西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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18/06/22(金)

[]システム 21:41 システム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - システム - 西川純のメモ システム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今回、「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」を書く際、『学び合い』の仲間に色々取材しました。その中で「子どもを泣かしたくない」と言って勤務時間外・土日の部活をやっている仲間がいました。一人も見捨てたくない、という願いは同じです。

 高校教師の時、闇をいっぱい見ました。犬畜生のような親はいます。子ども達を知れば知るほど、子ども達は凄いと思います。このような状況の中で、それもかなり前からの状況の中で、なんであんなに屈託のない笑顔で私と話せるのだろうと思います。尊敬する先輩に相談すれば、私の見える闇より、もっと深い闇を見ています。それをさりげなく私に語ります。腰を抜かすほどです。それも五十代でその学校に十年以上いる先輩教師の場合、その子ばかりではなく、その兄弟、いや保護者も知っている人もいるのです。

 どうしたらいいかを聞きました。先輩達は、子どもを救うことがどれほど大変かを教えてくれました。一人の子どもを救うことも大変で、私の人生を賭けるほどのことであることを教えてくれました。その一歩を踏み出してしまった教師の末路をリアルに教えてくれます。ところが私の目の前には数十人の子どもがいます。先輩教師は授業で出来ることに押しとどめることを教えてくれました。

 その事を知って、でも、全員を救いたくてもがいた結果が『学び合い』です。

 自分が何とかして救うというのは無理があります。だって、救うべき子どもが多すぎます。だから、救うべきシステムが必要なのです。

 勤務外・土日の部活は自分で何とかしようとするレベルではなく、子ども全体が救われるシステムを構築すべきなのです。だから、善意の教師の気持ちを逆なでします。でも、もっと逆なでする一言を申します。子どもの闇はもっと深いのです。あなた一人で何とか出来るレベルではない。甘い。と。部活をやればいいというレベルではない。

[]誤解 18:38 誤解 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誤解 - 西川純のメモ 誤解 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの教師が誤解していますが、学校の教師が子どもに責任があるのは勤務時間内です。そして、学校の校地内の範囲です。

 ところが勤務時間外、土日も教師の責任だと誤解しています。そして、学校の校地外も教師の責任だと思います。これは法的には全くの誤りです。

 勤務時間外、土日、学校校地外での子どもの責任を負っているのは、第一義的には保護者です。そして、警察等の学校以外の行政機関や地域社会がそれに準じます。

 嘘だと思うならば、「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」をお読み下さい。だから、社会体育が子どもの部活を担当しないと判断したら、その地域の子どもは部活を経験出来ないのです。これは良い悪いではなく、法的にそうなっています。

 だから、時間外の部活を大事にする方は、学校にやるべきだと思うのではなく、社会体育を支える地域社会を構築することに目を向けるべきです。

 ちなみに、日本は昔から部活をべったりと学校で支えたわけではありません。すくなくとも給特法が制定される直前の昭和41年は違います。好景気続きの日本が、豊富な予算に裏付けられた教員集団のマンパワーによって、教師の仕事が拡大解釈されたのです。そもそも当時は、夏休みはもっと自由でした。拡大解釈されたものが五十年以上も続くと、あたかも教員の本務だと思い込む人が大部分になってしまいました。

[]社会体育 07:09 社会体育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 社会体育 - 西川純のメモ 社会体育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世の中には、土日も部活指導をしたい人がいます。そして土日も部活をしたい子どももいます。どうしたらいいか?

 「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(学陽書房 https://amzn.to/2K2yFwd)に書きましたが、社会体育に移行するのです。指導したい教師は勤務校の指導者ではなく、住んでいる地域の指導者になるのです。日本以外の先進国はそうしています。

[]千葉の会 07:05 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月23日に千葉で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/519108/