西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/06/16(土)

[]名言 21:50 名言 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 名言 - 西川純のメモ 名言 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの人からひんしゅくを買う私の言葉。

 「『学び合い』はエイズに似ている。かかりにくいけど、かかると一生治らない」

 

 『学び合い』の実践者の皆さん。以下は正しいよね。

 『学び合い』の授業が成立すると、今までの授業でつまらなそうにしている子どもが寝ません。しばらくすると授業内容を話し続けます。

 子どもの姿がいっぱい見れる。それも本性が見える。

 闇も見えます。でも、それを乗り越えると、涙を流すほど感激ます。教科学習で涙を流せるのは『学び合い』だけだと思います。

 自分の仕事が目の前の子どもの一生涯の幸せに資すると確信できる。だから、学校の雑用に関して、誇り高く、でもやんわりと嫌だと言える。

 こんな馬鹿げたことを真面目に信じて行動する人とつきあえる。落ち込んだときフォローしてもらえる。

 

 以上を踏まえて 片桐さんの名言。

 「『学び合い』をやめる人は『学び合い』を知らない」

 ま、分からない人が大多数であることは正常です。


[]理論 17:26 理論 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理論 - 西川純のメモ 理論 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』をし始めの人が「教師が教えるべき所はありますね?」と聞きます。私は笑って「ありません」と断言します。何故でしょうか?

 少なくとも5教科であれば学習指導要領の範囲内であれば、必ず教えられる子どもは2割はいます。何故なら、全ての教科で教えることは、成績中及び中の下に合わせています。日本の子どもの多くは塾・予備校・通信教材で学んでおり、保護者の半数は4年制大学を卒業しています。つまり、「教えなければならない」ならば、それは学習指導要領を逸脱していることを意味しています。

 もちろん理科の酸素検知管や5教科以外の場合、塾・予備校・通信教材で学んだ子がいない場合、教えないと分からない場合があります。その場合は自分が話すこと、板書することをプリントに書いて渡せばいいのです。そのレベルのことを教師が説明しても、多くの子どもは分かりません。難しいのですから。でも、教師が話したり板書すれば分かる子は、プリントを読めば分かります。その子が分かったら、対話を通して周りの子どもに説明すれば分かります。教師は多くの子どもと対話は出来ませんが、子ども達は子ども達と対話できるのです。それを教師が説明したら、分からない子どもチンプンカンプンでその時間を無駄します。

 ということで、単純な論理によってチェックメイトです。

 しかし、本質的な問題は『学び合い』の目指しているものです。面白い授業、分かりやすい授業ならば、腕のいい教師が均質性の高い子ども集団を相手にするならば一斉指導でもかなりの子どもを分からせおもしろがらせることは出来ます。しかし、その子どもが卒業した後、20年後、30年度の幸せを保証することは出来ません。

 残念ながら、多くの義務教育の先生は、それは自分の仕事ではなく、もっと大人になってからの誰かの仕事だと思っています。しかし、子ども達の一生涯の幸せを保証出来るのは義務教育の先生なのです。このことが分からないと「教師が教えるべき所はありますね?」と問う段階を超えられません。

[]Society5.0 17:06 Society5.0 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Society5.0 - 西川純のメモ Society5.0 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ある方よりSociety5.0の事を聞かれました。

 狩猟社会→農業社会→工業社会→情報社会(脱工業社会)という流れで社会が変化するという大きな枠組みがあります。Society4.0である情報社会(脱工業社会)になったと言われてから久しいのになかなか社会が変わりません。それに対しての苛立ちがSociety5.0という造語を生み出したのだと思います。

 しかし、情報社会(脱工業社会)なのに工業化社会と違わない社会のままなのは何故でしょう?政府の出しているSociety5.0の情報によれば、「ドローン」、「AI」、「ロボット」の発達によってSociety4.0がSociety5.0になるかのように書かれています。思わず微笑んでしまいます。見事にSociety3.0的です。ツールで解決しようとしている。この発想でSociety4.0を考えるから、どこまで行ってもSociety3.1か3.2程度で収まってしまう。

 大事なのは人の生き方なのです。

 情報社会(脱工業社会)になるのは、ものの考え方を「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」から、「個性化」、「総合化」、「非同時化」、「分散化」、「適正規模化」、「地方分権化」に変えなければなりません。それが無ければ、「ドローン」、「AI」、「ロボット」がどんなに発達しても「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」で使っている限りは、Society3.1か3.2程度で収まってしまう。

 例えばです。

 学生から「西川先生はクラスは必要だと思いますか?」、「学年は必要ですか?」と聞かれると、0.1秒の迷いも無く、「不要」と言います。

 色々なところに書いているとおり、私の考える未来の小学校の入学式は以下の通りです。

 体育館に小学校に入学してから2年目の子ども6年目の子どもがバラバラに起っています。新入生が体育館に入ってきます。校長先生の挨拶は、「6年後に立派な中学生になって下さい」と挨拶し、それで終わり。色々な年齢の年長者が新入生の手を引いて、思い思いの部屋で勉強するのです。10歳の子どもが九九を覚えている子もいます。その横には9歳の子どもが高木貞治の代数学講義を読んでいるのです。新入生の中にも様々です。その子が学びたいことを学ぶのです。

 以上を「そんなバカな~」と思っている人がSociety5.0を考えても、どこまでいってもSociety3.1か3.2程度で収まってしまう。もちろん、私の案に最初から賛同しなくてもいい。面白いな、出来たらいいなと思う人でなければSociety5.0は無理です。

 ま、お役所は、そんなこと考えられないのかも。大きな組織は大胆な発想が出来ないのはクレイトン・クリステンセンの示すところです。小さな組織が破壊的イノベーションを発し、それにお役所がのればいいのにな。

追伸 ということで、Society5.0の情報収集はしていません。むしろ、ある役所の小さな部局の、小さな規制緩和の方が気になります。破壊的イノベーションを起こすのはそこだから。

[]のんき 07:26 のんき - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - のんき - 西川純のメモ のんき - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの教師、教師の卵はのんきだな~と思います。

 「2030年教師の仕事はこう変わる!」(学陽書房)に書いたことは多くの人には衝撃的だと思います。でも、一つ一つのエビデンスと、否定しようもない単純な論理から導かれる蓋然性の高い未来です。「そんなバカな」と思うのは当然で自然です。しかし、そう思った人に問いたい。じゃあ、私が示したエビデンスを踏まえて2030年まで何が起こりますか?と問いたい。おそらく、私が導いた世界以外に思い描けない。

 例えば、ネット上に良質の授業動画があふれる時代に、どれだけ、それらを排除できるとお思いですか?一度、その動画が教室で利用されるようになったら、教師の職能は変わると思いませんか?

 おそらく、無責任な五十台の人たちは逃げ切れるかもしれません。しかし、若い世代のことを考える五十台だったら逃げ切れません。四十台より若い世代は絶対に逃げ切れません。

 まあ、その時になったら対応しよう、と思っている人もいるでしょう。その時になったら、というのは間違えです。もう始まっています。環境教育で学ぶことですが、環境の悪化は幾何級数的です。1が2になるのは1の増加なのです。2が4になるのは2の増加です。しかし、256が512になるのは256の増加、512が1024になるのは512の増加なのです。さらに言えば、物やサービスが広がる速度は、一定の閾値を超えるとパンデミックになり、上記より遙かに早い。思い出してください。携帯電話、スマホが広がった速度を。

 その時になったら対応しようでは遅いのです。その時に備えなければなりません。もちろん、全面的に、半分、一部、たまに、のいずれでもいいです。始めなければならない。

追伸 残念ながら学校で権力を握っているのは、明日も今日と同じだと思っている五十代の教師なのです。

[]転ばぬ先の杖 07:08 転ばぬ先の杖 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 転ばぬ先の杖 - 西川純のメモ 転ばぬ先の杖 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 くどいようですが、「みんなで取り組む『学び合い』入門」(明治図書 https://amzn.to/2tb1EDG)を是非お読みください。これは『学び合い』の実践者にとって必読の書です。

 これから始める人、現在実践している人、実践十年以上の人もです。

 私の所に来るお悩み相談の半数は、対人関係の地雷を踏んでしまった人です。そのたびに「なんでみんなで取り組む『学び合い』入門を読んでいないの。何度も書いているのにな~」と思います。もうお持ちの方も定期的に読み直してください。いけいけゴーゴーの時が危うい。

 地雷を踏んでからの復帰法より、地雷を踏まない方法の方が遙かに簡単で効果があります。転ばぬ先の杖です。

[]ゼミ開放日 05:03 ゼミ開放日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ開放日 - 西川純のメモ ゼミ開放日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月のゼミ開放日は10日~12日(12日の移動は各自を基本としております)です。詳しくは以下をご覧下さい。

http://bit.ly/2DrhRfQ

研究室訪問の詳細、また、申し込みはゼミ生たちのホームページ(https://nishikawa-lab.jimdo.com)の「研究室開放日について」をご参照・入力して下さい。