円があれば、世界を変えることをすると言い出したのです。耳を疑いました。ゼミ生がやろうとしていることは、とても大変なことです。それを聞いていた別な院生が、私もと言い出したのです。

 私は思いっきり笑いました。そして、財布から万札を渡しました。

 ゼミ生たちは「おつりは?」と聞くので、「いらん」と応えました。そうしたら彼らは「今日、ラーメンを食べに行こう」と言うのです。

 私は、こんな学生のゼミの主催者であることを誇りに思います。

 彼らは平均的な常識から言えば、バカです。愛すべきバカです。私が言う世界の子どもの幸せを理解できるほどのバカです。

追伸 一寸補足すると、彼らは今、英訳作業をしています。数千円のかけると、英文作成に関するあるサービスを受けられて、効率よく英訳できるそうです。それさえあれば、現在の英訳作業も進むし、そんだったらもう一冊英訳したいと言いだしたのです。

19/06/03(月)

[]予防 21:27 予防 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 予防 - 西川純のメモ 予防 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この記事(https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20190602-00128440/?fbclid=IwAR3njO85nt6kEDASBtsdLQlrLcn63ScrNRd_wU5AJsQrtwf8JnLpf71Lqrc)を読んで、それを視聴したいと思った。人が本気で何かを語るとき、それは聞くに値するものがある。

 が、違うと思う。

 何かが起こった後で、どうするかという論より、それが起こらないようにするには何が必要なのか、だ。この事件も、農業水産省次官の事件も、もし、繋がっている人がいたならば、と思う。

 特別支援の必要な子どもは、学校教育にいるあいだは手厚い。が、卒業した後は「自己責任」の世界。だから、学校教育のうちに「自己責任」に対応できるようにしなければならない。それは全ての子どもが同じ。それは今回の事例と同じ。

 私たちの本(https://amzn.to/2WI2Cba)で、色々な事例を紹介しました。

 ある知的障害の子どもがいました。キティちゃんが大好きです。キティちゃんを卒業する年齢になっても卒業できません。しかし、小学校の時の友達が「おかしいよ」と言ったら、その途端に卒業しました。おねしょを卒業するのは「お泊まり保育」ではないでしょうか?子どもは親に対しては子どもですが、仲間に対しては大人になろうとします。

 あ~、自分がすべきことの重さを感じます。私にとっては当然なことを、一般化する責務。

[]燃えるもの 18:18 燃えるもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 燃えるもの - 西川純のメモ 燃えるもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生のブログ(https://kohdai-0321.hatenablog.jp/entry/2019/06/02/%E3%80%8C%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%82%92%E6%AE%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%82%92%E6%AE%8B%E3%81%97%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%8D)を読んで思ったこと第2弾。

 研究者として学術論文を書きまくった。それによって多くの学会から賞をいただいた。しかし、今は論文を書きたいという渇望は低くなっている(もちろん、書いていますよ。いまでも)。理由は、あまりにも先に進みすぎていて、そこに書かれていることが現実社会に反映されるまでの乖離が激しすぎるのです。

 そこで情熱を傾けたのは書籍です。学術研究で明らかになったことを、一般の教師の方々に理解していただき、実践していただくための本を書きまくりました。しかし、今は本を書きたいという渇望は低くなっています(もちろん、書いていますよ。いまでも)。理由は、多くの先生方が求めるようなレベルのことに対応する本はほぼ揃いました。私の書きたい本はありますが、それを求める人は多くはなく、書籍として成立しないと思えるからです(でも、2030年教師の仕事はこう変わる https://amzn.to/2Z0mq7h が売れたのはビックリしましたが)。

 あとは、『学び合い』を実践する人が閾値を超えることを待つことです。もちろん、クリステンセンやムーアの戦略のように、小規模な市場で市場占有者になることが、パンデミックを早く起こす道であることは理解しているのですが、その市場は何なのかは分かりません。色々な方がやってみて結果が出るのを待っています。

 ということで、今の私は「待ち」の状態です。しかし、攻め続けて三十年以上過ごした私にとって「待ち」は辛いものです。

[]捨てる 18:05 捨てる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 捨てる - 西川純のメモ 捨てる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生のブログ(https://kohdai-0321.hatenablog.jp/entry/2019/06/01/%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%AF%E3%80%82)を読んで感じたこと。それは私が大学院で最初の論文書いてから、常にこのゼミ生と同じだったということです。

 私の好きな言葉に、ドラッカーの「自らの製品、サービス、プロセスを自ら陳腐化させることが、誰かに陳腐化させられることを防ぐ唯一の方法である。」という言葉です。化学企業として長く生き残っているデュポンの戦略を述べたものです。デュポンは1938年にナイロンを世に出したとき、直ちに、これと競争できる新しい合成繊維の研究を始めたのです。ナイロンの良さと同時に限界を一番知っているのは開発したデュポンです。だから、デュポンがその改良をし続ける限り、他社が追いつくことは難しいのです。

 西川ゼミで『学び合い』の原型となる最初の研究を手がけたのは1999年度です。そして、書籍として表したのは2000年です。それ以降、常に過去の『学び合い』を陳腐化してきました。(その過程は『学び合い』の手引き・ルーツ&考え方編に書いてあります https://amzn.to/2YXRDrA

 2000年当時の『学び合い』のテクニックを我々は使いません。その当時の『学び合い』は一般人には理解しやすい形ですが、子ども達を信じ切っていなかった。また、『学び合い』の子ども観を学校観の上位に捉えていた。今は違います。学校観さえ分かっていれば、全てのテクニックを捨てても『学び合い』は成立することを知っています。

 一人も見捨てない教育と社会の構築という願いは不動です。しかし、テクニックや理論は爆走しています。『学び合い』を実践する方々もどん引きするようなヴィジョンを持ち、それを理解されるように整理しています。私は研究者です。フロントランナーでいてなんぼのものです。その座を簡単に明け渡すつもりはありません。

 だから、過去の『学び合い』のテクニック、そして理論すらも捨てて、それらを陳腐化し続けています。過去の『学び合い』は私にとって「な~んちゃって『学び合い』」なのです。

19/06/02(日)

[]子どもの苦しみ 21:57 子どもの苦しみ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 子どもの苦しみ - 西川純のメモ 子どもの苦しみ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子どもが苦しんでいる統計データはあります。しかし、私はそれをツールとして使いますが、共感は出来ません。私が愛した教え子の苦しみが、私の基準です。色々な言説を読んでの判断は、私の教え子の苦しみを絶滅できるかです。そのためには、その言説を子どもたちに語って、一部でも共感できるか否かです。これを二十年もがいて到達したのが『学び合い』です。

[]自負 21:47 自負 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自負 - 西川純のメモ 自負 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミがやっていることによって、十数人の子どもの命が助かったと思う。数千人の子どもが地獄の苦しみから1年間逃れられたと思う。

 我々が歩みを1ヶ月止めれば、地獄の苦しみの中でいるこどもの苦しみは1ヶ月伸びる。

 それが、どれほどの意味があるだろうか。

 私はそれが恐ろしいので、土日もなく、毎日、ずっと何かをしています。

 そのような人が増えればいいなと思います。

 本日、あるゼミ生に語ったことです。私は、上記を本気で信じています。

[]飛び込み授業 17:20 飛び込み授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飛び込み授業 - 西川純のメモ 飛び込み授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月11日に千葉県柏市の小学校で、西川ゼミのゼミ生の飛び込み『学び合い』授業があります。今回は現職院生と学部生です。学部生では西川ゼミ初の飛び込み授業デビューです。

 ということで参観希望の方は6月5日までに西川まで連絡下さい。

19/06/01(土)

[]メンバー 13:56 メンバー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - メンバー - 西川純のメモ メンバー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ学生の紹介HPが出来ているのを最近知りました。なかなか、的確な紹介文だと思います。https://nishikawa-lab.jimdo.com/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC/