西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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18/12/11(火)

[]何故、理科は難しいと言われるのか? 06:34 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ 何故、理科は難しいと言われるのか? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「何故、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2ruMzfz)に書いたことの「さわり」を書きます。

 私は物理の授業で計算問題を解かせると、子どもたちは難しいと言います。ところが、数学では物理で解かせる計算より遙かに難しい計算を解いているのです。それが不思議でした。調査の結果、物理が現実をイメージして計算するから難しいのです。数学は抽象的だから簡単なのです。

 イジメは駄目なことは子どもは知っています。でも根絶できません。何故でしょうか?子どもたちに、さらにイジメはいけないことであること、イジメを受ける子どもがどのような気持ちになるかを教えても変わりません。そんなことは子どもたちは知っています。イジメをなくすために教えるべきことは別にあるのです。それはホモサピエンスが群れる生物であることに理由があります。

 一目瞭然、という言葉があります。ところが、そうとも違います。人はものの見方に関して、ある傾向を持っています。だから、同じものを見ても全く違うものを見ているのです。

 子どもには誤解があります。おしえても、おしえても、その誤解が解消しません。多くの教育研究では、誤解を解消するための手立てを立てました。しかし、誤解が解消しないのは、強固な誤解があるからためではなく、誤解が無いからなのです。だから、誤解を強めることによって誤解解消するべきなのです。この文章の意味分からないだろうと思います。それだけ画期的な発見なのです。

 花を観察するとき、メモをするべきですか?スケッチをするべきですか?メモおよびスケッチをするべきですか?おそらく皆さんが考えた答えは間違っています。これを理解するためには我々が映像を頭の中で処理する仕方を理解しなければならないのです。

 その教科が得意な子どもと、不得意な子どもを比べると、どちらの方が授業に関してより多くのことを覚えていると思いますか?びっくりすると思いますが、不得意な子どもなんです。例えば、授業後に「先生、ネクタイが昨日と同じ」と指摘する子は不得意な子どもばかりです。これを理解するには得意な子が、どのように情報を処理するかを理解しなければなりません。

 以上のような研究の積み重ねによって、教科が得意な人と不得意な人は全く異なった情報処理をしていることが明らかになりました。これを認知心理学では自動化と言います。これはホモサピエンスが獲得した情報処理の仕組みに由来します。従って、両者は本質的にわかり合えないのです。教室の中で一番得意な人は教師です。従って、教師は不得意な子どもを教えることは不可能なのです。それ故、子ども同士が学び合う授業が必要であることを述べました。

 以上のように、「何故、理科は難しいと言われるのか?」(https://amzn.to/2ruMzfz)は「理科」と銘打っていますが、実はすべての教科に関わることを書いています。

 面白そうでしょ?

 一生懸命、教材研究したら、みんなが分かる授業が出来ると思っている人は多いと思います。しかし、それは無理なのです。我々が空中に10秒浮遊できないと同じぐらい不可能なことなのです。私はこれを学術的に確認した上で、従来型授業と決別したのです。

 『学び合い』は徹頭徹尾、実証的な学術研究に裏打ちされています。そこが他の教育実践と決定的に違うところです。だから、本の通りにやれば本の通りになります。

追伸 電子図書の使い方は以下をご覧ください。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20181205/1543994960