西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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18/09/05(水)

[]人手不足 09:28 人手不足 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人手不足 - 西川純のメモ 人手不足 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある講演会で非正規雇用が多くなっている現状を話しました。聴衆の中のお一人が、日本が人手不足になっていることを指摘し、それと矛盾しているのではないかと質問しました。

 企業は1000万円の利益を上げる人だったら喜んで800万円の給料を払います。それも100人でも、1000人でも。非正規雇用の平均年収は170万円です。つまり、その人が生み出す利益は200万円程度しかないことを意味しています。

 つまり、人手不足とは正規雇用の給与を上回る利益を生み出す人の「人手不足」なのです。その責任は学校にあります。

 義務教育の教師は子ども達の職能形成は自分たちの仕事ではないと思っています。普通科高校の先生もそう思っています。非ジョブ型大学の先生もそう思っています。

 終身雇用が成り立った1950年代以降、企業がそれを担っていました。しかし、長期の不景気によって終身雇用が崩れ、企業は企業内教育を放棄し、即戦力を求めました。でも、当然です。利益を生み出さない新人に給与を満額与え、教育をするなんて営利企業のやることではない。あくまでも終身雇用を前提とした投資なのですから。

 このようなとき、誰が責任を負うべきでしょう?

 当人はもちろんです。しかし、学校こそ追うべきです。何故なら、社会に出る前の子ども達の時間を拘束しているのは学校なのです。