西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/07/19(木)

[]大阪の会 05:25 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大阪に新しい『学び合い』の会が生まれました。多種多様な会が生まれることは良いことです。8月19日が第一回です。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/530058/

18/07/18(水)

[]対策 19:14 対策 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 対策 - 西川純のメモ 対策 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 実は、皆さんも考えていませんか?

 野外ではなく、教室内の授業中に熱中症で倒れ、死亡する子どもがでたらどうなるでしょうか?その危険性は、その暑さならありえると思います。でも、対策のしようがない。

[]高校教師 19:11 高校教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校教師 - 西川純のメモ 高校教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は地元の高校生に1時間語りました。講演を受けたときは「いいですよ」という軽いのりで受けたのですが、語る内容を考え始めると高校教師モードになってしまいます。思いを込めて語りました。直球勝負です。ですので、笑いのテクニックは一つも使わずにです。1割の子どもの伝わり、その子が広げて欲しい、と念じながら。

18/07/17(火)

[]言い方 21:01 言い方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 言い方 - 西川純のメモ 言い方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は今の授業とかなり違った教育を提案しています。それに反発を感じる方がいても当然です。怒りを感じる方もいても当然です。すみません。

 従って、SNSでその気持ちをぶつけたいと思うのも当然です。

 ようは言い方、書き方です。

 第一は、個人特定されない書き方をすればいいのです。例えば、「『学び合い』」とか「西川純」と書かずに、「一人も見捨てないと標榜する某は」なら大丈夫です。

 第二は、子どもじみた言い方をしなければいいのです。例えば、「おまえのカーサンでべそ」ではなく、「お母様は腸ヘルニアではないでしょうか?美容外科の受診を勧めます」と書けばいいのです。

 あはははは

 この程度の配慮を出来ない人と関わるのは辛いです。

 第一の人ならば、無視すればいい。

 第二の人ならば、「ありがとうございます」と返信するか、FBなら「いいね」を押せばいい。

 私の願いは、私の言葉を理解する人に繋がりたい。私の言葉を理解し、反対する人と、折り合いを付けたい。

追伸 私の名前を明記し、「おまえのカーサンでべそ」を書く人がいます。それも義務教育の教師が。アグレッシブな私は、その教師を潰したい衝動に駆られます。が、そうすれば身が汚れるので、スルーします。私が何もしなくても、その人が誰かをフォローするに人は少なくないですから。

[]懲戒 19:21 懲戒 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 懲戒 - 西川純のメモ 懲戒 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が訴えたら懲戒になると思う人は、二十人は確実にいますね。中には匿名でなく、実名での人は5人いる。最近では大阪の某小学校教師。SNSにおける匿名性なんて無いのに。それを知らない人が多いよね。http://news.livedoor.com/article/detail/15017548/

18/07/16(月)

[]特別支援 21:01 特別支援 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 特別支援 - 西川純のメモ 特別支援 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の特別支援の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/529795/

[]仲本さん 20:59 仲本さん - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仲本さん - 西川純のメモ 仲本さん - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年度、西川ゼミを修了した現職院生の仲本さんが語ります。お誘いします。

日時:7月27日(金)18時

場所:琉球大学 文系総合研究棟305

内容:前半『学び合い』について(30分)

後半『学び合い』体験(20分)

 途中入場、途中退場OKです。

[]アドバイス 10:30 アドバイス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アドバイス - 西川純のメモ アドバイス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に取り組んでいる若手教師に中堅・ベテランが心配してアドバイスをします。その典型的なものは以下の二つです。

 第一は、「一つの方法に囚われず、色々な方法を学ぶことが大事だよ」というアドバイスです。

 第二は、「この方法は、経験を積んだ、力量のある先生に出来ることだよ。若い人には無理だよ。」というアドバイスです。

 きっと、このようなアドバイスを受けた方もおられるでしょう。アドバイスです。しっかり聞いて無視しましょう。その方はあなたのことを気遣ってのアドバイスなのですから、ちゃんと聞きましょう。しかし、反論はやめましょう。分かりたくないことは、人は分かりません。

 第一のアドバイスをする人は、教師の授業方法の多様性は認めているのですが、子どもの学び方の多様性は意識に登っていない。『学び合い』は子どもの学び方の多様性を理解しています。それ故、多種多様などんな教師の指導方法もその多様性に対応できないと考えています。

 第二のアドバイスをするかたが理解していないのは、一斉指導がどれほど大変かを知っていないのです。その原因は、上記と同じに子どもの多様性を理解していない。クラスには東京大学に進学するかもしれない子もいれば、知的障害を疑われる子どももいます。家庭的に問題を抱えている子もいます。その教科が好きな子もいれば、嫌いな子もいます。その多種多様な子ども「全員」が分かる一つの説明、その多種多様な子ども「全員」が興味関心を持てる語りをしなければなりません。

 断言します。不可能です。

 ただし、子ども達が分からなくても、つまらなくても聞いてくれるならば、授業らしきものは簡単にできます。ようは1時間喋り板書すればいいのですから。多くの子どもは小中高大と16年間、週30時間、それを見続けているのですから。

 もし、多種多様の子ども「全員」が分かり、興味関心を持てる授業を目指すならば、『学び合い』は可能です。簡単とは言いません。しかし、私の本の通りにやれば、一定以上は保証出来ます。一斉指導は不可能なのですから、比を取れば無限倍「まし」です。

 若者はつまらなそうにしている子どもを見続けるのは慣れていません。昔はそのような子どもは5人ぐらいに収まり、「しかたがない」と合理化できた。それが長年続くと、心の安全のためにつまらなそうにしている子どもを勉強している子どもに変換する脳の仕組みが生まれます。ところが、今は、つまらなそうにしている子どもが積極的に学び、成績が上がる実践が生まれているのですから、そのような方向に行かない若者が生まれます。そして、よい子の反乱(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20160818/1471526357)が頻繁になれば、選択肢はなくなります。

 上記のようなアドバイスをする中堅・ベテランは定年になり退場します。従って、『学び合い』を実践する人の割合は確実に増えていきます。時間の問題です。私が願っているのは、その新陳代謝を早まることです。

追伸 幸島の猿の話しを知っていますか?最初に芋を海水で洗うことを発見したのは若い猿です。それは若い猿の間で広まり、年長の猿は最後まで洗うことはしませんでした。そして時が過ぎ、幸島の猿は全員、芋を洗うようになりました。

18/07/15(日)

[]強者のアドバイス、弱者のアドバイス 21:23 強者のアドバイス、弱者のアドバイス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 強者のアドバイス、弱者のアドバイス - 西川純のメモ 強者のアドバイス、弱者のアドバイス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 思い起こせば、就職してから先輩・上司に恵まれました。その証拠に、私は人生において直属の上司の悪口を言ったことがありません。これは誰に聞いてもいい。

 それらの先輩・上司は、みんなオッサンでした。何かが凄いという人ではありません。等身大の私の現状を認め、十年、二十年たっても本質は同じであることをさらけ出してくれました。繰り返しますが、普通のオッサンです。講演会で多くの聴衆を集める人のような人ではありません。しかし、そのような人には感じられない「徳」を感じます。それは職場を一緒にしているからこそ感じられることなのでしょう。

 若い私は、そのオッサンから色々なことを学びました。とてつもなく、当たり前のことばかりです。そして、未だに、そのオッサンの徳を学べません。

 私は自分が普通のオッサンであることをよく知っています。家庭を大事にしたいと思っています。銀婚式を過ぎましたが、家内を愛しています。家内が怖いときもありますが、家内の言うことは正しいと思っています。あまり根を詰めた仕事、連続する出張をすると体を壊します。心配性の私は私のクラスであるゼミに問題が起こるとおろおろしています。そして、それをゼミのみんなにオープンにしています。

 だから、私はゼミのみんなに「へっぽこのオッサン」のアドバイスをします。でも、それがいいと思っています。彼らの多くは強者ではない。ごく普通のの兄ちゃん、姉ちゃんであり、10年後はオッサン、オネー様になります。だから、「へっぽこのオッサン」のアドバイスが意味があります。

 世の中には、カリスマになろうとして、カリスマのまねをする人が少なくありません。無理です。そのような人になれないからカリスマなのです。

 私と直接に接した方に申します。私は無理なことを提案したことが一度でもありますか?ないと断言します。私はみんなが出来ることしか提案しません。(したくない人に関しては、時期が来るまで待ちます。)

[]時代が動いている 15:03 時代が動いている - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 時代が動いている - 西川純のメモ 時代が動いている - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度か書きましたが、死に直面した患者がどのような行動をするかという研究したロスの「悲嘆の五段階説」というのは面白いです。

 第一段階は、その存在を否認し、たいしたことはないと無視します。第二段階は、怒りで攻撃的になります。第三段階は取引です。第四段階は抑鬱です。そして第五段階が受容です。

 『学び合い』は非常に面白いグループ学習だと思って飛びついた人は、しばらくして、自分の大事なところを変えることを求めていることに気づき、無視するようになったと思います。つまり、「『学び合い』。あ、新潟の先生の本で読んだことあるけど、でもね~、あれは理想論だよ」と片付けるのが第一段階です。

 ところが平成22年ぐらいから第二段階に達しました。つまり、このまま進むと自分では制御不能のレベルになりそうなので、とにかく潰そうと思います。が、感情的なレベルなので、つぶし方が稚拙です。感情的なので攻撃も稚拙です。何の資料も読まずに表面的なことを感情的に述べ立てます。

 平成26年ぐらいから第二段階から第三段階に移行しつつあるようにあります。つまり、資料を読み妥協点を探り始めたようです。ただ、出発点が「自分は変わりたくない、納得したくない」なのですから読み方が浅く、不正確です。

 それは、「○○と『学び合い』は親和性が高い」、「『学び合い』を一部取り入れて」というような言説に現れています。その言明の一部は正しく、一部は間違っています。

 教育自体は、数百万年以前からホモサピエンスは行っています。我が国の学校教育においても、積算すれは十億弱の人が十数年間の営んでいるものです。ありとあらゆることが起こり尽くしています。優れた教師も多く、多くのノウハウは蓄積しています。『学び合い』で述べていることは100%天地開闢以来はじめてだと主張するつもりはありません。『学び合い』は自然科学をモデルにしています。過去の事実はちゃんと踏まえ、その基礎の上に成り立っています。『学び合い』の始原の形は、優れた教師の姿をモデルにしています。それを整理したものでした。ただし、『学び合い』の特徴は、徹頭徹尾、実証的な学術研究によって記録・分析したものを基礎としています。これがオリジナリティの第一です。不遜ながら申しますが、我が国で全国的に広がった教育実践の中で、実証的な学術研究に基礎づけられている教科学習は、『学び合い』だけだと思います。

 私が認知研究から『学び合い』研究に本格的に移行し始めたのは平成9年頃です。初期は優れた教師の姿をモデルにしており、問題意識も現状の教師が思いつくレベルのものです。例えば、どんなグループを形成したら話し合いが活性化するか、などを研究していました。『学び合い』で述べていることは、明治以降の多くの優れた教師の気づいていることです。本を丁寧に読めば、斎藤喜博や大西忠治の本にもその片鱗はあります。しかし、それらは実証的な学術研究によって分析されているわけではありません。

 学校現場の先生方は忙しいし、他人のお子さんを預かっているので冒険は出来ません。結果として、常識の範囲を超えることが難しいのです。学術は物事を理論的に考えますので、今までの常識を純化し、推し進めると、こうなる、というものが分かります。そして、我々は一つ一つ検証してきました。そして平成14年ぐらいから、常識から乖離し始めるようになったのです。そして、それを十年以上爆走しているのですから、学校現場で普通に思いつくレベルでは理解不能になっています。ま、それがご批判の原因なのですが。

 ですので、「○○と『学び合い』は親和性が高い」、「『学び合い』を一部取り入れて」と主張しても、現実には違いがありすぎるので無理があります。

 平成28年頃から第四段階の憂鬱に移行したように感じます。

 つまり、最近は第二段階の罵詈雑言、第三段階の足して二で割るような言説が殆ど見られない。実際に実践して成果を上げている人の割合が高くなっています。何故でしょう。つまり、罵詈雑言を吐いていた方々、足して二で割るような方々が、『学び合い』関係の情報を遮断したのでしょう。あたかも『学び合い』が世の中にないかのようにして身を守っているのです。ただ、第一段階の無視と違って存在を無視し得ないので、憂鬱だと思います。

 十年以上の実践者の方々、そんな感じを持ちませんか?

追伸 もちろん分布の問題ですので、未だに第一段階、第二段階、第三段階の方々はおられますよ。その比率の変化を書きました。

[]根拠俺 07:06 根拠俺 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 根拠俺 - 西川純のメモ 根拠俺 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世にある実践書の中で、実証的なデータに基づき、学術的な根拠に基づき、書いてあるものがどれほどあるでしょうか?1%もありません。限られた自分の経験に基づく指導が大部分です。つまり、根拠俺なのです。

 教員養成系大学の推薦入試の面接では、自分に寄り添ってくれた恩師の話を涙ながらに話す生徒がいます。きっと事実なのでしょう。そして、その子は子どもに寄り添うことが大事だと思い、寄り添う教師になるでしょう。しかし、その子が気づいていないのは、一人の教師の時間は24時間で、一人の子どもに寄り添うことには膨大な時間がかかり、従ってごくごく一部の子どもにしか寄り添えないという事実です。特定の子どもに寄り添うことは、実は大多数の子どもを見ていないことなのです。

 小学生の先生の中には算数ではブロックを活用することが有効だと信じている人がいます。きっとその先生はブロックを使うことで分かったのでしょう。でも、その先生が気づいていないのは、ブロックが有効でない子もいるという事実です。

 法で禁止されているのにもかかわらず、運動部での体罰や行き過ぎた指導は無くなりません。体罰や行き過ぎた指導を乗り越えた子どもが運動部で勝ち残り、その子が教師になる。だから、体罰や行き過ぎた指導が有効だと思っているのです。その先生が気づいていないのは、体罰や行き過ぎた指導が無効だったこともが多いことです

 学術だってそうです。残念ながら「こうあるべき論」の研究の比重が高く、実証的なデータで論を積み上げる研究は多くはありません。そして、現状の教育を前提としているので、現状の教育の是非を問う研究は殆どありません。

[]体罰 06:49 体罰 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 体罰 - 西川純のメモ 体罰 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 運動部の顧問には体罰は必要だと思っている人もいます。その方はこれ(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20020701/1173055210)を読んで欲しい。

18/07/14(土)

[]普通 21:44 普通 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通 - 西川純のメモ 普通 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 炎天下で80周走れといった結果、倒れた生徒がいました(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000000-kyt-soci)。これは、単純に訴訟にすればいいと思います。そうすれば、「少し」考えると思います。安心して下さい。「国家賠償法」によって個人はお金を出さなくてもいいのです。ただ、80周の妥当性を説明すればいい。

追伸 そんなことになったら、何も出来なくなる。という人もいるでしょう。でも、そんなレベルのことならば、何もしなくていい、と私は思います。

追伸 個人の問題とは思いません。ある事件の後、大津市の全てのいじめ対策担当に私の本を送り、お見舞いの手紙を送りました。一校も返事はありませんでした。

私のところには多くの人から謹呈本を送られます。私の主張と違う本が大多数です。でも礼状を出さなかったことは一度もありません。数十校の一つも例外が無いというのが凄い。さもありなん。

[]奥義 07:04 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何事にも奥義はあります。

 奥義は修羅場を経験し、乗り越えることによって会得します。

 しかし、もう一つあります。

 会得した人と対話し続けることです。

 後者の方が安全で、楽です。

 『学び合い』にも奥義はあります。しかし、それは1つの願いと学校観、子ども観に尽きています。ただ、それらがどれほど強力であり、奥深いかは計り知れない。

[]免許プログラム 06:47 免許プログラム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 免許プログラム - 西川純のメモ 免許プログラム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職大学院で教員免許状がとれます。免許状が無い人も、3年間かけて教員免許状をとれて、修士の学位を取得し、専修免許状をとれます。それも3年間の学費は2年分でいいのです。

 また、小、中、高のなんらかの免許状がある人の場合は、2年間で免許の取り増しが出来ます。地域によっては、小学校と中学校の両方の免許状を取得していないと合格しにくい地域があります(小中の人事交流があるため)。その県にある大学だったら、そのような情報は学生に教えていますが、首都圏の大学で学んでいると知らない場合が少なくありません。中高免許がある人が小学校免許状をとり増しする人は少なくありません。

 やっぱり学校の先生になりたいと思う学生さん。

 地元の教員になりたいというお子さん、親戚の方、教え子さんはいませんか?

 その夢を叶えます。

http://www.juen.ac.jp/kg/

18/07/13(金)

[]奥義 22:03 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 面白い授業、分かりやすい授業だったら簡単です。このレベルの望みならば、1年間『学び合い』を実践すれば達成できます。

 が、そのレベルでは乗り越えられないものがあります。何事も本に書けない、書いたとしても全員が分からない奥義はあります。

 それを乗り越えるには、人と関わり続けることです。

[]得 21:39 得 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 得 - 西川純のメモ 得 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 人は自分の利害で動きます。それが自然です。ただ、自分の利害をどれだけ抽象化し、長期的に見られるかは人それぞれです。

 目の前の授業が上手く出来る。それを求めるのが普通です。

 でも、そうでない人もいます。その人達は、ずっと何かをしています。

 囲碁を局部で考えるか、盤面で考えるか。

 盤面で考えられるのは、百人に一人いるかいないかです。

 もっとも5年のスパンで考えると十人に一人はいます。

 大学教師の多くはそれは出来ず、私が出来る。だから、ずっと負けない戦いをし続けています。

追伸 ちなみに、私の知る限り盤面と戦いを最も長くし続けている人は教師ではありません。ものすごい抽象能力だと思っています。

[]メディア通達 20:14 メディア通達 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - メディア通達 - 西川純のメモ メディア通達 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 法を運用している人のモデルが古いと困ります。

 大学設置基準には

『第二十五条 授業は、講義、演習、実験、実習若しくは実技のいずれかにより又はこれらの併用により行うものとする。

2 大学は、文部科学大臣が別に定めるところにより、前項の授業を、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる。

3 大学は、第一項の授業を、外国において履修させることができる。前項の規定により、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させる場合についても、同様とする。』

 とあります。だから、インターネットを使った遠隔教育が可能かと言えば、運用基準が厳しくてほぼ難しいのが現実です。

 それを運用しやすくするために文部科学省告示第百四条(いわゆるメディア告示)が平成十九年にありました。つまり、どのような条件があれば遠隔地教育が出来るかの基準を明確にしたのです。その中に

「毎回の授業の実施に当たって設問解答、添削指導、質疑応答等による指導を併せ行うものであって、かつ、当該授業に関する学生の意見の交換の機会が確保されているもの」

「毎回の授業の実施に当たって、指導補助者が教室等以外の場所において学生等に対面することにより、又は当該授業を行う教員若しくは指導補助者が当該授業の終了後すみやかにインターネットその他の適切な方法を利用することにより、設問解答、添削指導、質疑応答等による十分な指導を併せ行うものであって、かつ、当該授業に関する学生等の意見の交換の機会が確保されているもの」

に改定しました。つまり、遠隔地にも職員を配置してちゃんと勉強していることを担保しなさい、そうすればいいよ、という基準を設けているのです。

 平成十九年ぐらいだと仕方がないと思います。でも、Zoomという高機能のサービスが運用されている現在、かえって足かせになっています。Zoomならば遠隔地に補助者がいなくても学生等の意見の交換の機会が確保できます。そして、補助者の縛りがなくなれば、学生は自宅でも学ぶことが出来るようになります。

 この縛りが無くなれば、大学間の授業レベルの協働は一気に進むのにな~っと思います。

 さらに、大学ばかりではなく、小中高の遠隔地教育を拡大する必要があります。今後、自治体が中学、小学校を維持できなくなり、協働で維持するようになります。そうなれば校区は広がり、スクールバス対応も限界が来ます。文部科学省の人たちもZoomを一度使えばいいのにな、と思います。

[]教科教育・学級経営実践コース 19:52 教科教育・学級経営実践コース - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教科教育・学級経営実践コース - 西川純のメモ 教科教育・学級経営実践コース - 西川純のメモ のブックマークコメント

 平成31年度より私が所属する教職大学院の教科教育・学級経営実践コースのHPを公開しました。情報豊富です。シェア大歓迎。

http://www.juen.ac.jp/kg/

18/07/12(木)

[]愚痴 22:06 愚痴 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愚痴 - 西川純のメモ 愚痴 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今までに関わった人の中で、「現実の学校は・・」と語り出す人がいます。私は承りますが、「そんなこと百も承知、二百も合点」です。反論しません。その人にかけているのは「現実の学校のままで子どもの人生はいいのか?」という問いです。

[]今の学校がなくなる 21:38 今の学校がなくなる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今の学校がなくなる - 西川純のメモ 今の学校がなくなる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私も色々な未来を描きますが、まずは今のままっていうのは残ります。今の学校がなくなるなんてありえません。何故なら、公務員として採用した人がいるからです。生首は切りません。(でも、昇進はないと思います)

 どんな変化でも、変化に追いつかないレイトマジョリティとラガートはいます。その人達が駆逐されるのは一世代(30年)はかかります。考えて下さし。いまでも、携帯電話を持たない人、ガラケイを持っている人はいるでしょ。

 変化の進行は、ムーアの言うキャズムを超えた瞬間で、どっと変わります。がレイトマジョリティとラガートは変わりません。

[]発想の転換 21:38 発想の転換 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 発想の転換 - 西川純のメモ 発想の転換 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今後の社会が激変することは多くの人が理解しています。(少なくとも時代を決める人は)

 ところが、激変の中で今を維持しようとする流れがあります。例えば、奨学金の充実も1つです。でも、これって維持できない。

 例えばトヨタ学園のように学費の入らない高校の大学版があっていいと思います。ドイツ型デュアルシステムの大学です。実習が中核をなします。これってジョブ型ばかりではありません。実験系の研究室に1年から入るのです。私の研究室での最初の仕事は、山ほどのシャーレの洗浄です。アルバイトでこなすのではなく、学生が正統的周辺参加で参加するのです。そのためには「教養」は必須にしなければいい。

 でも、1条校がそれが出来なければ、あらたな学校がそれを実現すればいい。

 多くの子ども・保護者はアカデミックを学びたいと思って大学に入るわけではありません。豊かな就職を願ってです。ということは産業・工業界があらたな資格を重視すれば、大卒は瓦解します。

 でもね、圧倒的大多数の子どもの未来を豊かにするのは、発想の転換です。行動成長期の価値観で生きたならば、大多数は不幸です。お金がかからず、幸せになる道を、国民全員が持つべきなのです。

追伸 私の趣味はブックオフに行き、気に入った108円の本を買うことです。安上がりですよ。

[]戦略 21:38 戦略 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戦略 - 西川純のメモ 戦略 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これからの社会、勝負所はかなり変わります。例えば、私の場合、印税収入と講演会の収入を比べると、とんとんです。これからは後者に比重を置くだろうなと思います。さらに言えば、今後は今は無料にしている、個人指導の比重が大きくなってくるだろうと思います。

 つまり、私の所に来る人たちの質問に答える。私とテレビ電話で話すことが有料になるのです。

 何を言いたいか。以上のことは楽曲の世界ではそうなっています。

 文部科学省の予算獲得の戦略が、旧時代の戦略のままです。でも、攻める財務も、守る文科省も無理があることは分かっています。だったら、文科省は新たな価値を生み出す積極的な提案を財務に出すべきだと思います。

 ま、野人の戯言です。

[]大学 07:14 大学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学 - 西川純のメモ 大学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学設置基準を読むと、農業社会、工業社会の法律だということよく分かる。

 第一に、土地、建物が満たさなければならない条件は事細かに書いているのに、ソフトであるカリキュラムやスタッフの基準はおおざっぱです。だから、ネット上の大学組織なんて思いもつかない。

 第二に、設置時には厳しいけど、設置されてからは相対的にかなり甘い。だから設置時には優秀なスタッフを集めるけど、設置審の縛りが外れるとズブズブの温情人事になってしまう。

 じゃあどうするか?

 組織ではなく、スタッフごとに審査をしたらいいと思います。それも定期的に審査をするのです。また、専任スタッフというのはごくごく少数で研究者ではなく経営者の人です。まあ、現業をアウトソーシングするのです。

 教員は自分自身の定期的な審査を通るために施設を要求する場合があります。

 大学は、これこれの資格を持った教員をどれだけそろえているかを審査されるのです。まあ、これも必要ないとも思いますが。つまり、護送船団方式ではなく、自己責任になれば必死になります。

 まあ、席亭が落語家を集めて寄席をするようなものです。ちなみに学生は物理的に集まる必要はなく、ネット上で繋がるのが中心です。企業はどの大学出身であるかより、どの教員の指導を受けて、どのような評価を受けたかで採用を決めます。採用した人を評価し、評価した教員を評価します。だから、教員は必死になると思います。

 基本ユニットが大学ではなく、人なので、柔軟に変化できます。

追伸 私自身は上記のような大学が出来たら、そこで働きたい。不遜ですが、生き残れる自身があります。

追伸2 ちなみに1条校である必要はありません。この言葉の意味が分かるには、私の本をかなり読んでいないと分からないだろうな。

18/07/11(水)

[]OB/OG22:14 OB/OG会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - OB/OG会 - 西川純のメモ OB/OG会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本年度のOB/OG会は11月24日だそうです。業務連絡です。詳細が決まりましたら、アップします。

[]呑み会 22:08 呑み会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 呑み会 - 西川純のメモ 呑み会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

今日も楽しくお客様と呑み会。

研究室の呑み会が一番多い研究室かもしれない。

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18/07/10(火)

[]福島さん 21:12 福島さん - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福島さん - 西川純のメモ 福島さん - 西川純のメモ のブックマークコメント

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◆『学び合い』を実践している先生が

驚く、福島先生による『学び合い

授業の徹底解説!

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追手門学院大手前中・高等学校

福島哲也先生を講師に迎え、

その基礎基本から、実際の授業で

用いる課題を例に、『学び合い』の奥深さや

“仕掛け”の方法を学んでいただけます!

「なるほどなぁ…(うなずき)」

「そんなこと考えもしなかった…」

とにかく参加された先生方が

みな驚き、感心しっぱなしの45分!

学び合い』が上手くいっていない先生、

明日の授業のヒントを得たい先生は必見です!

http://a04.hm-f.jp/cc.php?t=M823586&c=9105&d=7c5f

[]準備 21:48 準備 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 準備 - 西川純のメモ 準備 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の呑み会のために餃子づくりです。

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18/07/09(月)

[]大義 21:50 大義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大義 - 西川純のメモ 大義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

我々には大義があります。

我々が目指しているのは、面白い授業、分かりやすい授業ではありません。

子ども達全員が一生涯幸せであることを目指しています。そうなれば、我々全員、幸せな一生涯を得ます。

我々はもう、一人も見捨てないという集団を持てません。それは学校教育のみが与えられること。そして、我々はそれを与えてもらわなかった。でも、与えられた次世代の中に混じることは出来るのです

[]人付き合い2 20:22 人付き合い2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人付き合い2 - 西川純のメモ 人付き合い2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越に学びに来られる方々がいる。その方々はお金も時間も費やして学ぼうとする誠意があります。だから、私も無料で時間を費やします。呑み会のためには「ご厚志」として年間三十万から五十万円を出しています。

 ところが、自分はお金も時間も費やさず、私にお金と時間を費やすことを求める人がいます。言葉だけの誠意だけで。

 ビックリするでしょ。いるんですよ。

[]人付き合い 19:55 人付き合い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人付き合い - 西川純のメモ 人付き合い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 三十年以上、色々な人と仕事をして学んだことの1つに、人を安く使う人には誠意はないということです。誠意は必ず形になります。もちろん金額ばかりではありません。しかし、金額が最も楽であること知っています。従って金額で表せない人は、その他の面でも誠意を形にしません。

 その不誠実な人と関わると身が汚れるように思うので、出来るだけ関わらないようにしています。

[]どうでもいい 19:50 どうでもいい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - どうでもいい - 西川純のメモ どうでもいい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』研究の初期は『学び合い』によって人間関係が劇的に変化することを明らかにしました。それを講演すると言われるのは「人間関係は分かりましたが、学力はどうなのですか?我々は学力を保証しなければならないのです」と言われました。そこで『学び合い』と学力との関係を明らかにする研究をしました。今では、確実に学力を上げることは出来ると断言できます。ところが、その結果を明らかにしても『学び合い』に取り組もうとする人が増えるわけではないのです。不思議でした。でも、分かったのは、多くの教師はそれほど学力を上げようとしていないことです。少なくとも、慣れ親しんだことを捨てるほど学力を上げようとしていないのです。愕然としましたが、自分の高校教師だった時を思い起こせば納得できます。もちろん分かって欲しいと思っていました。しかし、その願いの多くは、自分の授業の時、ちゃんと聞いて欲しいという自分の都合だったと思います。

 最近の私は、子ども達が大人になり、老人になったときの幸せを決めるのは教師であること、いや、生き死にのレベルであることを語ります。しかし、そんなことどうでもいいと思っている教師(もしくは自分とは無関係と考えている教師)が大部分であることを知っています。それを本気で願っている教師に伝えたいと思っています。だから、以前と違ってイライラしないですんでいます。

[]公正な教員採用試験 09:37 公正な教員採用試験 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 公正な教員採用試験 - 西川純のメモ 公正な教員採用試験 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 そもそも倍率が10倍とか20倍になるような採用試験は合理的でもないし、公正でもない。そして公平ですらもない。ちゃんと求める人材像を明確にして、それで公募をすれば1倍に近づきます。

 例えばです。これからの少子化社会に向けて、学年1クラスという中学校、高校は増加します。ならば、国語、数学、社会、理科、英語の教員として採用されたい人は、技術科、家庭科、美術科の免許を持つことを必須とするのです。逆に言えば、技術科、家庭科、美術科の教員と採用されたい人は国語、数学、社会、理科、英語の免許を持つことを求めるのです。

 さらに、どうしても小学校、中学校を地域に残したいと願うならば、義務教育学校にする地域は少なくないでしょう。そうであるならば、中学校、小学校の免許が必要です。

 従って、「小学校の免許を持ち、かつ、国語、数学、社会、理科、英語のいずれか一つ以上免許を持ち、かつ、技術科、家庭科、美術科の免許の二つ以上の免許を持つ者。または、小学校の免許を持ち、かつ、技術科、家庭科、美術科の免許を一つ以上持ち、かつ、国語、数学、社会、理科、英語の免許の二つ以上の免許を持つ者。」という条件を課せば、倍率は一気に下がるはずです。

 また、「小学校の免許と中学校英語の免許を持ち、かつ、2年以上の英語圏での留学経験がある者」のように細かい指定をかける場合もあるでしょう。

 また、「○○県○○地区の小学校、中学校で9年間を学んだ者」や「○○県○○地区の製造業で5年間以上の勤務実績がある者」という条件で、○○県○○地区での勤務指定のある採用もあるでしょう。

 いずれにせよ、かなり明確で長期的なヴィジョンが必要です。

追伸 以上のことを推進するには、免許法の大幅な改訂が必要だと思います。そうなると、教員養成系大学・学部は根本的な改革を求められるでしょう。

[]函館の会 05:28 函館の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 函館の会 - 西川純のメモ 函館の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月29日、30日に函館で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://www.kokuchpro.com/event/8297331529b3516313a5941836ca73a7/

18/07/08(日)

[]モデル 22:01 モデル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - モデル - 西川純のメモ モデル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 具体的な教員養成のモデル。思いつきです。

 教員免許状を取得する単位数がガチガチでビッチリ過ぎます。大綱化して、選択の幅を大きくする。一定の資格試験をクリアーすれば、教科の授業は免除します。

 一方、地方自治体は自分の自治体でのボランティア経験を求めます。数百時間レベルです。そこで、校長からの評価を受けます。大学はそのボランティアの受け入れ先の校長をモニターするのです。

 こんなことを求められたら、倍率は、どこも激減します。

 単位をそろえて中学校、高等学校の免許を出せるところは免許は出せますが、採用されません。大学の教員はボランディア先を確保することが仕事となります。

 書きながらワクワクしながら、怖くなります。

追伸 上越教育大学教職大学院はそれをやっています。だから、大変です。

[]選別 21:43 選別 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 選別 - 西川純のメモ 選別 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員採用試験の倍率が4倍以下になると問題だ、という議論があります。しかし、募集者が応募者に求める能力を明確に定め、エビデンスを求めたら1倍になるはずです。

 東京大学が推薦入試をしました。100人です。ところが、170人しか応募しませんでした。何故なら、応募者に求めるエビデンスが高いからです。

 都道府県の採用は法によって公平でなければなりません。ならば、求める人材に関して一律ではなく、こういう人が何人、こういう人が何人と求めればいい。そうすれば、教員養成系学部・大学のカリキュラムが大きく変わります。

 公平であるより、公正であるべきなのです。

 そのためには、採用者がどういう人材が欲しいのか、それを操作的に定義するのはどうしたらいいか、を明らかにするのです。都道府県の教育委員会には不可能だと思います。市町村レベルで採用人事を起こさないと。

[]素早い 20:18 素早い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 素早い - 西川純のメモ 素早い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先月の6月11日、12日のゼミ公開日に富山市の堀川中学校の先生がおいでになりました。で、ホームページによれば7月6日には『学び合い』の公開授業をして、その授業の様子を長野県須坂市の校長先生や指導主事の方々が参観されていました。

 素早い。そして、『学び合い』において参観のメリットを理解されている。

 見られることによって美しくなるのは妙齢の女性ばかりではありません。

[]静か 17:36 静か - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 静か - 西川純のメモ 静か - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は大学は本当に静かです。関東圏の教員採用試験日だからです。各人の実力にあった結果があるでしょう。それでいいのです。

[]お見舞い 08:33 お見舞い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お見舞い - 西川純のメモ お見舞い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は長野県南部で講演があり、移動が車でしたので情報が途絶しておりました。家に帰って家内から「大変なことになっているよ」と言われましたが、聞き流していました。「台風ではないよな」と思っていたのです。

 とろこが朝刊を見ると、唐津の脱線、安佐地区の崖崩れの写真が新潟の地方紙にも載っています。ここに至って、やっとことの重大さが分かりました。

 心よりお見舞い申し上げます。

18/07/07(土)

[]特権と義務 21:41 特権と義務 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 特権と義務 - 西川純のメモ 特権と義務 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私のゼミに所属すると、他では経験で出来ないことを経験できます。例えば、昨日もゼミ生は教育長、教育次長、校長と名刺交換する呑み会を経験することが出来ます。それを特権と考えるか、義務と考えるか。前者と思える人が我がゼミに所属します。

[]福岡の会 06:52 福岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡の会 - 西川純のメモ 福岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月28日に福岡で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/525011/

18/07/06(金)

[]東葛の会 11:58 東葛の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東葛の会 - 西川純のメモ 東葛の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月28日に千葉県柏市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/528545/

18/07/05(木)

[]迷う 21:55 迷う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 迷う - 西川純のメモ 迷う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の講演は3パターンが基本です。あとは、その組み合わせ。

 1)エンターテーメント とにかく面白くやります。

 2)力業 1)と最初は似ていますが、後半息苦しくなります。

 3)本気 最初から息苦しくなります。

 明後日の講演、どうするか。悩む。

[]ビックリ 17:27 ビックリ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ビックリ - 西川純のメモ ビックリ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学生をからかいに行こうかと思って研究室のドアを出たら、「西川先生ですか?」と呼び止められました。「え?」と言うと、「文部科学省の合田です」と言われてビックリ。合田さんには本学の非常勤講師をお願いしております。その合間に来ていただきました。限られた時間ですがお話しすることが出来ました。自然と、応援したくなる方ですね。

18/07/04(水)

[]新潟の会 22:39 新潟の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟の会 - 西川純のメモ 新潟の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月27日に新潟市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/528381/

[]太っ腹 20:15 太っ腹 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 太っ腹 - 西川純のメモ 太っ腹 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 内田洋行教育研究所さん、太っ腹!https://www.manabinoba.com/presents/017570.html?utm_campaign=tw_share

[]未来の教育 09:04 未来の教育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 未来の教育 - 西川純のメモ 未来の教育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 文部科学省、経済産業省の提言は素晴らしものですが、いっぱい盛り込みすぎてストーリーが見えづらい。もっとシンプルな姿がいい。ゴチャゴチャしていると色々な人が乗れる部分があるので賛同を得やすい。しかし、その結果として同床異夢の集合体になってしまいます。結果として、「今までと同じ」となります。なんとなれば、全員の力関係の合意点が「今」なのですから。

 だから方向性をシンプルに絞った方がいい。

 私は「一人一人の個別的・個性的な学びの保証」を第一にすべきだと思います。

 脱工業化社会のコードは「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」なのですから、遅かれ早かれ、今の学校の限界は来ます。いや、一部に破綻が来ています。

 私の興味は、一条校で「一人一人の個別的・個性的な学びの保証」出来るように文部科学省が運用を変えるだろうか、否か。実は、どの法律の条文を見ても「一斉指導しろ、板書しろ」とは書いていないのです。ようは、多様な教育を積極的に認める告示を出すか否かです。そして、教育機会確保法を積極的に受け止め、一条校以外の学校の設立を推進し、学校教育法、施行令、施行規則、学習指導要領に縛られない教育を実現するか否か。高卒、大卒に代わりうる何らかの資格、それを生み出し得るか否か?

 それを文部科学省が出来ないならば、経済産業省や厚生労働省がやればいい。積極的に資格を生み出し、日本型マイスター制度を作ればいい。経済産業界と話し合って、4月一括採用制度をやめればいい。1条校以外の学校の卒業生が有能ならば、4月以外の採用が増えるでしょう。日本の労働が、メンバーシップ型からジョブ型に変われば、1条校の卒業生を採用するメリットが減少するのは目に見えています。

更に言えば、ジョブ型すら工業社会的です。何故なら、規格化されています。求められる仕事の内容は流動化します。70歳まで働く日本の労働者の多くはついて行けないでしょう。ついていくには、若い世代と対等に協働するチーム型を想定しています。メンバーシップに近いようですが、もっと流動的で、信頼関係がベースになっている共同体です。

 あ~。妄想が止まらない。

 一点心配なことがあります。出口の変化に比べて、現状の学校の変化はかなり遅い。もっと具体的に言えば、既に採用した人の変化の速度はかなり遅い。だから、公務員から独立法人化して、解雇するという方向に流れるのではないかと思います。

18/07/03(火)

[]権力 21:20 権力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 権力 - 西川純のメモ 権力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」の工業化社会では地位で人を動かせる。人事、予算が権力の源泉となります。ところが、今の時代、人事、予算で権力を行使しようとしても、妥当性、正当性が十重二十重に問われる。それが分かっていない地方行政、地方政治で汚職、グレーゾーンで責任が問われます。二十年前だったら、慣行で許されていたのかもしれません。それを若手の時、それを見ていた人が、それをやって失敗している。

 「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」の脱工業化社会での力の源泉は、多様で多数の人的ネットワークだと思います。

 何かをなそうと思う人は、それを積極的にすべきです。

追伸 これって、単発は楽なのですが。ずっと続けるのは意思・志がいります。

[]多様性 19:48 多様性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 多様性 - 西川純のメモ 多様性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今まで多くの方が上越に来られ『学び合い』を学び、一緒に酒を飲みました。その数も膨大なのですが、多様性も様々です。

 幼小中高大の教師はもちろん、教頭、校長、指導主事、事務所長、教育長など様々な方が来られます。また、塾・予備校、民間企業、保護者、教員志望の学生、教員以外を志望する学生、子ども(この場合、酒は飲みません。ジュースです)、地方議会の議員の方々が来られます。私はその方々に、同じことを語っています。本当に『学び合い』のセオリーは普遍的です。

 今回、本省のお役人が来ることになりました。多様性が一段と高まります。殺人的に忙しいのに、フットワークが凄いと思います。私とのディスカッションばかりではなく、遠路、上越に来られる方々とのディスカッションを楽しみにしておられます。

追伸 誰?って聞かないでね。呑み会の写真を見れば、分かる人には誰かは分かりますから。

[]比較 10:01 比較 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 比較 - 西川純のメモ 比較 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 文部科学省の「Society 5.0に向けた人材育成」(http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/06/1405844_002.pdf)と経済産業省の『「未来の教室」とEdTech研究会 第一次提言』(http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/data/pdf/20180628001_1.pdf)が6月に相次いで発表されました。両方とも読んだ感想です。

 両方とも書かれていることは重なっています。材料は同じですから、似たようなものになるのは当然です。しかし、両者には決定的な違いがあるように思います。

 文部科学省の「Society 5.0に向けた人材育成」には基礎的学力、基盤的学力があることを前提としています。基礎的という言葉が20、基盤的という言葉が9あり、それらは学力と結びつけられています。経済産業省の第一次提言には今のところそれがない。その点で私は経済産業省の提言の方が好きです。(優れているとは申しません)

 万人に等しく必要とされる基礎的学力、基盤的学力の存在を認めてしまえば、「公正に個別化された学び」の実現は不可能になるからです。

 そもそも基礎的学力・基盤的学力なんてあるのでしょうか?研究者として断言します。一つの学会レベルであっても、会員の多くが同意する公教育における基礎的学力、基盤的学力なんてありません。ましてや、教育に関わる多くの学会が同意する基礎的学力、基盤的学力なんて存在しません。つまり、人が基礎的学力、基盤的学力という言葉を使っているとき、別々なものを思い浮かべている、同床異夢なのです。

 もちろん、読み、書き、算は必要だと思います。しかし、それがどんどんと拡大しています。本当に基礎的学力、基盤的学力ならば、公教育で組織的学習をしなくても獲得できます。そのいい例は会話です。未開地域を思い浮かべて下さい。

 現在も基礎的学力、基盤的学力は学習指導要領に盛り込まれています。しかし、それらは学術的データによって導かれたのではなく、各教科が大好きな人が集まった会での意見集約したに過ぎません。それらの会に集まった人達が同床異夢で基礎的学力、基盤的学力を述べれば両論併記、三論併記、四論併記・・・・になってしまう。私が教師の時「理科I」という教科がありましたが、見事に物理、化学、生物学、地学の4分割です。そんな併記によって基礎的学力、基盤的学力が決まったならば、子どもの学校にいる時間いっぱいまで拡大するのは目に見えています。従って、「公正に個別化された学び」は無理です。

 そして、今の基礎的学力、基盤的学力さえ分からないのに、なんでこれからの時代の基礎的学力、基盤的学力が分かるのでしょう。

 私はそんなのは無い(もしくは分からない)ことを前提にして、「公正に個別化された学び」を実現し、万人ではなく、その子どもにとっての基礎的学力、基盤的学力を、その子どもが見いだすべきだと思うのです。(この発想が『学び合い』です)

 繰り返しますが基礎的学力、基盤的学力を前提とすると「公正に個別化された学び」は無理と私には思えますが、省内タスクフォースの皆さんがそれを乗り越える路を明らかにするかも知れません。

 経済産業省は現在の公教育を背負っているわけではないので、自由度が高い。だから「浅く広く基礎を固めてはじめて、応用が出来る」という考え方を否定しています。しかし、我々は工業化社会で生きています。そして、工業化社会で勝ち残った勝ち組の人達が話し合うのですから、工業化社会のコードである「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」に縛られています。今後、「でも、最低限の学力はあるよ」という風になる危険性があります。

 経済産業省の『「未来の教室」とEdTech研究会 第一次提言』を読んで、もっとつっぱてもいいのにと思うのは、現状の公教育に寄り添おうとしている部分がそこかしこに読み取れるのです。

 私は現状の公教育を必要としている人がいることを知っています。その公教育と連携した新たな教育を必要としている人がいることを知っています。でも、現状の公教育を全く必要としていない人がいることも知っています。

 例えば、東京大学理学部の附属の学校を創るのです。学校教育法の縛りがきつい、小学校、中学校、高校ではありません(いわゆる一条校ではありません)。まあ、フリースクールみたいなものです。そこに入学した子どもは、大学の学部の授業をインターネットで視聴します。また、研究室に所属し論文を書くのです。知能検査や数学オリンピックでの実績で入学します。数学だけを学び、それ以外は本人が希望しないならば学びません。18歳になったら、理学部に入学するのです。学校教育法施行規則第百五十条七項でそれは可能です。それによって、小学校、中学校、高校を一度も行かずに東京大学卒になります。いや、これすらも既存の公教育に縛られている。その学校を卒業する人だったら東京大学に行かず、ダイレクトに企業に勤める道もあるでしょう。下手な東大生より数学的能力は遙かに能力は高いことは明らかですから。16歳でフィールズ賞を受賞し、16歳で東京大学教授になるかも知れません。

 企業学校であるトヨタ工業学園、日立工業専修学校ももう一歩進んで、現状の公教育の「ふり」をするのを止めること出来るのではないでしょうか?

  これが私の考える、新たな公教育の創造です。

 私は『学び合い』脳で考えるので、バカげたことがどんどん思いつく。困ったもんだ。

 我々は未来を見通すことは出来ません。でも、その変化は必然ならば、遅かれ早かれ未来は来ます。出来るならば、それが早く来るようにしたい。そのためには、多様な選択が可能なようにすべきだと思います。

追伸 私が今回の文章を読むとき、細かいところは読み飛ばします。その論のベースとなる前提、メンバーにとって当たり前すぎる前提を読み取ります。

追伸2 文部科学省の方、経済産業省の方、関係者の皆様。お気を悪くしないで下さいね。野人の戯言ですから。どうも、この手の妄想が好きなのです。でも、その妄想が当たるから、日本一小さな国立大学の一人の教師が始めたことが日本中に広がっているのです。

[]お客様 07:00 お客様 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お客様 - 西川純のメモ お客様 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今月のゼミ公開日のお客様は以下の通りです。多様性が凄いですね。『学び合い』が学校段階横断、教科横断であることが分かります。特に高校の必死さが分かります。

北海道・小学校

大阪府・教育アドバイザー

大阪府・高校8名

神奈川県・小学校

予備校

石川県・中学校

静岡県・中学校

静岡県・中等

新潟県・高校

富山県・高校2名

18/07/02(月)

[]規制緩和 21:40 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 現状の法の中でも、ものすごく色々なことが出来る。

 例えば学校教育法施行規則「第百五十条 学校教育法第九十条第一項の規定により、大学入学に関し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。」の七項に「七 大学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、十八歳に達したもの」とあります。つまり、大学が覚悟を決めれば、凄いことが出来るのです。

 これを決めた当時、今を予想していたのかな?

[]規制緩和 09:02 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 身近なことで、規制緩和して欲しいものがあります。

 教員免許状の取得、教職大学院には定まった単位の取得が必要です。その科目の認定を大学単位ではなく、個人単位で申請できるようにしたらいいと思います。

 認定を受けた人は、大学と契約することができるのです。または、学生個人が申し込んで履修することが出来ます。契約した大学の学生は無料で履修できます。それ以外の学生は有料で履修できます。

授業は基本的にインターネットのテレビ電話(Zoomがいいと思います)でやれます。

 こうすれば大学は身軽になれます。

学生も選択の幅が広がります。必修科目が担当者一人の場合、パワハラ・セクハラの温床となりかねません。

追伸 平成十三年のメディア告知によって通信教育は基本的にやりやすくなったのですが、運用の段階で厳しいですね。

18/07/01(日)

[]次 22:10 次 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 次 - 西川純のメモ 次 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 次の働き方改革は、終身雇用の終焉だと思う。いや、そうしなければならない。今から三十年前に経済産業界が決めたこと。

 有期雇用が基本となります。が、雇用者の気まぐれで解雇されないよう、採用時に操作的定義をされたミッションを与えられ、それが成り立っていれば再雇用される契約。結果として、結果を出せる人は終身雇用と同じになる。

[]規制緩和 20:24 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は地域コミュニティの再生が日本再生のポイントだと思っています。

 不景気が続くことによって終身雇用が終わる。次の働き方改革はその方向になるでしょう。終身雇用が終われば、企業内教育が無くなります。投資に見合わないから。

 でも、地域コミュニティが一つの企業と考えられるならば、終身雇用も保障されます。今は十年で3割の企業が潰れ、二十年で半数が潰れます。でも、地域コミュニティの企業群の中で異動すれば終身雇用は保障できます。ならば、企業内教育も維持できます。

 そんな地域コミュニティが新たな教育体を創ったら、きっとローカルエリートを育てられる教育をつくり出します。

[]規制緩和 20:14 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「2030年教師の仕事はこう変わる!」を読んだ人から、「今の学校は無くなるのですか?」と聞かれました。私は爆笑しました。無くならないよ。おそらく、ラガートは今の学校に拘る。おそらくレイトマジョリティも今の学校を選ぶだろう。つまり半数以上は今の学校を選びます。ようは、そうでない人たちが今の学校と違う教育を享受できればいいのです。あとは結果で次の世代の教育が自ずと定まります。

 今の予算は全員が学校に行くことを前提にしています。でも、教育機会確保法が成り立ったんですから、それ以外の道を保証すべきです。日本が義務教育にかけている予算は9兆円、子どもの数は1千万人。つまり、一人90万円のお金をかけています。だから大阪府や東京都が私立学校に進学している子どもの親に補助金を与えるように、学校以外で学ぶ保護者に補助金を与えればいい。逆に、その分、学校予算は減額になるでしょう。そうすれば、保護者、つまり国民が選ぶことが出来るのです。

 ということにならないように、学校教育を守りたい人は先手を打たねば。さて、どちらに転ぶか。

追伸 そんなバカなと思っている人たちへ。東京都と大阪府の公立高校がどうなっているか、それを考えましょう。

[]規制緩和 19:49 規制緩和 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規制緩和 - 西川純のメモ 規制緩和 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今までにも色々な地方議員の方が西川研究室に学びに来ました。そして、『学び合い』の生を参観した後、「行政としてどんなことをして欲しいですか?」と聞かれます。その際、「絶対に『学び合い』を推進して欲しくない」と私が言うとビックリされます。私は「行政が『学び合い』を推進しても、教員は動かない。やったふりをする。そして、『学び合い』を目の敵にする。だからやめて欲しい」と言うと納得してもらえます。そして、「やって欲しいのは、やり方の規制を解除して欲しい。例えば、○○スタンダード、○○モデルのように、あれやれ、これやれという型を止めて欲しい。その代わりに結果を厳しく評価して欲しい。例えば、全国学力テストで厳しく評価して欲しい。『学び合い』は結果を出せます。」と言いました。やり方の規制は排除し、結果を求めるのです。それが望みです。

[]Society 5.0 17:15 Society 5.0 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Society 5.0 - 西川純のメモ Society 5.0 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 Society5.0を実現したいならば、政府は何かを用意する必要はありません。誰かが用意しなければ広がらないものは必然性はありません。色々な人が自由に多様な試みを出来るように規制を無くせばいい。だから、どんなものが必要かより、どんなものが邪魔かを話し合えばいい。

 が、それは出来ないでしょう。

 だから、規制の埒外にいるフリースクールに期待しているのです。

[]必然性 12:01 必然性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 必然性 - 西川純のメモ 必然性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今思い出しました。

 学部2年の時、石坂研究室に入って最初に与えられた課題は、「回折像の非対称性から、ゾウリムシの回転角度を測れるか?」でした。当然、学部2年の私は、その言葉の意味すら分かりませんでした。

 もの凄い勢いで物理の本を読みました。読む必然性が生まれました

[]チャーミング 09:47 チャーミング - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - チャーミング - 西川純のメモ チャーミング - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は入学試験に携帯電話を持ち込ませ、電話も含めてなにもかも自由に使わせればいいと思います。つまり、社会と同じ状態にするのです。そして、その分野の未解決な課題を与えればいい。

 ある方から、そのような問題の評価はどうすればいいのか?と聞かれました。

 その学部の研究者が読んで評価すればいいのです。専門家が読めば、一目瞭然です。専門家だったら、その分野の様々な意見を見聞きしています。だから、陳腐か否か、独創的か否かはハッキリと分かります。

 例えば、具体的な保護者クレームのケースを記述して、どのように対応するかを書かせれば一発で分かります。例えば、事実確認をするか否か、一人で抱え込むか否かで分かります。かなり高校生時代に教師になりたいと考えていなければ応えられないですね。さらに、具体的なケースに基づき、障害児教育や発達心理学や社会心理学の知見を交えて論を組み立てられたら、勉強していることが分かります。そして、それを超えたことを書けたら満点です。

 もちろん、専門家をうならせるような回答を書ける子どもは少ないと思います。それでいいのです。そのような子どもだけがアカデミックな大学に進学すればいいのですから。

 なお、電話も使えるのですから、何も考えず、相談してカンニングをすると言うことも出来るでしょう。でも、在学中の講義が全て上記のような課題を与え、学生同士で議論させるようなものだったら、つまり、アクティブ・ラーニングをすれば、馬脚は現れます。成績の低いのは退学になります。ということが分かれば、誤魔化して入るようなことをしません。

追伸 私の大学院・学部の授業のメインは、「私はありとあらゆる面で『学び合い』は一斉指導よりマシである、かなりマシであると考えている。その私を論破しなさい」という課題を与えています。どのようなレベルの質問をするかで、どれだけの能力があるかは一目瞭然です。

[]文脈依存性・領域固有性 09:04 文脈依存性・領域固有性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文脈依存性・領域固有性 - 西川純のメモ 文脈依存性・領域固有性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書いたことだけど、数学を学ぶと論理的思考力が伸びると考えるのはナイーブ(素人的)な考えです。学術的にそれを実証した論文を寡聞にして読んだことはありません。逆に認知心理学の文脈依存性・領域固有性から言えば、数学を学ぶことによって伸びるのは数学の問題を解く場合の論理的思考力であって、一般的な論理的思考力ではありません。つまり、数学者や数学によって問題解決している科学者・技術者以外は殆ど無用なのです。

 学んだことが限定的にしかつかえないということは、非効率的だと思うかもしれません。しかし、極めて効率的なのです。

「The Oxford English Dictionary」(OED)という辞書があるのをご存じでしょうか。全20冊で構成され、その一冊一冊大判の辞書です。英語に関するありとあらゆる言葉、用法が記されている本です。さて、この辞書を使って高校入試程度の英文を訳した場合を想像して下さい。OEDであれば、引けない単語は存在しません。しかし、明らかに効率が悪くなります。一つ一つの単語を引く度に、新たな1冊を探し、その中から目的とする単語を、膨大な枚数のページの中から探し出さなければなりません。さらにその単語を見出しても、シェークスピアの作品における用法等までも書いてある説明の中で、目的の用法を見出すのは手間がかかります。

もちろん、科学論文を読もうとすれば、高校生が使う辞書ではまにあいません。しかし、だからといってOEDを利用することは無いと思います。その専門に対応した辞書(例えば、生物学の論文を読むならば生物学事典)と、一般の辞書で事足りると思います。

我々の頭の中には膨大な知識・技能が詰まっています。認知心理学では、その記憶容量は無限大であると仮定しています。そうであるならば、先のOED以上となります。もし、そのような膨大な知識・技能の集積の中から、必要な知識・技能を探そうとした場合、砂浜で針を探すようなことになります。

我々の知識・技能は、それを獲得した状況と結びつけて記憶されるため、効率よく探し出すことが可能になっています。例えば、先に述べた年長の先生の場合、論文を書く際に必要な一連の知識・技能(その中にはその領域で論理的だと判断される文章の書き方、論証の仕方)が「学術論文を書く」というラベルがついているのです。そして、論文を書く際、「学術論文を書く」というラベルを索引から探し、その中の知識・技能の中から必要なものを捜すのです。

もし、他大学のA先生と共同執筆する場合は、「A先生」というラベルも検索から捜すことになります。それによって、A先生と一緒に仕事をする場合は、どのようなことを注意しなければならないかという知識・技能を、「学術論文を書く」と一緒に使います。ちなみに、私が怒鳴られたときに黙って承ったのも、「その先生」というラベルの貼られた過去の事例から判断しました。

以上のような方法に基づいて人類は様々な課題を解決し、100万年を越える生存競争の中で生き残ってきたのです。

この方式が効率が高いため、人類の長い進化の中で保持しているのです。そして、一般化できない知識・技能は、例外ではなく、実は常態なのです。

 つまり、数学を課せばいいだろう、というのはナイーブ(素人的)な発想です。

追伸 繰り返しますが、だから数学は無意味とは申していません。万人に適応されるのが、工業社会的だと申しています。

追伸2 先生方は同僚を思い浮かべて下さい。理学部数学科、教育学部数学コース出身者が常に、教員集団の中で論理的でしたか?ナポレオンは数学者ラプラスを内務大臣にしました。ラプラスはナポレオンに内務大臣として判断する課題に対して「陛下、数学的におかしい」と言ったそうです。ナポレオンは1ヶ月で解任しました。

[]旧思考方法 08:45 旧思考方法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 旧思考方法 - 西川純のメモ 旧思考方法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 早稲田大学の政経学部が数学を試験科目に加えるそうです。

 でも、これって工業化社会の「規格化」の発想だよな。

 脱工業化社会の「個性化」、「総合化」の発想だったら、政経学部の研究者が悩んでいる問題を学生に与えればいい。受験生によっては数学を使うかも知れないし、使わないかも知れない。ようは、チャーミングな答えを出せるかどうか?

 基礎学力を保証するのだったら、新テストの5教科のテストの点数の重み付けを自己申告させればいい。

 工業科社会人は発想できないだろう。