西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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18/08/09(木)

[]リターンマッチ 20:46 リターンマッチ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - リターンマッチ - 西川純のメモ リターンマッチ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生の合否の結果が流れはじめる時期です。

 何度も書いたことですが、再度書きます

 人は変えられませんが、でも、自分を変えることは出来ます

 過去は変えられません、でも、今の結果を良かったと思える未来を創ることは出来ます

 私は大学に入ってからしばらくして、大学掲示板を見ないようになりました。というのは、必要情報友達から「おい、西川、○○があるぞ、見とけ」という情報が流れます。結果として、毎日掲示板を見て、自分無関係情報を読むという無意味時間を省略することが出来ました。

 大学院の2年の時です。東京都高校を受けようと思っていました。その案内が掲示板掲示されたら誰かから教えてもらえると思っていました。ところが、5月になっても、6月になっても噂になりません。心配になって友人に「まだ受験の案内はないの?」と聞いたら唖然として「もう、申し込みは終わっている」とのことです。愕然しました。受験情報デリケート話題です。同じ都道府県を受ける人もいます。つまりライバル同士なのです。だから話題に上らなかったのです。

 ということで、私は教員採用試験から離脱です。

 馬鹿馬鹿しかった。悔しかった。恥ずかしかった。

 で、今できること、受験する同級生に出来ないことをを何かしようと思いました。

 私は修士論文を徹底的に、組織的にやりました。結果として、修士2年の9月頃には完成しました。そこの頃には指導教官小林先生以外に、多くの先生に読んでいただきました。

 で、終わった後、何をするべきかを考えました。

 博士課程に進学した同級生生物学学術論文投稿しはじめている頃です。とうことで、まずは日本理科教育学会、次は科学教育学会、そしてScience Educationというデューがはじめたアメリカ雑誌投稿しました。そして、その後も論文を書き続けました。

 12月になって教員採用試験勉強しました。徹底的に。例えばチャートを全文暗記する気持ち勉強しました。で、合格しました。

 そして、大学院時代学術業績を見込まれて上越教育大学採用されました。つまり、大ポカをしなかったら、今の私はありません。だから、実感として「人は変えられませんが、でも、自分を変えることは出来ます過去は変えられません、でも、今の結果を良かったと思える未来を創ることは出来ます。」と言えます

追伸 教員採用試験に残念な結果だった学生臨時採用に進む人がいます。でも、私は大学院進学を勧めます理由は、本学大学院は先輩教師に可愛がられることを学べます。つまり採用されるだけでなく、採用されてから辞めない教師に育てます第一臨時採用教員採用試験の1次試験は通りません。その勉強する時間は無いからです。私の経験上、臨時採用合格するには3,4年はかかります。それだったら、大学院に行って受験勉強をすればいいのにな、と思っています臨時採用といえども子どもにとっては教員です。真面目な人は手を抜けません。それに教職経験だったら、正規採用されたら、40年間積み上げられます。そんなに急がなくてもいい。

[]教師お仕事 08:47 教師のお仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師のお仕事 - 西川純のメモ 教師のお仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大阪市教育に関して以下の3つの記事をお読みください。まあ、私のメモを読まれる方でしたらご存じだと思います

http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000426354.html

大阪市小学校講師不足について

https://h-ishin.com/osaka-city/16526/

大阪市教員:全国一高い初任給昇給年功序列から能力重視へ 来年から実施

http://news.livedoor.com/article/detail/15103783/

「学テ」結果、校長教員ボーナス学校予算に反映へ…最下位状態化に危機感 大阪市吉村市長方針

 多くの方はご不快になるかもしれませんが、この流れは賛成です。というか、賛成/反対ではなく、必然だと思います

 民主的に選ばれた首長が、管下の職員給与体系に合法的方針を持つことは当然だと思います。それがだめだったら落選させればいいだけのことですから

 ただ、現状の教員が納得しがたいのは後出しじゃんけんからです。採用されたときの条件を首長勝手に変えたということは不当だと感じるのは当然です。しかし、不当か正当化を決めるのは教員でも首長でもなく裁判所です。はっきりさせたいならば「労働条件不利益変更」として訴えればいいことだと思います首長がこの方針を出したということは、その裁判に勝てると思っており、もし、訴訟が起こらないならば、教員も勝てないと思っていることを示しています。今後の流れを見守りたいと思います

 脱工業化社会コードで今後を考えると、非常勤講師給与体系を大幅に改善し、正規雇用と同じにします。そして、成果主義を徹底します。雇用都道府県政令指定都市単位ではなく、市町村レベルで行います。その結果として、雇用の流動化が活発になります新規採用者の基本は5年程度の期限付き採用します。

 各教員自分自身の実績を多様に記録し、市町村保護者アピールします。たとえば、前担任の全国学試験の点数を自分年代の点数、全国コンクールの子供の受賞歴、大学院等の学歴英検・トイックの点数、民間企業の勤務実績等々です。

 多くの教員も、教育委員会も望まないでしょう。その場合は、保護者学校を捨てて学校教育法の1条校以外に流れます。その場合は、学校教育制御不能状態になるでしょうね。「2030年教師仕事はこう変わる!」(学陽書房)をお読みの皆さんは、「こんなになるわけない」と思う一方、「示された根拠から考えて、こうなるかも」と思われたと思います。そして、出版されてから1年もたたないうちに、本で書かれたことの兆候が現れていることに戦慄されているのではないでしょうか?でも、脱工業化社会への移行は必然です。あらがうよりは理解すべきだと思います願わくば、動くことです。急流で船を操る方法は、その流れより速く動くことしかないのです。

追伸 これからの大規模な学校統合を実行するにはネットを介した授業を実現するしかありません。そうなったら物理的な制約から離れ、保護者学校を選べます非常勤講師学校を選べますPTA会費から給料の上乗せをしてもいい先生をほしがる時代必然です。

 「2030年教師仕事はこう変わる!」に書いたとおり、小学校現在の二万校弱がおおよそ約六千五百校に、中学校現在の1万校弱が約三千校に縮小します。地方さらに厳しく、島根県和歌山県高知県岩手県では小学校現在の1割程度に減少するのです。東京都大阪府愛知県でさえ半減します。今のままで成り立つわけありません。