西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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18/06/26(火)

[]無理だけど 09:52 無理だけど - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無理だけど - 西川純のメモ 無理だけど - 西川純のメモ のブックマークコメント

 文部科学省も経済産業省も活発に新たな教育の在り方を模索しています。読むと、頑張っているな、と思います。しかし、どこまで行っても工業化社会の枠組みで考えている。つまり、何かベストの方法があり、それを探しているように読めるのです。もちろん、たった一つ出なくても、何らかのベターの方法群があると思っているようです。「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」という枠組みと決別できていない。

 じゃあ、脱工業化社会の論理だったらどうかんがえるか?(これが見事に『学び合い』的です)

 「ベスト・ベターな方法なんてあるわけない」と考えるのです。日本人が1億数千万人いるならば、1億数千万通りの方法があります。それも一人一人、ライフステージ、ジャンルによって方法が違います。それを認めて、「個性化」、「総合化」、「非同時化」、「分散化」、「適正規模化」、「地方分権化」しなければ、どこまで行っても時代遅れです。

 何が必要かと言えば、達成すべき姿とその実現を阻む「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」の排除です。

 これからの社会と言えば、AI、ロボット、ドローンなどが出てきます。でも、それらはツールにすぎません。ツールの出現によって、既存のツール(仕事上のノウハウも)は無効化することは確かです。だから、変わらなければならない。しかし、人の幸せの姿は変わりません。なんとなればホモサピエンスのDNAに刻みつけられた、行動の動機となる「幸せ」は数十万年単位でなければ変わらないからです。私たちの体もそうです。つまり、基本OSとハードウエアは変わらない

 人の幸せは「家族仲良く健康で」に尽きると思います。別な言い方をすれば、「安定した人間関係を継続できる」です。

 日本人の圧倒的大多数は、中学校区の範囲の人間関係でそれを実現します。ローカルエリートは高校の学区の範囲の人間関係、また、企業として成り立つ程度のネットを介した人間関係でそれを実現します。グローバルエリートは繋がりの範囲を特定せず、流動的に繋がります。ただし、ローカルエリートもグローバルエリートも、コアな人間関係は、中学校区の範囲の人間関係が中心となります。(私の本の中で語る体育館の話しです)

 基本的に学ぶ内容、学ぶ方法は自由です。例外は育児と介護は学校教育の基本とするのです。

 おそらく多くの子どもはICTを使うでしょう。でも、それ以上に、ICTを使いこなす人を使うでしょう。そして、圧倒的大多数の子どもはプログラミングを使いません。それを使いこなす子どもと繋がればいいのですから。ICT以外も、全てを均等に学ぶ必要はありません。ようはそれに長けた子どもと繋がればいい。

 では、一人一人の子どもは何を学べばいいかをどのように定めたらいいでしょうか?

 それは実際にやってみて、必要ならば学べばいい。具体的な学び方は、先輩から聞けばいい。つまり、就職すればいいのです。現在の学校教育は就職してから役に立たないことは皆さんご存じですよね。でも、みんななんとかやっている。どうやっているかといえば、上記の通りでしょ?これを中学生から始めればいいのです。単線型学校体系を廃し、超複線型にするのです。中学生は長期のドイツ型デュアルシステムで学ぶのです。学校は、その学びをモニターし、適切なアドバイスをします。数学や物理に長けたグローバルエリートになり得る子どもにとって、現状の教育は無駄です。さっさと大学の研究室と繋がればいい。VRが発達しているのですから、物理的に離れていることは障害になりません。

 中学生から生産人口になるのであれば、日本の社会は一気に変わります。

 このような教育を実現するには、現状の内容・方法を規定する学習指導要領は障害になります。学年別教育も障害になります。ま、書いていくと切りがない。「2030年教師の仕事はこう変わる!」に書いたとおりです。

 で、話を戻しますが、文部科学省、経済産業省の文章には、このレベルの世界観がない。いや、見えません。いったい、どのような社会を創ろうとしているのでしょうか?AIやロボットを使いこなす社会は、しょせんツールの使い方なのです。どんな社会で幸せにしようとしているのでしょうか?手がかりは、「個性化」、「総合化」、「非同時化」、「分散化」、「適正規模化」、「地方分権化」を極点に進ました社会をイメージできるか、どこかで工業化社会の「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」で考えるかの違いです。

 常識には無理だろうな、と思います。基本的に、工業化社会での勝ち組が考えれば、「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」になるのは当然です。どうすればいいか、規制を緩和し、若い世代に任せればいい。特に、ユーザーである子どもに。

 と書いて、無理だろうな~、と思います。子ども達を有能だと思っていないから。

 お手並み拝見。文部科学省、経済産業省にも、私が書いてあることを理解し、それを凌駕するイメージをお持ちの方は必ずいます。あとは政治の問題です。