西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/11/29(木)

[]短期・中期・長期 19:33 短期・中期・長期 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 短期・中期・長期 - 西川純のメモ 短期・中期・長期 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近は『学び合い』の授業方法に関して殆ど発信していません。興味を失っているかといえば、そうとも言えるし、そうとは言えないと思います。

 私は『学び合い』によって現実の教室にいる子ども・教師を救いたいと思います。

 でも、それを実現するには、学校レベル、教育事務所レベルの学校群が変わらなければならないことを知っています。

 でも、子どもたち・教師の一生涯の幸せを実現するには、地域コミュニティが学校を核として再生されなければならないことを知っています。

 仮に、それぞれをAレベル(クラスレベル)、Bレベル(学校・学校群の教育レベル)、Cレベル(地域コミュニティ)としましょう。

 最近、Aレベルの情報発信をしていません。興味を失っているかと言えば、はい、失っています。研究者としてはAレベルのことは全て解決したと思っています。事実、ありとあらゆる人からの質問に対して、実証的データを用いて即答することが出来ます。でも、それだったらBレベルも、Cレベルもほぼ同じです。どうすべきかは分かっています。あとは、それを実現した集団に入って実証的データをとるだけのことです。Bレベルに関しては学校レベルのデータは山ほどあります。後は学校群のデータが欲しい。Cレベルのデータはごく初期段階は得ています。

 ただ、データをとっても出るであろう結果は理論的に分かっています。実験研究としては興味は残っていますが、理論研究としては興味を失っています。

 しかし、私の中には研究者としての面と、教師としての面があります。後者の心にある一人の例外なく不幸にならないで欲しいという気持ちは衰えません。だから、Aレベルも、Bレベルも、Cレベルも興味がある。だから、Cレベルのことを書いたeポートフォリオの本も書いていますし、いまは、経営本も書いています。同時に、この冬から春には、Aレベルの小学校英語本、体育本も書いています。

 じゃあ、SNSでAレベルの発信が激減しているのは何故か?

 嬉しいことにSNSでAレベルの発信を積極的にやってくれるBレベル、Cレベルのことが分かった人が増えているからです。だから、私がやらなくてもいいのです。だから、私の情報発信の中心はBレベル、そしてCレベルが中心となっています。多くの教師にとっては訳の分からんことです。でも、私の役回りはそうだから、そうします。それによって、Aレベル、そしてBレベルの情報発信と行動をしてくれる人が増えます。

追伸 上越教育大学教職大学院の現職院生で西川ゼミに入るのは、『学び合い』を実践している人が圧倒的です。逆に言えば、そうでない人は入りません。そりゃ、Cレベルのことをパーパーと言っている人には興味を持たないでしょう。だから、西川ゼミに入った現職者から、私が講義でこれからの社会と教育の話をしたとき「あ~、ぶっ飛んだ話で、みんなドン引きしている~」と思ったそうです。そして、「先生、普通の人が分かることを話した方がいいですよ」とご指導いただきました。なるほどと、反省しました。SNSの場合、日本人の中のイノベーター相手をしていればいいのですが、学校の場合はそういきません。イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティに分かるような話をしなければ。

[]自戒 21:57 自戒 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自戒 - 西川純のメモ 自戒 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 OB/OG会に参加した人からのメールです。

 単純に嬉しい。でも、そのようなことを求める現状に問題があります。ゼミ生全員が幸せになってほしい。以下はOG/OB会に参加した人との会話です。

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私には、西川先生が6年後に退職されるという「恐怖」があります。だから、@@さんは西川先生が自分達の世界からいなくなるという「恐怖」でOBOG会のときにずっと泣いていたのです。素直で優しい人です。しかし、私は西川先生の退職後にこの世で一番苦しみがない幸せが奥様とあることを確信していますから、その退職後の世界へ旅立ちを待つ西川先生が楽になりお幸せになっていく姿を想像すると嬉しくもあります。どれだけのものを今背負っておられるか、少しばかり想像できるからです。西川先生が私たちゼミ生や子どもの幸せを願ってくださっているように、私も西川先生の「一生涯の幸せ」を衷心から願っています。

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ありがとうございます。

大丈夫ですよ。

私の代わりはいっぱいいます。

宗教ではなく、理論なのですから。

ニュートンがいなくても物理学は発展しています。

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つぎに@@さんに会ったら伝えておきますね。でも、きっと彼は言うでしょう。ニュートンは、自分達のために涙を流してはくれないし説教もしてくれないって。ついでに馬鹿話もしないから嫌だって。西川先生が、戸北先生の存在を唯一無二の方だと慕われておられるように私たちもそうです。でも、これは私たちの問題ですから、自分たちで乗り越えていく必要があります。ある日、突然はとても耐えられないですが、いつかその日が来るのだと知らせていただいたことは、わたしたちゼミ生への先生の愛情なのだろうと解釈しています。だから、時間を大切にいたします。

1月の臨教でまたお目にかかって、研究の途中経過を見ていただきたいと思っています。

ぜひ厳しい言葉で、ご指導ください。

私は、絶対にへこたれませんから。

[]持続的イノベーション 09:13 持続的イノベーション - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 持続的イノベーション - 西川純のメモ 持続的イノベーション - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学校の問題を解決する方法、それは教員のブラック勤務解消も含めて、どうしてみんな「教員の数を増やす」と言うのでしょうか?それは現状の問題の根本を解決しない対症療法に過ぎません。

 パーキンソンの法則というものがあります。曰く「公務員の数は仕事の有無にかかわりなく一定の割合で増加する」のです。何故なら、官僚制の中で、新たな仕事を増やし続けるのです。だから、教員の数を増やしても、その教員がギリギリに追い詰めるだけの仕事が増えるに決まっています。

 知恵がないな~、と脱力します。

 教師の仕事、学校の仕事を根本的に変えないといけないのに。

 「2030年 教師の仕事はこう変わる!」(学陽書房)で書いた未来像は、常識的な方にとってはラディカルすぎます。でも、そうしない限り出口はないのにな~

[]統廃合 09:05 統廃合 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 統廃合 - 西川純のメモ 統廃合 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子どもが減れば教師の数を減らせる、というのは単純すぎます。まあ、小学校ならば複式で3クラスにすることは可能でしょう。中高ならば、各学年1クラスに減少させることは可能でしょう。それ以上になれば統廃合になります。でも、統廃合できるでしょうか?

 「2030年 教師の仕事はこう変わる!」(学陽書房)に書いたことですが、東洋大学の根本教授のシミュレーションによれば小学校、中学校は現在の三分の一になります。東京、大阪、愛知でさえ半減します。島根県、和歌山県、高知県、岩手県は十分の1になるのです。

 もし学校が十分の1になれば、単純計算で通学距離は平方根の3.3倍になります。学校が一つもない自治体が生まれてくるのです。さて、統合できますか?山間僻地で通学距離が3倍になるのです。これからの時代、保護者の多くは共稼ぎです。祖父・祖母も働いているでしょう。その時、文部科学省、都道府県県教委はある決断をしなければなりません。それはネットを介しての授業をOKにするか否かです。

 実は、教育法規上、「子どもが学校に集まって勉強しなければならない」とは書いていません。学校教育法では高校、大学では通信制が明記されている一方、小学校、中学校では書かれていないだけのことです。

 もし、通信制を認めたら、何が起こるでしょう?

 学区の意味が無くなります。そうなったら、人員配置、予算はどうなるのでしょうか?

 今の文部科学省も都道府県教育委員会もそれを決断できるとは思えません。ということで、一定以下に削ることは出来ないでしょうね。財務省が圧力をかけてきたら別ですが。

[]教師不足 07:04 教師不足 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師不足 - 西川純のメモ 教師不足 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ネットサーフィンしていたら、「少子化が進むのだから、教師不足はそのうち解消する」と書いている人がいました。とんでもない。

 私のところに「だれかいませんか?」と悲痛な声で管理職が聞いてくるのは、年度初めに向けての年度末ばかりではありません。年度途中が多いのです。つまり、途中退職者の補充です。

 私の知っている初任者育成担当の方から教えてもらいました。その方は「教員採用試験の倍率が大幅に減っている。そのため、教師に必ずしも向いていないと思われる人も採用せざるを得ないのが現状です。大きな声では言えないですが、無理だなという人に肩たたきをするのも仕事なんですよ」と言われました。つまり、大量採用している行政も織り込み済みなのです。

 それに途中でやめる方が職能がないとは思いません。私は教員養成系大学に三十一年務めています。その中で、努めて数年で辞職する人は身近ではずっといませんでした。ところがこの5年ほどに現れるようになりました。その人たちを思い起こせば、教師としての職能はあると思います。もちろん、若いのですから未熟な部分はある。でも資質は十分にあります。じゃあ原因は何か?きついですが、運が悪かった、としか言い様がない。

 私の頃には職員室に教育力があった。ところが、今の職員室には教育力が低下しています。そして、ものすごく低下している職場に入れば、つらくなります。では何故教育力が低下したか?それはブラック勤務を互いに求め合っている文化があります。

学生によく言うことです。学級崩壊しても教師を辞めない。先輩が「俺もそうだったよ」といってくれれば、保護者との話し合いに同席してくれれば。しかし、クラスがうまくいってたとしても、職員室に居場所がなくなれば教師を辞める。

今、教員養成系学部の倍率が低下しています。教員養成系大学の学生の中で、積極的に教職を選ばない学生が増えています。学校現場の働き方改革は進みません。なぜなら行政は保護者、すなわち国民が嫌がることをしません。

 考えれば、考えるほど、1条校に未来が無いように思うのです。新たな受け皿が必要です。脱工業化社会を構想しているのが工業化社会での勝ち組の人では脱皮は出来ないのかな~。

 ま、『学び合い』の実践者は、「みんなで取り組む『学び合い』入門」に書いたことをしていれば、同僚との関係を維持できます。そして、いくらでもブラック勤務を軽減することが可能です。とりあえず、首をすくめてください。次の局面は来ます。だって、もうどうにも出来なくなっているのですから。