西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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19/01/04(金)

[]改革 17:48 改革 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 改革 - 西川純のメモ 改革 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先ほど、高校普通科の改革は中途半端になると申しました。では、我々にとってこの改革は意味ないのでしょうか?ありますよ、もちろん。改革に踊らされるのではなく、改革によって踊らせればいいのです。

 人工衛星スプートニクをソ連が飛ばしました。それに慌てて、アメリカは莫大な予算を科学教育につけたのです。でも、スプートニクがソ連の科学技術によって生み出されたのではなく、ベルリンにいたドイツの科学者をソ連に連行したから出来たモノです。

 ということを知っているのですが、「ソ連の科学教育に後れを取ったからだ」と政治をして、国防教育法を成立させた切れ者がいたのです。

 踊らされるか、踊らすか、どちらになりますか?自明ですよね。

[]高校普通科 17:20 高校普通科 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校普通科 - 西川純のメモ 高校普通科 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 政府は高校普通科を抜本改革するそうです。でもね、まあ中途半端になるでしょう。本当にとんがった学科をつくるならば、通信制による普通科しかあり得ません。だって、指向性のハッキリした生徒が一定地域に一定人数いることはあり得ませんから。でも、「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」という工業化社会のコードから逃れられない文部科学省には無理でしょうね。どうやっても、学術的には定義不能な基礎的・基本的な学力の保証という呪縛から逃れられないですから。

[]富の未来 17:07 富の未来 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 富の未来 - 西川純のメモ 富の未来 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が今後の社会を思うとき、その最も基礎となる理論はアルビン・トフラーです。今から30年以上の著作ですが、驚くほど現在を正確に予言しています。

 その中に「富の未来」(https://amzn.to/2TmlhE6 https://amzn.to/2Tu33Rk)という本があります。実に、示唆に富んだ本です。ものすごく短く言うと、工業化社会における富はみんながほしがるモノが富なのです。ところが脱工業化社会においては、一人一人が己の富を創造するのです。一人一人が個性的な富を求めるならば、希少性は生まれません。結果としてお安く富を得ることが出来ます。

 私の数少ない趣味がブックオフに行って、気に入った100円コーナーの本を買うというモノです。100円コーナー以外では買いません。

 本日は錦糸町に泊まります。そこで、上越妙高駅から新幹線で東京駅についたら、飯田橋に行きました。その後、秋葉原、亀戸、錦糸町に行き、4つのブックオフで本探しです。2時間半かけてまわりました。結局、飯田橋、秋葉原では欲しい本が見つからず、亀戸で単行本2つを見つけました。前から欲しかった本なので嬉しかったです。一般の人から見れば、馬鹿馬鹿しいですよね。でも、多くの人が馬鹿馬鹿しいと思うものだからお安く楽しめる。

 これからの社会、多くの人は稼げない。稼げない中で楽しむには、富を創造する必要があるのです。

[]臨床教科教育学会 16:50 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日の臨床教科教育学会に参加するため東京におります。この学会は学術と実践を本当の意味で往還する学会として設立された学会です。象徴的なのは今回の全国大会です。

 会場は都立科学技術高校です。私の知る限り、日本学術会議に登録されているレベルの学会の全国大会で会場が高校だったことはありません。

 ちなみに朝一番に座長の仕事がありますが、それ以外は控え室でぼーっとしています。私と話したい方、どうぞ。学会員以外の参加も歓迎します。なお、帰りの電車の関係で懇親会は早めに退出します。ですので、話したいことがあれば、お早めに。

[]教師 06:15 教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師 - 西川純のメモ 教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は苛つき、怒り、吠えます。

 私が100年のスパンで物事考えられたら、いや、20年ぐらいのスパンで物事を考えられたらゆったりと構えていられます。数十年に現状の学校教育制度は破綻します。もし、そうなっていなければ日本が破綻します。

 日本は工業化社会では生きていけません。それで生きようとするならば、現在の発展途上国並みの生活に戻るしかありません。先進国として生き続けようとしたならば、「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」した教育で個別最適化した製品・サービスを生み出さなければならない。その脱工業化社会を文部科学省は工業化社会のコードである、「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」でやろうとしている。無理です。

 学校は就職予備校ではないと思っている教師には、経済・産業界が求める人材は育てられません。ここ20年の中央教育審議会の答申にある「社会」とは経済・産業界という言葉に置き代えれば、答申の真意が分かります。現在の学校制度はことごとく形骸化しました。

 経済・産業界は日本の学校教育が育てられない人材を海外に求めました。これからどんどん外国籍の子どもが学校に入ってくる。その多様性を日本の学校は受け止めることは出来ないでしょう。

 だから、現状の学校教育制度は破綻すること、そうなっていなければ日本が破綻することを確信しています。しかし、日本が破綻する前に為政者は学校制度を変えるでしょう。たとえ100万人弱の教師が反対しても、国鉄をJRにしたように。

 だから、頭も心も研究者だったらゆったりと構えればいいかもしれませんが、私には出来ません。私は教師ですから。頭は研究者ですが心は教師です。

 バブル崩壊してから学校教育を卒業し社会出たが非正規雇用になった人たちは五十代に突入しようとします。その人たちの中には独身で、生活保護での老後に突入する人たちが多いのです。目の前にいる子どもたちの半数はそういう未来に繋がっている。これは私の妄想ではなく、政府統計に基づいています。

 私は教育を現象とみていない、子どもたちという言葉を使うとき、リアルな一人一人の子どもを想定しています。ぽつんとしている子どもが『学び合い』で救われるとき涙を流して喜びます。しかし、同時に孤独の中にいる子どもを想像し涙します。

 日本の子どもの2割はちんぷんかんぷんな授業を週30時間聞かなければならないという拷問を12年間受けなければならないのです。

 余裕を失い、教育力が低下した職員室は、多くの教師の心を蝕み、退職に追い込みます。

 ということを知っている私は数十年レベル、ましてや百年レベルでゆったりと構えることは出来ません。だから、私は苛つき、怒り、「なんで、視野が数年レベルを超えず、面白い授業、分かりやすい授業レベルを超えられないんだ!」と吠えます。そして、「リアルな子どもたちは現在も不幸だし、今後、悲惨な未来に誘っているのは自分たちと自覚せよ!」と。