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西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/07/31(火)

[]受験勉強 21:00 受験勉強 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 受験勉強 - 西川純のメモ 受験勉強 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子に何度も言うことです。

 受験勉強は勉強と違う。受験勉強は問題を解くこと。勉強は合格してからいっぱいやればいい。受験勉強はくだらない。でも、くだらなくても、それを徹底した人を選別できる。

 なんと、非生産的なことをしているのか。実は、小学校1年からやっているのです。

[]人付き合い 20:54 人付き合い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人付き合い - 西川純のメモ 人付き合い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 皆さんには幼なじみ、親友はいますか?

 私は我が儘です。というより、相手の気持ちを分からずに相手を不快にしてしまいます。ということで、中学校まで距離をおくことによって、自分は「相手の気持ちが分からない」、「友達が出来ない」という負い目を感じないように身を守りました。

 高校時代に一人の親友が出来ました。彼が一方的に興味を持ってぐいぐい引っ張ってくれました。「こいつには嫌われない」という安心感を持ちました。

 基本的に、私は人付き合いが下手です。ものすごく気を遣いながら世間を生きています。だから、「一人も見捨てず」と言われたときの子どもの気持ちがよく分かります。私が学校時代に教師から言われて一番嫌いだった言葉は「好きなもの同士で」という言葉です。

 でも、一斉指導の中ではそれを感じなくてもいい時間が大部分です。

 ということで、私が今でも嫌いなのは「対談」です。教え子は笑ってそれを課します。私の教え子は私と違って普通の人です。だから、私が初対面の人と語るのがどれほど苦しむことを知りません。

[]邪魔しない 08:50 邪魔しない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 邪魔しない - 西川純のメモ 邪魔しない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が「スマホを授業で自由に使わせればいい」と言えば、工業化社会の人は「家庭の事情で持てない子はどうするのだ?」と言うでしょうね。あ~、馬鹿馬鹿しい。持ってない子は使わなければいいし、必要があれば持っている子を「使えば」いいだけなのに。

 私が願うのは平成21年の「学校における携帯電話の取扱い等についての(通知)」(http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1234695.htm)を廃棄し、公的文書で「携帯電話を授業で使う試みもあり得る」と書いて欲しいだけ。つまり、奨励しなくていい、ただ、邪魔しないで欲しい。

 「子どもによる子どものためのICT入門」(明治図書)に書いたことですが、禁止は責任の放棄です。学校の管理下で安全に失敗させるべきです。だれも携帯電話の使い方を学ばせずに高校生になり、大学生になったら、大失敗するのに。

[] EdTech 08:14  EdTech - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  EdTech - 西川純のメモ  EdTech - 西川純のメモ のブックマークコメント

 NHKでEdTechの特集がありました。見ていてため息が出ます。

 見事に工業化社会の論理でした。子ども達が一人一台の機器を持ち、そのデータを教師が中央集権的に管理する。苦笑してしまうのは半世紀前にパパートが開発したLOGOと全く同じようなコンピュータ言語が、さも最近開発されたもののように扱われている。

 あ~。こんなものでSociety5.0は、絶対に100%確実に生まれない。

 なんで、こんな馬鹿馬鹿しいことが分からない。

[]普通のこと 06:30 普通のこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通のこと - 西川純のメモ 普通のこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの人は知らないと思いますが、私は教育工学の専門家として上越教育大学に採用されました。日本教育工学会にも業績がありますし、人工知能のプログラムで論文を書きましたし、部品からコンピュータを組み立てたことがあります。

 30年間、教育工学の世界を見ていますが、「どうして最先端の技術を使いたがるのかな」と思います。ま、論文にするにはその方が楽だからであることは分かっているのですが。

 学校で使われる、広がるものであれば、既にその原型は一部に広がっていると思います。ただし、研究指定校ではなく、普通の学校の普通の先生が使っているという意味です。電子黒板のようにそうでないものは、行政が莫大な予算をつけて普及させようとしてお普及せず、ほこりにまみれます。

 これからの教育において、何が正解かなんて分かるわけありません。例えばAIの専門家が一人一人違ったことを言っているのに、AIが発達した社会での教育なんて予想できるわけありません。どうしたらいいか?

 普通のことをやればいい。教室の外で携帯を使い放題ならば、使い放題にすればいい。大人がワード・エクセルを使っているならば、それを使ってもいいようにすればいい。携帯に様々なアプリをダウンロードし、使っているならば、そうすればいい。子ども達が「不便だ」と言うならば、そこに未来のブレークスルーがあります。

 という私には自明なことを、なんでみんなは分からないのか、分からない。キラキラした技術による未来の教育を見ていると、「あ~三十年前からちっとも進歩していない」と思います。

[]荒れた学校 06:14 荒れた学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 荒れた学校 - 西川純のメモ 荒れた学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が大学院を修了して勤めた高校は学力的に最底辺の学校で、暴走族・暴走族OBが多くを占める高校でした。私はその学校で授業が成り立つような技術を獲得しました。獲得しないといきられない学校でした。その技術は講演会で役立っています。

 その事を知っている人から、「勤めた高校で授業をするとしたら『学び合い』をしますか?」という質問を受けます。また、「荒れた学校で『学び合い』は出来ますか?」と聞かれることがあります。私の応えは「もちろん!」です。

 考えてみてください。そもそも、そんな学校で一斉指導がなりたちますか?

 「座りなさい、黙りなさい」と子どもに求めるのと、「立ち歩いてもいいよ、相談してもいいよ、でも、一人も見捨ててはいけないよ」と子どもに求めるのと、どちらが求められますか?

 思い起こせば、そのようなクラスで授業を成り立たせるために、一斉指導の中に『学び合い』の「テクニック」を使っていました。一人で授業を成り立たせるのは、かなりしんどい。だから、子ども達の集団として動かす必要がありました。しかし、決定的に抜けていたのは「学ぶ意味」でした。当時の私はそれを語れなかった。だから、芸人になり、親兄弟になってなりたたそうとしていました。今の私は「学ぶ意味」を語れます。だから、集団の管理者、つまり上司の立ち位置で個々の子どもではなく、集団として繋がることが出来ます。

 荒れた学校でも、進学校でも同じです。

 どんな学校の子ども達も学校は多くの責任がある。それを一人の教師が背負えるわけありません。子ども達と一緒に背負うべきです。子ども達は一緒に背負うことによって、一生涯の宝になる仲間を得ることが出来るのです。かつては就職先が一生を保証していました。しかし、今後の日本では学校が子ども達の一生を保証するのです。学校が核になった地域コミュニティだけが一生を保証できます。

18/07/30(月)

[]奥義 19:23 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の本で、目標は2割の子どもが誤りなく理解することが大事であると書いています。そして、範囲、レベルを厳密に表現するにはどのようにしたらいいかを説明しています。

 私の本で、評価は大事であると書いています。そして、どのように評価したらいいかを説明しています。

 ところが西川ゼミでは「結果を出せ」、「日本を変えろ」のような抽象的でとらえどころのない目標を与えます。そして私はゼミ生を評価しません。何故でしょうか?

 ゼミ生と対話を積み上げます。それを通して、私の考え方を理解します。私の生き方がその考え方に一致していることを理解します。それ故、私が私の語る考えを本気で信じていることを理解します。だから、「結果を出せ」、「日本を変えろ」という言葉を理解し、一人一人が自分なりに解釈します。

 私はゼミ生を評価しません。その代わりに自分自身が自分を評価することが大事であることを語ります。そして、仲間を評価することが大事であることを語ります。それは徳ではなく得であることを論理的に語ります。

 何度も書きましたが、西川ゼミは完全無欠に『学び合い』のセオリーによって運営されています。しかし、私の本で書いていることを私は全くしません。私が本で書いているのは入門者、中級者レベルのことです。その先があります。もちろん見た目は違ったとしても、セオリーは一致しています。だから、方法レベルの人には分かりづらい。

 私はゼミ生が抜群に成長して欲しい。だから、私が目標を定めません。本人が定めなければならない。だから、「結果を出せ」、「日本を変えろ」と語るのです。

 私はゼミ生を大人にしたいし、一生涯幸せになって欲しい。だから、私は評価しません。本人が自己評価するようにならなければならないからです。

 本日、ある方に語ったことです。

追伸 分かりづらい文章ですね。でも、ゼミ生ならばニヤニヤしていると思います。ま、一度、上越においでいただければ、私が本に書いているようなことを全くしていないことを見られますよ。

追伸2 思い出しました。あるゼミ生に西川ゼミがやっていることが子どもの一生に関わることであることを説明した後に、「○○ちゃん、聞こえない?助けて~助けて~という子どもの声が聞こえない?我々が日本を変えなければ、どれだけの子どもが苦しむか。我々は驀進しなければならない」と言いました。薬が効きすぎた結果、その子は泣き出し「先生、それが分かるから」と言いました。いい子です。

18/07/29(日)

[]多様性 21:09 多様性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 多様性 - 西川純のメモ 多様性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は多様性を前提にしています。

 ある組織、ある国をまとめて否定する人います。また、肯定する人がいます。いずれも間違っていると思います。

 集団には必ず尊敬すべき人(まあ、主観ですので、逆の立場の方からは恥ずべき人)が2割、恥ずべき人(逆の立場からは尊敬すべき人)が2割、そしてごく普通の人6割で構成されていると思うべきです。願わくば、尊敬すべき2割がごく普通の6割の人を引きつけるミッションを持てる知恵を持って欲しいと思います。

 みなさん。

 個人を嫌いになったり、否定する気持ちになったりすることは分かります。でもね、組織を否定することはよくない。どんな組織にも頑張っている人がいます。

追伸 私の過去のメモをお読みください。そう考えると、一貫していますよ。

[]ドローン 17:51 ドローン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ドローン - 西川純のメモ ドローン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 空を飛ぶ鳥は、一糸乱れず行動しています。この行動を観察すれば、鳥の集団には社会的制度があると感じます。しかし、実際にはそうではありません。レイノルズはたった三つの規則で、鳥の群れの行動が記述出来ることをボイド(boid)というコンピュータプログラムで示しました。その規則とは、

1)近くの鳥たちが数多くいる方へ向かって飛ぼうとすること。

2)近くにいる鳥たちと、飛ぶ速さと方向を合わせようとすること。

3)近くの鳥や物体に近づきすぎたら、ぶつからないように離れようとすること。

 

 政府のSociety5.0の文章を読むとドローンが重要な役割を果たすようです。

 工業化社会の人は、それを管理する巨大管理システムを構築しようとするでしょう。でも、そんなことをしたら個人が個性的なサービスを生み出すことが出来ません。お役所にことわらずに勝手に出来るようにしなければ。

 例えば、

1) 近くの鳥や物体に近づきすぎたら、速度を下げ、ぶつからないように右に5度方向を変える。

 という一つのルールをドローンに組み込めばいいのではないでしょうか?

 ま、この発想は工業化社会の人は出来ないだろうな。

[]入試 17:14 入試 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 入試 - 西川純のメモ 入試 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 Society5.0における大学入試は?と聞かれたら、スマホを使い放題にする、と即答します。検索機能だけではなく、電話で人に聞くのもOKにするのです。そうすれば、社会において活躍できる人を見いだすことが出来ますよ。

 まあ、ズルする子どもはいるでしょう。でも、大学でスマホ使い放題のアクティブ・ラーニングをすれば、直ぐに馬脚は現れ、落第することになる。ということが分かればズルしなくなります。

 ま、工業化社会の人は、そんなの無理と色々と理屈を言うでしょう。あはははは

追伸 スマホ使い放題の大学入試問題は、既に答えが分かっているものは出さないですね。例えば、「邪馬台国はどこにあるか?」というような問題を出せばいい。

 九州だ、近畿だという答えを書くような子どもは入学させたいとは思いません。例えば、邪馬台国の場所を明らかにすることが無意味であることをチャーミングに書いた学生に私だったら高得点を与えます。問題の地平で動いているようでは創造的ではない。

 ただし、こうなるかならないかを決められるのは、大学でも文部科学省でもありません。それは企業だと思っています。企業がこのレベルの人材を欲しがるようになれば、大学入試は変わります。

 行政がアプローチすべきは、大学ではありません。企業です。

[]ツール 17:02 ツール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ツール - 西川純のメモ ツール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 Society5.0に必要なのは、情報機器やネット等であったりプログラミング能力だと思う人は少なくありません。プログラミング教育を学校教育に導入は典型的です。失礼ながら見事に工業社会的です。

 全員が何でプログラミングの能力を獲得する必要があるのでしょうか?

 Society5.0において最高のツールは情報機器やネットやプログラミングではありません。情報機器やネットやプログラミングを駆使する「人」なのです。その「人」を使えればいい。

 逆に言えば、情報機器やネットやプログラミングを駆使する「人」にとっては、駆使できない人が最高のツールです。彼らから、ニーズを得ることが出来るからです。

 ということは、『学び合い』における子どもを見ていれば自明なのにな~

[]未来 16:44 未来 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 未来 - 西川純のメモ 未来 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ドラッカーは未来を予想する方法は、既に起こったことを外挿することを薦めています。ちょっと説明が必要です。

 歴史の流れを個人や組織が変えることは出来ません。出来るのは多少早めることか、多少遅くすることぐらいです。歴史の必然ならば、その萌芽はあるはずなのです。そして、その萌芽は何故生まれたのかを分析すべきです。

 しかし、自分が新たなモノ・コトを生み出し、新たな社会を0から創造しようとする人がいます。無理なのにな~

 Society5.0はこれから生まれるのではありません。既に存在しているはずなのです。それが何なのかは、それを生み出した必然を分析すべきです。

[]Society5.0 16:31 Society5.0 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Society5.0 - 西川純のメモ Society5.0 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は大阪の私鉄に乗りました。行きも帰りも1時間弱乗っている間、都会の人の行動をじっと見ていました。気づくのは、ずっとスマホを見て、操作をしています。それも若い人ばかりではなく、50台とおぼしき人も含めてです。

 「ここにこそSociety5.0があるのな~」っと思います。

 工業化社会の勝ち組の人は、工業化社会の考え方でSociety5.0を組み立てようとします。だから、大仰になってしまう。本当は、とても細かくて、単純なものが、積み上がり、動的に変化することがSociety5.0の姿なのに、どうしても「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」しようとするのでねじ曲げてしまうのです。

 困ったな~。

 ま、ほっとけばいいか。

[]精神エネルギー 16:15 精神エネルギー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 精神エネルギー - 西川純のメモ 精神エネルギー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大阪の会から戻ってきました。それにしても疲れています。

 私のお仕事は1時間程度の講演です。しかし、それが疲れるのです。もの凄く思いを込めて語りました。その思いの強さは多くの方は感じていただいたと思います。精神エネルギーを使い果たした気がします。数日、家族と一緒にご飯を食べ、枕を並べて寝ると回復します。

[]千葉の会 07:26 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月15日に『学び合い』千葉の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/531204/

18/07/27(金)

[]いい感じ 21:22 いい感じ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - いい感じ - 西川純のメモ いい感じ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は細かい、でもハッキリした言動で色々なことを判断しています。で、本日、とても良い「香り」をゼミで感じました。何を見取ったか?それは「ひ、み、つ」。確信します。ゼミ生は絶対に分からない。ふぉふぉふぉ。ま、セオリー通りに、そのうち全体に語ります。

[]中止 18:13 中止 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中止 - 西川純のメモ 中止 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日の群玉の会は中止だそうです。

[]性の多様化 10:16 性の多様化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 性の多様化 - 西川純のメモ 性の多様化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 朝食を食べながらNHKの番組を見ていました。毎日、色々な人の朝食風景を写すコーナーがあります。私は好きです。ボーッと見ていると、本日は中性的な男性(今風ともいえます)が朝食を作っています。私は「あ~、共稼ぎで、朝は旦那さんの担当なんだな」と理解しました。やがて「ご飯が出来たよ~」と声をかけて出てきたのは男性でした。ここに至って、同性カップルの家庭の朝ご飯の風景であることを理解しました。

 LGBTの権利を守り、差別・偏見を無くそうという文脈での番組は何度も見たことがあります。しかし、ごくごく普通の生活を、ごく普通に放送している。その普通さに、「あ~、ここまで来たんだな」と思います。

 男性の中にも、「自分が男性であると自覚し、男性が性対象とする男性」、「自分が男性であると自覚し、女性が性対象とする男性」、「自分が男性であると自覚し、男性と女性が性対象とする男性」、「自分が女性であると自覚し、男性が性対象とする男性」、「自分が女性であると自覚し、女性が性対象とする男性」、「自分が女性であると自覚し、男性と女性が性対象とする男性」がいます。それは女性も同様です。この組み合わせは多数です。更に言えば、上記に書いていない要素で分類すれば膨大です。

 脱工業化社会では個性化します。性も個性化し、結婚も個性化し、家族も個性化します。

 性対象は多様化しますが、性行為は本能の奥深いところでコード化されているので頑強です。同様に、家族は多様化しても、家族の機能である子孫を産み、育てるという本能は頑強だと思います。日本が存在するためには、同性婚を認めるだけではなく、同性婚で子どもを産み・育てる仕組みを創らねばならないな、と番組を見ながら思いました。

[]PDCAサイクル 09:54 PDCAサイクル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - PDCAサイクル - 西川純のメモ PDCAサイクル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、「すみません、一つお話お聞かせください。PDCAサイクルは、まさに工業製品をつくる過程のもの。Society3.0的考え方だと思うのです。これと教育とは合わない。むしろ脱却していかねばならないと思うのですが、いかがでしょうか。」という質問を受けました。応えは、「正解!」です。

 PDCAサイクルは工場での品質管理システムを提案したデミングに端を発しています。だから、Society3.0のど真ん中です。そんなものを学習指導要領のど真ん中に据えて、かつ、Society5.0を目指すということは、文部科学省の中にSociety5.0を分かっている人が極々少数であるということの証明です。(ま、それが健全な組織というものです)例えば、「絶対王政によって民主国家を運営しよう」と同じぐらいバカげた言明です。

 何度も書きましたように、脱工業化社会のコードは「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」です。一人一人が個性化・非同期化した学習をするとき、PDCAは個々人がすべきことです。更に言えば、PDCAの順番、つまり計画、実行、評価、改善の順番で実行するなんて不自然きわまりないです。残念ながら現在の理科教育では、探求の過程があることを前提としています。それによれば「課題の設定」→「情報の収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」→「課題の設定」・・・・というサイクルがあるそうです。書きながら笑ってしまいます。こんなことはないことは50年以上前のカール・ポパーやトーマス・クーンの科学史研究から明らかなのです。未だに火打ち石を使っているぐらい古くさい考えが残っています。考えてみて下さい。課題設定が出来る、また計画が立てられるには、そもそもどういうことが起こるかが予想できるからなのです。実際の問題解決や発見の過程は動的でグチャグチャしたものです。

 実際はグチャグチャしたものなのですが、工業化社会の人達はそれを「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」しようとするのでねじ曲げてしまうのです。

 更に言えば、学習指導要領自体が規格化がコードのSociety3.0そのものです。ま、学習指導要領自体の縛りは緩いので、現状でもSociety5.0は可能ですが。例えば、電子教科書が本格化したら教科書検定制度は有名無実になるでしょうから。

 Society3.0の勝ち組がSociety5.0の案を作っている限り、Society5.0は生まれないでしょう。Society3.0の勝ち組は見向きもしないニッチな市場でSociety5.0は生まれ、育ちます。

追伸 宮仕えなのですから、PDCAサイクルを適切にやるのは当然です。折り合いを付けねば。

kanjii4dakanjii4da2018/07/28 05:49今日の広島『学び合い』の会ランチミーティングに使わせて頂きます。
m(__)m

jun24kawajun24kawa2018/07/29 17:58是非!

18/07/26(木)

[]ゼミ開放日 13:25 ゼミ開放日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ開放日 - 西川純のメモ ゼミ開放日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月のゼミ開放日は21日です。

 https://bit.ly/2DrhRfQを参照して下さい。そこから、ゼミ生達のHPに入って、申し込みをして下さい。

[]身を守る 11:14 身を守る - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 身を守る - 西川純のメモ 身を守る - 西川純のメモ のブックマークコメント

 老婆心から一言。

 働いている人ならば、身を守ることを考えねばなりません。

 例えば、私は下ネタ好きですが、女子がいるときは絶対に言いません。

 学生と話すときは研究室ではなく、公共のスペースで話します。

 でも、そんなことを考えないのが普通ですよね。でも、攻め方を知っている人と闘うときには用心せねばなりません。

 SNSで子どもや同僚・上司が特定されるようなネガティブな発言をすればアウトです。FBの友達限定をしても、ツイッターの匿名ではアウトです。

 また、私に対してカッカと感情的になり、SNSで発言される方がいます。その方の潰し方は、至って簡単です。そのような方は勤務時間内にドカドカとSNSで発言します。ところが、それは職務専念義務違反なのです。だから、発言した時間と内容を教育委員会に伝えればチェックメイトです。ご安心下さい。私は一度もやったことはありません。心の中で「バカだな~」と思う程度にしています。が、それを知っている人は私一人ではありません。

 ちなみに、私の場合は裁量勤務制です。つまり、いつ勤務し、勤務しなくても、週40時間働いたと判断される雇用関係なのです。とてもよさげな雇用関係のようですが、つまり、残業をいくらやっても残業がつかないという、怠け者にとってはパラダイスで、仕事をやっている人には地獄の雇用関係なのです。ということで、私はいつどこでSNSに投稿しても職務専念義務違反にならないのです。

[]衰退するもの 10:04 衰退するもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 衰退するもの - 西川純のメモ 衰退するもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書きましたが、工業化社会のコードは「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」です。

 夏の甲子園関連のニュースを聞きながら、また、オリンピック・ワールドカップ関連のニュースを聞きながら、「あ~工業社会の仕組みだな」と思います。何故なら、多くの国民が規格化された競技に熱狂し、それを成り立たせるためにマスコミが組織的に宣伝し、中央集権的な極大化した組織が管理しています。

 一方、脱工業化社会のコードは「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」です。

ベネッセ教育総合研究所の調査「子どもの生活と学びに関する親子調査2016」によれば、運動部への参加率は中1で66.2%、中2で63.7%、中3で57.3%、高1で50.0%、高2で45.0%、高3で29.2%です。また、同研究所の『大学生の学習・生活実態調査報告書 [2008年]』によれば大学生の運動部への参加率は24.8%です

 中学校、高等学校での組織的な指導が無ければ、運動部に参加したいと思う子どもは約四分の一に過ぎないのに、組織的な指導によって中学校で6割まで上げられている事実です。

 じゃあ、今後、どうなるか?

 今、テレビを見ずにネットで情報収集している世代が育っています。それらが親世代を占めます。当然、子どもはそうならいます。結果として規格化されたマスコミの呪縛から逃れ自由に自分のやりたいことを考えられるようになります。そうすれば、運動部の参加率は下がり、甲子園、オリンピック、ワールドカップの視聴率が下がるでしょう。

 幸島の猿の話しを知っていますか?最初に芋を海水で洗うことを発見したのは若い猿です。それは若い猿の間で広まり、年長の猿は最後まで洗うことはしませんでした。そして時が過ぎ、幸島の猿は全員、芋を洗うようになりました。

 ご不快かも知れませんが、甲子園、オリンピック、ワールドカップに熱狂することは工業化社会の中に囚われていると思います。

 みんなが同じものを求めると希少性が生じます。希少性が生じれば貧富の差が生まれます。ところが、みんなが別々なものに価値を創造できるならば希少性は生じません。そうすればみんなが幸せになれるのです。甲子園には予選を含めれば四千以上の学校が参加します。つまり、99.975%の学校は負けるのです。

 何かに熱狂させるのは、誰かさんが儲かるためです。でも、その呪縛から逃れる人がこれから増えるのです。トフラーの「富の未来」を読むといいですよ。

18/07/25(水)

[]ビックリ 21:49 ビックリ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ビックリ - 西川純のメモ ビックリ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 3ヶ月ぶりに薬をもらいに地元の大病院に行きました。診察は淡々としたものです。会計のために手続きをしました。そうしたら、書類の中にある私の名前を読んだ事務の方が「先生の著書を何冊も読んでいます。ありがとうございました」と言われました。知らない教員の方から言われることには慣れましたが、一般の方からは慣れていません。聞くと、学歴の経済学のように今後の社会本を読まれているとこと。

 書いて良かったと思いました。それにしてもビックリ。裾野は広がっています。

[]練馬の会 16:15 練馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 練馬の会 - 西川純のメモ 練馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月28日に東京練馬で『学び合い』だいこんの会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/s/event/index/527559/

18/07/24(火)

[]ぐんたまの会 19:22 ぐんたまの会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ぐんたまの会 - 西川純のメモ ぐんたまの会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月28日に埼玉県本庄市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/kuro106ra/20180724

[]群馬の会 07:07 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月26日に月に1度の『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/take1_No12/20180724

[]冬 06:37 冬 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 冬 - 西川純のメモ 冬 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以前、本学に在任された気象学の先生から教えてもらいました。暑い夏の冬は大雪だそうです。統計的にはそうだそうです。

18/07/23(月)

[]既に決まっている 20:57 既に決まっている - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 既に決まっている - 西川純のメモ 既に決まっている - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月15日に国立大学に働いている人にとって大事なことが決まりました。ちなみに、小中高の先生方も、次は自分です。以下のファイルをお読みください。例えば、「年俸制」で検索すると分かりやすい。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/042/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/06/26/1406403_15.pdf

[]越後『学び合い』の会 20:49 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミは様々な活動をしていますが、その一つは越後『学び合い』の会があります。上越の地での『学び合い』の会です。今年は10月12日、13日です。特筆すべきは上越で開かれる会ですが、私は「全く」関与していません。まあ、講演してくれと頼まれましたので、それは受けました。

 私としては自慢のゼミ生を見せびらかしたい。https://kokucheese.com/event/index/529466/

18/07/22(日)

[]提案 09:47 提案 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 提案 - 西川純のメモ 提案 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月に校外学習の後に小学校1年生が亡くなる事件がありました。日本の猛暑日は増えています。これは子どもの生死の問題です。文部科学省の統計によれば、保健体育の教師ではなく、かつ、現在担当している部活動の競技経験がない人が部活の顧問になっているケースは、中学校で45.9%、高校で40.9%です。つまり素人が危険性の高い運動部の顧問を担当しているのです。

 環境省熱中症予防情報サイトの「運動に関する指針」によれば、気温が31度から35度は厳重警戒で熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避けることを求めています。(なお、35度以上で運動は原則中止となっています。)運動部は体温が上昇します。従って、気象庁の最高温度予測が31度以上である場合、夏休み中の日中の部活動を禁止することを校長判断で徹底してはいかがでしょうか?そうなると、夏休みの練習が全く出来ない地域は少なくないと思います。そもそも甲子園野球を存続させるべきなのかを問うべきなのかもしれません。当然、反対する子どもや保護者もいるでしょう。しかし、生死の問題ではないでしょうか?昔の日本の平均気温とは異なっていることを理解すべきです。

 小学校への連絡会で中学校の先生は、保健体育の教師ではなく、かつ、現在担当している部活動の競技経験がない人が部活の顧問になっている部活は何部であることをつたえてはいかがでしょうか?そして、三年後をめどに、死亡・重度の障害事故の頻度が高い運動部の場合は、保健体育の教師か部活動の競技経験のある教師を確保できない場合、廃部にすることを伝えるのです。具体的には死亡・重度の障害事故が20万人あたり一人以上の部活である自転車、ボクシング、ラグビー、柔道、器械体操等、水泳、ハンドボール、剣道、野球、サッカー、陸業競技、バスケットボールです(学校における体育活動中の事故防止について(報告)体育活動中の事故防止に関する調査研究協力者会議 平成24年7月)。つまり、今の学校のマンパワーでは、子どもの命を守ることは出来ないことを率直に子どもと保護者に語るべきです。専門家でない教師が部活担当をしないことは働き方改革であると同時に、子どもの命を守ることなのです。

 当然、反対する保護者や子どもはいるでしょう。しかし、我が身、我が子の命を心配する保護者や子どもはいます。その時、子どもの命のため毅然するべきだと思います。

 ある学校で専門家を揃えられなくとも、広域ならば確保できるでしょう。従って、複数の学校が合同する部活である、合同部活動を提案することも出来ます。(ただし、送り迎えは保護者であることも伝えましょう)しかし、社会体育への移行が最も自然です。その意識改革を子どもの生死の次元で話し合う時期が来ていると思います。痛ましい事故を知る保護者は理解してくれると思います。

18/07/21(土)

[]全員達成 08:11 全員達成 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 全員達成 - 西川純のメモ 全員達成 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』では全員達成を求めます。本当は、全員達成を諦めないことを求めます。しかし、この全員達成を求めることに疑問を持たれる方がいます。

 簡単な説明から始めます。

 我々、教師は教科の深い学びを成立させる以前に、学習指導要領に定められていること、即ち、国民全てが学び取らなければならないこと、即ち、ものすごく基本的なことを国民全員が獲得することを求められています。だから、教師は全員達成を求められています。これを実現することを教師だけで出来るでしょうか?無理です。だから、子ども達と一緒にやるしかありません。ならば、全員達成を求めることは当然です。

 ただし、ここで教師がその責任があることは分かるが、それを子どもに押しつけるのは責任放棄ではないか、という疑問が生じます。

 これは、『学び合い』で全員達成を命じているという誤解があるからです。違います。『学び合い』では全員達成は自分にとって得(徳ではありません)だということを語るのです。従って、全員達成に参加しなかったとしても、ペナルティを与えることはしません。参加しないこと自体がペナルティなのですから。その事が分かるので、徐々に参加するようになるのです。

 さて、上記のような誤解が生じるのは、多くの教師の方は、学習指導要領で定められたこと、特に、教科編で書かれたことを教えることが教師の仕事と思われています。しかし、違います。教師の仕事とは、教育基本法第1条に書かれている「第1条(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」なのです。学校で学ぶ時間は一分、一秒の例外もなく、この目的のためにあります。では、人格の完成とは何でしょうか?『学び合い』は「多様な人と折り合いを付け、自らの課題を解決すること」だと考えています。であれば、「一人も見捨てない」ということは子どもにとって分かりやすい表現です。もちろん、人格の完成に関して別な考え方を持つのはアリです。しかし、その考えに一致する教育が一分、一秒の例外もなく出来るでしょうか?私はかなり無理があると思います。

 ちなみに、『学び合い』の初心者は全員達成を毎回しなければならないと思いがちです。違います。そんなことしたら子ども達がダレてしまいます。だから、学習指導要領で定められた最低限の課題の他に、かなり嚙み応えのある課題を含ませなければなりません。その中でも一人も見捨てないことを諦めない集団に育てるのです。(このことは本に書いているのですが、多くの人が読み飛ばしてしまいます)

 さて、多くの教師は比較的短期のことしか考えません。小学校の先生は1年単位、中高の先生は3年単位で物事を考えます。『学び合い』では最低限で1年から数年をかけて集団を創りあげ、一回一回の授業で一喜一憂しません。さらに言えば、自らの教育が30年後、40年後、50年後の子ども達の人生に大きく影響することを知っています。

 子ども達の生きる時代は長期不景気の時代です。AI・ロボット・外国人が活躍する時代です。子ども達の多くは非正規雇用になるでしょう。終身雇用は崩壊し、正規採用された人も何度も解雇されるでしょう。生活保護を受ける子どもはいるでしょう。その子達が言葉通りに生き残るには仲間が必要です。我々の時代は勤め先が一生涯を守ってくれました。しかし、今後は守ってくれません。守ってくれるとしたら、学校を核にした地域コミュニティだと『学び合い』は考えています。

 『学び合い』の初期の段階で集団になじめない子どもはいます。さて、その子の顔を思い浮かべて下さい。これからの厳しい社会で生き残れますか?断言します。生き残れません。それは、その子だけではないのです。だから、一人も見捨てずは得であることを理解した子ども集団を育てなければなりません。

18/07/20(金)

[]部活 06:58 部活 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 部活 - 西川純のメモ 部活 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年の夏の部活指導。どんな対策をしても、熱中症で死んだら「予見できる事態」だろうな。保護者から一筆もらった子どもだけ参加させることが必要だな。もちろん、校長にも一筆。

 一番いいのは、校長判断で、35度以上になることが予想される日の部活は中止にすべきだ。

 私が校長だったら、そうする。

 保護者にも子どもにも「命の問題です」と言える。

[]未来の教室 05:32 未来の教室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 未来の教室 - 西川純のメモ 未来の教室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 経済産業省の「未来の教室」実証事業の第1次公募の採択事業群が一堂に会して発表する会が開かれます。面白い会だと思います。http://www.meti.go.jp/press/2018/07/20180717004/20180717004.html

18/07/19(木)

[]大阪の会 05:25 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大阪に新しい『学び合い』の会が生まれました。多種多様な会が生まれることは良いことです。8月19日が第一回です。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/530058/

18/07/18(水)

[]対策 19:14 対策 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 対策 - 西川純のメモ 対策 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 実は、皆さんも考えていませんか?

 野外ではなく、教室内の授業中に熱中症で倒れ、死亡する子どもがでたらどうなるでしょうか?その危険性は、その暑さならありえると思います。でも、対策のしようがない。

[]高校教師 19:11 高校教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校教師 - 西川純のメモ 高校教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は地元の高校生に1時間語りました。講演を受けたときは「いいですよ」という軽いのりで受けたのですが、語る内容を考え始めると高校教師モードになってしまいます。思いを込めて語りました。直球勝負です。ですので、笑いのテクニックは一つも使わずにです。1割の子どもの伝わり、その子が広げて欲しい、と念じながら。

18/07/17(火)

[]言い方 21:01 言い方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 言い方 - 西川純のメモ 言い方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は今の授業とかなり違った教育を提案しています。それに反発を感じる方がいても当然です。怒りを感じる方もいても当然です。すみません。

 従って、SNSでその気持ちをぶつけたいと思うのも当然です。

 ようは言い方、書き方です。

 第一は、個人特定されない書き方をすればいいのです。例えば、「『学び合い』」とか「西川純」と書かずに、「一人も見捨てないと標榜する某は」なら大丈夫です。

 第二は、子どもじみた言い方をしなければいいのです。例えば、「おまえのカーサンでべそ」ではなく、「お母様は腸ヘルニアではないでしょうか?美容外科の受診を勧めます」と書けばいいのです。

 あはははは

 この程度の配慮を出来ない人と関わるのは辛いです。

 第一の人ならば、無視すればいい。

 第二の人ならば、「ありがとうございます」と返信するか、FBなら「いいね」を押せばいい。

 私の願いは、私の言葉を理解する人に繋がりたい。私の言葉を理解し、反対する人と、折り合いを付けたい。

追伸 私の名前を明記し、「おまえのカーサンでべそ」を書く人がいます。それも義務教育の教師が。アグレッシブな私は、その教師を潰したい衝動に駆られます。が、そうすれば身が汚れるので、スルーします。私が何もしなくても、その人が誰かをフォローするに人は少なくないですから。

[]懲戒 19:21 懲戒 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 懲戒 - 西川純のメモ 懲戒 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が訴えたら懲戒になると思う人は、二十人は確実にいますね。中には匿名でなく、実名での人は5人いる。最近では大阪の某小学校教師。SNSにおける匿名性なんて無いのに。それを知らない人が多いよね。http://news.livedoor.com/article/detail/15017548/

18/07/16(月)

[]特別支援 21:01 特別支援 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 特別支援 - 西川純のメモ 特別支援 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の特別支援の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/529795/

[]仲本さん 20:59 仲本さん - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仲本さん - 西川純のメモ 仲本さん - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年度、西川ゼミを修了した現職院生の仲本さんが語ります。お誘いします。

日時:7月27日(金)18時

場所:琉球大学 文系総合研究棟305

内容:前半『学び合い』について(30分)

後半『学び合い』体験(20分)

 途中入場、途中退場OKです。

[]アドバイス 10:30 アドバイス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アドバイス - 西川純のメモ アドバイス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に取り組んでいる若手教師に中堅・ベテランが心配してアドバイスをします。その典型的なものは以下の二つです。

 第一は、「一つの方法に囚われず、色々な方法を学ぶことが大事だよ」というアドバイスです。

 第二は、「この方法は、経験を積んだ、力量のある先生に出来ることだよ。若い人には無理だよ。」というアドバイスです。

 きっと、このようなアドバイスを受けた方もおられるでしょう。アドバイスです。しっかり聞いて無視しましょう。その方はあなたのことを気遣ってのアドバイスなのですから、ちゃんと聞きましょう。しかし、反論はやめましょう。分かりたくないことは、人は分かりません。

 第一のアドバイスをする人は、教師の授業方法の多様性は認めているのですが、子どもの学び方の多様性は意識に登っていない。『学び合い』は子どもの学び方の多様性を理解しています。それ故、多種多様などんな教師の指導方法もその多様性に対応できないと考えています。

 第二のアドバイスをするかたが理解していないのは、一斉指導がどれほど大変かを知っていないのです。その原因は、上記と同じに子どもの多様性を理解していない。クラスには東京大学に進学するかもしれない子もいれば、知的障害を疑われる子どももいます。家庭的に問題を抱えている子もいます。その教科が好きな子もいれば、嫌いな子もいます。その多種多様な子ども「全員」が分かる一つの説明、その多種多様な子ども「全員」が興味関心を持てる語りをしなければなりません。

 断言します。不可能です。

 ただし、子ども達が分からなくても、つまらなくても聞いてくれるならば、授業らしきものは簡単にできます。ようは1時間喋り板書すればいいのですから。多くの子どもは小中高大と16年間、週30時間、それを見続けているのですから。

 もし、多種多様の子ども「全員」が分かり、興味関心を持てる授業を目指すならば、『学び合い』は可能です。簡単とは言いません。しかし、私の本の通りにやれば、一定以上は保証出来ます。一斉指導は不可能なのですから、比を取れば無限倍「まし」です。

 若者はつまらなそうにしている子どもを見続けるのは慣れていません。昔はそのような子どもは5人ぐらいに収まり、「しかたがない」と合理化できた。それが長年続くと、心の安全のためにつまらなそうにしている子どもを勉強している子どもに変換する脳の仕組みが生まれます。ところが、今は、つまらなそうにしている子どもが積極的に学び、成績が上がる実践が生まれているのですから、そのような方向に行かない若者が生まれます。そして、よい子の反乱(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20160818/1471526357)が頻繁になれば、選択肢はなくなります。

 上記のようなアドバイスをする中堅・ベテランは定年になり退場します。従って、『学び合い』を実践する人の割合は確実に増えていきます。時間の問題です。私が願っているのは、その新陳代謝を早まることです。

追伸 幸島の猿の話しを知っていますか?最初に芋を海水で洗うことを発見したのは若い猿です。それは若い猿の間で広まり、年長の猿は最後まで洗うことはしませんでした。そして時が過ぎ、幸島の猿は全員、芋を洗うようになりました。

18/07/15(日)

[]強者のアドバイス、弱者のアドバイス 21:23 強者のアドバイス、弱者のアドバイス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 強者のアドバイス、弱者のアドバイス - 西川純のメモ 強者のアドバイス、弱者のアドバイス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 思い起こせば、就職してから先輩・上司に恵まれました。その証拠に、私は人生において直属の上司の悪口を言ったことがありません。これは誰に聞いてもいい。

 それらの先輩・上司は、みんなオッサンでした。何かが凄いという人ではありません。等身大の私の現状を認め、十年、二十年たっても本質は同じであることをさらけ出してくれました。繰り返しますが、普通のオッサンです。講演会で多くの聴衆を集める人のような人ではありません。しかし、そのような人には感じられない「徳」を感じます。それは職場を一緒にしているからこそ感じられることなのでしょう。

 若い私は、そのオッサンから色々なことを学びました。とてつもなく、当たり前のことばかりです。そして、未だに、そのオッサンの徳を学べません。

 私は自分が普通のオッサンであることをよく知っています。家庭を大事にしたいと思っています。銀婚式を過ぎましたが、家内を愛しています。家内が怖いときもありますが、家内の言うことは正しいと思っています。あまり根を詰めた仕事、連続する出張をすると体を壊します。心配性の私は私のクラスであるゼミに問題が起こるとおろおろしています。そして、それをゼミのみんなにオープンにしています。

 だから、私はゼミのみんなに「へっぽこのオッサン」のアドバイスをします。でも、それがいいと思っています。彼らの多くは強者ではない。ごく普通のの兄ちゃん、姉ちゃんであり、10年後はオッサン、オネー様になります。だから、「へっぽこのオッサン」のアドバイスが意味があります。

 世の中には、カリスマになろうとして、カリスマのまねをする人が少なくありません。無理です。そのような人になれないからカリスマなのです。

 私と直接に接した方に申します。私は無理なことを提案したことが一度でもありますか?ないと断言します。私はみんなが出来ることしか提案しません。(したくない人に関しては、時期が来るまで待ちます。)

[]時代が動いている 15:03 時代が動いている - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 時代が動いている - 西川純のメモ 時代が動いている - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度か書きましたが、死に直面した患者がどのような行動をするかという研究したロスの「悲嘆の五段階説」というのは面白いです。

 第一段階は、その存在を否認し、たいしたことはないと無視します。第二段階は、怒りで攻撃的になります。第三段階は取引です。第四段階は抑鬱です。そして第五段階が受容です。

 『学び合い』は非常に面白いグループ学習だと思って飛びついた人は、しばらくして、自分の大事なところを変えることを求めていることに気づき、無視するようになったと思います。つまり、「『学び合い』。あ、新潟の先生の本で読んだことあるけど、でもね~、あれは理想論だよ」と片付けるのが第一段階です。

 ところが平成22年ぐらいから第二段階に達しました。つまり、このまま進むと自分では制御不能のレベルになりそうなので、とにかく潰そうと思います。が、感情的なレベルなので、つぶし方が稚拙です。感情的なので攻撃も稚拙です。何の資料も読まずに表面的なことを感情的に述べ立てます。

 平成26年ぐらいから第二段階から第三段階に移行しつつあるようにあります。つまり、資料を読み妥協点を探り始めたようです。ただ、出発点が「自分は変わりたくない、納得したくない」なのですから読み方が浅く、不正確です。

 それは、「○○と『学び合い』は親和性が高い」、「『学び合い』を一部取り入れて」というような言説に現れています。その言明の一部は正しく、一部は間違っています。

 教育自体は、数百万年以前からホモサピエンスは行っています。我が国の学校教育においても、積算すれは十億弱の人が十数年間の営んでいるものです。ありとあらゆることが起こり尽くしています。優れた教師も多く、多くのノウハウは蓄積しています。『学び合い』で述べていることは100%天地開闢以来はじめてだと主張するつもりはありません。『学び合い』は自然科学をモデルにしています。過去の事実はちゃんと踏まえ、その基礎の上に成り立っています。『学び合い』の始原の形は、優れた教師の姿をモデルにしています。それを整理したものでした。ただし、『学び合い』の特徴は、徹頭徹尾、実証的な学術研究によって記録・分析したものを基礎としています。これがオリジナリティの第一です。不遜ながら申しますが、我が国で全国的に広がった教育実践の中で、実証的な学術研究に基礎づけられている教科学習は、『学び合い』だけだと思います。

 私が認知研究から『学び合い』研究に本格的に移行し始めたのは平成9年頃です。初期は優れた教師の姿をモデルにしており、問題意識も現状の教師が思いつくレベルのものです。例えば、どんなグループを形成したら話し合いが活性化するか、などを研究していました。『学び合い』で述べていることは、明治以降の多くの優れた教師の気づいていることです。本を丁寧に読めば、斎藤喜博や大西忠治の本にもその片鱗はあります。しかし、それらは実証的な学術研究によって分析されているわけではありません。

 学校現場の先生方は忙しいし、他人のお子さんを預かっているので冒険は出来ません。結果として、常識の範囲を超えることが難しいのです。学術は物事を理論的に考えますので、今までの常識を純化し、推し進めると、こうなる、というものが分かります。そして、我々は一つ一つ検証してきました。そして平成14年ぐらいから、常識から乖離し始めるようになったのです。そして、それを十年以上爆走しているのですから、学校現場で普通に思いつくレベルでは理解不能になっています。ま、それがご批判の原因なのですが。

 ですので、「○○と『学び合い』は親和性が高い」、「『学び合い』を一部取り入れて」と主張しても、現実には違いがありすぎるので無理があります。

 平成28年頃から第四段階の憂鬱に移行したように感じます。

 つまり、最近は第二段階の罵詈雑言、第三段階の足して二で割るような言説が殆ど見られない。実際に実践して成果を上げている人の割合が高くなっています。何故でしょう。つまり、罵詈雑言を吐いていた方々、足して二で割るような方々が、『学び合い』関係の情報を遮断したのでしょう。あたかも『学び合い』が世の中にないかのようにして身を守っているのです。ただ、第一段階の無視と違って存在を無視し得ないので、憂鬱だと思います。

 十年以上の実践者の方々、そんな感じを持ちませんか?

追伸 もちろん分布の問題ですので、未だに第一段階、第二段階、第三段階の方々はおられますよ。その比率の変化を書きました。

[]根拠俺 07:06 根拠俺 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 根拠俺 - 西川純のメモ 根拠俺 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世にある実践書の中で、実証的なデータに基づき、学術的な根拠に基づき、書いてあるものがどれほどあるでしょうか?1%もありません。限られた自分の経験に基づく指導が大部分です。つまり、根拠俺なのです。

 教員養成系大学の推薦入試の面接では、自分に寄り添ってくれた恩師の話を涙ながらに話す生徒がいます。きっと事実なのでしょう。そして、その子は子どもに寄り添うことが大事だと思い、寄り添う教師になるでしょう。しかし、その子が気づいていないのは、一人の教師の時間は24時間で、一人の子どもに寄り添うことには膨大な時間がかかり、従ってごくごく一部の子どもにしか寄り添えないという事実です。特定の子どもに寄り添うことは、実は大多数の子どもを見ていないことなのです。

 小学生の先生の中には算数ではブロックを活用することが有効だと信じている人がいます。きっとその先生はブロックを使うことで分かったのでしょう。でも、その先生が気づいていないのは、ブロックが有効でない子もいるという事実です。

 法で禁止されているのにもかかわらず、運動部での体罰や行き過ぎた指導は無くなりません。体罰や行き過ぎた指導を乗り越えた子どもが運動部で勝ち残り、その子が教師になる。だから、体罰や行き過ぎた指導が有効だと思っているのです。その先生が気づいていないのは、体罰や行き過ぎた指導が無効だったこともが多いことです

 学術だってそうです。残念ながら「こうあるべき論」の研究の比重が高く、実証的なデータで論を積み上げる研究は多くはありません。そして、現状の教育を前提としているので、現状の教育の是非を問う研究は殆どありません。

[]体罰 06:49 体罰 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 体罰 - 西川純のメモ 体罰 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 運動部の顧問には体罰は必要だと思っている人もいます。その方はこれ(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20020701/1173055210)を読んで欲しい。

18/07/14(土)

[]普通 21:44 普通 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通 - 西川純のメモ 普通 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 炎天下で80周走れといった結果、倒れた生徒がいました(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000000-kyt-soci)。これは、単純に訴訟にすればいいと思います。そうすれば、「少し」考えると思います。安心して下さい。「国家賠償法」によって個人はお金を出さなくてもいいのです。ただ、80周の妥当性を説明すればいい。

追伸 そんなことになったら、何も出来なくなる。という人もいるでしょう。でも、そんなレベルのことならば、何もしなくていい、と私は思います。

追伸 個人の問題とは思いません。ある事件の後、大津市の全てのいじめ対策担当に私の本を送り、お見舞いの手紙を送りました。一校も返事はありませんでした。

私のところには多くの人から謹呈本を送られます。私の主張と違う本が大多数です。でも礼状を出さなかったことは一度もありません。数十校の一つも例外が無いというのが凄い。さもありなん。

[]奥義 07:04 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何事にも奥義はあります。

 奥義は修羅場を経験し、乗り越えることによって会得します。

 しかし、もう一つあります。

 会得した人と対話し続けることです。

 後者の方が安全で、楽です。

 『学び合い』にも奥義はあります。しかし、それは1つの願いと学校観、子ども観に尽きています。ただ、それらがどれほど強力であり、奥深いかは計り知れない。

[]免許プログラム 06:47 免許プログラム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 免許プログラム - 西川純のメモ 免許プログラム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職大学院で教員免許状がとれます。免許状が無い人も、3年間かけて教員免許状をとれて、修士の学位を取得し、専修免許状をとれます。それも3年間の学費は2年分でいいのです。

 また、小、中、高のなんらかの免許状がある人の場合は、2年間で免許の取り増しが出来ます。地域によっては、小学校と中学校の両方の免許状を取得していないと合格しにくい地域があります(小中の人事交流があるため)。その県にある大学だったら、そのような情報は学生に教えていますが、首都圏の大学で学んでいると知らない場合が少なくありません。中高免許がある人が小学校免許状をとり増しする人は少なくありません。

 やっぱり学校の先生になりたいと思う学生さん。

 地元の教員になりたいというお子さん、親戚の方、教え子さんはいませんか?

 その夢を叶えます。

http://www.juen.ac.jp/kg/

18/07/13(金)

[]奥義 22:03 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 面白い授業、分かりやすい授業だったら簡単です。このレベルの望みならば、1年間『学び合い』を実践すれば達成できます。

 が、そのレベルでは乗り越えられないものがあります。何事も本に書けない、書いたとしても全員が分からない奥義はあります。

 それを乗り越えるには、人と関わり続けることです。

[]得 21:39 得 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 得 - 西川純のメモ 得 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 人は自分の利害で動きます。それが自然です。ただ、自分の利害をどれだけ抽象化し、長期的に見られるかは人それぞれです。

 目の前の授業が上手く出来る。それを求めるのが普通です。

 でも、そうでない人もいます。その人達は、ずっと何かをしています。

 囲碁を局部で考えるか、盤面で考えるか。

 盤面で考えられるのは、百人に一人いるかいないかです。

 もっとも5年のスパンで考えると十人に一人はいます。

 大学教師の多くはそれは出来ず、私が出来る。だから、ずっと負けない戦いをし続けています。

追伸 ちなみに、私の知る限り盤面と戦いを最も長くし続けている人は教師ではありません。ものすごい抽象能力だと思っています。

[]メディア通達 20:14 メディア通達 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - メディア通達 - 西川純のメモ メディア通達 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 法を運用している人のモデルが古いと困ります。

 大学設置基準には

『第二十五条 授業は、講義、演習、実験、実習若しくは実技のいずれかにより又はこれらの併用により行うものとする。

2 大学は、文部科学大臣が別に定めるところにより、前項の授業を、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる。

3 大学は、第一項の授業を、外国において履修させることができる。前項の規定により、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させる場合についても、同様とする。』

 とあります。だから、インターネットを使った遠隔教育が可能かと言えば、運用基準が厳しくてほぼ難しいのが現実です。

 それを運用しやすくするために文部科学省告示第百四条(いわゆるメディア告示)が平成十九年にありました。つまり、どのような条件があれば遠隔地教育が出来るかの基準を明確にしたのです。その中に

「毎回の授業の実施に当たって設問解答、添削指導、質疑応答等による指導を併せ行うものであって、かつ、当該授業に関する学生の意見の交換の機会が確保されているもの」

「毎回の授業の実施に当たって、指導補助者が教室等以外の場所において学生等に対面することにより、又は当該授業を行う教員若しくは指導補助者が当該授業の終了後すみやかにインターネットその他の適切な方法を利用することにより、設問解答、添削指導、質疑応答等による十分な指導を併せ行うものであって、かつ、当該授業に関する学生等の意見の交換の機会が確保されているもの」

に改定しました。つまり、遠隔地にも職員を配置してちゃんと勉強していることを担保しなさい、そうすればいいよ、という基準を設けているのです。

 平成十九年ぐらいだと仕方がないと思います。でも、Zoomという高機能のサービスが運用されている現在、かえって足かせになっています。Zoomならば遠隔地に補助者がいなくても学生等の意見の交換の機会が確保できます。そして、補助者の縛りがなくなれば、学生は自宅でも学ぶことが出来るようになります。

 この縛りが無くなれば、大学間の授業レベルの協働は一気に進むのにな~っと思います。

 さらに、大学ばかりではなく、小中高の遠隔地教育を拡大する必要があります。今後、自治体が中学、小学校を維持できなくなり、協働で維持するようになります。そうなれば校区は広がり、スクールバス対応も限界が来ます。文部科学省の人たちもZoomを一度使えばいいのにな、と思います。

[]教科教育・学級経営実践コース 19:52 教科教育・学級経営実践コース - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教科教育・学級経営実践コース - 西川純のメモ 教科教育・学級経営実践コース - 西川純のメモ のブックマークコメント

 平成31年度より私が所属する教職大学院の教科教育・学級経営実践コースのHPを公開しました。情報豊富です。シェア大歓迎。

http://www.juen.ac.jp/kg/

18/07/12(木)

[]愚痴 22:06 愚痴 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愚痴 - 西川純のメモ 愚痴 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今までに関わった人の中で、「現実の学校は・・」と語り出す人がいます。私は承りますが、「そんなこと百も承知、二百も合点」です。反論しません。その人にかけているのは「現実の学校のままで子どもの人生はいいのか?」という問いです。

[]今の学校がなくなる 21:38 今の学校がなくなる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今の学校がなくなる - 西川純のメモ 今の学校がなくなる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私も色々な未来を描きますが、まずは今のままっていうのは残ります。今の学校がなくなるなんてありえません。何故なら、公務員として採用した人がいるからです。生首は切りません。(でも、昇進はないと思います)

 どんな変化でも、変化に追いつかないレイトマジョリティとラガートはいます。その人達が駆逐されるのは一世代(30年)はかかります。考えて下さし。いまでも、携帯電話を持たない人、ガラケイを持っている人はいるでしょ。

 変化の進行は、ムーアの言うキャズムを超えた瞬間で、どっと変わります。がレイトマジョリティとラガートは変わりません。

[]発想の転換 21:38 発想の転換 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 発想の転換 - 西川純のメモ 発想の転換 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今後の社会が激変することは多くの人が理解しています。(少なくとも時代を決める人は)

 ところが、激変の中で今を維持しようとする流れがあります。例えば、奨学金の充実も1つです。でも、これって維持できない。

 例えばトヨタ学園のように学費の入らない高校の大学版があっていいと思います。ドイツ型デュアルシステムの大学です。実習が中核をなします。これってジョブ型ばかりではありません。実験系の研究室に1年から入るのです。私の研究室での最初の仕事は、山ほどのシャーレの洗浄です。アルバイトでこなすのではなく、学生が正統的周辺参加で参加するのです。そのためには「教養」は必須にしなければいい。

 でも、1条校がそれが出来なければ、あらたな学校がそれを実現すればいい。

 多くの子ども・保護者はアカデミックを学びたいと思って大学に入るわけではありません。豊かな就職を願ってです。ということは産業・工業界があらたな資格を重視すれば、大卒は瓦解します。

 でもね、圧倒的大多数の子どもの未来を豊かにするのは、発想の転換です。行動成長期の価値観で生きたならば、大多数は不幸です。お金がかからず、幸せになる道を、国民全員が持つべきなのです。

追伸 私の趣味はブックオフに行き、気に入った108円の本を買うことです。安上がりですよ。

[]戦略 21:38 戦略 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戦略 - 西川純のメモ 戦略 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これからの社会、勝負所はかなり変わります。例えば、私の場合、印税収入と講演会の収入を比べると、とんとんです。これからは後者に比重を置くだろうなと思います。さらに言えば、今後は今は無料にしている、個人指導の比重が大きくなってくるだろうと思います。

 つまり、私の所に来る人たちの質問に答える。私とテレビ電話で話すことが有料になるのです。

 何を言いたいか。以上のことは楽曲の世界ではそうなっています。

 文部科学省の予算獲得の戦略が、旧時代の戦略のままです。でも、攻める財務も、守る文科省も無理があることは分かっています。だったら、文科省は新たな価値を生み出す積極的な提案を財務に出すべきだと思います。

 ま、野人の戯言です。

[]大学 07:14 大学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学 - 西川純のメモ 大学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学設置基準を読むと、農業社会、工業社会の法律だということよく分かる。

 第一に、土地、建物が満たさなければならない条件は事細かに書いているのに、ソフトであるカリキュラムやスタッフの基準はおおざっぱです。だから、ネット上の大学組織なんて思いもつかない。

 第二に、設置時には厳しいけど、設置されてからは相対的にかなり甘い。だから設置時には優秀なスタッフを集めるけど、設置審の縛りが外れるとズブズブの温情人事になってしまう。

 じゃあどうするか?

 組織ではなく、スタッフごとに審査をしたらいいと思います。それも定期的に審査をするのです。また、専任スタッフというのはごくごく少数で研究者ではなく経営者の人です。まあ、現業をアウトソーシングするのです。

 教員は自分自身の定期的な審査を通るために施設を要求する場合があります。

 大学は、これこれの資格を持った教員をどれだけそろえているかを審査されるのです。まあ、これも必要ないとも思いますが。つまり、護送船団方式ではなく、自己責任になれば必死になります。

 まあ、席亭が落語家を集めて寄席をするようなものです。ちなみに学生は物理的に集まる必要はなく、ネット上で繋がるのが中心です。企業はどの大学出身であるかより、どの教員の指導を受けて、どのような評価を受けたかで採用を決めます。採用した人を評価し、評価した教員を評価します。だから、教員は必死になると思います。

 基本ユニットが大学ではなく、人なので、柔軟に変化できます。

追伸 私自身は上記のような大学が出来たら、そこで働きたい。不遜ですが、生き残れる自身があります。

追伸2 ちなみに1条校である必要はありません。この言葉の意味が分かるには、私の本をかなり読んでいないと分からないだろうな。

18/07/11(水)

[]OB/OG22:14 OB/OG会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - OB/OG会 - 西川純のメモ OB/OG会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本年度のOB/OG会は11月24日だそうです。業務連絡です。詳細が決まりましたら、アップします。

[]呑み会 22:08 呑み会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 呑み会 - 西川純のメモ 呑み会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

今日も楽しくお客様と呑み会。

研究室の呑み会が一番多い研究室かもしれない。

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18/07/10(火)

[]福島さん 21:12 福島さん - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福島さん - 西川純のメモ 福島さん - 西川純のメモ のブックマークコメント

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◆『学び合い』を実践している先生が

驚く、福島先生による『学び合い

授業の徹底解説!

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追手門学院大手前中・高等学校

福島哲也先生を講師に迎え、

その基礎基本から、実際の授業で

用いる課題を例に、『学び合い』の奥深さや

“仕掛け”の方法を学んでいただけます!

「なるほどなぁ…(うなずき)」

「そんなこと考えもしなかった…」

とにかく参加された先生方が

みな驚き、感心しっぱなしの45分!

学び合い』が上手くいっていない先生、

明日の授業のヒントを得たい先生は必見です!

http://a04.hm-f.jp/cc.php?t=M823586&c=9105&d=7c5f

[]準備 21:48 準備 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 準備 - 西川純のメモ 準備 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の呑み会のために餃子づくりです。

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18/07/09(月)

[]大義 21:50 大義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大義 - 西川純のメモ 大義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

我々には大義があります。

我々が目指しているのは、面白い授業、分かりやすい授業ではありません。

子ども達全員が一生涯幸せであることを目指しています。そうなれば、我々全員、幸せな一生涯を得ます。

我々はもう、一人も見捨てないという集団を持てません。それは学校教育のみが与えられること。そして、我々はそれを与えてもらわなかった。でも、与えられた次世代の中に混じることは出来るのです

[]人付き合い2 20:22 人付き合い2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人付き合い2 - 西川純のメモ 人付き合い2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越に学びに来られる方々がいる。その方々はお金も時間も費やして学ぼうとする誠意があります。だから、私も無料で時間を費やします。呑み会のためには「ご厚志」として年間三十万から五十万円を出しています。

 ところが、自分はお金も時間も費やさず、私にお金と時間を費やすことを求める人がいます。言葉だけの誠意だけで。

 ビックリするでしょ。いるんですよ。

[]人付き合い 19:55 人付き合い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人付き合い - 西川純のメモ 人付き合い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 三十年以上、色々な人と仕事をして学んだことの1つに、人を安く使う人には誠意はないということです。誠意は必ず形になります。もちろん金額ばかりではありません。しかし、金額が最も楽であること知っています。従って金額で表せない人は、その他の面でも誠意を形にしません。

 その不誠実な人と関わると身が汚れるように思うので、出来るだけ関わらないようにしています。

[]どうでもいい 19:50 どうでもいい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - どうでもいい - 西川純のメモ どうでもいい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』研究の初期は『学び合い』によって人間関係が劇的に変化することを明らかにしました。それを講演すると言われるのは「人間関係は分かりましたが、学力はどうなのですか?我々は学力を保証しなければならないのです」と言われました。そこで『学び合い』と学力との関係を明らかにする研究をしました。今では、確実に学力を上げることは出来ると断言できます。ところが、その結果を明らかにしても『学び合い』に取り組もうとする人が増えるわけではないのです。不思議でした。でも、分かったのは、多くの教師はそれほど学力を上げようとしていないことです。少なくとも、慣れ親しんだことを捨てるほど学力を上げようとしていないのです。愕然としましたが、自分の高校教師だった時を思い起こせば納得できます。もちろん分かって欲しいと思っていました。しかし、その願いの多くは、自分の授業の時、ちゃんと聞いて欲しいという自分の都合だったと思います。

 最近の私は、子ども達が大人になり、老人になったときの幸せを決めるのは教師であること、いや、生き死にのレベルであることを語ります。しかし、そんなことどうでもいいと思っている教師(もしくは自分とは無関係と考えている教師)が大部分であることを知っています。それを本気で願っている教師に伝えたいと思っています。だから、以前と違ってイライラしないですんでいます。

[]公正な教員採用試験 09:37 公正な教員採用試験 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 公正な教員採用試験 - 西川純のメモ 公正な教員採用試験 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 そもそも倍率が10倍とか20倍になるような採用試験は合理的でもないし、公正でもない。そして公平ですらもない。ちゃんと求める人材像を明確にして、それで公募をすれば1倍に近づきます。

 例えばです。これからの少子化社会に向けて、学年1クラスという中学校、高校は増加します。ならば、国語、数学、社会、理科、英語の教員として採用されたい人は、技術科、家庭科、美術科の免許を持つことを必須とするのです。逆に言えば、技術科、家庭科、美術科の教員と採用されたい人は国語、数学、社会、理科、英語の免許を持つことを求めるのです。

 さらに、どうしても小学校、中学校を地域に残したいと願うならば、義務教育学校にする地域は少なくないでしょう。そうであるならば、中学校、小学校の免許が必要です。

 従って、「小学校の免許を持ち、かつ、国語、数学、社会、理科、英語のいずれか一つ以上免許を持ち、かつ、技術科、家庭科、美術科の免許の二つ以上の免許を持つ者。または、小学校の免許を持ち、かつ、技術科、家庭科、美術科の免許を一つ以上持ち、かつ、国語、数学、社会、理科、英語の免許の二つ以上の免許を持つ者。」という条件を課せば、倍率は一気に下がるはずです。

 また、「小学校の免許と中学校英語の免許を持ち、かつ、2年以上の英語圏での留学経験がある者」のように細かい指定をかける場合もあるでしょう。

 また、「○○県○○地区の小学校、中学校で9年間を学んだ者」や「○○県○○地区の製造業で5年間以上の勤務実績がある者」という条件で、○○県○○地区での勤務指定のある採用もあるでしょう。

 いずれにせよ、かなり明確で長期的なヴィジョンが必要です。

追伸 以上のことを推進するには、免許法の大幅な改訂が必要だと思います。そうなると、教員養成系大学・学部は根本的な改革を求められるでしょう。

[]函館の会 05:28 函館の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 函館の会 - 西川純のメモ 函館の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月29日、30日に函館で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://www.kokuchpro.com/event/8297331529b3516313a5941836ca73a7/

18/07/08(日)

[]モデル 22:01 モデル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - モデル - 西川純のメモ モデル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 具体的な教員養成のモデル。思いつきです。

 教員免許状を取得する単位数がガチガチでビッチリ過ぎます。大綱化して、選択の幅を大きくする。一定の資格試験をクリアーすれば、教科の授業は免除します。

 一方、地方自治体は自分の自治体でのボランティア経験を求めます。数百時間レベルです。そこで、校長からの評価を受けます。大学はそのボランティアの受け入れ先の校長をモニターするのです。

 こんなことを求められたら、倍率は、どこも激減します。

 単位をそろえて中学校、高等学校の免許を出せるところは免許は出せますが、採用されません。大学の教員はボランディア先を確保することが仕事となります。

 書きながらワクワクしながら、怖くなります。

追伸 上越教育大学教職大学院はそれをやっています。だから、大変です。

[]選別 21:43 選別 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 選別 - 西川純のメモ 選別 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員採用試験の倍率が4倍以下になると問題だ、という議論があります。しかし、募集者が応募者に求める能力を明確に定め、エビデンスを求めたら1倍になるはずです。

 東京大学が推薦入試をしました。100人です。ところが、170人しか応募しませんでした。何故なら、応募者に求めるエビデンスが高いからです。

 都道府県の採用は法によって公平でなければなりません。ならば、求める人材に関して一律ではなく、こういう人が何人、こういう人が何人と求めればいい。そうすれば、教員養成系学部・大学のカリキュラムが大きく変わります。

 公平であるより、公正であるべきなのです。

 そのためには、採用者がどういう人材が欲しいのか、それを操作的に定義するのはどうしたらいいか、を明らかにするのです。都道府県の教育委員会には不可能だと思います。市町村レベルで採用人事を起こさないと。

[]素早い 20:18 素早い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 素早い - 西川純のメモ 素早い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先月の6月11日、12日のゼミ公開日に富山市の堀川中学校の先生がおいでになりました。で、ホームページによれば7月6日には『学び合い』の公開授業をして、その授業の様子を長野県須坂市の校長先生や指導主事の方々が参観されていました。

 素早い。そして、『学び合い』において参観のメリットを理解されている。

 見られることによって美しくなるのは妙齢の女性ばかりではありません。

[]静か 17:36 静か - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 静か - 西川純のメモ 静か - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は大学は本当に静かです。関東圏の教員採用試験日だからです。各人の実力にあった結果があるでしょう。それでいいのです。

[]お見舞い 08:33 お見舞い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お見舞い - 西川純のメモ お見舞い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は長野県南部で講演があり、移動が車でしたので情報が途絶しておりました。家に帰って家内から「大変なことになっているよ」と言われましたが、聞き流していました。「台風ではないよな」と思っていたのです。

 とろこが朝刊を見ると、唐津の脱線、安佐地区の崖崩れの写真が新潟の地方紙にも載っています。ここに至って、やっとことの重大さが分かりました。

 心よりお見舞い申し上げます。

18/07/07(土)

[]特権と義務 21:41 特権と義務 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 特権と義務 - 西川純のメモ 特権と義務 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私のゼミに所属すると、他では経験で出来ないことを経験できます。例えば、昨日もゼミ生は教育長、教育次長、校長と名刺交換する呑み会を経験することが出来ます。それを特権と考えるか、義務と考えるか。前者と思える人が我がゼミに所属します。

[]福岡の会 06:52 福岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡の会 - 西川純のメモ 福岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月28日に福岡で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/525011/

18/07/06(金)

[]東葛の会 11:58 東葛の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東葛の会 - 西川純のメモ 東葛の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月28日に千葉県柏市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/528545/

18/07/05(木)

[]迷う 21:55 迷う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 迷う - 西川純のメモ 迷う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の講演は3パターンが基本です。あとは、その組み合わせ。

 1)エンターテーメント とにかく面白くやります。

 2)力業 1)と最初は似ていますが、後半息苦しくなります。

 3)本気 最初から息苦しくなります。

 明後日の講演、どうするか。悩む。

[]ビックリ 17:27 ビックリ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ビックリ - 西川純のメモ ビックリ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学生をからかいに行こうかと思って研究室のドアを出たら、「西川先生ですか?」と呼び止められました。「え?」と言うと、「文部科学省の合田です」と言われてビックリ。合田さんには本学の非常勤講師をお願いしております。その合間に来ていただきました。限られた時間ですがお話しすることが出来ました。自然と、応援したくなる方ですね。

18/07/04(水)

[]新潟の会 22:39 新潟の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟の会 - 西川純のメモ 新潟の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月27日に新潟市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/528381/

[]太っ腹 20:15 太っ腹 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 太っ腹 - 西川純のメモ 太っ腹 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 内田洋行教育研究所さん、太っ腹!https://www.manabinoba.com/presents/017570.html?utm_campaign=tw_share

[]未来の教育 09:04 未来の教育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 未来の教育 - 西川純のメモ 未来の教育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 文部科学省、経済産業省の提言は素晴らしものですが、いっぱい盛り込みすぎてストーリーが見えづらい。もっとシンプルな姿がいい。ゴチャゴチャしていると色々な人が乗れる部分があるので賛同を得やすい。しかし、その結果として同床異夢の集合体になってしまいます。結果として、「今までと同じ」となります。なんとなれば、全員の力関係の合意点が「今」なのですから。

 だから方向性をシンプルに絞った方がいい。

 私は「一人一人の個別的・個性的な学びの保証」を第一にすべきだと思います。

 脱工業化社会のコードは「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」なのですから、遅かれ早かれ、今の学校の限界は来ます。いや、一部に破綻が来ています。

 私の興味は、一条校で「一人一人の個別的・個性的な学びの保証」出来るように文部科学省が運用を変えるだろうか、否か。実は、どの法律の条文を見ても「一斉指導しろ、板書しろ」とは書いていないのです。ようは、多様な教育を積極的に認める告示を出すか否かです。そして、教育機会確保法を積極的に受け止め、一条校以外の学校の設立を推進し、学校教育法、施行令、施行規則、学習指導要領に縛られない教育を実現するか否か。高卒、大卒に代わりうる何らかの資格、それを生み出し得るか否か?

 それを文部科学省が出来ないならば、経済産業省や厚生労働省がやればいい。積極的に資格を生み出し、日本型マイスター制度を作ればいい。経済産業界と話し合って、4月一括採用制度をやめればいい。1条校以外の学校の卒業生が有能ならば、4月以外の採用が増えるでしょう。日本の労働が、メンバーシップ型からジョブ型に変われば、1条校の卒業生を採用するメリットが減少するのは目に見えています。

更に言えば、ジョブ型すら工業社会的です。何故なら、規格化されています。求められる仕事の内容は流動化します。70歳まで働く日本の労働者の多くはついて行けないでしょう。ついていくには、若い世代と対等に協働するチーム型を想定しています。メンバーシップに近いようですが、もっと流動的で、信頼関係がベースになっている共同体です。

 あ~。妄想が止まらない。

 一点心配なことがあります。出口の変化に比べて、現状の学校の変化はかなり遅い。もっと具体的に言えば、既に採用した人の変化の速度はかなり遅い。だから、公務員から独立法人化して、解雇するという方向に流れるのではないかと思います。

18/07/03(火)

[]権力 21:20 権力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 権力 - 西川純のメモ 権力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」の工業化社会では地位で人を動かせる。人事、予算が権力の源泉となります。ところが、今の時代、人事、予算で権力を行使しようとしても、妥当性、正当性が十重二十重に問われる。それが分かっていない地方行政、地方政治で汚職、グレーゾーンで責任が問われます。二十年前だったら、慣行で許されていたのかもしれません。それを若手の時、それを見ていた人が、それをやって失敗している。

 「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」の脱工業化社会での力の源泉は、多様で多数の人的ネットワークだと思います。

 何かをなそうと思う人は、それを積極的にすべきです。

追伸 これって、単発は楽なのですが。ずっと続けるのは意思・志がいります。

[]多様性 19:48 多様性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 多様性 - 西川純のメモ 多様性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今まで多くの方が上越に来られ『学び合い』を学び、一緒に酒を飲みました。その数も膨大なのですが、多様性も様々です。

 幼小中高大の教師はもちろん、教頭、校長、指導主事、事務所長、教育長など様々な方が来られます。また、塾・予備校、民間企業、保護者、教員志望の学生、教員以外を志望する学生、子ども(この場合、酒は飲みません。ジュースです)、地方議会の議員の方々が来られます。私はその方々に、同じことを語っています。本当に『学び合い』のセオリーは普遍的です。

 今回、本省のお役人が来ることになりました。多様性が一段と高まります。殺人的に忙しいのに、フットワークが凄いと思います。私とのディスカッションばかりではなく、遠路、上越に来られる方々とのディスカッションを楽しみにしておられます。

追伸 誰?って聞かないでね。呑み会の写真を見れば、分かる人には誰かは分かりますから。

[]比較 10:01 比較 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 比較 - 西川純のメモ 比較 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 文部科学省の「Society 5.0に向けた人材育成」(http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/06/1405844_002.pdf)と経済産業省の『「未来の教室」とEdTech研究会 第一次提言』(http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/data/pdf/20180628001_1.pdf)が6月に相次いで発表されました。両方とも読んだ感想です。

 両方とも書かれていることは重なっています。材料は同じですから、似たようなものになるのは当然です。しかし、両者には決定的な違いがあるように思います。

 文部科学省の「Society 5.0に向けた人材育成」には基礎的学力、基盤的学力があることを前提としています。基礎的という言葉が20、基盤的という言葉が9あり、それらは学力と結びつけられています。経済産業省の第一次提言には今のところそれがない。その点で私は経済産業省の提言の方が好きです。(優れているとは申しません)

 万人に等しく必要とされる基礎的学力、基盤的学力の存在を認めてしまえば、「公正に個別化された学び」の実現は不可能になるからです。

 そもそも基礎的学力・基盤的学力なんてあるのでしょうか?研究者として断言します。一つの学会レベルであっても、会員の多くが同意する公教育における基礎的学力、基盤的学力なんてありません。ましてや、教育に関わる多くの学会が同意する基礎的学力、基盤的学力なんて存在しません。つまり、人が基礎的学力、基盤的学力という言葉を使っているとき、別々なものを思い浮かべている、同床異夢なのです。

 もちろん、読み、書き、算は必要だと思います。しかし、それがどんどんと拡大しています。本当に基礎的学力、基盤的学力ならば、公教育で組織的学習をしなくても獲得できます。そのいい例は会話です。未開地域を思い浮かべて下さい。

 現在も基礎的学力、基盤的学力は学習指導要領に盛り込まれています。しかし、それらは学術的データによって導かれたのではなく、各教科が大好きな人が集まった会での意見集約したに過ぎません。それらの会に集まった人達が同床異夢で基礎的学力、基盤的学力を述べれば両論併記、三論併記、四論併記・・・・になってしまう。私が教師の時「理科I」という教科がありましたが、見事に物理、化学、生物学、地学の4分割です。そんな併記によって基礎的学力、基盤的学力が決まったならば、子どもの学校にいる時間いっぱいまで拡大するのは目に見えています。従って、「公正に個別化された学び」は無理です。

 そして、今の基礎的学力、基盤的学力さえ分からないのに、なんでこれからの時代の基礎的学力、基盤的学力が分かるのでしょう。

 私はそんなのは無い(もしくは分からない)ことを前提にして、「公正に個別化された学び」を実現し、万人ではなく、その子どもにとっての基礎的学力、基盤的学力を、その子どもが見いだすべきだと思うのです。(この発想が『学び合い』です)

 繰り返しますが基礎的学力、基盤的学力を前提とすると「公正に個別化された学び」は無理と私には思えますが、省内タスクフォースの皆さんがそれを乗り越える路を明らかにするかも知れません。

 経済産業省は現在の公教育を背負っているわけではないので、自由度が高い。だから「浅く広く基礎を固めてはじめて、応用が出来る」という考え方を否定しています。しかし、我々は工業化社会で生きています。そして、工業化社会で勝ち残った勝ち組の人達が話し合うのですから、工業化社会のコードである「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」に縛られています。今後、「でも、最低限の学力はあるよ」という風になる危険性があります。

 経済産業省の『「未来の教室」とEdTech研究会 第一次提言』を読んで、もっとつっぱてもいいのにと思うのは、現状の公教育に寄り添おうとしている部分がそこかしこに読み取れるのです。

 私は現状の公教育を必要としている人がいることを知っています。その公教育と連携した新たな教育を必要としている人がいることを知っています。でも、現状の公教育を全く必要としていない人がいることも知っています。

 例えば、東京大学理学部の附属の学校を創るのです。学校教育法の縛りがきつい、小学校、中学校、高校ではありません(いわゆる一条校ではありません)。まあ、フリースクールみたいなものです。そこに入学した子どもは、大学の学部の授業をインターネットで視聴します。また、研究室に所属し論文を書くのです。知能検査や数学オリンピックでの実績で入学します。数学だけを学び、それ以外は本人が希望しないならば学びません。18歳になったら、理学部に入学するのです。学校教育法施行規則第百五十条七項でそれは可能です。それによって、小学校、中学校、高校を一度も行かずに東京大学卒になります。いや、これすらも既存の公教育に縛られている。その学校を卒業する人だったら東京大学に行かず、ダイレクトに企業に勤める道もあるでしょう。下手な東大生より数学的能力は遙かに能力は高いことは明らかですから。16歳でフィールズ賞を受賞し、16歳で東京大学教授になるかも知れません。

 企業学校であるトヨタ工業学園、日立工業専修学校ももう一歩進んで、現状の公教育の「ふり」をするのを止めること出来るのではないでしょうか?

  これが私の考える、新たな公教育の創造です。

 私は『学び合い』脳で考えるので、バカげたことがどんどん思いつく。困ったもんだ。

 我々は未来を見通すことは出来ません。でも、その変化は必然ならば、遅かれ早かれ未来は来ます。出来るならば、それが早く来るようにしたい。そのためには、多様な選択が可能なようにすべきだと思います。

追伸 私が今回の文章を読むとき、細かいところは読み飛ばします。その論のベースとなる前提、メンバーにとって当たり前すぎる前提を読み取ります。

追伸2 文部科学省の方、経済産業省の方、関係者の皆様。お気を悪くしないで下さいね。野人の戯言ですから。どうも、この手の妄想が好きなのです。でも、その妄想が当たるから、日本一小さな国立大学の一人の教師が始めたことが日本中に広がっているのです。

[]お客様 07:00 お客様 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お客様 - 西川純のメモ お客様 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今月のゼミ公開日のお客様は以下の通りです。多様性が凄いですね。『学び合い』が学校段階横断、教科横断であることが分かります。特に高校の必死さが分かります。

北海道・小学校

大阪府・教育アドバイザー

大阪府・高校8名

神奈川県・小学校

予備校

石川県・中学校

静岡県・中学校

静岡県・中等

新潟県・高校

富山県・高校2名

18/07/02(月)

[]規制緩和 21:40 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 現状の法の中でも、ものすごく色々なことが出来る。

 例えば学校教育法施行規則「第百五十条 学校教育法第九十条第一項の規定により、大学入学に関し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。」の七項に「七 大学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、十八歳に達したもの」とあります。つまり、大学が覚悟を決めれば、凄いことが出来るのです。

 これを決めた当時、今を予想していたのかな?

[]規制緩和 09:02 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 身近なことで、規制緩和して欲しいものがあります。

 教員免許状の取得、教職大学院には定まった単位の取得が必要です。その科目の認定を大学単位ではなく、個人単位で申請できるようにしたらいいと思います。

 認定を受けた人は、大学と契約することができるのです。または、学生個人が申し込んで履修することが出来ます。契約した大学の学生は無料で履修できます。それ以外の学生は有料で履修できます。

授業は基本的にインターネットのテレビ電話(Zoomがいいと思います)でやれます。

 こうすれば大学は身軽になれます。

学生も選択の幅が広がります。必修科目が担当者一人の場合、パワハラ・セクハラの温床となりかねません。

追伸 平成十三年のメディア告知によって通信教育は基本的にやりやすくなったのですが、運用の段階で厳しいですね。

18/07/01(日)

[]次 22:10 次 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 次 - 西川純のメモ 次 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 次の働き方改革は、終身雇用の終焉だと思う。いや、そうしなければならない。今から三十年前に経済産業界が決めたこと。

 有期雇用が基本となります。が、雇用者の気まぐれで解雇されないよう、採用時に操作的定義をされたミッションを与えられ、それが成り立っていれば再雇用される契約。結果として、結果を出せる人は終身雇用と同じになる。

[]規制緩和 20:24 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は地域コミュニティの再生が日本再生のポイントだと思っています。

 不景気が続くことによって終身雇用が終わる。次の働き方改革はその方向になるでしょう。終身雇用が終われば、企業内教育が無くなります。投資に見合わないから。

 でも、地域コミュニティが一つの企業と考えられるならば、終身雇用も保障されます。今は十年で3割の企業が潰れ、二十年で半数が潰れます。でも、地域コミュニティの企業群の中で異動すれば終身雇用は保障できます。ならば、企業内教育も維持できます。

 そんな地域コミュニティが新たな教育体を創ったら、きっとローカルエリートを育てられる教育をつくり出します。

[]規制緩和 20:14 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「2030年教師の仕事はこう変わる!」を読んだ人から、「今の学校は無くなるのですか?」と聞かれました。私は爆笑しました。無くならないよ。おそらく、ラガートは今の学校に拘る。おそらくレイトマジョリティも今の学校を選ぶだろう。つまり半数以上は今の学校を選びます。ようは、そうでない人たちが今の学校と違う教育を享受できればいいのです。あとは結果で次の世代の教育が自ずと定まります。

 今の予算は全員が学校に行くことを前提にしています。でも、教育機会確保法が成り立ったんですから、それ以外の道を保証すべきです。日本が義務教育にかけている予算は9兆円、子どもの数は1千万人。つまり、一人90万円のお金をかけています。だから大阪府や東京都が私立学校に進学している子どもの親に補助金を与えるように、学校以外で学ぶ保護者に補助金を与えればいい。逆に、その分、学校予算は減額になるでしょう。そうすれば、保護者、つまり国民が選ぶことが出来るのです。

 ということにならないように、学校教育を守りたい人は先手を打たねば。さて、どちらに転ぶか。

追伸 そんなバカなと思っている人たちへ。東京都と大阪府の公立高校がどうなっているか、それを考えましょう。

[]規制緩和 19:49 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今までにも色々な地方議員の方が西川研究室に学びに来ました。そして、『学び合い』の生を参観した後、「行政としてどんなことをして欲しいですか?」と聞かれます。その際、「絶対に『学び合い』を推進して欲しくない」と私が言うとビックリされます。私は「行政が『学び合い』を推進しても、教員は動かない。やったふりをする。そして、『学び合い』を目の敵にする。だからやめて欲しい」と言うと納得してもらえます。そして、「やって欲しいのは、やり方の規制を解除して欲しい。例えば、○○スタンダード、○○モデルのように、あれやれ、これやれという型を止めて欲しい。その代わりに結果を厳しく評価して欲しい。例えば、全国学力テストで厳しく評価して欲しい。『学び合い』は結果を出せます。」と言いました。やり方の規制は排除し、結果を求めるのです。それが望みです。

[]Society 5.0 17:15 Society 5.0 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Society 5.0 - 西川純のメモ Society 5.0 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 Society5.0を実現したいならば、政府は何かを用意する必要はありません。誰かが用意しなければ広がらないものは必然性はありません。色々な人が自由に多様な試みを出来るように規制を無くせばいい。だから、どんなものが必要かより、どんなものが邪魔かを話し合えばいい。

 が、それは出来ないでしょう。

 だから、規制の埒外にいるフリースクールに期待しているのです。

[]必然性 12:01 必然性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 必然性 - 西川純のメモ 必然性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今思い出しました。

 学部2年の時、石坂研究室に入って最初に与えられた課題は、「回折像の非対称性から、ゾウリムシの回転角度を測れるか?」でした。当然、学部2年の私は、その言葉の意味すら分かりませんでした。

 もの凄い勢いで物理の本を読みました。読む必然性が生まれました

[]チャーミング 09:47 チャーミング - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - チャーミング - 西川純のメモ チャーミング - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は入学試験に携帯電話を持ち込ませ、電話も含めてなにもかも自由に使わせればいいと思います。つまり、社会と同じ状態にするのです。そして、その分野の未解決な課題を与えればいい。

 ある方から、そのような問題の評価はどうすればいいのか?と聞かれました。

 その学部の研究者が読んで評価すればいいのです。専門家が読めば、一目瞭然です。専門家だったら、その分野の様々な意見を見聞きしています。だから、陳腐か否か、独創的か否かはハッキリと分かります。

 例えば、具体的な保護者クレームのケースを記述して、どのように対応するかを書かせれば一発で分かります。例えば、事実確認をするか否か、一人で抱え込むか否かで分かります。かなり高校生時代に教師になりたいと考えていなければ応えられないですね。さらに、具体的なケースに基づき、障害児教育や発達心理学や社会心理学の知見を交えて論を組み立てられたら、勉強していることが分かります。そして、それを超えたことを書けたら満点です。

 もちろん、専門家をうならせるような回答を書ける子どもは少ないと思います。それでいいのです。そのような子どもだけがアカデミックな大学に進学すればいいのですから。

 なお、電話も使えるのですから、何も考えず、相談してカンニングをすると言うことも出来るでしょう。でも、在学中の講義が全て上記のような課題を与え、学生同士で議論させるようなものだったら、つまり、アクティブ・ラーニングをすれば、馬脚は現れます。成績の低いのは退学になります。ということが分かれば、誤魔化して入るようなことをしません。

追伸 私の大学院・学部の授業のメインは、「私はありとあらゆる面で『学び合い』は一斉指導よりマシである、かなりマシであると考えている。その私を論破しなさい」という課題を与えています。どのようなレベルの質問をするかで、どれだけの能力があるかは一目瞭然です。

[]文脈依存性・領域固有性 09:04 文脈依存性・領域固有性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文脈依存性・領域固有性 - 西川純のメモ 文脈依存性・領域固有性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書いたことだけど、数学を学ぶと論理的思考力が伸びると考えるのはナイーブ(素人的)な考えです。学術的にそれを実証した論文を寡聞にして読んだことはありません。逆に認知心理学の文脈依存性・領域固有性から言えば、数学を学ぶことによって伸びるのは数学の問題を解く場合の論理的思考力であって、一般的な論理的思考力ではありません。つまり、数学者や数学によって問題解決している科学者・技術者以外は殆ど無用なのです。

 学んだことが限定的にしかつかえないということは、非効率的だと思うかもしれません。しかし、極めて効率的なのです。

「The Oxford English Dictionary」(OED)という辞書があるのをご存じでしょうか。全20冊で構成され、その一冊一冊大判の辞書です。英語に関するありとあらゆる言葉、用法が記されている本です。さて、この辞書を使って高校入試程度の英文を訳した場合を想像して下さい。OEDであれば、引けない単語は存在しません。しかし、明らかに効率が悪くなります。一つ一つの単語を引く度に、新たな1冊を探し、その中から目的とする単語を、膨大な枚数のページの中から探し出さなければなりません。さらにその単語を見出しても、シェークスピアの作品における用法等までも書いてある説明の中で、目的の用法を見出すのは手間がかかります。

もちろん、科学論文を読もうとすれば、高校生が使う辞書ではまにあいません。しかし、だからといってOEDを利用することは無いと思います。その専門に対応した辞書(例えば、生物学の論文を読むならば生物学事典)と、一般の辞書で事足りると思います。

我々の頭の中には膨大な知識・技能が詰まっています。認知心理学では、その記憶容量は無限大であると仮定しています。そうであるならば、先のOED以上となります。もし、そのような膨大な知識・技能の集積の中から、必要な知識・技能を探そうとした場合、砂浜で針を探すようなことになります。

我々の知識・技能は、それを獲得した状況と結びつけて記憶されるため、効率よく探し出すことが可能になっています。例えば、先に述べた年長の先生の場合、論文を書く際に必要な一連の知識・技能(その中にはその領域で論理的だと判断される文章の書き方、論証の仕方)が「学術論文を書く」というラベルがついているのです。そして、論文を書く際、「学術論文を書く」というラベルを索引から探し、その中の知識・技能の中から必要なものを捜すのです。

もし、他大学のA先生と共同執筆する場合は、「A先生」というラベルも検索から捜すことになります。それによって、A先生と一緒に仕事をする場合は、どのようなことを注意しなければならないかという知識・技能を、「学術論文を書く」と一緒に使います。ちなみに、私が怒鳴られたときに黙って承ったのも、「その先生」というラベルの貼られた過去の事例から判断しました。

以上のような方法に基づいて人類は様々な課題を解決し、100万年を越える生存競争の中で生き残ってきたのです。

この方式が効率が高いため、人類の長い進化の中で保持しているのです。そして、一般化できない知識・技能は、例外ではなく、実は常態なのです。

 つまり、数学を課せばいいだろう、というのはナイーブ(素人的)な発想です。

追伸 繰り返しますが、だから数学は無意味とは申していません。万人に適応されるのが、工業社会的だと申しています。

追伸2 先生方は同僚を思い浮かべて下さい。理学部数学科、教育学部数学コース出身者が常に、教員集団の中で論理的でしたか?ナポレオンは数学者ラプラスを内務大臣にしました。ラプラスはナポレオンに内務大臣として判断する課題に対して「陛下、数学的におかしい」と言ったそうです。ナポレオンは1ヶ月で解任しました。

[]旧思考方法 08:45 旧思考方法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 旧思考方法 - 西川純のメモ 旧思考方法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 早稲田大学の政経学部が数学を試験科目に加えるそうです。

 でも、これって工業化社会の「規格化」の発想だよな。

 脱工業化社会の「個性化」、「総合化」の発想だったら、政経学部の研究者が悩んでいる問題を学生に与えればいい。受験生によっては数学を使うかも知れないし、使わないかも知れない。ようは、チャーミングな答えを出せるかどうか?

 基礎学力を保証するのだったら、新テストの5教科のテストの点数の重み付けを自己申告させればいい。

 工業科社会人は発想できないだろう。