西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

19/01/31(木)

[]納得 21:54 納得 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 納得 - 西川純のメモ 納得 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の浦和高校での講演でベテランの先生から鋭い質問を受けました。私なりの説明をしました。が、その先生方を納得するレベルには至りません。結局、事実として伝えねば。種はまきました。それに水をやるか否かはその学校の先生が決めることです。楽しみです。

[]浦和高校 10:42 浦和高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 浦和高校 - 西川純のメモ 浦和高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の朝、浦和高校には私の仲間が3人いることが判明しました。私の経験上、3人がいて、そのうち一人が三十代後半、そして異学年合同『学び合い』をやれば学校は変わります。

 普通の高校だって、高校3年生になれば、「授業しないで自習させろよ」と思います。しかし、浦和高校の子どもは小学生の頃からそう思っていた子どもたちが多い。やりゃ簡単です。ポイントは一人も見捨てないことは自分にとって得であることを語れるか否か。

 『学び合い』には理論と方法論が完備されています。

19/01/29(火)

[]世界計画 21:24 世界計画 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 世界計画 - 西川純のメモ 世界計画 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、英語本を創っています。みんなで創りましょう。今年度末までにゼミ生と同志の力で本を出します。でも、みなさんで完成度を高めてください。KDPの規定があります。でも、Kindle Unlimitedだったら無料の設定にします。ALTの人に読ませてください。

 日本人は海外からの影響には弱い。その節はよろしくお願いします。

 妄想しましょう!

[]ビックリ 16:20 ビックリ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ビックリ - 西川純のメモ ビックリ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『2030年 教師の仕事はこう変わる!』(https://amzn.to/2G7JlaA)がなんと4刷になることが決定しました。ビックリです。本当に、時代がどんどん私に近づいてきている。

 これを読んでいる方にお願いです。「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(https://amzn.to/2DFsyd7)に書いているように「嫌です」と言って下さい。それが若い教師、これから教職を目指す若者、そして他ならないあなた自身の身を守ります。今のシステムは破綻しています。中央教育審議会は、年単位の変形労働時間制というとてつもなくバカげたもので誤魔化そうとしています。すいませんが、この人達にシステムを変える力も知恵も無い。無茶苦茶になる前に、早めに破綻した方が、移行期間が短くなります。

 「嫌です」と言いましょう。

 「子どものため」という人の言葉を信じてはいけません。保護者や地域や、他ならない同僚に説明するのが嫌なだけです。何故なら、説明しようとする人だったら、5年後に解消するための手立て(本に書いてあります)をしているはずです。とりあえず、自分の任期中は波風立てたくないだけの小役人根性なのです。

[]ゼミ開放日 16:03 ゼミ開放日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ開放日 - 西川純のメモ ゼミ開放日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今月のゼミ開放日には8人のお客様がおいでになりました。来月のゼミ開放日は2月11日、12日です。今年度最後です。おそらく、新年度の4月はないと思います。ご希望の方は以下より登録ください。https://nishikawa-lab.jimdo.com/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%AE%A4%E9%96%8B%E6%94%BE%E6%97%A5%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

[]世界を変える 16:03 世界を変える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 世界を変える - 西川純のメモ 世界を変える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生のSちゃんは2019年3月31日までに、「『学び合い』を成功させる教師の言葉がけ」を英訳することを宣言しました。世界が変わります。

19/01/28(月)

[]終活 22:00 終活 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 終活 - 西川純のメモ 終活 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が駆け出しの時、本を出版すると関係者に謹呈していました。それに対して、返事をする人と、返事をしない人がいます。返事を常にする人はごくわずかです。その方々は、各界で活躍している一番忙しい方です。返事は短いですが、とにかく返事をする方々です。そういう生き方をしているから、各界で活躍できるのだろうと思います。

 高校生の時、大好きだった渡部昇一の本に世間を狭くすることの大事さを書いてありました。新鮮でした。が、それが実感できるのは最近の5年ぐらいのことです。拡大ではなく、人生をまとめたいと思い始めたからでしょう。

 この数年、年賀の挨拶の返事がない恩師から寒中見舞いをいただきました。終活のため出さなかったのこと。いつも通り、手書きの年賀状。文字は昔通りの文字。先生にお手を煩わす気は無く、ただ、近況を伝えたいだけ。でも、返信は無用ですと書けば、恩師はもっとプレッシャーを受けることは自明です。ですので、何もしません。私は今年還暦、恩師は今年九十一。私は恩師のように年を重ねられるだろうか?

[]可愛い 21:13 可愛い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 可愛い - 西川純のメモ 可愛い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 駄目だ、ゼミ生が可愛い。抱っこして、高い高いしたくなる。(本当にやったら、一発で腰痛になりますが)

19/01/27(日)

[]浦和高校 21:19 浦和高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 浦和高校 - 西川純のメモ 浦和高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月31日に浦和高校で講演します。本日は、そのプレゼンを創っていました。

 難しい。今までにも進学校で講演しました。でも、県トップ校ではない。普通の進学校の場合、普通の子どもが一定数います。ところが県トップ校の場合、その割合が少ない。そして、そこの教員意識も「東大何人」というプレッシャーがかかっています。だから、普通のプレゼンが使えません。で、0から創りました。

 でも、最後は教師の心に訴えたい。高校教師の悩みは同じです。分かってくれる人はいます。

[]群馬の会 12:10 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月23日に群馬で『学び合い』の会が開かれます。私も講演します。何を話すかまだ決めていません。https://kokucheese.com/s/event/index/553769/?fbclid=IwAR3E9zfxN9W82THhZ8Skw4UwWycIXgrm61-ODTi4jx4Kn0lVpPm7Y79QBIg

[]読んでいない 08:47 読んでいない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 読んでいない - 西川純のメモ 読んでいない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 朝一番で、以下の質問を受けました。

 

 

西川先生

おはようございます。青山新吾先生と岩瀬直樹先生の共著「インクルーシブ教育を通常学級で実践するってどういうこと?」P56についてお尋ねです。青山先生のゼミ生が卒論で『学び合い』を取り上げ結論として以下の結論が導き出されたということで本に載っておりました。

以下引用 P56より

青山 『学び合い』の話が出ましたが、僕のゼミ生の卒業論文で「学習で苦戦している子どもは本当に『学び合い』で学べているのか」というテーマをとりあげました。(そのゼミ生は)さまざまな書籍に当たって、記述上、それが証明されているのかどうかという観点から整理しました。結論をいうと「個としてどうだったかはほとんど記述されていないし、その子がどう学んだのかの記述もなかった。どの子も学べると主張するならば、記述の改善の余地がある」となっていました。一人ひとりの子にとって何が起こっているのかは、もっと読み解いていかなければならない、それがそのゼミ生の結論でした。

引用終わり

お尋ねというのは、学部生の卒論での結果から掲載されていますが市川先生の論文から考えるとこの結論は導き出せないことではないかと思いました。西川先生はどのようにお考えになられますか?

 

 

 私は以下のように応えました。

 

 笑いました。もし、その学生さんの言う「学習で苦戦している子」というのが特別な支援が必要な子どもという意味だったら、以下は読まれたのでしょうか?

 

西川純(2008.4):気になる子の指導に悩むあなたへ、学び合う特別支援教育(単著)、全150、東洋館出版社

西川純、間波愛子(2015.2):『学び合い』で「気になる子」のいるクラスがうまくいく!、全146頁、東洋館出版社

市川寛、久保田善彦、西川純(2007.6):小学校算数科における自由な相互作用と学力向上に関する研究、協同と教育、日本協同教育学会、3、10-20

水落芳明、小日向文人、久保田善彦、西川純(2008.3):発達障害を持つ学習者のいる学級における「学び合い」の事例的研究、日本教科教育学会誌、日本教科教育学会、30(4)、39-48

浅川浩佑、深山智美、鈴木翔、桐生徹、西川純(2017.6):特別支援学級に在籍する児童の自らのキャリアへの考え方の変容に関する事例的研究、臨床教科教育学会誌、臨床教科教育学会、17(1)、1-8

 

 また、「学習で苦戦している子」が一般的な意味だったら、2001年以降の私の学術論文(https://bit.ly/2mkJAC7)を一つでも読んだことがあるのでしょうか?

 まあ、私の教師向けの『学び合い』の入門書、それも特別支援教育を以外の本、例えば『学び合い』ステップアップ他数冊を読んでの結論でしょう。まあ、学部の学生さんだったら、その程度なのかもしれません。不思議なのは青山さんが何故指導しなかったか?です。聞いていただければ、基礎的な文献を快く教えたのに。

 何も読まずに、『学び合い』に対して云々する。困ったものです。

 ま、慣れていますが。

[]矢面 07:13 矢面 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 矢面 - 西川純のメモ 矢面 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今回の働き方改革に関する答申(http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2019/01/25/1412985_1_1.pdf)で重要で高く評価できる点があります。それは第4章です。是非、お読みください。しかし、これは「関係省庁をはじめとした国の各機関に対して,また PTA 等の団体と連携して保護者に対して,あるいは政府広報等を活用して社会全体に対して明確にメッセージを出すこと」をするか否かの一点につきるのです。「こうしてください、あとはお任せします」では実効性がありません。その点、最近の合田さんの発言に現れた文部科学省に大いに期待しています。

[]無知 06:00 無知 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無知 - 西川純のメモ 無知 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 国の教員に関する働き方改革に関して、私はサービス残業を月45時間はしなさいという方向で進んでいると思い、発信しました。そうしたら「45時間残業しろ、ではなく、国は残業は45時間以内に抑えて早く帰りなさいと言ってるんです。嘘はよくないですよ?」というレスをいただきました。

 教員の皆さん、知らない人はそう考えるのです。

 第一に厚生労働省の過労死レベルを超えている教員の勤務実態を知りません。月45時間以上の残業は記録に残さないようにするだけのことです。さらに言えば、年単位の変形労働時間制によっていくらでも過労死レベルの勤務実態を無しにすることが出来ます。仕事量を減らさなければ何の解決にもならないのに、そこには具体的な提言が何もない。

 第二に、給特法を分かっていない。民間と同じに考えています。教員の残業は、サービス残業なのです。超勤4項目でない残業は1時間もあってはならない。過労死レベルを45時間にするという議論ではなく、0を出発的にする議論にすべきです。

 答申を作成した人に悪意はないのです。ただ、無知なだけです。

19/01/26(土)

[]イノベーション 21:34 イノベーション - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イノベーション - 西川純のメモ イノベーション - 西川純のメモ のブックマークコメント

 イノベーションは無から生まれるわけではありません。大抵は他の分野のアイディアを結びつけることから始まります。でも、そこから生まれるのは大抵は改良、持続的イノベーションです。

 天才的な発見は別として、多くの改革、ブルーオーシャン、破壊的イノベーションは、今まで後生大事にしていたことを「捨てる」ことによって生まれます。

 中学校、高校の教師の皆さん。子どもは本当に部活を望んでいますか?部活が成り立たなくなっている学校は多いですよね。だったら、授業を部活のようにしませんか?

 「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(https://amzn.to/2FOMn45)には無理なことは何も書いていません。5年先を見越して、校長が中学校の説明会で5年後に部活を整理することを言えばいいのです。反対勢力は保護者ではありません。部活大好きの一部教員です。そのために、全廃ではなく、常勤教員の人数の3分の1の数まで部活を制限するのです。

 その代わりに、社会体育への移行を促すのです。部活大好きの人は勤務校ではなく、家の近くの社会体育の顧問になればいい。そうすれば移動に関係なく、10年でも20年でも同じチームの顧問になれます。

 実験室の薬品の管理のために事務仕事が増えたなら、実験をしなければいいのです。

 インフルエンザの管理は保護者がやるべきです。怪しい子どもは医療機関に任せればいい。

 要録を含めて電子化すればいい。

 登下校の管理は、学校の仕事ではないことを法的に説明すればいい。

 保護者からのクレームは来るでしょう。クレーム先は市町村であることを言えばいい。3年後にクレームを言う保護者は殆どいなくなります。

 ようは、校長が、教育委員会が、自分の任期中にそれをやるのが嫌なだけです。法的には決着はついています。そして、自分の任期の後の布石をする人がいないのが残念です。

追伸 どこか一つの都道府県でも、この戦略にのれば5年間は大勝ちを享受できます。東京かな?大阪かな?私立というオルタネーティブがあるから。

[]戦国時代 18:42 戦国時代 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戦国時代 - 西川純のメモ 戦国時代 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本年度の教員採用試験で最低倍率だった新潟県、本気になって人材確保に本腰です。一読下さい。この影響は多方面に及ぶでしょう。私が一番先に思い描いたのは、東京と埼玉です。なかなか合格できない頃、新潟県出身の学生に「とりあえず、東京か埼玉を受けなさい。まずは就職しなさい」と言いました。彼らは40歳代の脂ののりきっている教師になっています。激しい争奪戦になるでしょう。中堅をゴッソリとられたら、成り立たない都道府県は生まれます。戦国時代ですね。

 このような中堅の争奪戦になるならば、働き方改革も本腰になるかも知れません。

http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/421/399/henkouten2019_042421,0.pdf

[]おかしいな~ 06:34 おかしいな~ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - おかしいな~ - 西川純のメモ おかしいな~ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 前にも書いたことです。

 中央教育審議会が。教員の残業時間を原則月45時間以内とする指針の順守を柱とし、労働時間を年単位で調整できる「変形労働時間制」の導入も提言しました(https://www.sankei.com/life/news/190125/lif1901250025-n1.html)。

 今の枠組みのなかではこの程度なのでしょうね。

 でも、これは教員は月45時間のサービス残業はしなさい、ということと同じです。それに、これを提言している人たちは、教員は夏休みは暇だと思っている。教員の方にとっては噴飯物ですね。

 このままでは、教員採用試験では「自分の名前を楷書で書きなさい」という試験になるほど、教員のなり手が無くなる。その尻拭いは都道府県教育委員会です。これから大変なことになります。

 非常に狭い意味での利害には一致しています。うちのゼミ生が合格しやすくなる。ゼミ生には合理的で合法的な手の抜き方を教えますから。

19/01/25(金)

[]頼もしい 21:30 頼もしい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 頼もしい - 西川純のメモ 頼もしい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日のゼミでビックリしたこと2件。

 まずは、昨日の飛び込み授業、選択科目の授業です。ビックリ。

 『学び合い』の手だれた人でも困難な状況です。

 『学び合い』の最初の語りは「一人も見捨てずに」です。普段暮らしているクラスの場合、そう思っていなくても、そう思ったふりをします。ところが選択科目の場合、そうしなくてもいい。だから、大変なのです。

 それを乗り越えたゼミ生は凄いと思います。

 ものすごく、愚痴られました。ま、私に甘えたいのでしょう。

 もう一件。

 次の飛び込み授業をやる学生から、先生は黙っていた欲しいということです。

 飛び込み授業の後の授業検討会、参観者から色々な質問が来ます。

 授業者であるゼミ生が応えるのですが、私が横にいるとやりにくいとのこと。

 もとより、私は何もしゃべるつもりもありません。今回はゼミ生の飛び込み授業に私も参加するまれなケースです。

 で、私は授業者の席に座らず、参観者の最後列に座るつもりです。

 いずれも、頼もしい。

 ということで、自慢します。

 うちのゼミ生は凄いんだぞ!と。

[]見取り 06:59 見取り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 見取り - 西川純のメモ 見取り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』には仕掛けがあります。子どもと教師の全員にICレコーダーを装着し、ビデオカメラで記録し分析する。それを3ヶ月から数年。そのようなデータに基づく仕掛けです。根拠俺とは違います。

 西川ゼミの学生(現職経験無し)が2時間の飛び込み授業で手のかかるクラスを変えることは出来るのは、その仕掛けを知っているからです。ツボどころはどこかを見取り、そのツボにあった行動をする。その行動がさりげないので、何もしていないという誤解が生じる。

 見取りにも4段階あります。教材、指導法、学習者、学習者集団。研究会の会話を分析すると、殆どは教材、指導法レベル。一部学習者が入ります。しかし、学習者集団レベルを語れるのは郡市で数人。その見取りを『学び合い』ではしています。全て実証的データによって構築しました。

 研究会で、一つの班に張り付いてメモをとっている人がいます。しかし、それでは学習者の見取りは出来ますが、学習者集団の見取りは出来ません。教室全体を俯瞰し、ツボが生じた兆候を看取って、そのツボにあった行動をする。そのツボがいつ、どこで生じるか分からない。だから全体を俯瞰する。

 多くの教師は、「その子」を動かすための見取り、行動をします。しかし、『学び合い』では、集団全体を動かせるツボとなる「その子」を見いだす見取りと行動をします。両者は全然違います。だから、従来型の授業者で、それが出来るのは本当にまれなのです。

 ということは本を読まないと分からない。

19/01/24(木)

[]誠実 06:53 誠実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誠実 - 西川純のメモ 誠実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は毎日、多くの人から『学び合い』に関する相談を受けています。この二十年間、ただの1回も不誠実であったことはありません。一期一会がどれほどの意味を持つかを知っているからです。

 10年前に関西の学生さんたちが、いきなり私に会って話したいというメールがありました。翌日、あって2時間ほど話しました。ただ、それだけのことです。しかし、その学生さんは行動し始めたのです。それは別の人の行動に繋がり、それが別の人の行動に繋がり、それが・・・・。

 最近、その2時間が無ければ、絶対に出会わなかった二人に子どもが授かったことを知りました。

 『学び合い』は伝搬力が強い。短時間の誠実であっても、その影響力は巨大だと思っています。だから、自分と家族に迷惑にならないならば、どんな人に対しても誠実でありたいと思っています。 

[]和歌山の会 06:26 和歌山の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 和歌山の会 - 西川純のメモ 和歌山の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月24日に和歌山で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/s/event/index/552782/?fbclid=IwAR2KohtiGorHBnmBlPiFJhALP6RBW9tLITqhkLT7H-8O7_1BxP1iBLWIOK8

19/01/23(水)

[]語り 22:36 語り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 語り - 西川純のメモ 語り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 飛び込み授業する学生が出発前に最後に私に聞いたことは「最後に何を語ったらいいでしょうか?」です。私は以下のように語りました。

「君たちはその子どもたちに会えるのは今日の2時間だけかもしれない。おそらくそうだろう。でも、それによって救われる子どもはいる。生き死にのレベルを決めるかもしれない。その思いで語りなさい」

 ゼミ生は大きくうなずきました。

 可愛いな~。

 素直な人が成長が早い。

[]タイプ 22:14 タイプ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - タイプ - 西川純のメモ タイプ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々な方から『学び合い』に関して相談を受けます。それに対して、電子メールやテレビ電話でサポートします。サポートしながら色々なことを考えます。

 ムーアのキャズム理論で述べていますが、イノベーターとアーリーアダプターは新たなモノ・サービスを使いこなすには時間と手間が必要であることを知っています。その代わり、多くを求めます。一方、アーリーマジョリティは時間と手間をかけることを嫌がります。具体的には失敗を嫌い、すぐに成功することを求めます。

 最低限、読むべき本を紹介しますが、それを全部読むのがイノベーターとアーリーアダプターで、そのうちの1冊でなんとかしたいと思うのがアーリーマジョリティです。これは話しているとどちらかは分かります。残念なのは1冊だけでやれば失敗する可能性が高まります。しかし、アーリーマジョリティはそれを嫌う。これを乗り越えるにはイノベーターとアーリーアダプターを十分に増やし、会を開き、耳学問で学べるようにするしかないです。

 視野が「面白い授業・分かりやすい授業」か「子どもの一生涯の幸せ」かで初めて数年後に差が出ます。『学び合い』はシンプルで安定した結果を出せます。だから、数年の実践で「面白い授業・分かりやすい授業」は実現します。そうなると、それ以上を求めなくなります。でも、「子どもの一生涯の幸せ」ならば、その先を求めます。そして、授業で一喜一憂しなくなります。まあ、読書しながら車に乗ると車に酔い、遠くの方を見ていると車に酔わないのと同じです。

 集団全員がイノベーターとアーリーアダプターであるのは不健全です。『学び合い』を蛇蝎のように嫌うラガートが一定数いることは健全です。そして、過半数のアーリーマジョリティ、レイトマジョリティが「面白い授業・分かりやすい授業」を求めるのも健全だと思います。

 でも、年をとると我が儘になってきます。アーリーマジョリティ用のホールプロダクトは十分に構築しました。だから、私はイノベーターとアーリーアダプターとだけ関わる生活をしたいなと思うのです。西川ゼミのゼミ生はかなり有能です。おかげで、そのような生活が出来るようになりました。ありがたい。

追伸 今日もゼミ生が飛び込み授業+校内研修である高校に行っています。出発する前に「大丈夫でしょうか?」なんて可愛いことを言っていましたが、私は完全に安心しきって送り出しました。彼らは自分で思っている以上に、『学び合い』脳になっています。ふぉふぉふぉ

19/01/22(火)

[]暴言対処法 19:37 暴言対処法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 暴言対処法 - 西川純のメモ 暴言対処法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 暴走族の生徒から「おめーなんて、嫌いなんだよ」と怒鳴られたときのことです。私は「満面の笑み」で「そうか。でも、俺はおまえが好きだよ」と言いました。そうしたら、その子は「え!?」とビックリした表情、その後、少し口角が上がりました。

 高校に勤めて多くの先輩教師からかわいがられました。いっぱい飲みました。そして、色々な事例を教えてもらいました。この切り返しは、その中の1つです。最初はテクニックでしたが、しばらくすると本心から言えるようになりました。

 暴言の対処法は、暴言を言う子どもを好きになればいい。最初は演技でもいい。

 ただし、これは一斉指導でのテクニックです。『学び合い』だったら距離を置けばいい。教師の代わりに繋がって、ただす子が生まれますから。

 教師が子どもを本気になって怒ったとしたら、それは教師という立場から、子どもの同じ平面に立ってしまったのでしょうね。

 ま、偉そうなことは言えません。私だって怒ったことがあります。過去のメモです。これ以降、学生さんに対して怒っていないので、これが私の怒りの履歴書です(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20030617/1172988763)。なお、これ以外に一人の学生に対して怒ったことがあります。正式の判定は受けていませんが、サイコパスの特徴が多くある学生でした。従って、33年間の教師人生で生徒・学生に声を荒げたのは3回で、2003年以来はありません。もちろん、手は出しません。出そうと頭にのぼりません。そもそも怒りの解消法として暴力は私の選択肢の中にありません。

[]暴力 05:49 暴力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 暴力 - 西川純のメモ 暴力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 町田総合高校で教諭が生徒に暴行した映像がネットに上がっています。それに関してある方に意見を求められました。

 まず最初に、このことを生徒対教師という文脈から離れて、未成年対成人に置き換えてみましょう。画像を歌舞伎町の路上で二人は無関係だと考えましょう。弁護士の方に伺った結果、「一概には言えません。前科無しで、殴った方に酌むべき事情が有り、傷害の程度も全治2週間から1ヶ月迄程度であれば、略式命令による罰金刑10万〜30万円程度ではないでしょうか。」とのことです。そして、暴言を吐いた未成年はおとがめ無しです。ま、当然ですね。

 それに生徒対教師という文脈が加わるのです。教師だから殴っていいという理屈はありません。むしろ、教師だから駄目という理屈はいくらでもあります。

 私の勤めた高校では、あの程度の暴言は日常茶飯事です。私も子どもたちを掌握できる前は、あの手の暴言にさらされました。しかし、一度たりとも殴りたいと思ったことはありません。理由は簡単です。暴言を吐いた生徒の方が喧嘩が強そうだからです。今回の件、見る限り、教師は「勝てる」と思ったのかもしれません。「だとしたら」、卑劣と思います。

 いずれにせよ。今回の件、教師のやったことと、生徒のやったことを比較することがナンセンスのように私は感じます。

 残念ながら「時には体罰も必要」と思っている人がいます。しかし、私の経験上、人間関係が出来ていれば体罰は不要で、人間関係が出来ていなければ体罰は無効です。必要であっても象徴的なもので十分です。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20020701/1173055210

追伸 この問題の原因を探るとしたら、その教師ではなく職員室でしょうね。職員室の教育力、学年団の教育力でしょう。私は勤務校で多くの先輩から守られていました。

19/01/21(月)

[]PDCAサイクル 12:24 PDCAサイクル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - PDCAサイクル - 西川純のメモ PDCAサイクル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 月刊教職研修の最新号(https://amzn.to/2FSjEuD)に私の考えるPDCAサイクルのことを書きました。これは第2回目の連載です。第1回目は1月号(https://amzn.to/2Cz4LKa)です。

[]残業 07:01 残業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 残業 - 西川純のメモ 残業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師の残業の恐ろしい点は、目の前に子どもがいるため、子どものための残業には充実感がある点だ。働き方改革で書類書きが少なくなっても、その分、子どものための残業が増えると思う。

 かく言う私は、土日も大学に来て、本の原稿を書いています。「これで何人かの子どもを救える」という妄想の中で。過労死レベルは超えています。まあ、家族と一緒にご飯を食べて、寝ているので大丈夫ですが。

19/01/20(日)

[]問い 22:11 問い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 問い - 西川純のメモ 問い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ツイッターで「学び合いをされてる先生っていつも悩んでいるように見えるんですが、何故なんですか?」という問いが流れた。理由は簡単です。子どもの未来、自分の未来を真剣に悩んで、槍つつけているからです。

[]違い 21:32 違い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 違い - 西川純のメモ 違い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 EdtechもICTも工業社会人と脱工業社会人では同じ技術の使い方が違います。工業社会人は全員に一律のサービスを使うことを求めます。脱工業社会人はそこに提供します。使うか使わないかは一人一人が決めるのです。これは工業社会人は受け入れがたい。

 この発想の違いは決定的です。

[]組合 15:33 組合 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 組合 - 西川純のメモ 組合 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 思いつきです。

「給特法を廃止する」というone-issueの教職員組合があっても良いのではないだろうか?

[]コード 15:14 コード - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - コード - 西川純のメモ コード - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は理科教育学で経済発展をさせるにはどうしたら良いか?それが初期の私のテーマです。それを調べるために、経団連、東京商工会議所等の政府への提言の変遷を調べました(西川、小林 1985)。その結果、二つのことが分かりました。第一に、提言の数と理科に対する予算は明らかに相関があります。つまり社会のニーズがあれば予算が付きます。第二に、戦後直後は小中高の理科教育に期待していましたが、昭和三十年代後半以降、理科教育に対する提言が激減しています。読み、書き、算の一般的な教育を期待しています。そして、高等教育の理系学部の充実を求めています。理科教育学しか視野を持っていないその当時は理解できませんでした。

 大学院の頃、コンピュータに没頭しました。大型コンピュータも面白かったですが、パソコンにはまりました。チップ(ボードじゃないですよ)を組み合わせごく単純なコンピュータを作りました。動かすには2進法の機械語です。やがて中間言語のアセンブラ、高級言語のBasicでコンピュータを使えるようになるたびに、「今までの苦労は何だったんだろう」と思いました。しかし、その頃には機械語やアセンブラを使う余地がありました。それを使いこなすと高級言語では実現できないことができます。それで学術論文を書いたことがあります。この頃に上越教育大学に理科教育学における教育工学の専門家として採用されました。その頃は、コンピュータで様々な機器をコントロールするための、インタフェースの設計、プログラミングを講義していました。

 ところがです、CP/MMS-DOSからウインドウズに変わると状況が激変します。ものすごくユーザーインタフェイスが向上します。しかし、そのために裏にあるプログラムが驚異的に複雑になり、私が追いついていけないのです。私はウインドウズを動かすプログラムを理解することをあきらめました。その代わりに、ウインドウズ上で動くユーザーインタフェイスの優れたプログラムの「ユーザー」に徹するようになりました。

 今、AI、ビックデータ、Edtechが魔法のように語られます。たしかに現在の私たちにとっては魔法のようなことを実現するでしょう。それを日本人の多くは理解する必要があるでしょうか?無いように思います。それよりも、それを使って何をするかを考えれば良いのです。その場合、必要なのはAI、ビックデータ、Edtechの技術的な理解ではなく、今後の社会のニーズはどこにあるかを理解することです。

 もちろん、AI、ビックデータ、Edtechを生み出す人は必要です。それは文部科学省が何かをしなくても、そういう人はそれにのめり込みます。むしろ、邪魔しなければ良いのです。文部科学省、そして多くの人たち、つまり工業社会人は規格化し、中央集権化します。それが邪魔です。すべての子どもに基礎的・基本的な学力を持たせたいという思いが、お節介なのです。その方面に進みたい子が望まないなら、古文を学ばなくて良い、体育を学ばなくて良い、その時間、AI、ビックデータ、Edtechにのめり込めば良いのです。

 デザインにのめり込む子どもであれば、望まないならば、数学を学ばなくて良い、物理を学ばなくて良い、その時間、デザインにのめり込めば良いのです。

 工業社会的なサービス・製品で日本が生きていこうとするならば、現状の新興国なみの賃金にまで落とさなければなりません。それがいやならば脱工業化社会の個性的で、総合的で、非同時的で、分散的で、適正規模で、地方分権的なサービス・製品を生み出さなければなりません。そのためには個性的で、総合的で、非同時的で、分散的で、適正規模で、地方分権的な教育の中で子どもは育てられなければなりません。

 古文を学ばない、数学を学ばない、というと「歪な教育」と言うでしょう。個別最適化とは他人様からは歪なのです。しかし、ピカソの絵は歪かもしれませんが、評価する人はいます。

 文部科学省の「Society 5.0 に向けた人材育成」には何度も「公正に個別最適化された学び」という言葉が出てきます。しかし、どこにも何を持って公正であるかは書かれていません。出席者のみんなは「公正」という言葉を使っているかもしれませんが、各人、べつべつな「公正」をイメージしています。では、「公正」を定められるのは誰でしょうか?それは個別最適化されるべき個々人である学習者なのです。

 また、「基礎的読解力、数学的思考力などの基盤的な学力や情報活用能力をすべての児童生徒が習得」と書かれています。しかし、何を持って基礎的なのか、基盤的なのかが書かれていません。上記と同じ共同幻想なのです。

 工業化社会人の人たちに決定的に欠けているのは、一人一人の個人が個性的であることを許される社会の姿なのです。そのため、子どもという子どもは一人もいないのに、安易に子どもという言葉を使ってしまう。

 

西川純、小林学(1985.10):戦後の経済・産業界の教育に関する要望・意見の変遷、科学教育研究、9、日本科学教育学会、100-106

19/01/19(土)

[]石川の会 21:24 石川の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 石川の会 - 西川純のメモ 石川の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 石川で『学び合い』の会が開かれます。主催者の案内は以下の通りです。お誘いします。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

学び合い』石川の会(仮)

2/2土曜日 13:30〜15:30

開催予定です!

場所は 金沢大学附属中学校です!

参加費は無料です!

[]ゼミ公開日 21:13 ゼミ公開日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ公開日 - 西川純のメモ ゼミ公開日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月のゼミ公開日は11日、12日です。詳しくは以下をご参照ください。

 https://nishikawa-lab.jimdo.com/?mobile=1

[]調布の会 08:04 調布の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 調布の会 - 西川純のメモ 調布の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 主催者の案内は以下の通りです。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

第1回 調布『学び合い』の会を開催します。

⭐️日時⭐️

1月26日(土)15時から17時まで

⭐️場所⭐️

調布市立多摩川小学校

6年1組の教室(4階)

⭐️住所⭐️

〒182-0025 東京都調布市多摩川3-21-1

⭐️内容⭐️

・自己紹介

・実践交流

・フリートーク(いわゆるおしゃべり)

・その他やりたいことは何でも🆗

(ご提案ください)

第1回目は夢や自分の実践などゆったり楽しくおしゃべりしましょう‼️

参加できる方はコメントください⭐️

[]原因 08:02 原因 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 原因 - 西川純のメモ 原因 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「「お金なくミルク買えず」2カ月男児死亡 母親逮捕」(https://bit.ly/2W1e7aC)痛ましい事件です。では、この事件の原因は何か?

 もし、母親、その父に生活保護という制度があることを教える人がいたら?福祉課に一緒に行って手続きをしてくれる人がいたら?この家庭とつながり、見守っている人がいたら?

 そのような人を全ての人に与えられる場はどこでしょうか?

 学校です。

 全ての人に与えるとしたら、どんな授業が必要でしょうか?

 週イチの特別活動で十分ですか?

 子どもの学ぶ時間の多くは教科学習です。

 減々法・減加法、仮定法過去完了、そんなものより遙かに大事です。

 『学び合い』は面白い授業、分かりやすい授業を目指しているのではありません。もちろん、結果的に面白く、分かりやすい授業になります。しかし、本当の目的は、子どもたち全員が一生涯幸せに生きられることを目指しています。それを決定するのは学校です。学校で得られる仲間です。それを組織的に実現できるのは学校しかない。小学校から高校までの全ての教科学習で一人も見捨てないことが自分にとって得であることを学ばせたい。

[]普通科 06:53 普通科 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通科 - 西川純のメモ 普通科 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高等学校の普通科を改革しようとしています。多様化の方向性は正しいと思います。ようは、大学進学予備校から就職予備校に変われるか否かです。とりあえず進学を勧めるしか出来ない教師のままなら、何も変わらない。「中卒より高卒、高卒より大卒。同じ高校、大学なら偏差値の高い方がいい」という単純なモデルは崩れているのに、それが分かっていない。卒業後のことは考えていないから。そこをクリアしないと総合科と同じ道をたどります。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190118-00000109-jij-pol&fbclid=IwAR08Rezojatzn3H210S0L0jbPW_m4zXWJln7udIL1HA1_Fm5ApkF8heNK7g

[]システム 05:53 システム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - システム - 西川純のメモ システム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 問題を起こさないシステムは何か?

 工業化社会の人は規格化と中央集権化によって解決しようとします。つまり、一律のマニュアルを課し、一元的に管理します。

 脱工業化社会の人は、個性化と地方分権化によって解決しようとします。個々人が主体的に対話的に解決します。この発想が工業化社会の人は出来ない。『学び合い』の実践者だったら、日々、目の前で子どもたちが実現している姿を見られるけど。

追伸 西川研究室のシステムは単純です。以下の3箇条です。

1) 問題状況を生じさせない。

2) 上記の問題が生じた場合(西川に指摘される場合も含む)、西川に愚痴を言うのではなく、自らで解決する。

3) 上記の解決において、メンバーを集団から排除する方法はとらない。

19/01/18(金)

[]そこじゃないだろ 21:40 そこじゃないだろ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - そこじゃないだろ - 西川純のメモ そこじゃないだろ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある人の書き込みに、勤務校の校長が、権利を主張されたら学校が動かない、と言われたそうです。その通りです。が、その校長の思考は自分が在任中のことしか考えていません。考えていたら、権利の主張をしている人に、今後の展開を語れます。でも、語れないでしょうね。小役人です。

 そんな小役人の職場で働きたいと思う若者はいなくなっていることを、文部科学省、私の年代の人は分からない。分かりたくない。

[]予測 19:44 予測 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 予測 - 西川純のメモ 予測 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私がTVで言ったことはどんどん現実になっています。

 私の予測は当たります。私は既に起こっているけど知られていないことを書いています。後は統計データからトレンドとなるか否かは論理的に導かれます。https://togetter.com/li/1309793?fbclid=IwAR1i5cV-gdp7ZX4uuJm_kC-LutxP1r3A7SsLesbL_l3dFHzOsaw_EOOSIcU

[]上越の会 11:58 上越の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 上越の会 - 西川純のメモ 上越の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月1日に上越で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/552576/

19/01/17(木)

[]破壊的イノベーション 10:43 破壊的イノベーション - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 破壊的イノベーション - 西川純のメモ 破壊的イノベーション - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書きましたが、多くの人、大きな組織は破壊的イノベーションを受け入れず、持続的イノベーションにとどまります。つまり、改革はできず、改善をするのです。持続的イノベーションでは量的拡大、その変形である効率化をしようとします。

 具体的には定員増で問題を解決しようとします。ICTやロボットやAIによって効率化しようとするのです。でも考えてください。今、学校の先生の人数が増えて何が変わりますか、効率化して何が変わりますか?「子どものためにあれもしよう、これもしよう」としている学校文化が変わらなければ、あっという間に過労死レベルの仕事を持ち込みます。

 「どうやるか」、ではなく、「何をやるか」の問いかけが必要です。

 そして「何をやるか」の前に「何をやめるか」の問いかけが必要です。

 新規にやることに関しては誰からも文句を言われません。しかし、やめるためには説明しなければならない、覚悟が必要です。そして、明確な次の社会のヴィジョンがあらねばならない。

 文部科学省の文章、経済産業省の文章を読んでも、それが読み取れない。

 私の子どもだった頃、「21世紀はこうなる」という図が少年雑誌に載っていました。奇妙な形のビルが建ち並び、宇宙服のような服を着た人が、空飛ぶ車に乗っていました。でも、今の時代は違います。見慣れたビル、見慣れた服、見慣れた車の社会です。

 文部科学省・経済産業省の文章における未来社会は、あたかも少年雑誌の絵のようです。奇妙な形のビル、宇宙服のような服、空飛ぶ車が、AI、ロボット、ICTに置き換わっているだけです。大事なのはAI、ロボット、ICTを使って何をするかなのです。そのためにはAI、ロボット、ICTを使って、何をやめるか、なのです。

 文部科学省・経済産業省の文章に「やめる」が無いのです。それは次の社会のコードを読み取っていないからです。本質的にどこが変わるか、変わるべきかのヴィジョンがない。だから、どこまで行っても持続的イノベーションです。

 もちろん、文部科学省・経済産業省のような大きな組織が、組織をあげて破壊的イノベーションをしたら日本は大混乱になってしまう。だから、そうなって欲しいなんて思ってはいません。しかし、破壊的イノベーションの種を隅にでもまいて欲しいと思います。

 なんども書きましたが、「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」が脱工業化社会のコードであり、工業化社会のコードは「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」なのです。

 すべての子どもに基礎的・基本的な学力を保証するという呪縛から逃れる道「も」もうけて欲しいのです。

 公教育であれば、学校教育法施行規則の第五十一条、第五十二条の三、第七十三条、第七十四条の三、第七十六条、第七十九条の五、第百七条、附 則 (平成二〇年三月二八日文部科学省令第五号)の「に定める授業時数を標準とする。」を「に定める授業時数を標準とする。ただし、個々の児童・生徒の実態その他により特別の事情のあるときは、この限りでない。」とすればいいのです。

 また学校教育法第九十条②にある「当該大学の定める分野において特に優れた資質を有すると認めるものを、当該大学に入学させることができる。」を積極的に運用するのです。

 それが個別最適化された教育の姿です。

 公教育以外であれば、企業が公教育の学歴と同時に、資格・実務経験を採用の基準となればいいと思います。たとえば「大卒(もしくは、○○の○級以上の資格があり、○○に関して○年以上の実務経験があること)」なればいいと思います。

 繰り返し申します。私は巨大組織がいきなり組織として、右向け右になって欲しいと願っているわけではありません。ただ、改革の余地も認めるべきだと思うのです。

19/01/16(水)

[]優しさ 21:38 優しさ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 優しさ - 西川純のメモ 優しさ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 苦労した人は優しくなれる、と言われます。嘘です。

 苦労した人は2通りです。第一は、「俺は苦労したから、おまえは苦労させないよ」です。第二は、「俺は苦労したから、おまえも苦労するのは当然だ」です。

 つまり、苦労はその人の本質を変えない。

 教員のブラック勤務を訴えても、「民間はもっと酷い」と言う人がいます。

 確かにそうです。でも、そこから先が見えない。

[]静岡の会 19:20 静岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 静岡の会 - 西川純のメモ 静岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月16日に静岡で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/552416/

[]変形労働時間制 18:26 変形労働時間制 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 変形労働時間制 - 西川純のメモ 変形労働時間制 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 厚生労働省は2001年に「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準について」という通達を出しました。これによれば、月の残業(時間外労働)が次のどちらかの条件を満たすような状況で発症した場合、「業務と発症との関連性が強いと評価できる」としています。

 発症前1か月間におおむね100時間。

 発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える。

 

 役人は法律を熟知しています。その人達が脇にいて、なんで夏休みを想定した、変形労働時間制を素案の中に入れたのでしょうか。変形労働時間制は基本は4週間もしくは1ヶ月の範囲での調整です。もちろん、1年間の単位での変形労働時間制もありますが、もの凄く限定的なものです。現状を何とかできるレベルではありません。

 頭のいい人が、なんでこんな初歩的なミスをするのだろう?

 もしかして、公務員は労使協定無しに労働条件の不利益変更が出来るのだろうか?そんなバカなこと無いよな。

[]選択肢 15:47 選択肢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 選択肢 - 西川純のメモ 選択肢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今の学校教育では受け入れられない子どもは多い。早く学校教育以外の選択肢を与えたい。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00010000-yomonline-soci&fbclid=IwAR1ENgMmPLbj7vLHPt-mg-PAzMuIYrS2scir2e-pmdm8uiyrPir-MOvtrS0

[]頑張れ文部科学省 11:14 頑張れ文部科学省 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 頑張れ文部科学省 - 西川純のメモ 頑張れ文部科学省 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この前の戸田市での合田・浅野対談でビビットきたのの一つが学校現場で働き方改革をしたとき文部科学省が矢面に立つような意思表示を「する」と合田さんが断言したところです。

 働き方改革に関して、みんな文句を言われるのが嫌なのです。矢面に立つのが嫌なのです。だから「変形労働時間制」や「どこかの会社が超過勤務手当を出さずにサービス残業をさせていたとします。それを世の中に向かって「サービス残業は月あたり45時間、年360時間を超えないようにしています」と胸を張って言った」ような提言をしているのです。

 しかし、文部科学省に人はいます。

 このまま姑息なことを考えていると、教員のなり手がいなくなる。少なくとも我々が教えてもらったような人材が離れていく。これは国家百年の計です。どうも「変形労働時間制」を考えて人達は、どんなに労働条件を悪化しても、教師のなり手はわいてくると思っているようです。過労死するかも知れない終身雇用に魅力はありません。その事は「あなた方」より国民の方が知っているのです。

 だから、もし、文部科学省が矢面に立ってくれたら、「さすが!!!!」とファンとして誇らしく思います。

[]不思議 09:57 不思議 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 不思議 - 西川純のメモ 不思議 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(https://amzn.to/2CkMHU2)を書いたときに、徹底的に調べて不思議に思ったことがあります。

 それは「何故、組合が闘争しないのか?」です。勤評闘争より重大のように思います。だって、過労死者が生まれているのですから。

 例えば、「5年間の内に、給特法が廃止されない場合、勤務時間以外の勤務は超勤4項目以外を拒否する」とすればいいのではないでしょうか?上記の本で書いたとおり、給特法を廃止したら国の予算が破綻します。だから、法の通りにすればいいだけのことです。そもそも給特法が生まれた時点での超過勤務は4%程度だったら、4%となっていたのです。それでちゃんと学校は動いていた。

 ところが人口が増加し、教員スタッフの人数も増えているときに、あれもこれもとやり始めた。ところが教員スタッフの人数が減ったから色々な問題が起こったのです。だから、昭和40年代に戻ればいいだけのことです。「子どもが可哀想」という論理は、イラク戦争のフセイン大統領がアメリカ市民を「ゲスト」と呼んだのと同じです。子どものことではなく、それをしたら保護者から色々言われるのが自分だから、それが嫌だから人質にしているのです。

 それに5年の猶予の時間に、保護者に対して○○年になったら部活指導が出来なくなります、予告すればいい。そして、何か言われたら給特法をそのままにしている国や県(校長ではありませんよ)に言って下さいと言えばいい。

 また、文部科学省は「変形労働時間制」を導入しようとしていますが、これは労働条件の不利益変更です。提訴すればいいだけのことです。

 このあたりを分かる方教えて下さい。純粋に不思議なのです。

追伸 このあたりを組合はやっていることは知っていますが、その程度が弱いのが分からないのです。

追伸2 小中高の先生が教え子が可愛いのと同じに、教員養成系大学の教師である私にとって、これから教師になろうとする、なっている教え子が可愛いのです。だから、この問題に関しては少々感情的になってしまうのです。

追伸3 組合の組織率は2割程度ですが、1割であっても、この問題に関しては破壊的な影響力があります。「組合の方針で部活指導が出来ない」という免罪符を求めて加入率が上がるかも。

[]喧嘩の仕方 07:15 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は学力的には最底辺の学校に初任で勤めました。まったく聞いてくれません。そこで「この科目は必修科目だ、これを落とすと留年するぞ」と私にとっての最終兵器を出しました。そうすると、全員がきょとんとした顔をして、その後、ニマーッと笑い始めました。そして、クラス全員は「落とせ、落とせ、落とせ、落とせ・・・」と手拍子で連呼します。ビックリして何が起こったか分かりませんでした。しかし、しばらくして分かりました。クラス全員を落とすことは出来ないのです。そして、私には何の権力も無いことを知りました。私は長らく教師には権力があると思い込んでいました。そう思っていたから教師に対して従順でした。が、実際は何の権力もありません。これを教師人生のごく初期に学べたのは本当に良かった。だから、私は子どもに強制はしません、彼らが納得する提案をするようになりました。

 勤務状態、パワハラに関して、私立学校の教師は労働基準局に訴えることが出来ます。しかし、給特法のために公務員は訴えることは出来ません。でも、公務員の方が何でも出来るのです。

 公務員は身分保障がされています。法に反しない限り、解雇されることはありません。昇級も保証されています。部活を断っても、県からのアンケートを書かなくても、解雇も減給もありません。

 だから、「嫌です」、「出来ません」と言えばいいだけのことです。校長が何か言ったら、ICレコーダーで記録(目の前で)すればいいのです。そして、「職務命令ですか?では、文書でください」と言えばいいのです。ポイントは校長以外に嫌われないことが大事です。同僚の仕事を積極的に手伝いましょう。対外的な仕事は引き受けましょう。例えば、地域の研究会で仕事を引き受けましょう。保護者からも好かれるようなことをしましょう。こうすれば校長も実は何の権力も無いことに気づくでしょう。権力があっても、それを使えないのです。

 今の状態が変わらないのは、何もしないからです。その何もしないから、若い人が追い詰められています。そして、全員で「落とせ、落とせ、落とせ、落とせ・・・」と手拍子で連呼すればいい。公務員はそれが出来ます。まあ、すまなそうに「出来ないんです。すみません」と言えば、もっといいですが。

[]高校 06:31 高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校 - 西川純のメモ 高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は地元の高田高校安塚分校で授業公開がありました。交通の便が悪い僻地の分校にも関わらず遠方(100km離れたところからも)からも多くの先生方が参集いただけました。『学び合い』の実践が広がっていることを喜びます。そこで地元の中学校の先生(『学び合い』実践者)に会いました。その先生が「高校の学校説明会があり、各学校5分程度のスピーチがありました。その中で4校が「西川純」、「『学び合い』」という言葉で学校をアピールしていましたので、ビックリしました」とのことです。私もビックリしました。上越市内の高校は、私立、分校を合わせて11校あります。そのうち4校が『学び合い』をアピールポイントとしたのです。

 義務教育と違って高校は切実な状態なのでしょう。

 客観的に見ても、選択肢が他にない。義務教育もそうなのですが・・・

19/01/15(火)

[]自慢 22:14 自慢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自慢 - 西川純のメモ 自慢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 弟子の水落さんがネットで何も書いていませんねと言いました。謹呈された本を慌てて読みました。言うだけの本です。師匠に自慢するだけのことはあります。同じシリーズの中で別な色を出しています。「これで、小学校外国語の『学び合い』は成功する!」(学事出版 https://amzn.to/2FrDI7y

追伸 小学校英語に関しては弟子に一歩遅れました。まあ、それが嬉しい。

[]フキノトウ 19:43 フキノトウ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - フキノトウ - 西川純のメモ フキノトウ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 家に帰ったら家内が「これ見て」とニコニコして出したのはフキノウトウでした。宿舎の近くで見つけたそうです。ビックリです。今年は今のところ雪が少ないのでフキノトウも誤解したのでしょう。今日の晩酌の一品です。

19/01/14(月)

[]上越教育大学 14:44 上越教育大学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 上越教育大学 - 西川純のメモ 上越教育大学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 あと少しでセンター入試です。お子さん、ご親戚の中で教員志望の受験生をお持ちの方に上越教育大学を宣伝します。

 国立の教員養成系大学の中でもっとも入りやすい大学です。

 何故、入りやすいのか?

 理由はたった一つです。一つの都道府県の中で複数の国立教員養成系大学・学部があるのは新潟県だけなのです。そして、教員になりたい人は地元志向が強い。新潟大学は戦前から医学部がある「旧六」というブランド力があります。そのため新潟県の教員志望の子は新潟大学教育学部を志望します。

 だからです。

 では、実態はどうか?

 まず、スタッフ数が違います。ごく一部の私立大学以外は、小学校免許だけ取れる、中学校免許だけ取れるスタッフ構成になっています。そのため、専任スタッフは十人前後で非常勤講師で補っています。一方、国立教員養成系大学・学部は初等中等の全科目を取れるようなスタッフ構成になっています。そのため60人から70人で構成されています。この構成は国の定めに基づいています(最近、その縛りが変わったのですが、多くの大学はそれを踏襲しています)。

 上越教育大学、兵庫教育大学、鳴門教育大学の3つの大学は大学院大学なのです。スタッフ構成が学部を基本とした大学と違います。百数十人で構成しています。従って、法の定められている人数からの差である50人程度が大学の考えによって充実することが出来ます。ちなみに赤坂真二さんという長らく教員だった人を採用できるのは、このことがあるからです。上越教育大学教職大学院の教科教育・学級経営実践コースのスタッフは、全員が教職経験があり、かつ、実務業績があり、かつ、学術論文の業績がある人で固めています。このような特異なコースを生み出せるのも、このことがあるからです。

 次に、博士課程まである数少ない大学です。教員の道のみならず、教育研究者への道も開かれています。私も十数人の大学教師の教育に関わりました。

 大学院を基本としているので、予算の計算方法が違います。皆さん、国立教員養成系大学・学部の教授の研究費、年間でいくらだと思いますか?なんと年間5万円というところもあります。そこまで逼迫しています。ちなみに私は最も多くの研究費をもらっている教員の一人ですが、約二百万円の研究費をもらっています。その他の予算を合わせると四百万円の予算を付けてもらっています。もちろん、それはゼミ生の研究に使っているのです。

 最後に、学生宿舎が充実しています。そのため、光熱費・管理費の諸経費を含めて、1ヶ月1万数千円で生活できます。県庁所在地ではそれは不可能ですね。地元の私立大学よりお得です。

 ということで、センター入試の結果を見て、どの大学に進学するかを決めるとき、考えて下さい。私はもの凄く「お得」な大学だと思います。

19/01/13(日)

[]帰ってから 22:07 帰ってから - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 帰ってから - 西川純のメモ 帰ってから - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は定時制高校に勤めたとき、13時間勤務をしました。何故か?家にいてもつまらないから。ブラック勤務している人の一定数は、私と同じ。あの当時、私は独身でした。でも、家庭持ちで、かつての私と同じだったら・・・・

[]みんなで 19:57 みんなで - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - みんなで - 西川純のメモ みんなで - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある方の強いすすめによって「ホンマでっかTV]に出演した私の映像を見ました。びっくりしました。編集の妙ですね。出演以来感じていた自己嫌悪から解放されました。

 で、冷静になれば、私の発したメッセージはとても大事であると言うことを自覚しました。

 みなさん、校長先生が担任の代わりに授業が出来ないと言ったときの反応に教師だったらびっくりしませんでした?教頭が大変なことを話したときの反応に教師だったらびっくりしませんでした?多くの人は、何も知らないのです。

 社会は教師を「使い得」だと思っています。しかし、教師のなり手がいなくなったら自分たちの子どもにどんな影響を及ぼすかを知っていません。そして、今、はっきりと表面化しています。現状の問題を一緒に発信してください。

追伸 つまり、「いいね」以外もOKということです。あははは

[]みんなで 19:44 みんなで - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - みんなで - 西川純のメモ みんなで - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昔「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という言葉がありました。勇気ある教師が立ち上がりました。みんなで声を上げるべきです。https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20190107-00110361/?fbclid=IwAR1UYeCA-Q7TslAAuKFhkT0FlbJSI0RSNRBwusCXPItNUGNw6yA9aQcbt08

[]無謀 13:35 無謀 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無謀 - 西川純のメモ 無謀 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、息子と一緒に大学入試の願書出しをやっています。まあ、福沢諭吉が集団で飛んでいきます。ふ~。少子化問題を解決するには、絶対に大学進学率を下げるべきだと思いました。

 私は高校入試も、大学入試も、大学院入試も、教員採用試験も、全て願書は一つしかもらいませんでした。我が家は職人の家で、親戚中みんな中卒です。ですので、入試というものがどういうものなのか分かっていませんでした。今考えると超無謀。背筋が寒くなる。

19/01/12(土)

[]教員養成 19:51 教員養成 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教員養成 - 西川純のメモ 教員養成 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院の説明会で他大学にお邪魔するとき以下のようなことを話します。

 

 皆さんは教員採用試験に合格して先生になりたいですね。合格できるかを心配しています。たしかに合格は大事です。でも、それと同じぐらい大事なことがあります。それは採用されてから辞めないということです。

 皆さんは学部でいっぱい学んだでしょう。ここに来られる人は大学院も考えている方です。その方は大学院でもいっぱい学ぶでしょう。でも、いくら学んでも、教壇に立ったら絶対に失敗します。なぜなら大学では教師になってから必要な知識・技能を全て教えることは出来ません。例えば、掲示物の貼り方を教えてもらったことありますか?

 何故、大学では教えないのでしょうか?教師が必要となる知識・技能は多くは、学校ごと、クラスごと、子どもごとに違うのです。その全てを学んでいたら永遠に卒業できません。だから、務めた学校・クラス・子どもたちで失敗し、その中で学び取るしかありません。だから、皆さんが務めたら、何度も、何度も、何度も、何度も失敗します。

 さて、新規採用者は全員、失敗を連発しますが、職を辞す人とそうでない人の違いはどこにあると思いますか?

 あなたが失敗したとき、「ふ~、また~、困るのよね。また一つ仕事が増えちゃった」と先輩教師に言われたらどう思いますか?そして、また、失敗すると同じように言われるのです。普通の神経の人だったら、「自分は教師に向いていない」、「自分が勤め続けるのは迷惑をかけてしまう」と思います。そして、自分を追い込んで職を辞します。

 でも、あなたが失敗したとき、「あはははは。いいのよ~。みんな同じ失敗するんだから。私の新人の時なんてね~・・・・・・だったのよ。いっしょにやりなおしましょ」と言われたらどう思いますか?何度失敗しても、「私も同じ」と言われたら。

 辞める人、辞めない人の能力の差ではないのです。周りが新人にどう接するかです。

 私が教員になった頃は、圧倒的に後者でした。少なくとも、だれかはサポートしてくれた。ところが、今、先生方は余裕がなくなっています。職員室の教育力が低下しています。

 さて、皆さんはそのような時代、何を学べばいいでしょうか?それは年の離れた先輩に可愛がってもらえる能力なのです。それがあれば辞めません。でも、みなさんはそれを学ぶ機会がありましたか?私のような50代、また、30代、40代の人と接することってありますか?

 上越教育大学教職大学院はそれが学べる日本で唯一の大学院です。

 文部科学省が教職大学院制度を設計するとき、現職教員と学部卒業生の授業を別にすべきであるとしました。まあ、当然ですね。両者は経験値が全く違いますから。しかし、上越教育大学は協働を基本コンセプトとしています。そのため、現職者と学部卒業生が一緒に学べる講義・演習・実習を特別に認めてもらっているのです。

 また、多くの大学院は学部卒業生ばかり、現職者ばかりと比率が偏っています。人数も少ない。でも、上越教育大学教職大学院は多くの現職者、多くの学部卒業者が入学します。だから、自分にとって相性のいい現職者と一緒に学ぶことが出来るのです。

 さらに、上越教育大学教職大学院では、小学校免許も、中高の様々な免許を取り増しすることが出来ます。また、免許の全くない人も、3年間かけて小中免許を取得することが出来ます。この場合は2年分の学費でいいのです。

 私の所属する教科教育・学級経営コースは教職大学院制度が立ち上がったときから教職大学院のスタッフでした。そのため、教職大学院の教育を熟知しています。具体的には、現職者とあなた方の関係が教育実習での指導教員との関係のように上下関係にならず、馬鹿話で盛り上がれる先輩・後輩関係になるような集団作りを出来る人です。

 4年生の方は臨時採用で来年受け直すことを考えている方もおられます。でも、受験勉強できますか?臨時採用とはいえ担任・部活の顧問をもつのです。子どもたちにとってはあたなたが担任なのです。真面目な方だったら、手抜きは出来ません。

 教科教育・学級経営コースのカリキュラムでは、M1の1月からM2の8月まで授業はありません。何故、そのようにしているかと言えば、受験勉強に集中できるようにしているのです。さらに、柔軟なカリキュラムを利用してM1在学中に受験して合格する人は少なくありません。名簿登載期間延長制度を利用してM2も学べます。その場合は2年目の学費は半額になります。補足ですが、最初に述べたように、辞めない能力を得ようと教員採用試験に学部の時に一発合格した人が名簿登載期間延長制度を使って入学する人はかなりいます。この場合は、2年間の学費が半額になります。教員採用試験に合格しているのに大学院に入る人たちは合格のためだけを考えているのではありません。

 上越教育大学教職大学院は、教員になれる大学院、教員になり続ける大学院です。

 後期試験の出願期間は31年1月25日~2月4日(必着)で、試験日は3月1日です。お誘いします。http://www.juen.ac.jp/020ad_news/2018/181206_02.html

追伸 もしも質問があれば、私に電子メールしてください。

19/01/11(金)

[]イエナプラン 19:18 イエナプラン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イエナプラン - 西川純のメモ イエナプラン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日のゼミで、ゼミ生から「名古屋のイエナプランはどうなると思いますか?」と聞かれました。言下に「形骸化する」と申しました。そして、きっと名古屋型イエナプランとなって、今まで通りの授業に多少色づけしたものになるよと申しました。

 イエナプランと言えば、異年齢学習、教科別の時間割を作らないというのが特徴ですよね。私はすっとイメージできますが、多くの教師には無理です。仮にイメージできたとしても、自分がそれに合わせるのを嫌がります。

 まあ、考えられる落としどころは、総合的な学習の時間を異年齢でやる、各教科の単元を会話・遊び・仕事(学習)・催しという4つの基本活動に割り振る。しかし、結局、教科書通りに教えて、帳面上は4つの基本活動をやったことにする。そんなあたりでしょ。

 私はこの予想が外れることを心から願います。名古屋のイエナプランを成功させたいと願っている方々は、この書き込みに「むかっ」となってイエナプランを成功させていただきたい。そうしたら、心から喜んで、自分の不明を詫びられます。

[]鈴 18:55 鈴 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 鈴 - 西川純のメモ 鈴 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 初詣の時、鈴のひもを左右に振って鳴らしました。そうしたら、神主の方がひもは下に引くのだよと、教えてくれました。確かに下に引っ張るとしっかり鳴ります。皆さん知っていました?この年で、これほど基本的を知らなかったことに新鮮な気持ちです。

[]未来予測 09:43 未来予測 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 未来予測 - 西川純のメモ 未来予測 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の未来予測は当たります。何故かと言えば、既に起こっているけど、多くの人が知らないことを書いているからです。それが主流になるかならないかは、統計データとつきあわせれば、論理的に判断できます。

19/01/10(木)

[]ご指導 22:02 ご指導 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ご指導 - 西川純のメモ ご指導 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 家内からご指導がありました。「よかったよ」という言葉まで拒否するのはおかしいと。女性の判断は大抵正しいと思います。ですので、従います。

[]あっぱれ! 06:49 あっぱれ! - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - あっぱれ! - 西川純のメモ あっぱれ! - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師がブラック残業から賢く身を守る方法(https://amzn.to/2Fn0vjT)にも書きましたが、このことは法的にはもう決着済みのことです。言い方を和らげ、「すまないんですが、出来ないんです」と言い、家庭の事情を長々と話せばいいのです。顧問にならないということを決定する必要はありません。決定をだらだらと延ばせばいいのです。

http://bukatsu-is-volunteer.blog.jp/archives/1009795019.html?fbclid=IwAR1aV4v0L7jJBKXrXquGJm1-2ap4HQc3IDi0jVWJtUt5FY2D_CAYKN-k0is

[]大阪『学び合い』大地の会 06:39 大阪『学び合い』大地の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪『学び合い』大地の会 - 西川純のメモ 大阪『学び合い』大地の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月23日に大阪で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/551567/

[]兵庫の会 06:34 兵庫の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 兵庫の会 - 西川純のメモ 兵庫の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月19日に神戸で『学び合い』兵庫の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/s/event/index/550185/?fbclid=IwAR0ruiCP5PtBsnSuyv8ftASIfoYSuQEkr03i5cu5kloOwmt3amrSMiMyXCo

[]頼もしい 06:17 頼もしい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 頼もしい - 西川純のメモ 頼もしい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミではゼミ生による飛び込み授業をやっています。やっているのは基本的に現職経験の無い学卒院生です。

 条件は以下の通りです。

1)3クラス以上で、3つの違った学年を含むこと。できれば、各学年でもっとも手のかかるクラスをお願いします。学級崩壊しているクラスだったら嬉しいです。

2)2時間連続の時間を任せてくれること。

3)旅費は出してもらいます。

 課題作りはゼミ生が行いますが、該当校の先生方が課題を作り、それにアドバイスすることも出来ます。

 以上の条件で、「魔法」のように学び合う集団を生み出します。

 

 この条件をどう思いますか?

 オファーが来ると、ゼミ生に「誰かいない?」と振ります。そうすると「是非やりたい!」と手を上げます。

 頼もしい。

 彼らは現職経験はありません。多くの教師が思っている力量はありません。でも、出来るに決まっていると思っているのです。そして、私もうまくいくと100%と信じ切っています。だって、『学び合い』の理論とテクニックは完成されている。それをゼミ生は知っているから。このテクニックと確信は西川ゼミに入って半年ぐらいまでには獲得できます。理由は、理解ではなく納得は集団の中で形成されるからです。『学び合い』の理論とテクニックは完成されていると確信している集団の中に属すると、そうなるのです。

 飛び込み授業をご希望の方はどうぞ。ゼミ生がやりたがっています。

 

 ふと思います。こんなこと言い切っている研究室は日本中で西川ゼミだけだと思います。そのようなゼミ生を教えられることを誇りに思います。

19/01/09(水)

[]個別最適化 11:12 個別最適化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 個別最適化 - 西川純のメモ 個別最適化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 個別最適化した教育を阻むのは実はないんです。例えば、各教科ごとの時間数を定めているのは学校教育法施行規則、つまり、省令レベルです。だから、文部科学省の考えで変えられます。それも必要もありません。だって、規則では「別表第一に定める授業時数を標準とする。」のように標準にすると書いてあります。まあ、その後に「ただし、個々の児童・生徒の実態その他により特別の事情のあるときは、この限りでない。」と付け加えればハッキリするかも。

[]スパイ網 08:31 スパイ網 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - スパイ網 - 西川純のメモ スパイ網 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 よく「何故、『学び合い』が広がらないのでしょうか?理屈も通っているし、結果も出しているのに」と言われることがあります。それに対し私は「いや、広がっているよ。少なくとも身銭を払ってでも学ぼうとする人達のなかでは。だから私の本が売れている。アンテナの高い人達の中ではもの凄く広がっている。おそらく、同じ理論と実践を共有している集団としては明治以来最大の集団だと思う」と大きなことを言います。

 でも、ポイントとなる講演会、研究会に行くと、『学び合い』の会やフォーラムで会ったことのある人達に出会いませんか?感覚なので恐縮ですが、遠方から参加する人達に限って言えば、『学び合い』の実践者及びシンパの人は1、2割を占めているように思います。

 『学び合い』を蛇蝎のように嫌う人達は、私の講演会は聞きに行きませんし本も読みません。ところが『学び合い』の実践者の人達は、『学び合い』を蛇蝎のように嫌う人の講演会に参加し、本も読みます。以前、「学び合いの奴ら」というような表現でSNSで口汚くののしっていた人の講演会にゼミ生が参加したのを知りました。私が「何で行ったの?」と聞くと、「どんな理屈で否定しているのかを学びたかったのです」とこともなげに言ったので、とても褒めました。

 あ、そういえば、同僚である赤坂さんと度々ある会話です。

 

赤坂:先生、ひどいんですよ~。私の講演会の後、私に近づいてきて、自分がいかに西川先生のことを好きで尊敬していることを私に訴えるんです。私の講演会なんですよ。

私:あははは。『学び合い』の人達のスパイ網が全国津々浦々に張り巡らせてある。つまり、あなたが私の悪口を言ったとたんに私の耳に入ってくる。ふぉふぉふぉ

赤坂:悪口なんか言うわけないじゃないですか。どこいっても西川先生がいかに偉大であるかを喋っています。

私:嘘こけ。

 

 いずれにせよ、これからの教育を創るのは我々です。

[]テスト 06:59 テスト - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - テスト - 西川純のメモ テスト - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先ほど、項目反応理論テストが今後の現場に与える影響について聞かれました。私は新テストでそれが使われたらいいなとは思います。が、個別最適化した教育を考えると、それはナンセンスです。だって、一人一人が個別なのですから。そもそも一律のペーパーテストが成り立たない。

 例えば、職場での評価をペーパーテストでしますか?それを項目反応理論テストでしますか?ナンセンスです。職場での評価は仕事の業績です。結果です。基本的に自分が自分を評価し改善するのです。非定型的なPDCAサイクルを自分ですべきです。他人様からしてもらう必要性はありません。

 『学び合い』を参観した非『学び合い』の人の突っ込みに「たしかに、主体的で対話的ですが、深い学びがありますか?」というものです。でも、「じゃあ、あなたの深い学びって何?」と聞きたい。所詮、その人の頭の中にある思い込みです。結局、評価しているのはペーパーテストならば、その人の深い学びとはペーパーテストにすぎません。

 私の考える学校とは、自分という商品の付加価値を高め、ブランディングする企業なのです。それを主体的で対話的に実現するのが深い学びです。つまり、進学先や企業に買ってもらえる自分を創造する場です。そして、学校を卒業した後も、それを継続できる基礎を学べる場なのです。

[]対談 06:47 対談 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 対談 - 西川純のメモ 対談 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の浅野・合田対談を録音された方から、それを送っていただきました。基本的にするすると入ります。特に、ポジション的に破壊的イノベーションの浅野さんの話は。その中で、本当の学びは仕事に就いてから知ったと言われていた。まさに。私は「だから、学校を仕事場に近づけるのではなく、学校を仕事場にすべきだよ。自分という商品の付加価値を高め、ブランディングする場に。」と思いました。

 ポジション的に持続的イノベーションの合田さんの話は、予算を取って人を増やしますという文部科学省の基本路線に乗っていますが、「え?」と思うような話がちりばめられていました。特に、「え?」と思ったのは、学校現場で働き方改革をしたとき文部科学省が矢面に立つような意思表示を「する」と断言したところです。

 もう一つは、教員養成系大学で給料をもらっている私にとって気になるところです。

 「小学校に教科担任性を導入する」+「小中免許を一体にする」+「免許のない人も教員になれるようにする」を言われていました。全くその通りで、かなり前から私も書いているところです。でも、「そのこころは?」=「教員養成系大学はいらない」なのです。

 文部科学省の持っている最大の権力は免許制度にあります。それ以外は殆ど裁量権がないか、学校現場で有名無実にできるものばかりです。そこに次の中央教育審議会で、そこに踏み込むとのことです。(私は逃げ切れますが)専門職である医師免許の制度を参考にすべきと私は思っています。

追伸 『学び合い』だったら50人でも、60人でも、いや、100人でも担当できます。教員の数を減らして、教員の給料を増やせばいいのに、と思います。まあ、絶対にそんな発想は認められないと思いますが。

[]同じ 05:36 同じ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同じ - 西川純のメモ 同じ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 緊急提言eポートフォリオ構築法(https://amzn.to/2FgBszI)を読まれた方よりメールをいただきました。同じ思いをされている方はいますね(https://dousureba2.blog.so-net.ne.jp/2018-12-24?fbclid=IwAR0TlU6nq3ebUOAkHN7T2lRuReJaxHIxY3iWvLH-TCuaYxN-nLmRbLKie4s#more)。

19/01/08(火)

[]仕組み 18:01 仕組み - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仕組み - 西川純のメモ 仕組み - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子どもや保護者が安心して公教育から離脱できるようにする仕組み作り、100万人の教師が脱工業化社会の教育に携われる仕組み作りが必要です。もう少し、詳しく書きます。

 前者に対しては、出口の保証です。具体的には、企業が採用において学歴を問わないように指導するのです。また、資格を取る際も学歴が求められないようにします。具体的には資格と実務経験を求めるのです。東京大学工学部卒の22歳の人が落とされて、資格と実務経験がある中卒の20歳の人が採用されるような世の中にシフトするのです。もちろん、右向け右には行かないと思いますが、これに乗る企業はきっとあります。

 企業は日本の学歴を信じていません。欧米の学歴は質を保証していますが、日本の学歴は質を保証していません。せいぜい、入学時のテストの点数を保証しているに過ぎません。まあ、無いよりは良いので使っている。だから、即戦力を保証してくれるならば、学歴に頼らなくなる。何故、日本の学歴が質を保証出来ないかと言えば、大量に落第させることが経営的に不可能だからです。何故なら、日本の大学は入学者を多く採ると文部科学省からペナルティを課されます。だから、規模に合った学生数しか取れないのです。もし、質が保証出来ないから落とした場合、経営的になりたたない。一方、欧米の大学はブランド力を維持、発展させるために質を保証出来ない学生を落とします。だから、卒業生の質が保証されているのです。少なくとも、日本の大学よりは遙かにです。

 出口が保証されているならば、保護者も子どもも安心して公教育から離脱できます。

 さらに、1条校のふりをすることをやめた企業立学校を大企業に設立してもらうのです。

 後者の教員のシフトですが、これを言うと嫌がられるかも知れませんが、現状の教育実践の中で徹底した個別最適化に対応できるのは『学び合い』のみです。少なくとも普通の教師が出来るのはこれしかありません。だから、現在の教員養成系大学とは別な、教員養成系の学校を創るべきです。もちろん1条校ではありません。これも、様々なフリースクールが自ら立ち上げるのが一番でしょう。その教育の形態は徒弟制に近いでしょう(正統的周辺参加)。公教育の教師はそこで徐々に学ぶのです。仕組みとしては、移行期間の生活補助でしょうね。

追伸 こんなことをスラスラ書いている自分が怖い。ま、大きな組織にとって歯牙にもかけられない小物ですから出来ること。

追伸2 私自身は退職までのあと6年半は1条校の大学にしがみつく予定です。ふぉふぉふぉ

[]文部科学省と経済産業省 17:09 文部科学省と経済産業省 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文部科学省と経済産業省 - 西川純のメモ 文部科学省と経済産業省 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は戸田市教育委員会の主催で、文部科学省の合田さんと経済産業省の浅野さんがセッションをしています。というか、先ほど終わったと思います。聞いていた人いましたら、教えて下さいね。それにしても豪華だな~。

 立場上、予定調和的にまとめなければならないと思いますが、何かが隠れています。それは、その場で聞かないと分からない。残念。

 さて、新しい教育のために両省は協力し合いましょう、という結論になると思います。しかし、私は互いは公教育とフリースクールにハッキリと分かれて、関わらずに切磋琢磨したら良いと思います。少なくともしばらくは。

 文部科学省は今の公教育に責任を持っています。だから、改革は出来ません。改革したくても、改革したくない教師が学校を動かしていることをよく知っています。だから、改善しか出来ません。しかし、改善をいくら積み上げても、脱工業化社会の教育には繋がらない。でも、とりあえずの今を保証しなければならない。

 経済産業省は今の公教育に責任を持っていません。だから、そこには関わらず、まったく別な教育を立ち上げられます。そして、立ち上げて欲しいと思います。

 経済産業省が公教育に関わっても、できるのは文部科学省と本質的には同じことしか出来ません。両省の官僚の違いでどうこうできるほど100万人が関わっている公教育は柔ではありません。限りある時間と資源を無駄にする。公教育は文部科学省に任せて、経済産業省は公教育以外に時間と資源を投じて欲しい。公教育以外ならば、Socity5.0における個別最適化した教育を実現できます。これは学習指導要領で縛られている公教育には100万年たっても実現できるわけありません。そもそも個別最適化と学習指導要領は真逆ですから。

 経済産業省が脱工業化社会の教育の受け皿を創れば、国民が選択することが出来ます。そして、国民の意思によって変化のスピードが決まります。

 文部科学省と経済産業省が協力するとしたら、3.5%(イノベーターの壁)を越える頃からだと思います。それは、子どもや保護者が安心して公教育から離脱できるようにする仕組み作り、100万人の教師が脱工業化社会の教育に携われる仕組み作りです。それは16%のキャズムまでに終了しなければなりません。そうでなければ大混乱が起こるでしょう。

 願わくば、ラガートのために現在の公教育を残しつつも、文部科学省がキャズムまでに学習指導要領を捨てた公教育を生み出してくれたらと思います。国民とって個別最適化できる選択肢が多いことはいいことです。

 多くの人には意味不明かもしれませんが。

[]変化 13:59 変化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 変化 - 西川純のメモ 変化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が本(https://amzn.to/2C3Sk90)で書いたことが現実化しつつある。でも、学校の枠を出ていない。所詮、持続的イノベーション、改良のレベル。当然の流れですね。

 さっそく、本を加筆修正しよう。これがKDPの強み。更新が随時行えて、古くならない。反映は、今日の夜頃に更新されます。

https://japan.cnet.com/article/35130937/?fbclid=IwAR2ToacqdP8aLKWc7Rdduxk3r_dNR1oftl0BaBmD_09x4dSlHVQf7TJKOrA

19/01/07(月)

[]理論と実践 21:27 理論と実践 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理論と実践 - 西川純のメモ 理論と実践 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 振り子の周期は弦の長さに依存しますが、おもりの重さに依存しません。つまり、100kgの錘の振り子と、100gの錘の振り子の周期は変わりません。

 そんな風に思いませんよね。

 大学1年の物理の教科書にその証明がありました。振り幅が無限小であるというリアリティのない仮定の下での計算でしたが、そうなんです。一つ一つ確認してみましたが、正しいのです。でも、モヤモヤします。理解と納得は別であることを学びました。

 私は事実と論理から引き出される結論を書きます。

 が、私の中にある「常識的」な私が、「そんなことあるわけないよ」と思います。

 そのせめぎ合いの中で本を書きます。だから2030年という時間設定をしました(https://amzn.to/2FbHuSl)。

 でも、私の保守的判断は誤りで、現実の方が正しいという結果が蓄積されるのだろう。

[]ゼミ開放日 21:06 ゼミ開放日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ開放日 - 西川純のメモ ゼミ開放日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月の西川ゼミのゼミ開放日は1月28日、29日です。詳細は以下の通りです。お誘いします。https://bit.ly/2xr2Cju

[]捨てる 20:50 捨てる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 捨てる - 西川純のメモ 捨てる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子ども、保護者が学校教育を捨て始めています。この傾向は、幾何級数的に増えます。友達から、ママ友から「フリースクールに行こうと思うのだけど、一緒に行こう。だって・・・・」言われたら。文部科学省が何を調査しても、原因を変えられません。今の教育は、全然分からない子ども、つまらない子を4割犠牲にして成り立っているのですから。私が本で予想したとおり。https://www.sankei.com/life/news/190105/lif1901050034-n1.html?fbclid=IwAR3pFVTNqj6-EC2hQ2hjbsUmsUqazHDr9MqKJGsLe5Zqu3bPVbdztVNAm-o

 それにしても、私の本(https://amzn.to/2RbH3Oi)の予想より、現実は早い。

[]女性 10:06 女性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 女性 - 西川純のメモ 女性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近見た「モリーズ・ゲーム」(https://amzn.to/2FfgzUT)は良かった。昨年度見たベストワン映画である「女神の見えざる手」(https://amzn.to/2RcbZxP)も、私の見た映画のベスト100に入る「フライドグリーントマト」、「ドライビング Miss デイジー」(https://amzn.to/2CTWXEb)も、いずれも女性が誇り高く生きているのを見ると、スカッとなります。

[]浜松の会 06:16 浜松の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 浜松の会 - 西川純のメモ 浜松の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月12日に浜松で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/ogym/20190112

ogymogym2019/01/08 01:12紹介、ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2019/01/11 18:51継続は力なりです。

19/01/06(日)

[]茗渓 21:16 茗渓 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 茗渓 - 西川純のメモ 茗渓 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何にも期待せず新しい大河ドラマを見ました。

 途中から涙が出ました。私は馬鹿が大好きです。私は悪い意味で言う場合は愚かといいます。

 私の卒業した大学の前身である高等師範学校の校長におられたのが嘉納治五郎というかたです。すみません。まったく、思い入れがありません。しかし、とてもいい人で、馬鹿です。この流れを我が身にあることを感じ、誇りをおもました。

 これって、各大学にはあるんですよね。

[]『学び合い』大根の会 19:39 『学び合い』大根の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』大根の会 - 西川純のメモ 『学び合い』大根の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月27日に東京都練馬区で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/550002/?fbclid=IwAR2Hu4oVWQt9TNji9CSjPkYMtqG0WqkNTtkY3amr7uLO42V67OoGP7uekEk

[]参観 19:07 参観 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 参観 - 西川純のメモ 参観 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「本校(東京大学附属)も、学校行事がなければいつでも受けいれ可能です。理科『学び合い』で!!ということであれば是非」との立候補あり。ご希望の方は連絡ください。

[]フリースクール 11:33 フリースクール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - フリースクール - 西川純のメモ フリースクール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私がフリースクールといっても、どうも既存のモデルから想像されるのが自然です。ですので、ちゃんと説明します。

 私がフリースクールに期待している理由は、個別最適化できるからです。

 学習指導要領は基礎的・基本的な学力を保証しようとするものです。ところが、基礎的・基本的な学力は学術的な定義はありません。そのため、一人一人の善意の人が「これもあったほうがいいよね」と言い出すと、それを制限する手段がないのです。結局、与えられた時間の上限にまで積み上げてしまう。思い出してください。総合的な学習の時間が生まれたときの反発。総合的な学習の時間レベルで捻出できるのが学習指導要領で生み出せる個別最適化の最大限です。

 これでは無理です。

 従って、学習指導要領に縛られている1条校ではなくフリースクールに期待しています。「ネットを介したフリースクール」と私が言うと「N高校ですね?」と言われます。違います。N高校は1条校の縛りの中にいます。従って限界があるのです。

 私の想定しているフリースクールのユーザーは、現状の学校教育に不満のある人です。その代表は、不登校の子ども、特別支援の子ども(おそらくは最初は情緒障害)、知的レベルが著しく高いギフテッドの子どもです。と私が言うと、3種類のフリースクールがあると思います。違います。

 なんども書きましたが、「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」が脱工業化社会のコードであり、工業化社会のコードは「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」なのです。工業化社会の人は、不登校の子ども、特別支援の子ども、ギフテッドの子どものフリースクールというと工業化のコードで考えてしまう。だから、3種類と考えるのです。

 しかし、脱工業化社会は個性化の時代です。不登校と言っても一人一人違います。特別支援の子どももギフテッドの子どももです。それらに対してサポートできるのは互いです。だから、一緒にするのです。このあたりは『学び合い』が分かる人はすっと分かりますよね。

 じゃあ、そのようなフリースクールは何を提供したら良いでしょうか?

 授業?教材?

 そんなのは本人がやればいい。ネットの授業や本屋に良質な授業、教材が溢れています。

そして、一人一人は目指すことが違います。高校卒業程度認定試験を通過し、東京大学に進学することを目指す子どももいるでしょう。ハーバードやミネルヴァを目指す子どももいるでしょう。一流の寿司職人を目指す子どももいるでしょう。フィールズを目指す子どももいるでしょう。地元の企業に就職することを目指す子どもいるでしょう。子ども同士の関わりの中で、東京大学を目指した子どもが寿司職人を目指し始めたり、その逆もあります。つまり、多様で動的なのです。

 サービス、料金も様々です。おそらく、一定上の人が求めるようになれば、行政が補助を保護者に与えます。

 では、フリースクールの教師は何をしているのでしょうか?

 第一は、その集団が凝縮力を持ち、互いに支え合う集団であることを維持発展することです。

 第二は、予算を獲得し、子ども達がやりたいことをやれる能力です。

 第三は、ネットワークです。例えば、フィールズ賞を狙いたい子どもと、特色入試をしている京都大学の数学教室と繋げ、ゼミナールに参加させます。そのようなことが出来るネットワークが差別化になるかも知れません。

 また、企業とネットワークを組み、高卒資格無しだけど、その企業が必要とする資格と実務経験を与え、その企業に就職させることもありでしょう。

 

 さて、このようなフリースクールを実現できる、教育の理論と実践論は何ですか?

 自明ですよね。

 だから私の頭の中にあるイメージは以上の様なものです。

[]16%以降 07:53 16%以降 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 16%以降 - 西川純のメモ 16%以降 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 もし、フリースクールに学ぶ子どもが16%に達する前に公教育が脱皮できない場合どうなるか?ドラッカーの述べるように、既に起こったことをもとに予想する方法が有効です。

 東京、大阪では、私立高校に進学する子どもに対して、学費負担が公立並みになる補助を行っています。これによって、公立高校の志願者が激減しています。

 これが起こるでしょう。小学校、中学校、高校も。ようは学校に対して補助をするのではなく、学習者と家庭を補助する。その方が効率もいいし、変化に対応できる。

[]臨床教科教育学会 07:22 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は都立科学技術大学で臨床教科教育学会が開かれました。昨年、会場校が高校になることを知って、「出来るのかな?」と思いました。そう思った自分を、今は笑えます。素晴らしかった。高校生の皆さんが実に素晴らしかった。研究の世界に入ってから四十年、様々な学会に出席しましたが、これほどサービスが充実した学会は初めてでした。

 さらに、この学会を生徒の教育に生かそうとする高校の先生の知恵に敬服します。

 そして、愚かにもこれほどのことは出来ないと思った私と違って、構想された高校の先生方、それを認めた校長先生に深く敬意を表します。

追伸 ある中学校の先生に「来年度は、おたくでやらない?」と言いました。その先生は「うちではここの高校生のようなことは出来ません」と笑っていました。私は「子どもたちは有能だよ」と笑いました。でも、こんなことを妄想できるのは素敵です。

[]革命 07:22 革命 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 革命 - 西川純のメモ 革命 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は公教育が自律的に脱工業化社会に対応できるとは思いません。しかし、子どもたちのためには脱工業化社会に対応できる教育に脱皮しなければならない。

 どうするか?

 基礎的・基本的学力の保証という呪縛から逃れるために、フリースクールに頼るしかない。そこで脱工業化社会の教育を実現するのです。あわてて付け足しますと、工業化社会の人は「どんな教育?」と思います。しかし、脱工業化社会は個性的であり動的なのです。だから、色々なフリースクールが生まれればいいと思います。

 さて、このフリースクールがサポートしている子どもたちが16%の壁を越えるとパンデミックが起こります。しかし、そうなる前に公教育が脱皮してくれると期待しているのです。

 昨日、個性的なフリースクールを創ろうという方に出会いました。私のヴィジョンを共有いただけたと思います。

追伸 16%壁を越える前に公教育が脱皮できないならば、破壊的イノベーションになるでしょう。でも、公教育は残ります。絶対に変わりたくないという16%のラガーとのために、細々と。そして、フリースクールの方が公教育になるのです。ただし主管官庁は文部科学省ではありません。そうなると文部科学省は16%の教育を担当する庁もしくは局になるのでしょうね。(ということに文部科学省の人に危機感を持ってほしい。政権から好かれてはいないのですよ。)

[]新教育基本法 07:45 新教育基本法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新教育基本法 - 西川純のメモ 新教育基本法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 現在の教育基本法第1条は以下の通りです。

 

教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

 

 フリースクールが公教育になったときの教育基本法第1条は以下のようにあるべきだとおもいます。人格の完成という曖昧なものではなく、憲法の示す国民の3つの義務を前面に出すのです。就職は大多数の保護者、子どもの願いです。シンプルでシャープです。これは現在の文部科学省や教育委員会は担当できません。

 

教育は、就労、納税、子女の教育の出来る国民の育成を期して行われなければならない。

 

19/01/05(土)

[]金沢 19:29 金沢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 金沢 - 西川純のメモ 金沢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 金沢大学附属中学校の先生が、学校行事等がなければいつでも授業公開してくれるそうです(もちろん、校長先生のご了解があればです)。社会科です。『学び合い』の生を見たい方、私に連絡ください。つなげますよ。

[]東京 08:16 東京 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東京 - 西川純のメモ 東京 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、東京にいますが。東京には住めないな、と思います。

 第一に空間です。庭がない。窓の向こうは他人様の家の壁。町並みを見ていると、

苦しくなります。東京生まれの、東京育ちですが、東京都言っても昔の板橋、そして31年間も新潟に住んでいるのですから。上越市は広い。東京だったら豪邸と言われる家も土地付きで三千万円で手に入れられる。ちょっと離れて、中古だったら、かなり大きな家でも土地付きで五百万円ぐらいです。

 第二に人の多さです。これは東京にいる頃から感じていました。私は異常に共感能力が高いのです。講演の時には感じませんが、人の営みを見ると、その人の状況・気持ちを想像してしまうのです。だから、同時にいっぱいの人の営みを見ると、息が苦しくなってしまう。

 でも、天気が良いのはいいなと思います。上越は良いところですが、老後を過ごしたくない。雪があるからです。

 だから、老後は、太平洋側(雪が降らない)、内陸(地震、津波の危険性が低い)、東日本(食文化が合っている)の大都市から公共交通機関で1時間ぐらいの地方都市に住みたいと思っています。

19/01/04(金)

[]改革 17:48 改革 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 改革 - 西川純のメモ 改革 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先ほど、高校普通科の改革は中途半端になると申しました。では、我々にとってこの改革は意味ないのでしょうか?ありますよ、もちろん。改革に踊らされるのではなく、改革によって踊らせればいいのです。

 人工衛星スプートニクをソ連が飛ばしました。それに慌てて、アメリカは莫大な予算を科学教育につけたのです。でも、スプートニクがソ連の科学技術によって生み出されたのではなく、ベルリンにいたドイツの科学者をソ連に連行したから出来たモノです。

 ということを知っているのですが、「ソ連の科学教育に後れを取ったからだ」と政治をして、国防教育法を成立させた切れ者がいたのです。

 踊らされるか、踊らすか、どちらになりますか?自明ですよね。

[]高校普通科 17:20 高校普通科 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校普通科 - 西川純のメモ 高校普通科 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 政府は高校普通科を抜本改革するそうです。でもね、まあ中途半端になるでしょう。本当にとんがった学科をつくるならば、通信制による普通科しかあり得ません。だって、指向性のハッキリした生徒が一定地域に一定人数いることはあり得ませんから。でも、「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」という工業化社会のコードから逃れられない文部科学省には無理でしょうね。どうやっても、学術的には定義不能な基礎的・基本的な学力の保証という呪縛から逃れられないですから。

[]富の未来 17:07 富の未来 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 富の未来 - 西川純のメモ 富の未来 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が今後の社会を思うとき、その最も基礎となる理論はアルビン・トフラーです。今から30年以上の著作ですが、驚くほど現在を正確に予言しています。

 その中に「富の未来」(https://amzn.to/2TmlhE6 https://amzn.to/2Tu33Rk)という本があります。実に、示唆に富んだ本です。ものすごく短く言うと、工業化社会における富はみんながほしがるモノが富なのです。ところが脱工業化社会においては、一人一人が己の富を創造するのです。一人一人が個性的な富を求めるならば、希少性は生まれません。結果としてお安く富を得ることが出来ます。

 私の数少ない趣味がブックオフに行って、気に入った100円コーナーの本を買うというモノです。100円コーナー以外では買いません。

 本日は錦糸町に泊まります。そこで、上越妙高駅から新幹線で東京駅についたら、飯田橋に行きました。その後、秋葉原、亀戸、錦糸町に行き、4つのブックオフで本探しです。2時間半かけてまわりました。結局、飯田橋、秋葉原では欲しい本が見つからず、亀戸で単行本2つを見つけました。前から欲しかった本なので嬉しかったです。一般の人から見れば、馬鹿馬鹿しいですよね。でも、多くの人が馬鹿馬鹿しいと思うものだからお安く楽しめる。

 これからの社会、多くの人は稼げない。稼げない中で楽しむには、富を創造する必要があるのです。

[]臨床教科教育学会 16:50 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日の臨床教科教育学会に参加するため東京におります。この学会は学術と実践を本当の意味で往還する学会として設立された学会です。象徴的なのは今回の全国大会です。

 会場は都立科学技術高校です。私の知る限り、日本学術会議に登録されているレベルの学会の全国大会で会場が高校だったことはありません。

 ちなみに朝一番に座長の仕事がありますが、それ以外は控え室でぼーっとしています。私と話したい方、どうぞ。学会員以外の参加も歓迎します。なお、帰りの電車の関係で懇親会は早めに退出します。ですので、話したいことがあれば、お早めに。

[]教師 06:15 教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師 - 西川純のメモ 教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は苛つき、怒り、吠えます。

 私が100年のスパンで物事考えられたら、いや、20年ぐらいのスパンで物事を考えられたらゆったりと構えていられます。数十年に現状の学校教育制度は破綻します。もし、そうなっていなければ日本が破綻します。

 日本は工業化社会では生きていけません。それで生きようとするならば、現在の発展途上国並みの生活に戻るしかありません。先進国として生き続けようとしたならば、「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」した教育で個別最適化した製品・サービスを生み出さなければならない。その脱工業化社会を文部科学省は工業化社会のコードである、「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」でやろうとしている。無理です。

 学校は就職予備校ではないと思っている教師には、経済・産業界が求める人材は育てられません。ここ20年の中央教育審議会の答申にある「社会」とは経済・産業界という言葉に置き代えれば、答申の真意が分かります。現在の学校制度はことごとく形骸化しました。

 経済・産業界は日本の学校教育が育てられない人材を海外に求めました。これからどんどん外国籍の子どもが学校に入ってくる。その多様性を日本の学校は受け止めることは出来ないでしょう。

 だから、現状の学校教育制度は破綻すること、そうなっていなければ日本が破綻することを確信しています。しかし、日本が破綻する前に為政者は学校制度を変えるでしょう。たとえ100万人弱の教師が反対しても、国鉄をJRにしたように。

 だから、頭も心も研究者だったらゆったりと構えればいいかもしれませんが、私には出来ません。私は教師ですから。頭は研究者ですが心は教師です。

 バブル崩壊してから学校教育を卒業し社会出たが非正規雇用になった人たちは五十代に突入しようとします。その人たちの中には独身で、生活保護での老後に突入する人たちが多いのです。目の前にいる子どもたちの半数はそういう未来に繋がっている。これは私の妄想ではなく、政府統計に基づいています。

 私は教育を現象とみていない、子どもたちという言葉を使うとき、リアルな一人一人の子どもを想定しています。ぽつんとしている子どもが『学び合い』で救われるとき涙を流して喜びます。しかし、同時に孤独の中にいる子どもを想像し涙します。

 日本の子どもの2割はちんぷんかんぷんな授業を週30時間聞かなければならないという拷問を12年間受けなければならないのです。

 余裕を失い、教育力が低下した職員室は、多くの教師の心を蝕み、退職に追い込みます。

 ということを知っている私は数十年レベル、ましてや百年レベルでゆったりと構えることは出来ません。だから、私は苛つき、怒り、「なんで、視野が数年レベルを超えず、面白い授業、分かりやすい授業レベルを超えられないんだ!」と吠えます。そして、「リアルな子どもたちは現在も不幸だし、今後、悲惨な未来に誘っているのは自分たちと自覚せよ!」と。

19/01/03(木)

[]少数事例 22:16 少数事例 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 少数事例 - 西川純のメモ 少数事例 - 西川純のメモ のブックマークコメント

こういう人もいます。

でも、ごく一部。

多くの子どもの話ではありません。

https://www.huffingtonpost.jp/2018/01/16/piotr_a_23334437/?fbclid=IwAR1c9m93gM1MSnqdvErdnFjFQHUViPwnBybNkK7MEYRsCY-75X8nMBiLc_8

19/01/02(水)

{大事なこと}スポットライト 21:45 {大事なこと}スポットライト - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - {大事なこと}スポットライト - 西川純のメモ {大事なこと}スポットライト - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学で数百人相手の授業をします。私が高校教師だったときのテクニック満載の授業をします。「ご静聴感謝!」と言えば、学生さんから拍手をもらいます。大学の授業で拍手をもらえる。嬉しい、でも、所詮、芸人をやっているです。でも、昨日紹介したエピソードに接すると何度でも泣けます。嬉しくて。救えなかった子どもに謝ることは出来ない。でも、私の同志が救っている。そのときの子どもと同志のことを思えば涙が流れる。すこしは何か出来たかなと。でも、同時に、すぐ思います。苦しんでいる子どもは多い。今できることをすべきだと。それが私に出来る贖罪です。もちろん、許されないし、許すされるべきではない。でも、今日の夜、教え子の顔を見なくて過ごせるかも。

[]問いかけ 15:17 問いかけ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 問いかけ - 西川純のメモ 問いかけ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「一人も見捨てないを、言えるか、言えないか」ではありません。「一人も見捨てないを、言い続けるべきか、言い続けなくて良いか」なのです。もし「言い続けるべき」と判断するならば、「どのように語るか」に頭を使えばいい。

[]教科の特性 13:20 教科の特性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教科の特性 - 西川純のメモ 教科の特性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は不思議でなりません。理学部で学んだ中学校、高校の教師の理科及び数学の教師の中に「深い教科の理解」とのたまうのか、全く理解出来ません。大学で学ぶ数学と中高で学ぶ数学は縁もゆかりもないことは自明です。中高の数学は計算させますが、大学の数学は計算可能であることを理解するのです。大学で学ぶ物理、化学、生物学、地学と、中高で学ぶ理科と縁もゆかりもないことは自明です。私は高木貞治の解析学概論やファイマン物理学を読んだとき、笑い出しました。全然違いますから。そして、遙かに大学の数学や物理学がチャーミングです。だって、高校でほぼ1年間かけて学ぶ力学は、F=mαを3次元に拡張し、微分・積分で出てしまうのですから。

 他教科は分かりませんが、おそらく上記と同じだと思います。そもそも高校と同じレベルの、いや、同じ次元のことを学んでいるとしたら、それは大学ではない。

 以上のことから、理学部で学んだ中学校、高校の教師の理科及び数学の教師の中に「深い教科の理解」とのたまうのか、全く理解出来ません。

 そもそも週3、4回、それも大部分は教師の話しを聞いてノートに写すことで学べるレベルのことが「深い教科の理解」なのでしょうか?それは教科の背景となる学術に対する侮辱です。

 もしかしたら、高校で学ぶことの延長上のことを学ぶ大学で学んだのでしょうか?

 あることで、ちょっとムカムカしています。

[]一人も見捨てない 10:50 一人も見捨てない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一人も見捨てない - 西川純のメモ 一人も見捨てない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の「一人も見捨てない」ことへの拘りは、失礼ながら、多くの義務教育の教師は分からないかも知れません。何故なら、教師の視野は在学中に限られ、卒業したらお役御免となります。そして、色々な問題を抱えても、全員が中学校に進学し、多くの子どもが高校に進学します。ある意味、ハッピーエンドで終えます。ところが、高校は違います。そして、一部の高校は、もの凄く厳しい子どもが集まります。在学中に、ボロボロと奈落に落ちていく子どもを見続けなければならないのです。それもごく少数の子どもではなく、あとから、あとからです。

 だから、義務教育の教師には、私の拘りの深さを感覚として理解出来ないのも仕方がない。でも、私の拘りは、そこにあります。だから、テストの点数がどうのこうの、保護者からのクレームがどうのこうの、教科の構造がどうのこうの、教師の反発がどうのこうの、などで微動だにするわけないのです。ようはそれを解決する一手を多様に柔軟にやり続けるだけです。そのノウハウ本も用意しています。新任1年目を生き残るサバイバル術教えます(https://amzn.to/2EYwhoh)、何故か仕事の出来る教師の7つのルール(https://amzn.to/2s4RDaN)、みんなで取り組む『学び合い』入門(https://amzn.to/2F0Z0b5)、学力向上テクニック入門(https://amzn.to/2F36OKl)、私は『学び合い』にこれで失敗し、これで乗り越えました(https://amzn.to/2F2Prs7)です。これらは皆さんより一足先に地雷を踏んでしまった人の失敗分析、解決策が整理しています。自分のため、子どものために地雷を踏まないでください。

 もちろん、義務教育の教師の中にも、私と同じ拘りを持っている人がいます。

 一つのエピソードを紹介します。佐賀唐津の貞包さんのエピソードです。貞包さんが中学校教頭として、社会科で『学び合い』を実践しました。卒業式での話しです。その時のエピソードです。『学び合い』が何を目指しているかが分かれば、揺るぎません。今、校長として学校づくりをしています。


「先生、卒業式の日にこんな話をしてごめんなさい。でも、伝えておきたかったので。」

彼はそう言って話してくれた。

聞けば、相当ないじめを受けていたと言う。

名前で遊ばれる

落書きされる

物隠しをされる

後から押される

グループ外しをされる

提出物集めの時、自分だけとばされる

小学校中学年から始まったいじめは

6年生まで続いた。

「みんなと同じ中学校になんか進みたくない、」母親と毎日のように涙を流した。

だから、近隣の国公立、私立はすべて受験した。

でもうまくいかなかった。

泣く泣く迎えた中学校の入学式。

母親とうなだれながらも真新しい学生服に

かすかな期待をした。

入学してからもいじめは続いた。

自分のプリントだけ、親指の爪と人差し指の爪で挟んで、まるで汚いもののように。

自分がしゃべると、耳をふさぐふさぐ人がいた。

隣の人の机がものの数センチ遠い。

自分の左に座る人はみんな右手で頬杖をつく。

誰も気づかないようないじめだった。

2年生になって、『学び合い』が始まった。

余計に孤独を感じたが、別にいいと思った。

ただ、これまでと違うのは、先生がよく机の横に来てくれる。

これまで話したこともなかった人が、「みせて。」っていってきた。

半年過ぎて気づいた。

自分のまわりにいつも2、3人がいる。

「みせて。」が「教えて。」に変わってきた。

うれしいと感じた。

教えるだけでそんなに喜ばれるのであれば、

もうちょっと勉強しようと思った。

そんな折りに、先生はぼくに無茶ぶりをしてきた。

「第一次護憲運動について20分、授業してくれないかな⁉」

『できるわけないじゃん、俺、いじめられてるんだよ。』って心で呟きながらも、

断りきれず、受けた。

文字や線が斜めにならないように練習した。

文字の大きさも、チョークの色も、

何回も何回もやり直した。

話す順序も、みんなが「はっ」と思うように並び替えた。

だから、伝えたかったことはだいたい伝えられた。

話すことと、だいたい同じように黒板に書いた。

時間内に終えた。

先生は、「練習通り。」と耳元でささやいてくれた。うれしかった。

いつも、僕に聞きにくる女子もだけど、拍手が多く感じた。

それから、いじめはなくなった。

僕をいじめていた人は、上から目線だけど、「教えろよ」と寄ってきてくれた。

他の教科でも、「そうならないかな。」と思ったので、頑張った。

やがて、数学の先生が『学び合い』を始めた。

まもなく国語の先生も『学び合い』を始めた。

あれから僕の人生はかわった。

彼の横には、肩をふるわせながらずっと下を向いたままの母がいた。

その足元には滴るように落ちる雫が溜まりをつくっていた。

そして深く頭を下げたあと、ふたりは、校門から外へと大きな一歩を力強くふみだした。


 私は貞包さんが羨ましい。何故なら、私の高校教師時代に『学び合い』はなかった。多くの子どもを救えず、いや、私がべったりと青春ドラマの教師をやったために退学へ導いてしまった。慚愧に堪えません。

 貞包さんは知ってしまったのです。『学び合い』は面白い授業、分かりやすい授業を目指しているのではないことを。不謹慎ながら『学び合い』はエイズに似ています。それは、かかりにくいが、かかると不治の病です。

 もちろん、テクニックレベルの人がいても良い。ハイブリッドの人がいても良い。そして、『学び合い』を蛇蝎のように嫌う人がいても良い。それが集団としては健全であることを知っています。でも、私のように「一人も見捨てず」の意味を理解してくれる人が少数でもいて欲しい。

 だから私は『学び合い』のノウハウ本以外も一杯書いているのです。

 2020年激変する大学受験!(https://amzn.to/2CIpuMS)、アクティブ・ラーニング入門(https://amzn.to/2F1tdaG)は一見,大学入試のことを扱っているようにしていますが、本当は、実際は求められる能力が変わっていることを伝えたいのです。

 学歴の経済学(https://amzn.to/2R1PBXP)、サバイバル・アクティブ・ラーニング入門(https://amzn.to/2F20Rxd)は、学歴の価値が変わることを扱っているようにしていますが、本当は、地域コミュニティの中で生きる価値を伝えたいのです。

 特別支援学級のキャリア教育入門・基礎・基本編(https://amzn.to/2F0BNGL)、実践編(https://amzn.to/2F1udvs)は、特別支援の子どもを扱っているようにしていますが、本当は、セーフティネットのない健常児の子どもこそが危機的状況にあることを伝えたいのです。

 2030年教師の仕事はこう変わる!(https://amzn.to/2F1rGBt)、教師がブラック残業から賢く身を守る方法(https://amzn.to/2F20TVS)は、教師の働き方改革を扱っているようにしていますが、本当は、自分自身の状況を理解することによって、相対的に安定している教師という職に就けない子どもの状況を理解して欲しいと願っています。

 私の現職時代は、あと6年3ヶ月。それまでに「一人も見捨てられない教育・社会」のヴィジョンを共有する後輩を一人でも多く育てたい。だから、『学び合い』の実践者の方々に願います。テクニックレベル、ノウハウレベルを早く脱してください。

19/01/01(火)

[]神奈川の会 12:43 神奈川の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 神奈川の会 - 西川純のメモ 神奈川の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月10日に神奈川県厚木で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://www.kokuchpro.com/event/6c4abcfe0d89c560e99887750832d670/?fbclid=IwAR2btW1IOeQiu2lKf2S412_CedmtZKO6OBwbz9F4V8WwdmqcbtLLy41rdhI

[]医者の勤め 10:23 医者の勤め - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 医者の勤め - 西川純のメモ 医者の勤め - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある化学療法をしなければ確実に死ぬと分かっているガン患者がいたとします。その化学療法は患者にとって辛いものであり、100%完治するとは限らないとします。患者が化学療法を嫌がってダダをこねるとします。医者として化学療法を薦めますか?薦めますよね?

 でも、その医者がその患者がガン患者だと判断していないならば、また、ガン患者だけど別の楽な療法で治ると思ったら化学療法を薦めませんね。

 『学び合い』では「一人も見捨てないこと」を子ども達に求めます。「一人も見捨てないこと」はかなりハードルの高い要求です。子ども扱いのうまい教師だったら、子どもから不満の起こらないように「一人も見捨てないこと」を求め続けられます。しかし、そうでない教師だったら、「一人も見捨てないこと」を求めることに不満が起こり、ダダをこねるかもしれません。

 さて、教師として「一人も見捨てないこと」を求め続けられますか?

 それは、その教師が、1年間、いや、1ヶ月で考えているか、50年、60年、70年の視野で考えているかによって分かれるでしょう。また、大部分の子どものことを考えるか、全ての子どものことを考えるかで分かれるでしょう。

 その授業のことを考えれば、大部分の子どものことを考えれば、「一人も見捨てない」ことを求めない方が良い場合もあります。しかし、50年、60年、70年の視野で考えれば、表現方法は加減しますが「一人も見捨てないこと」ことを求めるべきであることは自明です。何故なら、それ以外に全員の一生涯の幸せを保証出来ないからです。全ての子どもの一生涯の幸せを保証することは一人の教師に出来るわけないのですから。

 ちなみに、私はゼミ生に「一人も見捨てないこと」を求めたとは無いと思います。しかし、「一人も見捨てないことが得である」と信じ切っている私の生活の仕方、仕事の仕方を見せています。そして、それをゼミ生が実感できる場を出来るだけ与えています。それがホモサピエンスの自然な学びの姿です。しかし、縛り多い今の公教育では難しい。だから「一人も見捨てない」ことを言葉で伝える必要があるのです。

[]妄想 07:05 妄想 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 妄想 - 西川純のメモ 妄想 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 毎年、年末・年始に妄想をします。

 2018年を振り返って、私の一番の変化は、公教育に対して諦めたことです。

 慌てて申しますが、公教育にお勤めの先生方は大いに期待しています。巨大組織である公教育です。例えば、名古屋市でイエナプランを導入しようとしていますが、まず無理でしょう。多くの教師が、よってたかって形骸化するでしょう。一部の特区的な学校を創り、それを広げようとするのだったら可能性があるかもしれませんが。

 だから、持続的イノベーションの公教育において、破壊的イノベーションで生き残れる子どもを育てられる仕組みを考えていきたいと思います。今回、出版した「緊急提言eポートフォリオ構築法」(https://amzn.to/2BUt455)もささやかな抵抗策です。「緊急提言eポートフォリオ構築法」を読まれた小中高の教師の方々は、これの意味することは分かりますよね?

 来年度からフリースクールに関われることになりました。「2030年 教師の仕事はこう変わる!」(https://amzn.to/2EZXpDh)で描いた破壊的イノベーションをどれだけ実現できるか、妄想しています。いや、既にゼミ生たちが妄想しています。

 2018年当初、私がこんなことを考えるであろうということを予想していませんでした。

 2019年、私はどう変わるか、想像も出来ません、ということを想像しています。

 公教育をもう一度なんとかしたいと思っています。

 多くの若い人たちが公教育の教師を目指し、志ある教師が公教育を捨てないような公教育を復活させたい。でも、それは外圧しかないと思っています。